エントリ

妊婦転院死の奈良・大淀病院産婦人科、来春から休診(2006年12月22日14時37分 読売新聞)

同病院は「医師や看護師の確保が難しく、十分な対応ができなくなったため」と説明している。

 現在の常勤の産科医は1人だそうです。

追記(関連ブログ紹介)
 大淀病院産科休診(bewaad.com)

 「次の実香さん」出さぬように=青木絵美(奈良支局)←毎日新聞

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前にこのブログでも取り上げて、非常に反響の大きかった、奈良の大淀病院で、分娩が中止になるそうですね。 続きを読む

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奈良・大淀病院、分娩対応中止へ 県南部のお産の場消える
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200612220048.html

 奈良県大淀町の町立大淀病院で8月、重体になった妊婦(当時32)が計19病院に搬送の受け入れを断られた末、
大阪府内の病院で死亡した問題で、同病院が来年3月で分娩の取り扱いを中止することがわかった。同病院の産婦人科には
この妊婦を担当した常勤の男性医師(59)しかおらず、長年にわたる激務や妊婦死亡をめぐる対応で心労が重なったほか、
別の産科医確保の見通しが立たないことなどが理由とみられる。
 県などによると、同病院は来年3月末で分娩対応を中止し、その後は婦人科外来のみ続ける方針。
スタッフの拡充を検討したが、県内の公立病院に産科医を派遣してきた奈良県立医大が医師不足に陥っていることなどから、
新たに医師が確保できず、分娩継続ができないと判断した。
 この男性医師は、県立医大から非常勤の医師の応援を得ながら、年間150件以上のお産を扱っていた。宿直勤務は週3回以上で、
妊婦が死亡した後、「この病院で20年以上頑張ってきたが、精神的にも体力的にも限界」と周囲に漏らしていたという。
 県南部では、県立五條病院(五條市)が4月に産科医不足から分娩取り扱いを中止しており、大淀病院がお産を扱う唯一の病院だった。
県幹部は「早急に県内の周産期医療のあり方を見直さねばならない」と話す。


>大淀病院がお産を扱う唯一の病院だった

今回の毎日の産科医叩きは瀕死の産科医療にトドメを刺したにすぎない
奈良県南部には大淀病院の他にも公立病院産科が有ったが、ここ数年で相次いで
閉鎖されていたと聞いております。

この医師は60過ぎまで当直週三日拘束週5日の職場環境で頑張りぬいた
医師の鑑であると思いますが、偏向報道に抑圧されたという見方だけでなく
沈みつつある船から逃げ遅れた人、とも解釈できます。

奈良県南部の産科医療はこれで消滅しました。
大淀病院が担っていた分娩数は県北部の産科が担当することになり
そこでまたドミノが倒れ続けていくことでしょう

マスコミは問題解決に協力する意思があるのか
自分の書いた記事を読んで産科医を志す人が存在するのかどうか
その観点から反省する必要がある。

毎日新聞奈良支局では、自分たちの報道で奈良県の産科医療が「改善した」とほざいていましたよ。どこがどのように改善したのか教えてほしいものです。

あ、もしかして「周産期医療センター」を作るための話し合いが、(再度)持たれたのが改善したということですか?
残念でした。周産期医療センターを作ることすら出来なくなりますよ。人員が居なくなりますから。

マスゴミ、助産師組合、厚労省、某高校教師さん、青木エミ記者、よかったですね。これで念願の産科医療がまた一歩崩壊しましたよ。でも、この結果生じることに関してはあなた達で処理してくださいよ。産科医に責任を押し付けないでくださいね。

司法関係者は医師に対する刑事罰は医療を崩壊させるということがやっと分かったに違いない。それでも福島の片O康O次席検事と検事正は起訴を取り下げないから自分達が日本の産科崩壊に大いに影響しているとは思ってもいないのだろう。このままだと間違いなく日本全国の産科が崩壊消滅します。

