エントリ

 大阪市北区梅田の交差点で10月21日未明、堺市東区の会社員鈴木源太郎さん(30)が車にはねられ、約3キロ引きずられて死亡したひき逃げ事件で、大阪府警曽根崎署の捜査本部は5日朝、吉田圭吾容疑者(22)を殺人、自動車運転過失傷害、道路交通法違反(無免許)の容疑で逮捕した。

 つまり、無免許で車を運転して(道路交通法違反)、被害者に衝突して怪我を負わせ(自動車運転過失傷害)、その後、被害者を車体下部に巻き込んだまま引きずって殺害した(殺人)、という考え方のようです。

 鈴木さんの遺体は、左頭部から背中にかけて激しく引きずられた跡があった。司法解剖の結果、死因は外傷性ショックだったが、逃走車両が時速20〜30キロの低速ではね、その衝撃の程度が低かったとみられるため、府警は、引きずられたことが致命傷と断定した。

 合理的な認定だと思います。

関連エントリ
 蛇行ひき逃げ犯へ
 逃げたらあかん

 どう転んでも実刑でしょう。しかもかなり重くなりそう。
 事故現場ですぐに救急車を呼んでいれば、そして被害者の怪我が軽傷であれば(その可能性が高かったようですが)執行猶予付き判決が期待できたと思います。
 後の祭りですが。

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コメント(38)

事件当時を聞かれて「酔っていてよく覚えてない」なんて言ったらどうなるんでしょうか。

蛇行が振り落とす為の行為なのか、酩酊状態の行為なのか。良く覚えていて意識もハッキリしてたなら殺人罪になるんだろうし。

まぁ お金で済む話じゃないけど、車の所有者が会社社長名義だし、無免許従業員に車を貸した責任もある。残された家族が生きていけるだけの保障はありそうですね。犯人に金銭的保障を求めても無駄っぽいので。

家族が路頭に迷う事なく生きていけるならば、死んだ父親も少しは心残りが減るでしょうね。


歩行者に一定の過失はあったと思う。ひき逃げは肯定出来ませんが渡ってはいけない場合、場所があるのです。事故に遭わない行動は歩行者が選べる場合もあるのです。今回も事故に遭わない道を選べた筈なんですよね。死んでまでその道を通る事を選択しますか?と生前に問えば答えは一つしかないでしょう。
死ぬまで引きずっていくバカがこの世には存在するのです。バカに遭遇しない方法を選べるなら選ぶべきです。損するのは自分なんですからね。
自分の為に、残される家族の為に命は大事にしたいものです。

道路交通法上は、信号のない横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいたら、車両側には停止義務が定められていますが、実際には、止まってくれる車は20台に1台くらいかなあ、と感じています。

仮にですが、歩行者が悠然と信号のない横断歩道に歩みだしていって車にはねられれば、車両側の過失が重く、歩行者側は軽く(なく?)ということになって、賠償責任に反映されるのでしょうか?

もしそうなら、駅で人身事故を起こすより、残される家族のことを考えれば、信号のない横断歩道を悠然と歩く方がいいのかなあ、と思ったりします。

この方式だと自殺を図ったかどうかの立証はほぼ無理でしょうし。

今回の事件(事故)現場の交差点は、歩道橋があり、横断歩道や歩行者用信号が全く設置されてなく、多分(推測ですが)歩行者横断禁止になっていると思われます。

歩行者に一定の過失があっても、無免許+飲酒+逃亡と来ては、運転手にはおつりに利子がついてくるって感じ。

無免許って取ったこと無いのか取り消しになったのかどちらでしょう。違反累積で取り消されたのかな。

ドラマだと、最果ての港町で逃亡に疲れ果てて…
となるはずですが、ミナミの繁華街でラーメン屋にいるところを…

ところで、被害者には妻子があったそうですが保険加入(事故車両または運転者)の有無が心配です。
それと無免許、飲酒運転でも支払われるのか?
保険が支払われない場合、所有者の責任(運行供用責任って言うんでしたっけ?)は?

