エントリ

 福島大野病院事件に関する情報を集めたいと思います。

 どんな情報でも結構ですし、二重投稿になってもかまいませんので、コメント欄にどんどん書き込んでいただけるとうれしいです。

 ただし、このエントリは情報収集専門にしたいと思いますので、情報と一緒に希望・要望は書き込んでいただいても結構ですが、意見を書くのは控えてください。
 意見をお聞きするのが適当と思われる情報については、別途エントリを立ててその情報を紹介したいと思います。

| コメント(61) | トラックバック(0) このエントリーを含むはてなブックマーク  (Top)

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.yabelab.net/mt4/mt-tb.cgi/2132

コメント(61)

と言うわけでマスコミ報道のURLを少々掲載しましたので、チェックがかかったようです。モトケンさんにはお手数をおかけしますが、ご確認お願いします。

>チェック

 なるほど。
 そういう問題がありますね。
 スパムブロックが利いてしまう場合があると思いますが、管理人が確認しますので、どんどんコメントしてください。

『ある産婦人科医のひとりごと』 大野病院事件関連エントリ
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/cat2780594/index.html


『周産期医療の崩壊を食い止める会』
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi

『加藤医師を支援するグループ』
http://ssd.dyndns.info/oono/xoops/

某便所の落書き(笑)等ネット上の正誤の怪しい情報はどこまでアリなんでしょうか?

例えば患者家族の話についてもあくまで子宮温存希望であったとか元々二人目は無理と止められていたとか言われていますし、当時の検事にしても当時ある種の疾患を罹患しており結局その後退職したという話も聞きます。

ソースを明かせない情報は結局のところ噂の域を出ないわけですし判断に迷うところですが…

いわゆる患者団体の声明を探したのですが

『医療事故市民オンブズマンメディオ』福島県立大野病院事件に関するコメント
http://homepage3.nifty.com/medio/info/fukushima-onobyoin.htm

速報 大野病院初公判傍聴記
http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/medical/2007/01/post_38a5.html
現在、目次のみ書かれていますが、今後追加執筆されるようです。

「紫色の顔の友達を助けたい」というサイトで、執筆者は心臓外科医です。東京女子医大心臓外科勤務当時に12歳女児の術中死亡事故に関して逮捕、起訴されて一審無罪(その後検察官控訴)となった経歴をお持ちです。ブログにはその件に関する経緯が多数書かれています。
この医師の場合も、逮捕の経緯となったのは中立性に疑問のある事故報告書だったようです。


●「法医学者の悩み事」の関連エントリ
http://www.yabelab.net/blog/medical/2007/01/27-204900.php

●弁護士のため息」関連エントリ
http://www.yabelab.net/blog/medical/2007/01/27-204900.php

エントリーが違うのですが、おなじURLなので、修正をお願いします。

河北新報ニュース 福島・大野病院事件初公判 加藤被告、無罪を主張
http://www.kahoku.co.jp/news/2007/01/20070126t63043.htm

河北新報ニュース 加藤被告、ミスなかったと断言 福島・大野病院事件初公判
http://www.kahoku.co.jp/news/2007/01/20070126t63042.htm

河北新報ニュース 被告、検察真っ向対立 大野病院事件初公判
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/01/20070127t63027.htm

河北新報ニュース 専門家の鑑定、証言鍵 典型的な医療裁判に 大野病院事件
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/01/20070127t63025.htm

療原 大野病院事件に対する抗議文を出した団体地図
       組織数 6+(1+24)X2-5+(1+21)+39=112

http://www.yk.rim.or.jp/~smatu/iken/sankafutotaiho/chizujapan/index.htm


No.5 老人の医者さん

 原則として、出所の確かな情報に限定したいと思います。

●「法医学者の悩み事」の関連エントリに追加で
Yahoo!ブログ - 法医学者の悩み事 真実究明を全ての死亡事例で行えないのか?
をお願いします。

モトケンさんへ
それと「法医学者の悩み事」の関連エントリ をクリックすると
「弁護士のため息」関連エントリ にたどり着くのは、仕様なんでしょうか。

それとも、モトケンさんの方では、無事に「法医学者の悩み事」の関連エントリに
なるのでしょうか。

どうか宜しくお願いします。

No.14 ちゃあさん

 不具合は解消しました。
 このブログの仕様を忘れていた私のミスでした。
 追加情報は追記しました。

http://ameblo.jp/anabanashi/entry-10024297291.html

きょうのいまいずみ 〜アナ話〜
産科医の裁判は間違っている
ーーーーーーーーーーーーーーーー
フリーアナウンサーのブログのようです。
マスコミでもこのような意見の方もいらっしゃるようです。