民事訴訟の多さも産科医を減少させている原因だ。
事が起こればマスコミが産科医を叩くからこれまた産科医が減る。
厚生労働省は助産婦の利権拡大には熱心だが、助産婦の利権が減り助産婦の仕事が減るような政策は絶対立案しない。産科崩壊しても無策だから、改善など期待はできない。

産科医を取り巻く状況は厳しく、産科医ができるだけ早く辞めたい状況になっているから産科医療が崩壊するのだ。改善など有り得ない。

中間管理職といいます。
いつも勉強させてもらっております。

「勤務医 つれづれ日記」で、今回の件について、トラックバックさせてもらいました。

これからもよろしくお願いいたします。

 日本の場合、当事者の医師と妊婦さんだけが騒いでいるだけで、霞ヶ関の
連中も、マスコミも「コトの重大さ」には全く気づいていないか、無視を決めこ
んで、一生懸命「集約化」に邁進しているように見えます。
 まぁ、予算をいくらつけても、今のような悪い労働環境では続きますまい。
長い目で見て「産科」を安心して勤め上げれるような環境にならなければ、
お産難民は国外まで行くハメになるでしょうね。
 それにしても…「大事なニュース」の特落ちをやらかすM日は全く…ダメ
ですね。自分がまいた種をしっかり刈り取ってくださいって感じですね。

 というところで、またこれからも立ち寄らせてください

奈良県の地図を見てみますと、大淀町はほぼ中央なんですね。これ以南にいる患者は「最短でも4時間」かかって県立医大(橿原市)まで行くことになってしまいます。(急行バスの時刻より推定)

更に県南部(人口としては微少ではあるが)の十津川村については、新宮市辺りに仁義を切っておかないとえらいことになるのです。

奈良県は人口集中地が北半分(ここが鹿の多いイメージ)、南半分は過疎と高齢化の村なんですね。地理的なところを考えると「大淀」+「五條」は丁度真ん中ですね。

他の地域の住民は、このことを参考にするだろうか。
本来なら跪いて崇めなければいけないような人を袋だたきにすれば、
もう今までのようには働いてくれない。
こんな当たり前のことに、みんなは気がつくだろうか。
メディアは、自分たちのしたことの意味が分かっているだろうか。

あれだけ騒がれていても、振り込め詐欺の被害者は後を絶たない。
医療問題も、実際に関心を持つ人なんて、あまりいないのでしょうね。

> 医療問題も、実際に関心を持つ人なんて、あまりいないのでしょうね。

その通りですね。産科医療問題も、当事者は実は非常に少ないと思います。子供を産む人は、「女性で、かつ、20代から40代、かつ既婚(?!)」です。

たとえば、このブログを訪れている人のなかで、上の条件にあう人って、1人もいないのではないかな?

大変だ大変だと騒いでいる割りには、ひまひとつ議論として盛り上がらない理由と思います。

そりゃ、こんだけマスコミに叩かれたら、この59歳の産科医の先生は辞めるでしょうし。
院長にも裏切られ、マスコミにも叩かれるこの病院で、お産をしようという産科医は、日本にはいないでしょうね。

この産科医の先生には、心からお疲れ様、と言ってあげたいです。
TB失礼します。

中間管理職様のブログのコメント欄からのコピペです。
ーーーーーーーーーーーー
>面積は7割でも、
奈良県のHPによると、五條市と吉野郡の人口は、約8万8千で、奈良県141万の6.2%です。人口8万なら、1年間の出生数は800人程度になると思います。現在でも、大淀病院の年間の出産数150人より、はるかに多い方が、県北や、県外で出産していることになりますので、行政がこの地域の産科医療を、どのくらい真剣に取り組むかは疑問です。まず、県北の周産期医療をしっかり立て直すことのほうが、県民にとってメリットが大きいと思います。
ーーーーーーーーーーーー
医療崩壊容認派にとっては、想定内の出来事と思われます。
これは、産科医の集約がマスコミの力によって促進されたということで、ある意味、毎日新聞の言うとおり、産科医療体制が改善されたといえると思います。(非常勤医師が、大淀病院の外来、当直に行く必要がなくなります。)
奈良県のお寒い状況では、県北の医療体制を維持することが精一杯でしょう。
奈良に限られた話ではありませんが、堀病院の事件もあり、(大淀の150人の妊婦が、起こすドミノの影響もありますが)、県北の妊婦受け入れ態勢が、現状維持されるかどうかも疑問です。