免許停止期間中のようです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081105-00000032-jij-soci

モトケン先生。いつも勉強させていただいております。
質問よろしいでしょうか。
エントリタイトル
「大阪梅田の蛇行ひき逃げ犯逮捕」
とのことですが、
これは、あえて「犯」となされたのでしょうか。
素人的に「容疑者逮捕」と報道のところかと思っていましたが、モトケン先生が「ひき逃げ犯」と書かれていたので、あえて「このタイミングでの逮捕は捜査機関としては有罪足りえるものであろう」との含みをもっていただいたのかなあ、と思いました。

小さな言葉を取り上げて申し訳ありません。
どうにも「容疑者」「犯人」「被告」「被疑者」などの言葉を使い分けること(聞き分けること)が上達しない自分がおりますもので。

飲酒運転による事故は、本人が保険に入っていようがいまいが、保険会社は免責事項にしています。
これが原因で、以前は被害者が泣き寝入りとなることが多かったので、最近は被害者には損害賠償が保険から支払われます。

しかし、その支払われた保険金額は加害者(今回は、車両の所有者にも行くのかなぁ?)に、全額請求されます。

このため、加害者が家族を残して夜逃げ(偽装であることも多いそうです)してしまうなんてこともあるようで、保険金回収がほとんど進んでいないと、WEB News で読んだ記憶があります。

飲酒運転による事故は、被害者はもちろん加害者の生活も完全に破壊します。
同じニュースでは、警察での扱いも一般刑法犯と同様に扱われるとも書かれていたと記憶しています。
すなわち逮捕拘置されるということですね。

これらの事実を知らない人が多いのかなぁ?
福岡の事件であれだけ、話題になったというのにまだ飲酒運転をする大馬鹿がいるというのが信じられんです。

 

>これは、あえて「犯」となされたのでしょうか。

 厳密なことを言い出すときりがありません。
 判決が確定したって再審無罪はあり得ます。

 犯人性に問題がなさそうな場合は「犯」を使う場合があります。

モトケン先生

早速のレスありがとうございます。
なるほど。と思わされました。

うまくは言えませんが、納得できました。
これからも勉強させていただきます。
ありがとうございました。

遺留証拠が少なく、車種の特定すらままならなかった本件で大阪府警が行ったのは、徹底的な「車当たり捜査」だったそうです。
これは、目撃情報や防犯カメラの映像から辛うじて判明した「黒いワゴン車」という特徴のみを頼りに、捜査員が街で見かけたすべての「黒いワゴン車」のバンパーや底部を確認し、衝突痕のある被疑車両を捜索するという非常に根気と人員を必要とする捜査です。
しかも使用者は特定されたものの所在不明となっていたことから、目撃情報と顔写真を頼りに、捜査員の集中投入で早期に被疑者の発見確保に至りました。
本件における大阪府警の捜査は、同業者から見ても頭が下がる、まさに執念の捜査だったと思います。

感熱紙(刑)さま

本件における大阪府警の捜査は、同業者から見ても頭が下がる、まさに執念の捜査だったと思います。

お教え頂きありがとうございます。
ひき逃げ検挙率の高さは現場の方々の非常なご努力の賜物、ということをしっかり覚えておきたいと思います。

ところで、今回の無免許(免許取り消し)・飲酒運転ですが、車の所有者(会社)の責任はどうなるのでしょうか?私が以前勤務していた会社では、上司が月1回程度は免許証のチェックをして行政処分などの有無を確認する、ということをしておりました。総務担当としては、飲酒はともかく、免許証のチェックをし、責任者が車のキーの管理をしておれば、もしかしたら防げた事故(事件)かもしれない、と思ってしまうのです。