モトケンさんへ

URLを修正してくださって、ありがとうございます。

法医学者の悩み事の関連エントリに追加をおねがいします。

Yahoo!ブログ - 法医学者の悩み事 大野病院事件の冒頭陳述を読んで

それと、さきほど、「弁護士のため息」関連エントリに
医療過誤事件における検事と鑑定医についての参考資料を
コメントを送ったのですが、URLが多いため管理人預かりに
なったようです。内容が不適切でしたら、申し訳ありません。

モトケンさんへ
たびたび申し訳ありませんが
どこに書いたらいいのか分からないので、ここに書かせていただきます。
元検弁護士のつぶやき 「弁護士のため息」関連エントリ#c35358#c35358

コメントを採用してくださって有難うございます。

しかしながら、下二つのエントリー引用のタグの書式が違っているので
コメントの表示がおかしくなっています。

コメントは確認して送ったはずですが
まことに申し訳ありませんが、修正していただけませんでしょうか。

正しくは、以下の通りになります。
Yahoo!ブログ - 法医学者の悩み事 産婦人科医逮捕について

現在は、検察庁や警察が相談に行く臨床医は、手狭なコネクションを当てに探しているに過ぎないし、だいぶ困っているようでもある。

Yahoo!ブログ - 法医学者の悩み事 業務上過失致死では無罪を予想

隠し玉もなければ、業務上過失致死としても不完全な事件を、検事は何で逮捕・起訴してしまったのだろうか?よほど遺族を可愛そうに思ったのか(これは検事としてはよくない態度らしい)、相談した臨床医(私ならこんなミスはしないとでも言ったか)に騙されたのかのどちらかだろう。

どうか宜しくお願いします。

OhmyNewsから。(リンク切れになるかどうかは知りません。)
大手マスコミよりは、情報が多いです。

福島県立大野病院事件、冒頭陳述の要旨(検察側)
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000004908

福島県立大野病院事件、冒頭陳述の要旨(弁護側)
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000004907

「ミスはしていない」加藤医師が心境を語る
福島県立大野病院事件、初公判後に会見
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000004890

No.4立木志摩夫先生と重複になりますが。
周産期医療の崩壊をくい止める会から
「県立大野病院事件 第1回公判内容」

いつもありがとうございます。

法医学者の悩み事のエントリーに追加をお願いします。

Yahoo!ブログ - 法医学者の悩み事 厚生労働省モデル事業の報告書と大野病院事件での報告書の類似点

ロハス メディカル ブログ に公判日の裁判所周辺の様子が記載されています。
http://lohasmedical.jp/blog/medical/2007/01/post_431.php

今のところ閲覧可能です。
ーーーーーーーーーー
動画ニュース

帝王切開手術女性死亡事件初公判
被告の元産婦人科医、無罪を主張 福島地裁
http://www.fnn-news.com/headlines/CONN00104302.html

少し古いのですが枝野委員はよくネット等で勉強している様でおよそ議論にのぼっている点はほぼ質問に出ているようです。答える方は全く答弁になっていないのが残念ですが…

衆議院-法務委員会
平成18年03月31日
[医療において刑事責任を問われる基準等についての質疑]
http://www.edano.gr.jp/dpj20060331.html

2月7日、衆議院予算委員会 
民主党 枝野議員が、大野病院事件の公訴取り下げを迫っています。
(25分過ぎから、約40分間)
柳沢大臣の現状認識の低さにびっくりです。

衆議院TV
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm

No.25 田舎の消化器外科医さん

>柳沢大臣の現状認識の低さにびっくりです。

国会答弁なんて、こんなものなんだろうという目で見ていました。
つまり、「枝野議員の論点は、わかっていてもあえてかわすという答弁をした」ということです。枝野議員のピンポイントの質問を、どれも「ネットワーク化で・・・」云々の総論的な答弁で交わしてばかりでしたよね。質問している枝野議員もそれをわかっているようでしたし。

素人なりに法律の本を調べてみると、確かに、公訴の取り消しが検察にはできるようです。(起訴変更手技) 

個人的には、これだけの騒ぎ(少なくとも医師の間では)になっている以上、福島地検には、大野病院事件の公訴取り下げをさっさとやってほしいと思っています。

答弁の中では、法務大臣には、公訴取り下げの権限があるようなことを、言っていました。
本当にそのようなことは可能なのでしょうか? よく行われていることでしょうか?
それとも、形式上(法手続き上)可能なだけで、実際は行われた前例なんてないものなのでしょうか?