マスコミの偏向報道が、このような人たちを作り出します。

http://iryoumiss.blog85.fc2.com/

感謝の心を忘れた日本社会の一端を垣間見るような気がします。
つくづく、悲しい世の中になりましたね。

霞ヶ関のお役人のブログでこのように述べられています。
(ただし彼は厚労省関係ではないようですが)

一般の方の感想としてはよくまとまっているので上げさせていただきます。

http://bewaad.com/20061223.html
仮に当初の毎日新聞の報道のとおり、医療ミスであったとしても、なんとかそこで産科医療が継続されるような方向での論評が望まれたケースであったとwebmasterは考えます。記事にあるとおり、大淀病院が奈良県南部での唯一の産科診療の選択肢だったからです。悪いことをしました、だから潰しますでは、困るのは現地の妊産婦ということになってしまいます。

しかるに、本件は医療ミスだったとの報道は、webmasterが関連情報を見る限りは間違いだったと言ってよいと思います。大淀病院の産科医をはじめとする関係者は、当時の切迫した状況・限られたリソースの中で、ほぼベストといえる対応をしたと評価できますし、それでもなお死が避けられなかったからといって責任が追及されるようでは、誰もがしり込みして当然です。

そのような報道を行い今回の残念な結果をもたらした毎日新聞こそ、その責任をとことんまで追及されるべきでしょう。速やかに自らの誤報を認めた上で謝罪を行い、新しい産科医の人件費を丸抱えしてでも大淀病院での産科診療継続を図るべきです。今後奈良県南部において妊産婦に何らかの問題がおき、大淀病院に産科があればなんとかなったのに、ということがあった場合、そうした事態を招いた原因の過半は毎日新聞の報道に帰せられるのですから。

 本文にリンクを追記しました。

『「次の実香さん」出さぬように=青木絵美(奈良支局)←毎日新聞』

我々としては『「次の絵美さん」出さぬように』と思いますわな。

さっき毎日新聞のHPで気がついたのですが

http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20061223k0000m040019000c.html
現在の毎日新聞HPにアップされている記事です。
産科休診:妊婦死亡の病院で 奈良県南部分べん施設ゼロに

 今年8月、入院中の妊婦の高崎実香さん(当時32歳)=奈良県五條市=が転送先探しの難航の末、死亡する問題が起きた同県大淀町立大淀病院(原育史=やすひと=院長)が、来年4月から産科を休診することが分かった。県南部(五條市・吉野郡3町8村)で分べんができる医療施設はゼロになる。婦人科は継続する。病院側は「医師が辞めるわけではないが、十分な看護師、助産師を確保できず、リスクが大きいと判断した」と説明している。

毎日新聞 2006年12月22日 18時14分 (最終更新時間 12月22日 18時18分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20061223k0000m040019000c.html

毎日新聞の記事は署名が入るのが通常ですが、この記事には署名がありません。恥ずかしくて署名できなかったのでしょうか?
ご自分の仕事の落とし前はきちんとしていただかなければ。

> 今年8月、入院中の妊婦の高崎実香さん(当時32歳)
>=奈良県五條市=が転送先探しの難航の末、死亡する問題が起きた

>青木絵美(奈良支局)
さんの最初の記事は毎日コンテンツからは削除済みですね。
故に「難航」とかいう表現があったかどうかは確認できませんが(勿論皮肉です)

ここをご覧になっている奈良支局の方々も居られると思いますので明言したい。
この結果は青木絵美さんを筆頭としたあなた方の「下劣な」ミスリードが故のものですよ?

