エントリ

 訴えによると、原告の妻は男児を出産しようとしていた03年8月24日午後5時半ごろ、同病院で助産師から人工破膜を受けた。生まれなかったため、約1時間10分後に頭にカップを吸着させて男児を引き出したが、仮死状態で気管に便を詰まらせていた。しかし、院長らは便を取り除かず、男児は19日後に死亡した。

 夫婦は▽人工破膜した時点では子宮口は全開しておらず、破膜すれば胎児への圧力が強くなって仮死状態になることは予想できた▽ 院長らが詰まった便を取り除くなどの処置をしていれば死亡しなかった−−などと主張している。院長は「訴状の内容を把握していないのでコメントを差し控えたい」としている。


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コメント(62)

典型的な仮死産による、胎便吸引症候群のようです。

普通は必死で便、羊水を吸引し、蘇生するものですが、情報が少なく、これ以上は判りません。

別の新聞記事です

新生児死亡で医院を提訴/横浜
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiifeb30/

 内科医先生のおっしゃるとおり、典型的なジストレス→MASだと思いますが、人工破膜(通称じんぱ)まで争点にされるようじゃ世も末ですわ…見出しにするなよ、糞毎日め。
 気管内洗浄や吸引を本当に「しなかった」のかどうかもポイントですね。胎便どろどろで出てきて吸引していなかったのならもちろん過失でしょうがね。どろどろの状態でほったらかしてNICUに送るのが遅れたとか、そういうストーリーならまあ叩かれても仕方のないところでしょうが。分娩前のCTGをちゃんと取っていたか、どれくらい落ちていたのかも争点になるでしょう。
 それらが問題ないのであれば、この開業医先生を応援したいところです。

>長男は、別の病院に搬送されるまで気管内挿管などの処置を受けなかった
>ため翌月、搬送先の病院で低酸素性虚血性脳症などで死亡した。

No.2のリンク先に書かれている上記内容が事実だとしたら,医師側の対応に問題ありと言われても仕方がないでしょうが,本当なんでしょうか?
羊水混濁があってMASが疑われるなら,No.3産科医さんが書かれているように通常は直ぐに気管挿管して吸引を繰り返す必要があると思いますが.さらに場合によってはサーファクテン投与か...

産科の医師の方に伺いたいのですが、新生児の気管内挿管は自分等だけで出来ますか?

小児科、麻酔科の医師なら、当然出来るでしょうが。

ちなみに、私は小児科勤務医時代は緊急帝王切開の患者が出ると、必ず手術室に呼ばれていました。(つまり、産科医は新生児の蘇生をしていませんでした。)

>ちなみに、私は小児科勤務医時代は緊急帝王切開の患者が出ると、必ず
>手術室に呼ばれていました。(つまり、産科医は新生児の蘇生をしてい
>ませんでした。)

産科ではないですが,
確かに言われてみれば挿管するのは我々麻酔科医か新生児科の先生ですね.
産科医の先生では難しいでしょうね.とするとできることはせいぜい口腔内を吸引し,タッピングして咳をさせること位でしょうか.うっかりしていました.

釣りに掛かって産科医から心ない一言。

>産科の医師の方に伺いたいのですが、新生児の気管内挿管は自分等だけで出来ますか?
新生児仮死の程度・新生児の大きさにより出来ることもあり、出来ないこともあるでしょう。
満期で仮死の程度がひどければ、容易でしょうし。体重、仮死の程度によっては、
小児科、麻酔かの医師でも当然には出来ないこともあり一概には言えないと思いますが?
科による分類では医療・医学的には有効ではないと思います。裁判上は攻撃材料になるでしょうが。
小児科、麻酔科の医師でも、新生児をどれだけ研修して、維持しているかが問題でしょう。
それとも、小児科や麻酔科の認定医・指導医の更新過程には新生児の蘇生術実習が必須と
されているのでしょうか?
産科医でも麻酔科・新生児科の初期研修が必修という大学病院は多いと思いますし、どちらもしない
教室・医局というのはちょっと、想像できませんし、今時、考えられませんね。
産婦人科入局で麻酔科も新生児科も研修なしという施設は10%以下では?
初期研修でこつを覚えたら、正常分娩児の吸引の際、時々、喉頭展開して、コツを維持していると
いう産科医は少なくないと思いますよ。

cs時よりむしろ、吸引・鉗子分娩時に立ち会っていただいたほうが産科医としては有り難いですね。

私は分娩時胎児仮死で子供を亡くしました。挿管して心マッサージをしたが、1時間後に死亡といわれました。・・しかし、証拠保全したカルテには、羊水をほとんどのんでいないとかいてあり、解剖結果には、肺が羊水で満たされていたと書いてありました。これは、どういうことなのでしょうか・・・分娩時には医師の立会いもありませんでしたし、人口破膜したのも全開大ではありませんでした。病院も何の説明もしてくれません。何か分かることがあれば教えていただけないでしょうか。お願いいたします。