もし、可能ならば、法務大臣には、公訴取り消しという「英断」をしてほしいものです。
福島地検が、自ら取り消しなんてありえないでしょうから。

 公訴の取消は検察官の権限です。
 法務大臣は検察官ではありません。
 従って、法務大臣は公訴の取消はできません。
 問題になるのは法務大臣の検事総長に対する指揮権の発動ですが、本件ではまず有り得ないでしょう。

 で、検察官による公訴の取消ですが、法的には一審判決があるまでは福島地検の検察官によって可能ですが、これは検事総長の決裁が必要な重要事項です。
 公訴の取消は年間数件あると思いますが、典型的には被告人が逃亡して長期間が経過し、被告人が高齢等により死亡している可能性が高い場合などです。

 検察官が一旦公訴を提起した以上、その当否は裁判所によって白黒をつけるというのが原則です。

 理論的に言えば、公訴の取消は検察官の起訴の当否をうやむやにするということになります。
 裁判所で無罪判決が出れば、検察官の起訴が誤りであったということがはっきりするわけです。

 公訴の取消を求めるという意見は理解できますが、現実問題としては期待できないです。

No.27 モトケン様

>法務大臣は公訴の取消はできません。
 問題になるのは法務大臣の検事総長に対する指揮権の発動ですが、本件ではまず有り得ないでしょう。

ありがとうございました。納得いたしました。枝野議員は、せめて危機感を持ってこの指揮権を発動せよといっていたわけですね。

私は、たとえ起訴の当否がうやむやになろうとも、一分でも早く加藤先生が職場復帰できることのほうが、いいのかなと思います。 どうせ、一審で無罪になっても、検察は控訴ですよね。いったい何年かかるのでしょうか? その間、地域産科医療の間接的損失はそれなりにあるのではないでしょうか? もちろん、加藤先生が、この件の決着後に産科をお続けになるかどうかは加藤先生しだいだと思いますが。

私自身、救急の現場でリスクのある診療に常にさらされていることを考えると、
枝野議員が答弁の中で言っていたとおりで、この事件が起訴されたということだけで、
明日はわが身ととっています。したがって、リスクを避ける診療を最優先します。

モトケン様

すみません。ここは、意見を書くところではなかったようです。
以後気をつけます。 

>No.28 ER医のはしくれさんのコメント

でお述べになったことこそ多くの医師の声なき声そのものではないかと胸に響きました。
横から失礼致しました。

 私もついコメントしてしまいました(^^;

 No.26,27,28を枝野委員の衆議院法務委員会での質疑のコメント欄に転記しました。

 このエントリのコメント欄は原則として情報書き込み専用です。

 書き込まれた情報はできるだけ早く「関連情報」カテゴリなどにエントリとして転記しますので、ご意見はそちらのほうにお願いします。

 でも、ときどき遅れる場合がありますのですいません。

法医学者の悩み事のエントリーに追加をお願いします。

Yahoo!ブログ - 法医学者の悩み事 福島県立大野病院事件に関する噂

いのげ氏の第2回公判速報です

http://society6.2ch.net/test/read.cgi/hosp/1170917332/l50

第二回公判の報道

読売
大野病院事件 検察側証人が被告に理解示す証言
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news002.htm


河北新報
「被告の処置は適切」検察側証人の医師ら証言 大野病院事件
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070224-00000005-khk-l07

ロハスメディカル 川口氏の傍聴記です

福島県立大野病院事件第二回公判(1)
http://lohasmedical.jp/blog/medical/2007/02/post_486.php

福島県立大野病院事件第二回公判(2)
http://lohasmedical.jp/blog/medical/2007/02/post_489.php

紫色の顔の友達を助けたい

Dr.いのげによる大野病院事件第二回公判 傍聴記

http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/medical/2007/02/dr_cd55.html