ネットでみつけました

奈良・妊婦転送死亡:奈良南部、産科ゼロに 大淀病院、来春から休診

 今年8月、入院中の妊婦の高崎実香さん(当時32歳)=奈良県五條市=が転送先探しの難航の末、死亡する問題が起きた同県大淀町立大淀病院(原育史(やすひと)院長)が、来年4月から産科を休診することが分かった。県南部(五條市・吉野郡3町8村)で分べんができる医療施設はゼロになる。婦人科は継続する。病院側は「医師が辞めるわけではないが、十分な看護師、助産師を確保できず、リスクが大きいと判断した」と説明している。

 同病院が22日、休診を知らせる張り紙をした。21日夕に連絡を受けた県医務課の高橋渉課長は、「妊婦死亡の問題で医師に心労があるという話は聞いた。かかりつけの妊婦には、県立医大付属病院(同県橿原市)や民間クリニックを紹介する」と話した。【青木絵美、松本博子】

これには署名があります。
これが最初の記事でしょうか?
この記事から、最後の一段落を署名ごと削除しているようです。記事のアップして、四分後に更新したことが記録として残っており、ここで署名を削除したのでしょうか?
四分間に抗議のメイルでも届いたのでしょうか?

(引用開始)
>私は取材を通じ、出産前後の医療システムについて考えさせられた。「財政難」を理由にその整備を怠ってきた奈良県と、深刻な医師不足で激務を強いられている医療現場双方が、「次の実香さん」を出さないよう、今こそ「人と予算」の伴った対策をとるべきだと言いたい。

>記事化が必要だと思った一番の理由は、医師個人を問題にするのではなく、緊急かつ高度な治療が可能な病院に搬送するシステムが機能しない現状を、行政も医師も、そして私たちも直視すべきだと思ったからだ。居住地域によって、助かる命と失われる命があってはならない。
(引用終わり)

大淀病院の先生の年齢を考えれば、この報道が無かったとしても、奈良県南部から産科が無くなることは必然であったと思います。

ですから、大淀病院で産科が閉鎖されることに対して、毎日新聞の記者個人を責めることはまったく見当違いであり、今回の事故で、「医師個人を問題にする」ことと同様の誤りと考えています。

ブログを読む限り、毎日新聞の記者さんも、現在のシステムの不備について、きちんと理解されているように思います。
今後とも「人と予算」の伴った対策がとられるかどうか、正しい視点で、検証・警鐘を続けてほしいと思います。

>脳外科医(留学中)さん
この記事はあくまで、批判されてから後だしで出されたものであり、当初の報道は「仮眠を取って6時間放置し、内科医の勧めたCTも断って云々」といった、明らかにこの産婦人科医個人の責任を追求するようなものでした。

その通りです。毎日新聞の捏造記事だったというのが真相です。毎日新聞は訂正も謝罪もしませんから悪質です。

最初の記事をちょっと引用してみます。全文は10月17日付毎日新聞です。
「道標 Guideboard」より。
http://sword.txt-nifty.com/library/2006/10/post_e239.html


<以下抜粋>

【意識不明、6時間“放置” 妊婦転送で奈良18病院、受け入れ拒否 脳内出血死亡】

● 奈良県大淀町立大淀病院で今年8月、分娩(ぶんべん)中に意識不明に陥った妊婦に対し、受け入れを打診された18病院が拒否し、妊婦は6時間後にようやく約60キロ離れた国立循環器病センター(大阪府吹田市)に収容されたことが分かった。妊婦は、脳内出血と帝王切開の手術をほぼ同時に受け元気な男児を出産したが、約1週間後に死亡した。遺族は「意識不明になってから長時間放置され、母体の死亡につながった」と態勢の不備や病院の対応を批判。大淀病院側は「できるだけのことはやった」としている。過疎地の産科医療体制が社会問題化する中、奈良県や大淀町は対応を迫られそうだ。

● 産科担当医は入院後に陣痛促進剤を投与。容体急変の後、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の妊婦が分娩中にけいれんを起こす「子癇(しかん)発作」と判断し、けいれんを和らげる薬を投与した。当直の内科医が脳に異状が起きた疑いを指摘し、CT(コンピューター断層撮影)の必要性を主張したが、産科医は受け入れなかったという。