>分娩時には医師の立会いもありませんでしたし、

そんなことがあるんですか?
カルテの内容もそうですが、医師の立会いがないとすればそれ自体問題があるような気がしますが。

>挿管して心マッサージをしたが、1時間後に死亡といわれました。
>・・しかし、証拠保全したカルテには、羊水をほとんどのんでいな
>いとかいてあり、解剖結果には、肺が羊水で満たされていたと書い
>てありました。これは、どういうことなのでしょうか

肺が羊水で満たされていたということは出生後ほとんど自発呼吸をしていなかったのではないでしょうか?
胎児は子宮内では羊膜に包まれ羊水中に浮いている状態ですから,この状態では肺の中にも羊水が入っています.通常は出生すると自発呼吸を開始し,肺内には空気が満たされて羊水は排出されます.

ところで,胎児仮死の場合には分娩時に「さらに羊水をのむ」ということが生じます.
これは推測ですが,「羊水をほとんどのんでいない」という表現は胎児仮死での分娩時にこういったことが生じていなかった,ということを意味して書かれていたのではないでしょうか?

>kenji47さん、Level3さん、私の質問に答えていただき、ありがとうございます。

医師の立会いがなかったのは、頭が見えてきてから、助産師が「先生を早く呼んで!」と叫んでいたのですが、外来診察で間に合わなかったのです。

自発呼吸が一度も無ければ、羊水は排出されることなく、肺に羊水が残ったままと、いうことになるのですか?「羊水をほとんど飲んでいない」ということと、解剖結果の「肺が羊水で満たされていた」ということは、どのように理解すれば良いのでしょうか・・・・
カルテには、自発呼吸が無く、挿管して2分後に心拍が100以上になったと書いてありました。その30分後に心拍停止、心マッサージとアンビューにて人口呼吸としてあります。
しかし、しっかりと肺が膨らんだ形跡がないような状態で、本当にこんなに長い間心拍が続くのか疑問に思っています。挿管の失敗というようなことも考えられるのでしょうか?・・
カルテもほとんど書き換えられていて、手がかりがありません・・・
いまだに、自分の子が亡くなった理由が分からないままです。

>自発呼吸が一度も無ければ、羊水は排出されることなく、肺に羊水が
>残ったままと、いうことになるのですか?「羊水をほとんど飲んでい
>ない」ということと、解剖結果の「肺が羊水で満たされていた」とい
>うことは、どのように理解すれば良いのでしょうか・・・・
>カルテには、自発呼吸が無く、挿管して2分後に心拍が100以上になっ
>たと書いてありました。その30分後に心拍停止、心マッサージとアン
>ビューにて人口呼吸としてあります。
>しかし、しっかりと肺が膨らんだ形跡がないような状態で、本当にこん
>なに長い間心拍が続くのか疑問に思っています。挿管の失敗というよう
>なことも考えられるのでしょうか?・・

私は産科医ではありませんので詳細なところまでは解りませんが,もしも肺に全く空気(もしくは酸素)が送られていなければ心拍が30分も続くことは考えにくいです.特に新生児は低酸素状態になると容易に徐脈になり,さらに低酸素状態がひどくなると心停止を来します.
解剖の結果ですが,もし本当に肺全体が羊水で満たされていたのなら30分も心停止を来さないことはないと思いますので「肺全体ではなく肺の一部」ではないでしょうか?剖検の詳細な記述がないと,適切なコメントが行なえません.

挿管して2分後に心拍が100を超えていることからみて少なくとも肺に酸素は送られていると考えられます.気管挿管は適切に行なえたものと推測されます.(もしくはマスク換気がうまく行なえたか)
30分も処置を続けた後に心停止おり,その間は必死の治療が行なわれていたと思われます.ある程度,肺に酸素は送られていたと考えるべきです.
胎児仮死=>胎便吸引症候群,といったところなんでしょうか?