いのげ先生も別スレに挙げていましたが、こちらにも転記します。
裁判官の訴訟指揮等に関する、いのげ評あり。

法医学者の悩み事のエントリーに追加をお願いします。
Yahoo!ブログ - 法医学者の悩み事 なるほどこうして過誤は作られたわけか、、、

ロハスメディカル 川口氏の傍聴記です

http://lohasmedical.jp/blog/medical/2007/03/post_533.php

福島県立大野病院事件第三回公判(1)
投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年03月16日 23:05

福島県立大野病院事件第三回公判(2)
投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年03月17日 16:31

http://lohasmedical.jp/blog/medical/2007/03/post_534.php

ロハス・メディカル ブログ。  川口恭氏の傍聴記です。

裁判長、検事の一部が交代したようです。

福島県立大野病院事件第四回公判(1)

福島県立大野病院事件第四回公判(2)

法医学者の悩み事のエントリーに追加をお願いします。
Yahoo!ブログ - 法医学者の悩み事 法医学の役割

周産期医療の崩壊をくい止める会

第四回公判について(07/4/27)

法医学者の悩み事のエントリーに追加をお願いします。
Yahoo!ブログ - 法医学者の悩み事 朝日新聞の特集記事

県立大野病院の裁判 鑑定医も証言が揺れる
福島中央テレビ(動画では法廷内が映っています)

2007年05月25日 18:31

 大熊町の県立大野病院で帝王切開の手術を受けた女性が死亡した事件の公判がきょう開かれ、女性の子宮を鑑定した病理鑑定医が証言に立ちました。
 業務上過失致死などの罪に問われている、県立大野病院の産婦人科医、加藤克彦被告は、2004年の12月、当時29歳の女性の帝王切開の手術をした際、癒着した胎盤を無理に引き剥がして死亡させたなどとされています。
 きょう福島地裁で開かれた5回目の公判では、死亡した女性の子宮を鑑定した病理鑑定医の証人尋問が行われました。
 この鑑定医は、まず検察官の尋問に「胎盤の癒着を予測できた可能性がある」とする検察側の主張に沿った証言をしました。
 しかし、鑑定医は、弁護側の反対尋問には「手術の前に行う超音波検査では、癒着を予測するのは難しい」と違った見解も示し、争点の一つとなっている癒着の予測に関して、その判断の難しさが浮き彫りになった形です。

No.50 田舎の消化器外科医さん

>この鑑定医(病理医)は、まず検察官の尋問に「胎盤の癒着を予測できた可能性がある」とする検察側の主張に沿った証言をしました。

この病理医は、自身が放射線科であり、産婦人科医であり、解剖する前に診断できる自信が経験を基にあるというのだろうか?

『可能性があるという』という定性的な答えでなく、定量的に何%可能性があり、何%難しく、その場合、結果回避可能性がなかったということを言うべきではないか???

検察に買われる病理鑑定であるから偏向しているのは当然としても、その主張の正しさを学会レベルで吊るし上げても良いのではないのか?
鑑定に対する良識を求めようとすると、後で、鑑定を更に第三者で鑑定し、評価する必要があるだろう

もし、その結果、患者側に立つ鑑定医がいなくなったとしても、それはそんな曲がった間違った鑑定がありえないということであり、何ら公平な裁判に支障はないと思う

病理医に対する川柳
Medical doctors know everything, but do nothing.
Surgeons can do everything ,but know nothing.
Pathologists know everyhting and can do everything, but it is too late.

後だしジャンケンが病理医の仕事であり、ジャンケンの勝負に口出しするのは、控えめにお願いしたい

子宮鑑定医師証人に 検察側主張に沿う証言
読売福島

大野病院事件公判

 大熊町の県立大野病院で2004年12月、帝王切開手術で女性(当時29歳)を失血死させたなどとして、業務上過失致死と医師法違反の罪に問われている産婦人科医、加藤克彦被告(39)(大熊町下野上)の第5回公判が25日、福島地裁(鈴木信行裁判長)であり、摘出された女性の子宮を鑑定した医師の証人尋問が行われた。

 公判では、争点の一つである子宮と胎盤の癒着の部位や程度について検察側と弁護側の立証が対立。医師は「子宮口をまたいで子宮の後ろから前にかけて癒着していたと推定される」と検察側の主張に沿う内容の証言をした。弁護側は、切り分けた子宮の一部に癒着が認められた場合、全体に胎盤の癒着があると推定した鑑定手法に疑問を呈した。
(2007年5月26日 読売新聞)

福島・大野病院訴訟「剥離すれば止血は困難」鑑定医証言

河北新報 2007年05月26日土曜日(閲覧には会員登録必要)