● 原育史院長は「担当医が子癇発作と判断して処置した。脳内出血の疑いも検討したが、判明しても対応しようがなく、診断と治療を対応可能な病院に依頼して、連絡を待っていた。ご遺族とは誠意を持って対応させていただいている」と話した。一方、高崎さんの遺族は「大淀病院は、脳外科を備えながら専門医に連絡すら取っていない。長時間ほったらかしで適切な処置ができていれば母体は助かったはずだ」と話している。

<以上>

そして、「少なくともほったらかしや放置ではなかったこと」、「おそらく内科医がCTの必要性を主張してないこと」が明らかになってきています。
意図的か否かは措いても誤報と言ってよいと思うし、最後の一押しには十分な記事でしょう。

>No.20 7年目内科医さん
>No.21 一郎 さん
>No.22 立木 志摩夫さん

言葉足らずで、申し訳ありません。
私自身も、記者本人が言われる、「医師個人を問題にするのではなく」という点は、矛盾していると思います。
また、大淀病院の先生は限られたリソースの中でベストの対応をしたとも思っており、報道のされ方には大いに不満を持っています。

しかし、それでも、この事件は報道された方が良かったと思っています。

どうせ崩れるものなら、ひっそりと崩れ落ちてしまうよりも、「おーい、もう崩れかかって大変なことになっているぞ〜!」と叫んでもらった方が、世のためになったと思うのです。

(個人的には、この事件は、医療側から、マスコミに情報をもたらすべきであったとさえ思っています。もちろん、守秘義務に反しますが。)

で、記者個人が取材を通して、このような見解を持つに至ったのであれば、誤った報道を責めるよりも、今後に期待した方が建設的ではないかと思っている次第です(大甘でしょうか?)。

脳外科医(留学中)さん
>(個人的には、この事件は、医療側から、マスコミに情報をもたらすべきであったとさえ思っています。もちろん、守秘義務に反しますが。)

守秘義務は別にして、医療側から情報を出せば「言い訳するな」とか「開き直ってる」と言ったバッシングになるような気がします。
思い過ごしでしょうか。

また、記事になったのはこの出来事(あえて事件とは書きません)から2ヶ月後であったわけで、取材の時間はいくらでもあったにも関わらず第一報が「産科医6時間放置」ですから、言い訳は全くできないのではないかと。
「病院側からは取材を受けてもらえなかった」と書いてありましたが、憶測ですが恐らく「妊婦さんがこちらの病院で放置されて亡くなったそうですが、ご遺族は納得されてないようです。病院の対応には問題なかったのでしょうか」みたいな尋ね方じゃなかったのでしょうか。そんな言い方されたら誰だって構えて、取材なんて受けたくないですよね。

>No.24 bambooさん
>・・・バッシングになるような気がします。

その可能性は否定できません。
しかし、医療側がこの問題に関して当初口を閉ざしたことも、報道内容に誤解を生じた原因かもしれません。
「6時間放置」
「19の病院が、受け入れを拒否」
「内科医の助言を拒否」
「CTを取れば助かった可能性・・・」
といった誤解を、マスコミの取材不足だけに帰してもよいのだろうか?
医療側が積極的に取材に協力していたら、あるいは、自分たちから問題提起をしてたならば、もっと違った報道になっていたのではないか?とも思うのです。

そして、残念ながら、医療側の反応は遅かったし、適切でなかったと思っています。

>No.25 7年目内科医さん

確かに、医療上は「出来事(インシデント)」で正しいのでしょうが、周産期医療の崩壊状態を象徴した出来事という意味で、「事件」と呼ぶ方が、一般の感覚に近いように思います。
「出来事」と呼んでしまうと、「問題意識が薄いのではないか?」という誤解を生じる恐れがあります。