No.9のお返事ありがとうございます。
回収できない場合は保険会社も気の毒ですが、とりあえず被害者(遺族)は救済されるのですね。
普通に生活している我々からすれば、飲酒運転で人を傷つけた場合は(刑事罰や被害者への精神的償いもありますが)家を売ってでも賠償しなければならない、という感覚でしょうか。

×飲酒しても事故を起こさなければ良い。
○事故を起こしても飲酒していなければ社会復帰できる可能性が高い。

ということは言えそうです。
不特定多数の社会の中で自動車を運転するという危険な行為をする場合に事故を起こさないという前提はありえませんので。

大阪府警は大変だったでしょうね。もし長引けば「何やってるんだ」と批判の矛先が向けられたでしょうから。
捜査員を集中投入するということは、多少は他の捜査がおろそかになるということにもなりますが、この早期逮捕が及ぼす影響を考えれば適切な判断だったと思います。
また、縄張りを取っ払って通常は動員されない捜査員を投入するならば相当に上層部の関与が必要ですが、近頃は上層部になるほどボンクラ(無責任)なことが多い官僚機構にあって、組織が機能していることもある程度確認できたように思われます。
砂を噛むような捜査に駆り出された捜査員も報われたことでしょう。

>しかし、その支払われた保険金額は加害者(今回は、車両の所有者にも行くのかなぁ?)に、全額請求されます。

「酔っ払い運転でも被害者には金でるからおーけー」とか能天気に考えてました。がくぶる。

まあさすがに酔っ払い運転を実行したりはしませんが、二日酔い運転は自覚なしにやっちゃいそうなので深酒した翌日に運転する前には必ずアルコールチェッカーでチェックしてます。
…ビール一缶程度だと直後でも反応しないんですが大丈夫なのかこれ?

不良品かもしれないので、ぜひメーカーにご一報を。
市販のアルコールチェッカーでOKが出たにも関わらず、検問でNGになった場合はどうなるのでしょう?チェッカーのメーカーに損害賠償?

ところで、事故車は業務用車両ということで、勤務先の会社の車両管理責任も少なからず問われそうですね。
無免許状態で半年以上運転していたわけで、その間一体どんな管理をしていたのやら…

>>16様
アルコールチェッカーの製造者及び販売者などは、この商品を
使用する、しないに関わらず酒気帯び、飲酒運転、等による
交通事故及び損害事件に対して一切の責任を負いません。


だそうです。

あれって酸化還元電位と電流の関係を見てるんでしたっけ?

エタノールの吸収は胃で既に始まるので、割と早期から血中濃度が上がり、よって肺胞気での分圧もすぐ上昇するはずなんですけれど。

>普通に生活している我々からすれば、飲酒運転で人を傷つけた場合は(刑事罰や被害者への精神的償いもありますが)家を売ってでも賠償しなければならない、という感覚でしょうか。

というより、飲酒運転が原因の事故(直接でなくても、飲酒していたらだったと思う)で自賠責が支払われるようだと、飲酒運手を助長しかねないということと、保険が成り立たなくなるか、保険金額がベラボウに高くなるかだからだと思いますよ(笑い)。
同様に保険が成り立たなくなりつつあるものに、自転車関係の保険(自賠責、盗難)がありますなぁ(涙)。
 
それと記憶違いかもしれませんが、自賠責未加入(今回無免許ということで、この可能性が高い)や飲酒運転事故の保険金支払いは国庫負担。保険金回収は行政がやっていたように思います。
それと今調べてわかったんですが、自賠責の支払い限度は死亡事故でも3000まんえん。なんですね。
事故にあわれた方が、生命保険など任意の保険に入られていたことを祈るばかり。

 

訂正です。
>それと記憶違いかもしれませんが、自賠責未加入(今回無免許ということで、この可能性が高い)や飲酒運転事故の保険金支払いは国庫負担。保険金回収は行政がやっていたように思います。

犯行に使われた車は、普通に車検を通っていたようなので、自賠責未加入はないですね(汗)。

 

