タミフルと異常行動「因果関係否定できぬ」...厚労省研究班(2009年4月19日03時06分 読売新聞)
インフルエンザ治療薬タミフルを服薬した10歳以上の子どもは、服薬しなかった子どもに比べ、飛び降りなどの深刻な異常行動をとるリスクが1・54倍高いという分析結果が18日、厚生労働省研究班(班長=広田良夫・大阪市大教授)の最終報告書で明らかになった。
この「1・54倍」という数字にどのような意味があるのかよくわかりません。
タミフルと異常行動「因果関係否定できぬ」...厚労省研究班(2009年4月19日03時06分 読売新聞)
インフルエンザ治療薬タミフルを服薬した10歳以上の子どもは、服薬しなかった子どもに比べ、飛び降りなどの深刻な異常行動をとるリスクが1・54倍高いという分析結果が18日、厚生労働省研究班(班長=広田良夫・大阪市大教授)の最終報告書で明らかになった。
この「1・54倍」という数字にどのような意味があるのかよくわかりません。
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そういえば、お恥ずかしながら僕は最近知ったのですが、リレンザでも異常行動が報告されましたね。
タミフル耐性のインフルエンザも猛威を振るっていましたし。
なーんか、いやな感じ。
有意差があったのかなかったのか、なぜに記事中に書かれていないのかが理解できません。もし有意差が出ていないのであれば、対象が1万人という事ですから、異常行動の発生率が非常に低かったということなのかも知れません。
また、有意差があったとしても必ずしも因果関係を意味しません。因果関係の検討のためによく採用される手法としてはRCTなどの介入研究がありますが、これはこの場合、まさに10代の患者さん達にタミフルを内服させるということを意味します。この状況下で被験者がどれぐらい集められるのか、疑問に思います。
一般的に言っても、発生率の低い合併症についての臨床研究は難しく、また長期化し、研究費も高額に亘ります。
ましてこの場合、タミフルを使用しなくても異常行動は観察されるということが明らかになっています。薬剤の使用を全面的に中止しても不幸な事態が回避しきれないことが分かっており、得るところは大きくありません。
異常行動の対策には別のアプローチを取って、因果関係の検討は後回しにした方が、良いのかも知れません。