蘇生を続けたが不幸にして亡くなってしまった場合,最初の病態に加えて治療による変化が加わりますので解剖でどこまでのことが解るかは難しいところもあると思います.ただ経過から考えますと「肺が羊水で満たされていた」が肺全体を指しているとは考えにくいというのが実際のところです.

 Level3さん、とても親切にご説明いただき、ありがとうございます。
 何も分からないところから、少し前に進めたような気がします。本当に貴重なご意見に感謝しております。
>解剖の結果ですが,もし本当に肺全体が羊水で満たされていたのなら30分も心停止来
>さないことはないと思いますので「肺全体ではなく肺の一部」ではないでしょうか?剖検>の詳細な記述がないと,適切なコメントが行なえません.

私は、剖検の結果を、直接、剖検していただいた先生に説明を聞きに行きました。その時に、「両肺共にうっ血、出血をともなった充実性の組織のようになっており、空気が全く含まれていないような状態であった。」「全ての領域が羊水で埋め尽くされており、胎児性無気肺の状態である。」といわれました。そして、直接の死因は、胎児仮死、その原因は脳幹部の脳出血(新鮮血)とのことでした。

産婦人科の先生からは、産まれるまで何の異常も無く、徐脈も無かった。と、うその説明を受けました。こんなことは初めてで、どうしてこんなことになったのか分からない、とも言われていました。出産時、私は放置され、1300ml以上の出血もあり、先生は何か隠している気がしてなりません・・・

私は素人なので、Level3さんのような方からのご意見、ありがたいです。

メルク・マニュアル
正常な新生児,乳児,小児の健康管理
周生期の生理
http://merckmanual.banyu.co.jp/cgi-bin/disphtml.cgi?url=19/s256.html

 ご参考までに。

> 脳幹部の脳出血

 ここから先は門外漢の想像に過ぎませんが、第1呼吸が無かったということではないかと思います。新鮮血であったということは、分娩ストレスが出血の原因となった可能性もあります。因みに、大人の脳幹出血はしばしば呼吸停止により即死すると言われています。

 rijinさん、大変貴重な資料とご意見、ありがとうございました。

とても苦しんで亡くなっていったのだのだと感じました。何もしてあげられなかった自分を悔やみます。私は、子供が亡くなってから、どうしてこんなことになったのだろか、本当のことを知りたいと思い、いろいろ病院とも交渉しましたが、誰も答えてはくれませんでした。
名前も顔も知らない方々が、こんなに親切にしてくれるなんて思いもしませんでした。
毎日、本当に苦しくて悲しい気持ちで過ごしてきたのですが、少し救われました。
本当にありがとうございます。

 新生児は痛みも苦しみも感じることはないとも言われています。

 キリスト教では、幼くして亡くなった子供達は天国に昇り、神の最も近くで光と温かさに包まれているのだと教えるそうです。

 苦しみと悲しみの癒えるときが一日も早く訪れることをお祈りしております。

子供を亡くした母 さん。
まずは、お亡くなりになりましたお子様のご冥福をお祈りします。

>「両肺共にうっ血、出血をともなった充実性の組織のようになっており、空気が全く含まれていないような状態であった。」「全ての領域が羊水で埋め尽くされており、胎児性無気肺の状態である。」

出生後の第1呼吸で肺胞内に空気が入り、このとき気道や肺胞のなかの水分は吸収されます。
剖検していただいた先生のお話で「全ての領域の水分」が本当に羊水だったのかが疑問に思いました。
いったん肺胞に空気が入った状態になれば、肺サーファクタントが足りないと肺胞は潰れてしまいます。
組織を調べて肺胞が潰れていたのなら、解剖で埋め尽くされていた水は肺胞液(羊水)ではなく肺間質液や肺がむくんだ事による水になるはずです。
組織を見て、肺胞が潰れていない状態であれば、その中に含まれているのは肺胞液(羊水)であり、肺には空気が送り込まれていなかった。つまり気管挿管が上手く行なえていなかった証拠になります。

(『空気が全く含まれていないような状態』『全ての領域が羊水で埋め尽くされて』)≠(胎児性無気肺)
なので、剖検していただいた先生が、胎児の肺の生理を理解していたのかが疑問に感じるようなご返答のようにも思えました。
説明の過程で生じた誤解の可能性もあるので、もう一度このあたりもご確認されてみたらよいのではないでしょうか。

>直接の死因は、胎児仮死、その原因は脳幹部の脳出血(新鮮血)とのこと
>でした。

新生児はストレスにより容易に脳出血を起こします.おそらく出生時に胎児仮死で呼吸しない状態であり,その後蘇生処置がなされたが,低酸素状態が持続しいずれかの時点で脳出血が生じ亡くなったのでしょうか.