口出しすみません。
損害保険会社の損害セクションに勤務する者です。
飲酒や無免許運転に対する損害保険の取り扱いについてお書きしたいと思います。

今日、自動車保険は対人、車両・・・といったセット販売をされているものが大半です。
その中で、被保険者自身が保険金を受け取るもの(具体的には車両、搭乗者傷害、人身傷害、無保険車傷害など)については、皆さんがお書きのように免責となります。

一方、他人に対する賠償(対人、対物)については、飲酒でも無免許でも有責になります。
また、支払った保険金を被保険者に求償するということもありません。

但し、全ての担保種目について、故意は免責となりますので、本件では被害者が被った損害のうち、故意部分は免責になるものと考えられます。
つまり、最初の事故によって生じた損害に対しては保険金が支払われ、引きずったことにより生じた損害については保険金が支払われないというのが、正しいと思われます。
被害者が被った損害の中で、金額的に大部分を占めるのが死亡による損害であろうと考えられますので、大変お気の毒なことだと思います。。

>被害者が被った損害の中で、金額的に大部分を占めるのが死亡による損害であろうと考えられますので、大変お気の毒なことだと思います。。

今回の場合、(未必の)故意の殺人の部分に関しては、犯人等から賠償がなされない場合、犯罪被害者給付金(遺族給付)があたるのではないかと思います。額は少ないですが・・・。

仰るとおりだと思います。
確か新宿バス放火事件の後に創設された制度ではなかったでしょうか・・・。
うろ覚えで恐縮です。。

ケイン濃すぎ様、レスありがとうございます。

創設のきっかけは、三菱重工ビル爆破事件だったと思います。

で、施行直後に起こった大事件が新宿バス放火事件ですから、初適用案件だったのかな?(私もうろ覚えですm(__)m)

犯罪被害者給付金(遺族給付)の前に、自賠責が下ります。被害者が死亡ですので、3千万円支給される筈です。

自動車の所有者の許可無しで運転していたことは、自賠責に関しては問題になりません。また運転者が酒酔い無免許であろうと自賠責は支給されます。

法務業の末席様

>犯罪被害者給付金(遺族給付)の前に、自賠責が下ります。被害者が死亡ですので、3千万円支給される筈です。

今回の事件は、酔っ払いとか無免許とか言う前に、交通事故被害者に対する殺人と考えられますが、それでも自賠責は「死亡保険金」として満額支払われるのですね。

私もケイン濃すぎ様のコメントにあるように、

>つまり、最初の事故によって生じた損害に対しては保険金が支払われ、引きずったことにより生じた損害については保険金が支払われないというのが、正しいと思われます。

ではないかと思ったのですが・・・。

いずれにしても、自賠責が満額下りるなら、犯罪被害者給付金より金額的にもいいので、安心しました。

じじい様、おはようございます。

任意加入の自動車保険では、保険支払の対象となる運転者の範囲(被保険者)を、予め決めて契約するのが普通です。その保険対象となる運転者の範囲(特約あれば家族限定とか35歳以上限定など)を外れた者が運転して事故った場合、保険金が支払われないのが原則です。

ところが自賠責保険は、対象が「車」ごとの加入契約であって、加入契約した車を運転している人間は、その車の所有者に限るとか、自賠責保険料を納めた者に限るという、制限がありません。被保険者という「者」を対象にする任意保険とは違います。

ですので今回のように、自動車を所有者の承諾無しに勝手に運転して、事故で被害者が死亡した今回のような場合でも、自賠責保険は保険金支払いの対象となります。

また酒酔い運転や無免許という、運転者に重度の過失があっても自賠責は支払われます。逆に被害者側の過失が7割以上だと、保険金が2割減額され、被害者の過失割合が10割で加害者の過失がゼロの場合(無責の3条件を満たすことを立証できた場合)のみ、被害者への保険金支払いが全額拒否されます。

