別人の受精卵?を移植、中絶 香川県立中央病院(asahi.com 2009年2月19日16時52分ウェブ魚拓)
香川県は19日、同県立中央病院(高松市)で08年9月中旬、体外受精をした不妊治療中の20代女性に対し、誤って別の患者の受精卵を移植した疑いがあり、同11月中旬に人工妊娠中絶を行ったと発表した。病院は女性に謝罪した。
これは途中で取り違えに気づいたということなんでしょうか?
神様も人間もときどきあるいはしばしば間違いを犯します。
神様の間違いであれば諦めがつくのかも知れませんが、、、
報道を読む限り、非常に優秀な方のように思いますが、優秀かどうかと、ミスを起こすかどうかは関係ないのですね。
責任を問われるとすれば、医師個人ではなく、病院という組織だと私は思います。
航空機事故も、「ひよこ」ではなくベテランほど考えられないヒューマンエラーをするものです。一見不思議ですが事故心理学から解明されています。バスタブ曲線が生身の人間にもでるのです。そして初期故障は「ひよこ」だと想定の範囲内のヒューマンエラーなのでヒヤリハットで寸止めで終わるのがほとんどなのです。ところがベテランは(以下略。
職場で話題になりましたが、
こういう事例が1件表に出てくるからには、実際に取り違えが起きて関係者が黙っているケースが裏でいくつもあるんじゃないか、という話になりました。
子供の血液型が両親の血液型から(例外的ケースを除いて)考えられない型だったら気づく可能性が高いでしょうが、そうでない場合はなかなかわからないだろうね、と。
>このまま黙っていようと心の中に葛藤があったと認め、「(隠蔽は)人間として許されないと考えた」と述べた。
このまま黙っていようかと葛藤があったが正直に話さないといけないと自分のミスや事故原因を率直に語る先生(本日朝日新聞朝刊)に人としての責任感と倫理感に好感を持ちました。
http://www.asahi.com/national/update/0221/OSK200902200114.html
「正直は最善の策なり」(セルバンテス)
記事の内容を読んで、私も、むしろ正直さに感動しました。 マスメディアも、この医師の真摯さをもっと称えてほしい。もちろん、ミスはミスで、被害者夫婦はお気の毒ですが、私だったら、この医師に引き続き不妊治療を受けたいと決意するだろうと思います。そして、不妊治療の成功率の低さから考えて、この医師でだめだったら、もう諦めよう、と納得するかもしれません。(この医師は非常に謙虚に誠実なinformed consent を実施しているような気がします。)
改めて、生殖という、人知の及ばない領域の医療をしておられる産婦人科医師に敬意を表明したいと思います。そうして、産婦人科の良心的な医師をつぶさないような医療に早く立て直してほしいと願っています。