胎便吸引症候群のようになっていればオダさんが書かれていますようにサーファクタントが欠乏して肺胞が潰れてしまったかもしれません.
先にも書きましたように肺胞に一度も空気が入らないままですと30分も心拍が続くことはあり得ません.気管挿管で心拍数が100以上になっていたのならいくらかの空気(もしくは酸素)は肺に送り込まれているはずです.

教えて頂いた内容から考えられることを書いてみました.

 オダさん、Level3さん、本当にありがとうございます。

 私が一番気になっていたことです。どうして、挿管にこだわるのか、心拍にこだわるのかと言いますと、実は、1時間後という時間に死亡確認を行ってもらっていないのです。
娩出後、15分くらいして夫が処置室に呼ばれ、そのときには聴診器で心拍を確認しましたが、その後は心拍を確認した人が家族の中にはおりません。はっきりとした時間は母子手帳を見て知りました・・・私が子供と会わせてもらったときには、「もう、呼吸をしていないんです。」と、言われました。救急車も帰った後でした。唇も濃い紫色になっていて、乾いて硬くなっていました。
こんなことって、あるんだろうか・・と、病院に何度か説明をしてほしいと頼みましたが、きちんとした説明を受けることはできませんでした。

剖検していただいたのは、新生児科の先生が救急で来られた病院の研究所の先生です。年に数例、剖検を行っているとのことでした。
説明は2度受けました。一度目のときには家族だけで、2度目の時には担当の産婦人科医師と一緒に受けました。2度目の説明のときに、まとめとして下記のように説明されました。
「脳は浮腫状で自己融解傾向にあり、組織学的にも大脳白質・灰白質の広い範囲にわたって浮腫を支持する所見が見られる。神経細胞に急性虚血性変化は無いが、大脳・小脳・脳幹の全域で、低酸素・虚血などに反応したグリオーシスの像を呈する。両肺には大量に羊水を吸引した痕跡があり、ごく一部の肺胞腔を除いてほぼ全域の気腔をうめるように羊水由来の剥離上皮が見られる。本症例は、出生より2〜3日前かそれ以前より、胎内で低酸素・虚血などの原因で脳に障害が発生し、呼吸促迫していたものと思われる。脳幹付近の硬膜下出血によって、さらに中脳領域での障害が強くなり、生命中枢の異常を来したことが、死亡につながったと考える。

私は、納得ができませんでした。出産前日が定期健診で、胎盤も良いし、赤ちゃんも元気、問題ないでしょう。と言われていました。分娩監視装置も異常はありません。異常が出たのは、分娩の5〜6時間くらい前からなのです。写真つきの解剖所見にも肺の形態は通常としてありました。
いったい、何がどうなっているのか、全然わかりません・・・

オダさんとLevel3さんから教えていただいた肺胞が潰れていたかどうかはどうすれば確認できるのでしょうか。剖検所見から、異常とされる記入は見つかりません。お腹の中で出血していて、もう、産まれても助からなかったであろうと言われていました。私は、どう理解すれば良いのでしょうか。

 オダさん、Level3さん、本当にありがとうございます。

 私が一番気になっていたことです。どうして、挿管にこだわるのか、心拍にこだわるのかと言いますと、実は、1時間後という時間に死亡確認を行ってもらっていないのです。
娩出後、15分くらいして夫が処置室に呼ばれ、そのときには聴診器で心拍を確認しましたが、その後は心拍を確認した人が家族の中にはおりません。はっきりとした時間は母子手帳を見て知りました・・・私が子供と会わせてもらったときには、「もう、呼吸をしていないんです。」と、言われました。救急車も帰った後でした。唇も濃い紫色になっていて、乾いて硬くなっていました。
こんなことって、あるんだろうか・・と、病院に何度か説明をしてほしいと頼みましたが、きちんとした説明を受けることはできませんでした。