今回の事例では、被害者側の過失(酔って横断歩道でない場所で車道を渡ろうとした等)を指摘する意見もネットでは散見されるようですが、被害者側の過失割合が7割以上とは、どう見ても考えられません。ですので減額無しの死亡保険金3千万円が支払われるものと思います。

なお「殺人罪」を適用での逮捕ですが、これは事故後の運転者の行動(引きずっていることを承知していながら3劼眩った)に対する刑事罰の適用であって、大阪駅前の交差点での出来事そのものは、無免許酒酔い運転での「交通事故」と考えれば良いと思います。

※以上は私の保険知識の範囲内での解説であることをお断りしておきます。正確なことは「財団法人 自賠責保険・共済紛争処理機構」に問い合わせて下さい。

私もNo.27で法務業の末席さんがおっしゃってるようになれば良いと思いますが・・・

No.21ケイン濃すぎさんのコメントにある「故意免責」がとても気になります。

私も一時損保を扱っていた事がありますので。汚い話ですが賠償金の支払額はねぎってナンボの世界です。

賠償金に関して言えば、酩酊状態で相手を轢いたことすら覚えていない方が良かったのではないかと思います。被疑者は故意だと言ってますし、警察も殺人容疑を含めて起訴するでしょうから。

刑事罰は重くなるが、賠償金は減額というような理不尽な結果になるような気がしないでもないです。

自賠責は「無過失賠償責任保険」ですが、任意保険は「過失賠償責任保険」です。この自賠責保険と任意保険の約款の差異は承知されていることと思います。無過失でも賠償する自賠責保険での考え方と、過失の程度に応じて保険金を支払う民法の賠償責任に基づく任意保険の考え方と、同じように捉えることは出来ません。

なお自賠責保険には加害者の重度の過失や故意を事由とする免責条項はありません。被害者の故意または100%の過失が証明された場合にのみ、死亡の保険金が支払われない免責条項だけです。被害者の故意または100%の過失とは、自殺を目論んで走行車輌の直前に飛び込んだ場合とか、駐車場に停車していた自動車に自転車乗りが衝突した場合などです。

※スミマセン、なるべく法律用語を使わずに平易な文章を心掛けて書いてますので、用語の定義等についてツッコミを入れるのはカンベンして下さい。

おっしゃる事よく理解できます。

今回も被害者側の過失は多く見積もっても7割を超える事はないので満額の事故だと思ってます。

ただ自賠責保険の免責条項に戦争、紛争や特殊なケース以外に「保険契約者や被保険者の悪意によって損害が生じた場合にのみ免責」というものもあります。

自賠責が被害者保護を目的として国による共済というものですから、支払われやすいとは思うんですが。

任意保険の場合は各損保会社により免責条項に少々バラつきがあるので何とも言えませんが、上記の免責条項は必ずあると思うんです。そして一つの会社なので支払いもシビアなんですよね。

仮に自賠責で満額、不足分の満額を任意保険で支払う形になったとした場合、「故意免責」という条項の存在意義がおかしくなるのではと思ってしまいます。

まぁ免責を理由に支払いを拒否すれば損保会社が汚名を着せられる可能性もあります。阪神大震災による火災保険で免責にも関わらず支払いに応じた(もちろん満額ではないですが)損保会社もありました。そのような対応をしてくれる事を願ってはいるんですけどね。

>保険契約者や被保険者の悪意によって損害が生じた場合

この「悪意」とは、自賠責の保険金を搾取する意図だと、私は理解しています。(確かめたことはありませんが、実務上この悪意が問題になったケースを経験していません)

任意保険の支払については、担保する被保険者をどの範囲として契約されているか次第ですね。記名被保険者のみ担保とか、年齢条件等が22歳の加害者をカバーしいていないとかであれば、保険会社の支払検討以前の「任意自動車保険の契約対象外」となると思います。

経験上のお話ありがとうございます。

確かにそうでないと被害者保護とは名ばかりの・・・になってしまいますね。

これから先の生活でご遺族が金銭的に負担が少なくなるように祈りたいですね。

有難うございました。

自賠責でも故意は免責です。
そもそも故意による損害が填補されてしまっては、保険じゃないと思います。。

自賠責での故意とは、交通事故を起こそうと意識(意図)していた場合です。すなわち最初から殺そうとしてわざと自動車をぶつけた場合などです。

梅田の事件は、被害者と最初にぶつかった阪急前の交差点の時点を、保険適用の上で「事故発生」と見るか、それとも引きずられて発見された3卆茲慮鮑硬世了点を「事故発生」と見るかじゃないですか?