福島県立大野病院(大熊町)で2004年、帝王切開中に子宮に癒着した胎盤を剥離(はくり)した判断の誤りから女性患者=当時(29)=を失血死させたとして、業務上過失致死罪などに問われた産婦人科医加藤克彦被告(39)の第5回公判が25日、福島地裁であり、患者の子宮を鑑定した医師が検察側証人として出廷した。

 争点になっている子宮と胎盤の癒着の程度について、医師は「三段階のうち中程度の癒着。胎盤が子宮表面の子宮筋層の2分の1に入り込んでいる状態で、剥離すれば止血は困難」と証言。弁護側の「胎盤は子宮筋層の5分の1しか入っておらず、限りなく軽度に近い中程度の癒着」とする主張を否定した。

 癒着の範囲についても「子宮の前壁から後壁にかけて全面的に癒着していた」と、検察側立証に沿う証言をした。

 起訴状によると、加藤被告は04年12月17日、女性の帝王切開手術で胎盤と子宮の癒着を確認し剥離を開始。継続すれば大量出血で死亡することが予見できる状況になっても子宮摘出などに回避せず、剥離を続けて女性を失血死させた。

確かに病理医は最終的な臓器の状況など、死因を考える上では最も信頼の出来る決定的な証拠を持っています。
しかし、患者の生前、すなわち実際の臨床ではだいぶ異なります。視野や既知範囲も狭いし、状態だって異なることがある。
そもそも病理は臨床医でもわからなかったことを明らかにする、という特徴も備えていますが、これは言い換えると、本当の原因は患者が死んで解剖したときに初めてわかるということなのです(最も病理とて完璧ではありませんが)。
検察に訴えたいことは、病理という結果論で見るのではなく、実際の現場に置いてどうだったか、ということを争点にするべきだと言うことです。理論的に考えれば当たり前のことですが、検察にはそれが出来ていません。要するに検察は論理的思考に欠けていると言うことです。

病理はあくまでも臨床医でもわからなかった範囲のことを明らかにするという次元でしかないのです。つまり、その患者を救うと言うよりは、未来の医療(患者)のために備えるためにあるのです。
それがわかっていないから病理医の証言を元に臨床医を裁くという非理論的な、めちゃくちゃなへりくつが通ってしまう・・・。

どちらかと言えば、子宮と胎盤の癒着の程度を問題にしているのは弁護側かと思います。


 胎盤病理の専門家による病理鑑定の結果では、癒着の程度はもっとも深い部分でも子宮筋層の5分の1程度の深さで、この程度の癒着であれば剥離を行うことがより適切だった。また、子宮と胎盤の構造からして、クーパーの使用は母体からの大出血を招く行為ではない。
http://www.ohmynews.co.jp/news/0/4907


 この件の被害者の胎盤は、子宮口全体を覆う全前置胎盤であり、子宮前壁から後壁にまたがって付着していた。病理学鑑定では、被害者の胎盤は絨毛(じゅうもう)が子宮筋層内まで侵入する嵌入(かんにゅう)胎盤であり、癒着部位も子宮前壁から後壁まで及んでいたことが判明した。
http://www.ohmynews.co.jp/news/0/4908

>No.54 yama さん
>それがわかっていないから病理医の証言を元に臨床医を裁くという非理
>論的な、めちゃくちゃなへりくつが通ってしまう・・・。

まあ、三次元空間が一方向性の時間軸に沿って流れていくこの四次元空間に生息している限り、そんなへりくつはすぐ消滅するでしょう。
そのへりくつ、例えるならばスタートレックの亜空間的発想(笑)ですね。

第5回公判を傍聴し着ました。まだ報道以外からの記事が出ていないので自信たっぷりに言えるわけではない(聞き逃しもあるかもしれない)ですが、私の聞いていた範囲では、証人はNo.50で田舎の消化器外科医さんが書き起こされたような

