エントリ

 元五輪選手であることはどうでもいいのですが、覚せい剤というのはなかなかやめられないものなんだな、という感を深くしました。
 今回の判決で裁判官は「安易に覚せい剤使用を再開しており、規範意識が希薄で刑事責任は重い」と指摘したそうですが、そう安易に指摘していいのかな、と思います。

 覚せい剤常習者は、見方を変えれば、薬物(覚せい剤)依存症であり、つまり病気です。

 覚せい剤常習者に本当に必要なものは、制裁ではなく治療であると思います。
 少なくとも、刑務所に収容するのであれば、所内で有効・適切な更生プログラムが実施されるべきであると考えるのですが、どうもそれが行われていないようなのです。
 私が検事当時に聞いた話では(つまり現在はどうか未確認ですが)、講習会のようなものが行われるようなのですが、参加は任意であり、覚せい剤関係の話を聞くと使いたくてたまらなくなるので講習は受けない、という人もいるそうです(検事当時に服役前科のある被疑者から聞いた話です)。

 ちなみに、私が実際に取り調べた被疑者の中で最も覚せい剤前科が多かった被疑者は、覚せい剤使用前科6犯であり、前刑出所後3日後に使用を再開し、1週間後に逮捕されてました。

 この問題は、刑事司法だけの問題ではないと思います。

(記事全文)
を引用したかったけど、概要を書くにとどめます(^^;
ニュースのリンクはすぐ消えるのでほんとは引用したいんですが。

(ニュースの概要)
元五輪女子体操選手で無職、中島(旧姓岡崎)聡子被告(44)が、4回目の覚せい剤使用事件で懲役2年6月の実刑判決(東京地裁)
同被告の初犯は1995年、その執行猶予中のその年に再犯を犯して服役(2件分)、出所後の1999年に3回目の覚せい剤事件で懲役1年8月の実刑、そして今回4回目の覚せい剤使用・所持事件で懲役2年6月の実刑判決を受けた。

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コメント(7)

ボクが入学前に傍聴した刑事裁判は覚せい剤でした。
五年前に一度やったことがあるということで、常習性は内容に感じました。
その時に最終弁論(でいいのでしょうか?)で弁護士が、

「大切なのは覚せい剤が手に入らない世の中をつくることで、決して被告人を裁くことが目的ではない」

と言っていたのを覚えています。
モトケンさんがおっしゃるように、覚せい剤常習者には治療が第一であるとの意見には賛成です。
しかし、詳しくは解らないのですが、100%やめられるものなのでしょうか?。
適切なたとえか解りませんが、タバコも中毒と言うことでは似たようなものではないかと思います。
幾度禁煙しても、また吸ってしまう。
違法性の度合いは違いますが、これを拡大したのが覚せい剤なのかなと思います。

高校時代の学園祭の準備で、看板を作るのにカラースプレーを使っている友人の横を通ると、イチゴの練乳のような甘い匂いを感じました。
これが、トルエンだったんですね。
その時はほんの一瞬でしたが、おそらく使い続けていくと狂ってしまいそうな、危険な香りを感じたことも、まだ鮮やかに記憶に残っています。

願わくば、本当に覚せい剤の手に入らない世の中にならんことを…。

ダルクってありましたね
効果のほどは,どうなんでしょうか

末端使用者など,刑罰に代えて,精神病院やダルク通園を義務づける措置など考えても良いのかな,などと愚考致しました

プリンス君へ
>願わくば、本当に覚せい剤の手に入らない世の中にならんことを…。

抜本的には密売組織を潰す必要があります。
たぶん伝統的な捜査手法では限界があると思います。
そのための立法(通信傍受法など)がいくつかなされたり検討されたりしていますが、それらは使い方によってはとんでもないことになりますので、濫用されないように気をつけないといけませんね。

もっか思案中さんへ
早くハンドルネームを決めてください(^^)

ダルクですか。「ダルク」のキーワードでググると各地のダルクがヒットしますね。
代表として東京のダルクにリンクしておきます。

ある程度の成果は上げているようですが、多数の覚せい剤常習者にはとても対応できないでしょうし、そもそも常習者にその気がなければダルクではどうにもならないでしょうね。

法務省と厚労省が連携して、保護観察の中のプログラムを構築する必要があるんじゃないかと思ってます。

新聞記事の保存の件ですが、スナップショットのサービスを利用される方もいらっしゃるのでURLだけでも。

http://whatever.say.jp/program/snap_shot/

このサービス運営者を信用しなければいけませんが、便利なサービスだと思います。

ゆっきー君
便利なサイトhttp://whatever.say.jp/program/snap_shot/の紹介ありがとう。
但し、全文紹介を躊躇したのは「複製禁止」とのかねあいなので、スナップショットでも同様に躊躇されます(^^;
ブログでの意見表明のネタとしてニュースの記事を全文引用するくらいは問題ないだろうと思っていますが。

刑事裁判の傍聴をしていると、覚醒剤使用の裁判が大変多いです。
検事の方は、厳しく質問しますが、再犯の可能性について、おおむね検討はついているのでしょうか。
長年裁判をやっていると、そういう嗅覚がつくのでしょうか。

P R

ブログタイムズ

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