保険事故としては梅田の阪急前交差点の時点が「事故発生」だと私は考えます。その考えに基づけば、阪急前交差点で被害者とぶつかった時には「交通事故を起こそうとの意図があった故意の事故」とは言えないと思いますが。

また轢逃げ事件での被害者死亡の場合、加害者が逃げずに直ちに救護措置を取っていれば死亡に至らなかった可能性が考えられるケースでも、自賠責は死亡事故として3千万円支払っている筈です。事故発生後に救急病院への収容や医療措置に手間取らなければ救命できた可能性が有るか否かは、自賠責はもちろん任意自動車保険でも、日本の損保会社は保険金額の査定の面で争ったという話しは聞いたことがありません。アメリカでは死亡したのは救急隊や救急病院の手際が悪かったのが原因だ、と自動車保険の会社と医療賠償保険の会社とが裁判沙汰になることがあると聞いたことはありますが。

いずれにせよ、被害者の遺族が今後の生活に少しでも困らないように、救済の手が伸びることを祈るばかりです。私自身はこうした轢逃げ死亡事故などの被害者には、自賠責が3千万円満額を支払っても良いと思っています。そうした保険金支払いの結果、自分の自賠責保険料が多少高くなるとしても…。

最初の衝突に故意性がなかったことに異論はありません。
ただ、その後に「このまま引きずれば相手が死亡するかもしれない」と認識しつつ走行を継続したのは(未必の)故意であり、その結果拡大した損害は故意による損害であるという考えは成り立たないでしょうか?
最初の衝突とその後の走行とは分離して考えるべきであり、だからこそ自動車運転過失致傷と殺人で検挙されたのだと思っているのですが・・・。。

その後に「このまま引きずれば相手が死亡するかもしれない」と認識しつつ走行を継続したのは(未必の)故意であり、その結果拡大した損害は故意による損害であるという考えは成り立たないでしょうか?
任意保険の理屈でしたらそれでも構わないと思いますよ。

ただ自賠責の理屈は、正確に見積もった被害の「賠償」ではなく、被害者の「救済」に重きを置いた制度だと思っております。その救済の観点でこの被害者には満額支給するべきだと考えています。

自賠責保険は故意の場合加害者請求は免責ですが、被害者請求なら保険金は支払われますよ。
つまり、加害者が賠償金を支払った場合、加害者は自賠責保険に保険金請求はできませんが、加害者からの賠償を受けていなければ被害者(遺族)が直接請求すれば、支払われるます。

元保険屋 さま
故意の事故でも被害者請求ならOKとのこと、ご教示ありがとうございます。

損保の仕事は、私にとってセカンドビジネス(兼業代理店)ですので、取扱い契約数もそんなに多くないですし、死亡事故の経験はあまり無いです。轢逃げ死亡事故は3年ほど前に1回経験しただけで、故意や悪意が問題になる保険事故は経験したことがありません。

今回このエントリでのやり取りを通じて慌てて調べ直したりして、自分でも不確かだった保険知識を深めることが出来ました。レス交換のお相手をして頂いた、じじい様、ゲン様、ケイン濃すぎ様、そしてご教示頂いた元保険屋様、ありがとうございました。

残念ながら失われた被害者の命は回復できませんが、残されたご遺族の生活を支える賠償や救済それに心の支援が、少しでも手厚く行なわれるよう祈っております。

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