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 11歳の女児2人に対する強姦(ごうかん)致傷と強制わいせつの罪に問われた東矢恭幸被告(37)の判決公判が9日、東京地裁で開かれた。井口修裁判長は「自己中心的で卑劣。くむべき点はない。計画的で狡猾(こうかつ)な犯行だ」として、懲役10年(求刑懲役12年)を言い渡した。

ということなんですけど

 井口裁判長は、東矢被告がこれまでに強姦罪などで2度服役していた上、出所後の半年間で再び事件を起こした点を指摘。「規範意識が著しく鈍麻している」と断罪した。

 子の親としての立場込みで言いますが、このような前科を考慮すると、求刑も判決も軽すぎるのではないかと思ってしまいます。
 再犯の危険性は極めて大です。
 本音で言えば、出てくればまたやるな、という感じです。
 これは非難とか憎悪からではなく、そういうタイプまたは欠陥を有する人間なのだろうという認識からの予測です。
 となると本来は無期懲役相当の事案ですが、社会隔離には法定刑の限界がありますので、それに代わる対策が絶対必要な犯罪類型だと思います。

 

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コメント(24)

法律に詳しくないので、いつも疑問に思っているのですが、この手の刑事裁判で、求刑よりも判決が軽くなる(今回も12年が10年)という理由はあるのでしょうか。

 求刑に対して8割というのが相場と言われていますね。逆に言えば、同種事案で出ている判決より検察は少し長めに求刑するのが通例ということになります。裁判官は他の同種事案の判決との均衡を考慮するので今回の件も同種事案では10年という判断だったのだと思います。
 軽くする理由は、被害者に賠償がなされているとか被害者の処罰感情が強くないとか、既に社会的制裁(解雇など)を受けている等々、色々あります。

 ただ今回の件に関しては、強姦罪で2度服役していて、さらに児童に対して強姦致傷と強制わいせつということで、求刑も判決も軽すぎるんではないかと私も思います。

報道からはよく分かりませんが、強姦致傷については「姦淫行為は未遂+軽微な傷害」だった可能性もあり、強制わいせつの態様も様々ですから、求刑も判決も軽すぎかどうかは、まだなんとも言えないところではないかと。

まず,求刑ですが,検察官の目から見て妥当と考えられる量刑を主張するものであって,被告人に有利な情状をやや低く評価する傾向にあります。
そして,争いのない事案では,情状証人の尋問,被告人質問,論告求刑,弁論及び結審を一回の公判期日で行うことがよくあります。求刑は遅くともその期日の前に,上司の決裁を経て決めていますので,被告人質問等で被告人に有利な情状が出てきてもそれを織り込んだ求刑をアドリブでやることは,実務上はまずありません。

そういった理由から弁護人がきちんとした情状立証をすれば,求刑の8がけ程度の判決が出てくることが多いです。

まあ,そのような判決での慣行を織り込んで,検察官が求刑をするという側面もないではないでしょうが。

Soe様へ

訂正ありがとうございます。検察が被告人に有利な情状をやや低く評価する傾向の結果として、求刑が判決より重くなる傾向にある、という大事な部分が抜けていました。

>(ただいま謹慎中)様

「東矢恭幸」でググってみることをお勧めします。

No5でお名前を間違っていました。大変失礼しました。申し訳ありません。

いえお気になさらず。

ただ,この当たりの求刑慣行や量刑慣行が,裁判員制度になったときにそのままの形で維持されるかどうかは不透明であることを申し添えておきます。

このような性犯罪を繰り返す人を、性依存症という疾患として考えようという動きがありますね。
こういう累犯者というのはやはり病的だと思われますので、治療を義務付ける、そして、他の方法が効果を示さなかった場合の最終治療手段として、薬物での去勢、外科的去勢を行ってはと思ったり。
この場合、あくまで刑罰ではなく治療として。
性同一性障害の場合など、治療としての去勢も実際に行われているので、これもありじゃないかと思うのですが。
犯罪を繰り返す程の重症例となると、それをどうにかしないと社会復帰できませんから、やってみる価値はあると思うんですけどね。

犬猫ならわかりますが人間が去勢を行うのは健康上の問題が生じそうに思えます。
それと仮に去勢したところで、姦淫に至らないだけで強制猥褻行為を繰り返す可能性もありますので効力としてもどうか…

逆にそのあたりの折り合いがつくのであれば悪い話ではないのかな、とも思います。

性犯罪者の去勢の効果は実証できているのでしょうか。
性的興奮の代償を他の強烈な手段(殺人とか)に求めようとする可能性についても心配してしまいます。

 米国では性ホルモン注射で性欲抑制による性犯罪の抑制効果があったという論文が出ているようです。しかし去勢は、さすがに…少なくとも日本の文化や憲法では人権侵害で不可能でしょう。