横レス失礼します
今の状況で、マスコミを信用して話をするなんて怖くてできないですね.医師とマスコミの間に信頼関係がそもそも成り立っていません.
そして、こういうシステムの問題点は人命が失われなくても、現場は解っているのですが、マスコミは取り上げてはくれません.
責任を負わせる相手(固有名詞)が見えないからでしょうか?
取り上げると、改善策を提示したり、改善の様子を定期的に取材して記事にしたりする責任が生じるからでしょうか?
それとも、改善できないとマスコミの力の限界を示してしまうからでしょうか?
そもそも、人命が失われるまで、マスコミ自体も一般市民のように気が付かないのでしょうか?
この記事も、”(大淀病院や受け入れを拒んだ病院の)対応が悪くて、人命が失われた”と、責任を負わせる相手(個人、病院、固有名詞)が目に見えるので.センセーショナルな記事に出来たので報道したのではないでしょうか.

ところで、まだあまり問題になっていませんが、精神科救急も破綻しています.鬱病の自殺未遂が、精神科のない病院へ運ばれ、救命措置にて回復後にもう一度やって本懐を遂げる(回復後にも精神科のある病院への転院を拒否され).などといったことも発生していますが、記事にはなっていません.病院内での患者の自殺自体は時々あることで、そのうちの一件として扱われ、本質的な問題点をマスコミには見抜けないですから.
これが、”精神科疾患の患者が自殺未遂、救急搬送を”精神科のない(根本的な対応ができない)”病院からことごとく断られ死亡”となれば、マスコミが飛びつくでしょうけど.(死亡原因は自殺ではなく、搬送拒否のためとされ責任を負わせる相手が作れるので)

>No23,26:脳外科医(留学中)さん
取材対象というのは必ずしも協力的であるとは限りません。
そういうときも周囲の状況や何かからきちんと詰めて正確かつ公平な報道をするのはマスコミの義務だと思います。
特に新聞とテレビ局は大きな既得権益や「権力」に守られているわけですから。

大淀病院事件に関しては、福島大野病院事件の前ならいざ知らずその後にこの報道ではほとんど犯罪的ですね。とりわけ自分たちの報道に対し反省の色がないというのがいけないです。

医者のマスコミ対応について言えば、稚拙だったのかもしれません。
しかし対応が稚拙だからといって、その対象について明らかに間違った記事を書くのは大手マスコミとしては単なる能力不足で済ませてはいかんと思います。

でも、医者コミュニティー全体としては、日本の医療のために正しい報道をするマスコミを育てていくのは大事でしょう。

>No27:contaさん
精神科救急はそもそも最初からうまくいっていた時期はないんじゃないかな
というのが部外者から見た感想なんですが、間違ってますか?

No.28 立木 志摩夫さん
> 特に新聞とテレビ局は大きな既得権益や「権力」に守られているわけですから。

言論の自由が憲法に明記されている点で違いがあるとはいえ、これって、医師バッシングのときにしばしば使われたレトリックとそっくり同じではありませんか?

マスコミを育てるなんて無理

相手は従順な生徒でも 理解のある大人でもない 最初からくってかかってくる人々なのだから

たまに一見マトモな記事が出ることはあるけど、あれとて、両方向の記事を公平に書いてますというための形作りに過ぎないと思います

マスコミのバッシングを止めさせる方法としては、完全に医療崩壊・医師崩壊させるしかない

医師が今以上にボロボロになって人生の落伍者とみなされれば 叩き甲斐もなくなるでしょうから

>No.28 立木 志摩夫さん
>精神科救急はそもそも最初からうまくいっていた時期はない
それは痛いご指摘で.それならその意見でも構いません.自分が言いたいのは、その破綻している(もしくは未成熟な)システムを、(おそらく)センセーショナルな話題が発生するまで議題として取り上げない(もしくは問題として気が付かない)マスコミの姿勢ですから.