この鑑定医は、まず検察官の尋問に「胎盤の癒着を予測できた可能性がある」とする検察側の主張に沿った証言をしました。
と言うようなことを明言してはいなかったと思います。
証人は本例子宮についての病理診断や鑑定を計3回行っています。
書類作成日の古いものから、名称は正確ではないかもしれませんが、『組織診診断書』『鑑定書』『捜査関係事項回答書(再鑑定書)』です。
『組織診診断書』では4標本(子宮後壁2箇所、前壁1箇所、頚部1箇所)から「placenta accereta, uterus resection(癒着胎盤、子宮摘出)」と診断しています。
『鑑定書』では、子宮を縦に8分割した際に表に出ている面を全て観察できるように39標本を作成して癒着胎盤の範囲を推測しています。
『再鑑定書』では、『鑑定書』作成時と同じ標本を再度詳細に観察し、前回鑑定時には正常と癒着胎盤の判断が難しかった部分に、勉強し目を肥やした結果癒着胎盤と判断できる部分が増えたため、結果として癒着胎盤の推定範囲が『鑑定書』とは異なっているとのことでした。
『再鑑定書』に添付した標本写真には縫合糸と瘢痕組織を含むものが1枚あり、この部分を前回帝王切開時の創と判断、その付近にも陥入胎盤の病理像があることを説明し、「子宮口をまたいで後壁から前壁への癒着(胎盤)もあったものと推測する」と証言していましたが、「予測可能性」というような言葉は、先にも書いたように主尋問では出ていなかったと思います。
また、この説明の際に証人が図示した前回創部付近の癒着胎盤の範囲は、創にわずかにかかるかどうかという感じ(創から頭側にせいぜい数mmはみ出る程度)であり、これは弁護側反対尋問での
「手術の前に行う超音波検査では、癒着を予測するのは難しい」
という証言となんら矛盾はないと思います。

法医学者の悩み事のエントリーに追加をお願いします。
Yahoo!ブログ- 法医学者の悩み事 木を見て森を見ず

福島・大野病院事件の第5回公判が開催
病理の鑑定結果の信ぴょう性に疑問符

日経メディカルオンライン 2007. 5. 26 (要会員登録)

一部引用

本事件の焦点の一つは、子宮前壁に癒着胎盤があり、それを帝王切開手術の前に予測できたか否かにある。病理医は、鑑定でも、この日の証人尋問でも子宮前壁に癒着胎盤があることを認めた。これは一見すると、検察側に有利な証言とも受け取れるが、鑑定とは異なる内容の証言をしたり、胎盤病理の専門家ではない点を弁護側に指摘されるなど、鑑定、さらには証言内容の信ぴょう性に疑問が呈せられる結果となったといえよう。

また、病理医の専門は腫瘍であり、癒着胎盤で摘出した子宮の病理検査を実施したのは、本事件が2例目だった。鑑定時に用いたのは、子宮組織のみであり、胎盤組織やその写真を参考にしたり、臨床医と相談することなどはしなかったという。

今回の証人尋問は、7時間近くにも上った。午前の3時間弱が検察側の、午後の3時間超が弁護側の尋問で、最後の1時間弱が検察側の再尋問だった。鑑定では計39枚の組織のプレパラートが作成され、それらの顕微鏡写真が証拠として提出された。その幾つかについて、絨毛、子宮筋層などの位置を、プロジェクターに映し出しながら、病理医が一つひとつペンで印を付けながら細かく説明した。

ohmynews から

病理医は検察側に沿う証言、ただし信憑性には疑問符

福島県立大野病院事件第5回公判

裁判では、癒着胎盤の予見可能性があったかどうかが問われており、子宮前壁に癒着が存在していたとの病理医の証言は、検察側に有利となる。
 ただ、(1)子宮前壁近辺の組織片の写真から癒着を推測したもので、癒着そのものを確認したものではない、(2)自らの病理鑑定を覆す証言である、(3)たとえ癒着があっても超音波診断や肉眼では確認できないと証言した――などの理由から、信憑(しんぴょう)性が高まったとは言い難い内容となった。

前壁については、弁護側が疑義を呈した。

 プレパラート上にいくつかの点状の胎盤絨毛(じゅうもう)が指摘され、「プレパラートの少なくとも一部に絨毛を認めたら、その標本の採取部位全体に胎盤癒着があるとみなす」という定義を元に、病理医が「子宮前壁にも癒着があった」と証言したからだ。

周産期医療の崩壊をくい止める会 第5回公判について
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%C2%E8%B8%DE%B2%F3%B8%F8%C8%BD%A4%CB%A4%C4%A4%A4%A4%C6%2807%2F5%2F25%29

フロントページには佐藤章・福島医大産婦人科教授による第5回公判傍聴記(特に鑑定結果に関するコメント)が出ています。ぜひご一読ください。
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi

P R

ブログタイムズ

このエントリのコメント