経験上、性犯罪者はかなりの割合で常習化し、その手口もより悪質となっていく傾向が強いです。
極端な例になると、一人の強姦被疑者を逮捕し余罪を追及したところ100件以上の強姦、同未遂、強制わいせつ、わいせつ目的での住居侵入の余罪が明らかとなり、その地区で発生していた性犯罪が一気に解決してしまう事例もあります。
懲役刑による社会からの物理的隔離が最も効果的であるのですが、量刑上の限界がある以上、「治療」による矯正を重視するべきだと思います。
薬剤による抑制、物理的(外科的)手法による去勢、カウンセリングによる矯正・・・他に何か良い方法はありませんかねぇ。

どうも「性」癖は治りはしない、というより本来の性質だと思ったほうが近そうですねえ。

アメリカの或る州では「特殊な性犯罪者は手配写真付きでネット配布」でしたよね。
罰を加算して重くなる国でもその対応、日本の甘さが際立ちます。

対策案としては、暴れ馬なら玉を片方取りますし、彼の業界では女犯はエンコ詰めで、精力減退効果が有ると言う噂も有りますが(真実は?)

いずれ一生抱えて生きるなら本人に選ばせるのが良いかも・・「拘禁」か「去勢」。

昔、中国には「宦官」っていうのがいましたね。またヨーロッパには「カストラート」というのもいました。
しかし、「時期や方法にもよるが去勢されても性欲は残る。そのため宦官と女官との不義がたびたび起こって」いたそうです。ありゃりゃ(^^;

 去勢を行うって事は刑法的にアリなの? 今まで死刑論議やら見てきたけど、復讐的な要素は現行法に無いってのが前提だったと思うから無理だと思うんだけど・・

 もし去勢が可なら、スリを何度服役しても辞めない奴は腕を切り落とすとか、何度言っても飲酒運転を辞めない人には一生酒を飲めない様に催眠術を掛けるって事も有りになりそう。
 こういう処置を治療と言うには私的にはかなり無理があると思います。

 やるならGPS監視によって行動を制限するとかの様な物しか無理な気がする。 それすら出所後の更生を妨げる要素になりかねないものなので難しい気はしますけどね。

去勢も腕切りも催眠術もGPS監視も、現行法上の刑罰(またはそれに代わる処遇)として規定されていませんので、そういう意味では「刑法的にナシ」です。

すべて「そうだったらいいのにな」的な立法論の話です。

どういう「立法案」であれば賛成するかは、価値観次第ですね。

性犯罪者が性犯罪を行う原因というのは必ずしも性欲だけの問題とはいえない、といわれているようですね。
性欲だけの問題ならば自家発電やらそのテの店に行くことで解決しますけど、そうしないのは、彼らが女性に恐怖感や屈辱感を与えることに快感を覚える性癖だからだとか・・・。
去勢にまったく効果がないわけではないと思いますが、どの程度の効果があるかというとなかなか難しい面もあるのでしょうね。

この文脈でよく話題になるのが「ロボトミー(前頭葉切除術)」ですが、robot とは無関係なんですよね。
無感情にしちゃうための手術というイメージからか、よく誤解されてる、というか最近まで私もそう思い込んでたんですが(^^;

lobe (医学用語での「葉」) + tomy (切除(術))

つい先日の外電記事で、ポーランドだったかな?性犯罪者には性欲減退薬物の投与を義務付ける法案が提出されて、どうやら可決成立する見通しだとか報じられてました。
薬物服用義務に従わない場合は収監だか隔離だか、なんか別のペナルティが用意されてるようです。
私は、こういうのはアリだとおもいます。

私も、もちろん去勢が「現実的な話」だとは思っておりません。第一、憲法違反になるでしょう。
ただ、娘さんがいらっしゃる方にとっては他人事ではないと思います。矯正が難しく、再犯の可能性が高い人から、被害者になる危険がある人をどう守るか。
「時計仕掛けのオレンジ」みたいなことをしても矯正できるとは思えません。

人権というのはとても大切なものなのでしょうが、他人の人権をこうも踏みにじるような輩に人権が必要なのかと思います。

こんな奴に、去勢も治療も矯正も無理なら、アメリカのハードゲ○の巣窟にでも投げ込んでしまえばいいんです。(すいません。高校生の娘を持つ父親として、発言が過激で不適切になりましたことをお詫び申し上げますm(_ _)m)

>他人の人権をこうも踏みにじるような輩に人権が必要なのかと思います。

近代国家の統治下に居住するホモサピエンスである以上、このような輩であっても人権は守られてしかるべきです。
ただし。
当該人物の性欲という、あるいみ極めてプリミティブな「人権」を保全することが、その人物以外の個々人の人権(≒社会の「安全」)を侵害する蓋然性が高いのであるならば、当該人物の権利は当然に制約されるべきであります。
いかなる「自由」を錦の御旗にしようとも、他人の人権を踏みにじる「自由」は何人にも(合法的制約は別論)認められません。
というのが私の立場ですね。

前提として、「性犯罪は再犯率が高い」というのは、統計学的にどうなんでしょう?
総犯罪の平均以下だと聞くのですが。
「再犯率」と「再犯者率」は違うのだとも…。

性犯罪者にも、自身の性癖を何とかしたい、と思っている人間は多いようです。
自発的にホルモン治療を受ける代わりに刑期を短くするという選択肢はあって良さそうですが…。
どの程度効果があるのかは、検証の余地がありそうな。

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