エントリ

 インフォームド・コンセント(十分な説明に基づく同意)を充実させるために、患者側から気軽に再説明を求めたり、同意を撤回したりすることができる仕組みづくりを厚生労働省研究班(班長=飯塚悦功(よしのり)・東京大教授)が進めている。国立がんセンターなど全国56病院が参加し、今年度中にシステムの設計図を完成させる予定だ。患者の主体的な参加を促すことで、医療の質と満足度を高める狙いだ。

 この仕組みは、電子情報化したカルテ「電子カルテ」を介して、医療者側と患者が常に情報を共有するシステムの一環として考えられている。

 この問題は根本的には医師の説明能力と患者側の理解能力の問題だと思いますので、このようなシステムがどれだけ効果を発揮するかよくわかりませんが、ないよりはあったほうがよいんでしょうか。

| コメント(6) | トラックバック(0) このエントリーを含むはてなブックマーク  (Top)

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.yabelab.net/mt4/mt-tb.cgi/1639

コメント(6)

そもそもいったいどのようなケースを想定してこのようなシステムを
作成しようとしているのでしょうか
手術や化学療法を行うか、といったケースなら基本的には入院前に
外来レベルで対処すべきことです。
急性期で早期の治療が必要な患者には「迷っている」余裕はあまりないはずですし、
こちらも用意できるオプションはそう多くはありません。
患者が入院中に「迷っている」と基本的に入院期間が長くなると思うのですが。
厚労省の考えることはさっぱりわかりません。

>気軽に再説明を求めたり、同意を撤回したりすることができる仕組み
こっちも準備がいろいろ大変なので、再説明ならよいのですが
「撤回」を気軽にされると非常に困ります。

言うまでもないことだと思っていましたが、いつもの天下り確保、予算獲得のネタかと。この手の話は昨今たくさん出ていますが、あまり芽の出たものはないですね。また、形になったものは寧ろ診療機関にとって害悪になっていたりもします。DICOM規格とかね。

まず、端末屋さんが儲かるのは確実。

医療側は導入費用を回収するために、これまで以上に出来高部分での不要な医療介入を行うか、丸め部分での必要度の低い医療介入を行わないかを試みるでしょうが、まず回収は不可能。
使い方の説明に今以上に医師、看護師の手間と時間が費やされる。

患者側は、いくら医療資源を投入して時間をかけて使い方を説明されても、使いこなせないか、使いこなせたとしても表示されている医学的な状況の意味がわからない人がほとんど。
使いこなせて意味もわかるようなごく少数の人は、もともと今のシステムでも医療側に要求している。

以上により導入効果は明らかかと。

病棟と廊下に設置という記事を読んだのですが、共に入院患者のみの対応でしょうか?外来の廊下にあれば、患者としては嬉しいですが・・。
本日の症状とか、質問とかを待ち時間に打ち込めるなら、診察時の問診時間短縮になると思います。又、カルテ記入ミスの患者側指摘も可能ですよね。
端末台数の問題もありますから、使用に際し、小銭投入(患者負担有)でも良いかと思いますが、やはり怖いのが、情報流出問題です。 こういったセキュリティ??ですから・・。

医師も好きな時間に回答できるわけですから、良いシステムだと思いますが、クリアすべき問題はやはり沢山残っています。

回答をするのは外来時間でしょうか?それとも時間外でしょうか?勤務時間の問題がまず第一に挙げられると思います。今の医師は通常の勤務で時間が一杯一杯ですから追加勤務はあり得ない。勤務時間内にやらなくてはなりません。
勤務時間に行うと言うことであれば休日にかかると回答に時間がかかりますよね?正月なら1週間以上回答待ちと言うこともあり得る。
それと、ボランティアでやるのか、保険で対応するのか、高度先進医療とか自費で対応するのか?国も巻き込むおそれが大いにある。ボランティアはとても時間的に無理だと思います。外科医のほとんどは目の前の患者をさばくので手一杯ですから。ボランティアで無料となるとシステムを患者さんが遠慮無しに使い始めることが予想されます。そうなると対応し切れません。回答が1ヶ月待ちもありえる。相談数抑制のために、やはり一定の相談料みたいのが必須でしょう。
また、システム理解のため、膨大な時間が費やされます。その時間はどこから供出されるのでしょうか?その時間に多くの患者を救うことが出来ます。すでに電子カルテでこの問題が各地で出ています。電子カルテは医療従事者の負担軽減ではなく、実際には負担の増大です。負担軽減のためのシステム作りを考えねばなりません。例えば医事システムは事務にとっては負担軽減となりましたが、医師にとっては負担の増大とミスの続発という結果をもたらすことも珍しくありません。こうした完璧に近いシステム開発には膨大な時間と予算がかかります。

これらの問題を我々(医療従事者側)のQOLも保証してなおかつ諸問題をクリアすれば良いシステムだと思います。

おひさしぶりです。

現在の瑕疵責任については、ご存知のおとり、最高裁判例の傾向から、消費者ではなくサービス提供者(ここでは医者)に責任がある流れになっています。

消費者(患者)側の権利を強化する流れとして。法テラスが設立され、今後、消費者団体訴権法の適用、ADR(法廷外紛争処理)制度の確立、国民生活センターの情報の一元化という流れが予測されます。

一方、医療従事者にとっては、訴訟リスクにおびえて、医療行為を行う日々が続くことをさけるために、インフォームドコンセントの徹底に取り組んでいますが、患者、もしくは親族の知識レベルの問題もあり、それが十分に行われたか、否かの立証は、非常にリスクの高い状況です。

現在、医学会の最先端では、医療情報の一元管理として、クリティカルパスとトレーサビリティを図解と平易な文章により、説明し、結果を写真や動画で保存していくシステムを開発しています。
その結果が、新しい電子カルテシステムになり、レセプトの次にカルテの共有化も消費者の利益と医療コストの削減化のために、中長期的には始まると思われます。

循環型一元管理漫画電子カルテが誕生する日も近いです。

企業で言うところの、事業計画書とその結果を漫画でかなりの知識レベルの人まで解説し、理解可能とし治療工程ごとに、説明・確認行為を行い、訴訟リスクの回避を行います。

この流れは、農業のHACCPから始まり、来春の野菜等のトレーサビリティ開始、住生活基本法、消費生活用製品安全法も大きくはこの、循環型一元管理カルテの方向に進むものと思われます。

技術的にはICタグの急速な小型化、大容量化、低価格化がそれを支え、携帯電話がICカードリーダーとして、新たな可能性を見出してくることは、間違いありません。

時代は大きく「安心・安全」と、サービスを提供する側も受ける側も「自己責任」という流れです。

先生には、生活者の味方として、法テラスから始まる一連の制度についての、国民の理解に一役買っていただければと期待しています。

まっとうな、仕事に取り組んでますヽ(`▽´)/
では、良いお年を。

P R

ブログタイムズ

このエントリのコメント