ちょっと追記
少なくとも、不完全ながら自分の勤務する医療圏は少し前までは医療保護入院可能な”(公立ではありませんが)総合病院”が大学以外に存在していました.しかし、そこの精神保健指定医引き上げでいなくなり、医療保護入院が不可能となり、差し障りが出始めたため”精神救急は崩壊した”と判断した次第です.
ちなみに、精神科救急が未成熟とした場合、日本の医療システムそのものが、医療者のボランティア、犠牲の上に成り立っていた以上、日本の医療システム自体が未成熟であった言わざるを得ません.つまり、現在の医療状況は医療”崩壊”ではなく、”日本の医療は未成熟のまま終わりつつある”ということです.
上手い表現が思いつきませんが、アポトーシスとは思いたくないですし、マスコミや政策など外因に翻弄されて起こってる現象なので、”壊死、壊疽”という感覚でしょうか.医療壊死、医療壊疽

救急だけでなく、小児医療もそうですね.昔は自分は内科医として小児を診ていました.風邪、腹痛など解る範囲で診察し、疑問があれば小児科医をコール.こういったトリアージ的な診察を親、社会、マスコミが許さなくなりました.しかし、小児科の専門医自体のマンパワーが、すべての小児に24時間対応するに足りる前に、我々内科医のヘルプが許されなくなった小児救急医療が終わりつつある(成熟していないので崩壊とは言わないことにしましょう)ひとつのきっかけと考えています.
最近開業医した知人のうち、診療科として昔のように”内科、小児科”をあげる人は皆無であることからもうかがえます.

すいません.ちょっとの追記が長くなりました.

>No.29 中山さん
うむ。似ているかもしれませんね。マスコミ一般について思うのですが、自分が他人を非難するレトリックをマスコミ自身に使おうとするときわめて強く反発しますよね。
医者はがんばってもせいぜい一日に数人の命しか救えないし、ひとつの医療行為は最悪でも1-2人の命しか奪えません。
しかし、ひとつの記事はその何十、何百倍もの人の命を救い命を奪う可能性があることを考えると(cf:太平洋戦争における新聞の役割)はるかに厳しく倫理・責任を問うべきだと思います。

あ、あと特権や権力というのは、新聞やテレビ局とフリーのジャーナリストとの比較を念頭において言っていますので。

>no31,32 contaさん
同感です。特に小児救急は終わりつつありますね・・・

>No.33 立木 志摩夫さん

小児救急については5年前から終わりつつありました。
需要が増加する一方で、小児救急のワークフォースは、
すでにピークを過ぎたという実感が強くなりました。
中堅がどんどん辞めていくのです。間違いなく近く終了します。

私も、小児救急とは今期限りで縁を切ることになりました。
年間4万人の救急受診患者を3施設15人の小児科医で
カバーする戦場地域でやってきましたので、社会的責任は
十分に果たしたと思っています。もうおなかいっぱいです。

大淀病院関連エントリーの、どこに貼るか迷ったのですが、ここにします。
警察も、医療崩壊を考慮しだしたのでしょうか。
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070202k0000m040168000c.html

奈良妊婦死亡:転送先探し難航の末、立件は見送り

 奈良県大淀町の町立大淀病院で昨年8月、意識不明となった妊婦の高崎実香さん(当時32歳)が転送先探しが難航した末、死亡した問題で、奈良県警は、業務上過失致死容疑での同病院医師らの立件を見送る方針を固めた。死因となった脳内出血と、担当医が診断した子癇(しかん)発作との判別は困難で、刑事責任を問えないと判断した。今月中に遺族に捜査の経緯を説明し、最終判断する。

 病院側は問題発覚直後の会見で、「脳内出血でなく、子癇発作の疑いとした点で判断ミスがあった」と発言。県警は任意で提出されたカルテなどを基に専門家約20人に意見を求めたが、脳内出血と子癇発作は、意識喪失やけいれんなどの症状が似ているため識別が困難との意見が大半を占めた。さらに、遺体が司法解剖されず、法医学的な証拠に乏しい点も捜査を難しくしたとみられる。

 高崎さんは昨年8月8日午前0時ごろ、分娩(ぶんべん)中に意識不明に陥った。19病院に受け入れ不能とされた。結局、約60キロ離れた国立循環器病センター(大阪府吹田市)に搬送され、男児を出産後、死亡した。【高瀬浩平】
毎日新聞 2007年2月2日 3時00分

 別エントリを立てました。

 大淀病院問題、奈良県警が立件見送り

 怒髪天を突いた大淀病院近隣の女性住民です。
他のブログにもコメントしましたが、

 今時の記者は『ペンの力』の基礎教養も無いのでしょう。。。
ペンの力が、弱者虐待の暴力になったというのが、今回の報道の結末で、これらの結果は、聡明なマスコミ関係者であれば、充分予測できたものです。

 今、最も困っているのは、大淀病院にお世話になってきた、私達地域の女性です。
あの報道に関わった人たちにこの場を借りて、お尋ねしたい。

 結果として、私達地域女性ににもたらした苦悩を一体どうしてくれるのか!

 直ちにここに出てきて、弁明と今後の善処を表明なさい!

おお、そういえばこのブログの参加者のお仕事はさまざまですが、新聞報道のお仕事にたずさわっている方のコメントというのを目にした記憶にはとぼしいですね(笑)

みかりん様
毎日新聞はこの件を、「社として」誇りに思っております。
時間がありましたらこちらもご覧ください。
反省どころか、産科医療の改善に貢献したとのことであります。

【奈良・妊婦死亡事件 目次】
http://ameblo.jp/med/entry-10019702050.html

毎日新聞 「奈良・大淀病院妊婦死亡事件」 第11回新聞労連ジャーナリスト大賞特別賞
http://ameblo.jp/med/entry-10023368487.html

新聞労連 毎日新聞報道が特別賞で表彰される 「躍動感」で奈良県南部 産科消滅
http://ameblo.jp/med/entry-10024207652.html

恥の上塗り 今度は坂田賞受賞… 毎日新聞 「奈良・妊婦死亡事件」
http://ameblo.jp/med/entry-10028517832.html

 みかりんさん、こんにちは。

 ここやネットの上で何を書いても、記者や新聞社にとっては何の痛痒もありません。メールも同様です。

 苦情の電話、ファックス、手紙が効果的です。特に同じ意見の方々が同じ宛先に集中して各々に出すと、数が出されたということになるので、社内で問題になります。

 あまり悪質だと、さすがにいろいろあるようです。

 署名を集めて新聞社に乗り込むなんていうのは最高でしょう。

…ある意味で情けない話ではありますが。

みかりんさん、御愁傷様です。

医療を潰して手柄扱い、当に怒髪天を突く仁王に踏まれる餓鬼の所業なのですが。
前年の大賞は日経の「富田メモ」陛下の御心捏造スクープ(私適には事件)です。

捏造と煽り、がマスコミの本質です。

地域医療の受益者として毎日に賠償請求が出来そうですが、どうですかね?
ぁ、乗り込むなら他のメディアに教えて置くといいかも。

 ご親身なアドバイスをありがとうございます。

 是非、そうしたいところですが、地元住民は、諦めと泣き寝入りが多く見られます。
 ニュースソースの出所が恐ろしいので、マスコミが裏事情に触れないように、
地元の女性が声も上げず泣き寝入り状態なのは、その裏事情への恐怖と倦怠感が強いと思います。
 このブログは、安心できますが、ログを辿ってでも、排斥しようとする輩はいるでしょう。
驚いたことに、大淀病院で検索して出てきた一部のブログに、詳細を書き込んだ所、そのブログからは、コメントが完全に抹消されていることを今発見しました。

 この問題には、裏が深い・・・と改めて確信しました。

 あの報道は、『全か無か』の二者択一を強いる全国規模の扇動報道でした。
よほど、病院、若しくは内部の個人を生贄にした祭りを行いたかった邪悪な意思が存在する・・・・と、感じたのは私だけの私感ということにしておいた方がよさそうです。

 違った角度から、無責任なマスコミにアプローチを行うことを考えることにします。
 
 私自身、産婦人科の利用が必要不可欠な身なので、今の、この苦境をどこに、どのようにぶつければよいのか、奈良県南部で出産が出来ないという異常事態に、怒り心頭に発するという気持ちに変わりはありません。

 
 
 

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