剖検していただいたのは、新生児科の先生が救急で来られた病院の研究所の先生です。年に数例、剖検を行っているとのことでした。
説明は2度受けました。一度目のときには家族だけで、2度目の時には担当の産婦人科医師と一緒に受けました。2度目の説明のときに、まとめとして下記のように説明されました。
「脳は浮腫状で自己融解傾向にあり、組織学的にも大脳白質・灰白質の広い範囲にわたって浮腫を支持する所見が見られる。神経細胞に急性虚血性変化は無いが、大脳・小脳・脳幹の全域で、低酸素・虚血などに反応したグリオーシスの像を呈する。両肺には大量に羊水を吸引した痕跡があり、ごく一部の肺胞腔を除いてほぼ全域の気腔をうめるように羊水由来の剥離上皮が見られる。本症例は、出生より2〜3日前かそれ以前より、胎内で低酸素・虚血などの原因で脳に障害が発生し、呼吸促迫していたものと思われる。脳幹付近の硬膜下出血によって、さらに中脳領域での障害が強くなり、生命中枢の異常を来したことが、死亡につながったと考える。

私は、納得ができませんでした。出産前日が定期健診で、胎盤も良いし、赤ちゃんも元気、問題ないでしょう。と言われていました。分娩監視装置も異常はありません。異常が出たのは、分娩の5〜6時間くらい前からなのです。写真つきの解剖所見にも肺の形態は通常としてありました。
いったい、何がどうなっているのか、全然わかりません・・・

オダさんとLevel3さんから教えていただいた肺胞が潰れていたかどうかはどうすれば確認できるのでしょうか。剖検所見から、異常とされる記入は見つかりません。お腹の中で出血していて、もう、産まれても助からなかったであろうと言われていました。私は、どう理解すれば良いのでしょうか。

>>子供を亡くした母さん様
「分娩監視装置も異常はありません」
これは胎児の心拍数を記録しているだけであって、心拍数に異常がないからといってお腹の胎児に問題がないとまではいえません。更には脳内で起こっているイベントが反映されるような装置でもありません。心拍数が急に減少した等の変化があったのでしたら解剖の通り脳幹の病変による症状だったかもしれませんし、実際、脳出血の成人が亡くなる時は急に心拍数が低下、その後上昇して不整脈、心停止になったり、いきなり低下、心停止になったりとさまざまな最後となります。
産科医院から説明が。。といろいろ不満もあるとは思いますが正直いってなぜこのようになったのか医師自身も判らないのではないかと思います(今の御時世断言調で説明なんてできませんし)
お気の毒とは思いますが、病理解剖までされていて原因疾患が脳内イベントであるならば、肺胞云々は生命延長にはつながらない枝葉末節のお話になるかと思います。

子供を亡くした母さん,

子供を亡くされたことに関しましては誠にお気の毒に思います.
No. 20の書き込みを読みましておおよそのことがわかったように思います.
「本症例は、出生より2〜3日前かそれ以前より、胎内で低酸素・虚血などの原因で脳に障害が発生し、呼吸促迫していたものと思われる。脳幹付近の硬膜下出血によって、さらに中脳領域での障害が強くなり、生命中枢の異常を来したことが、死亡につながったと考える。」
ということからして,出生以前に脳にはなんらかの傷害が生じていたのでしょう.全身的に低酸素が生じていたのか,脳に特にそういったことが起こっていたのかは定かではありませんが.残念ながらその時点ですでに運命は決まっていたのだと思います.
「神経細胞に急性虚血性変化は無いが、大脳・小脳・脳幹の全域で、低酸素・虚血などに反応したグリオーシスの像を呈する。」
からみて出生後に傷害が生じたのではなく,すでに胎内で脳はダメージを受けており結果的に出生後は自発呼吸も出ずにそのまま亡くなった,と考えるのが妥当です.
心臓自体は血液中に酸素がある程度あれば動き続けるものです.出生後の気管挿管のことを気にしておられるようですが,残念ながらこのことは事態の生じた主因ではないでしょう.おそらく気管挿管は成功していると思います.そして酸素が肺に送られたため心臓はしばらく動いたのでしょう.しかし脳の方が傷害を受けていれば救命しようがありません.
酸素は血液にとけ込みますから,もしかしたらそれが理由で肺胞内に空気が無かったのかもしれません.通常100%酸素で肺を満たして気道を閉塞させてしまうと15分ほどで完全な無気肺が出来上がります.

地方で法廷通訳をしている関係から、ここで交わされる法律論議を興味深く拝見しておりました。
25年前の自分に起きたことがどういうことだったのか、この記事とみなさまの説明で
大体わかったような気がします。

予定日の4週前に早産の兆候があるということで入院したところ、2日後には
お腹の張りがあるので「お産にします」という説明を受け、陣痛促進剤の経口投与、
点滴で12時間後に「破水しないので人工破膜します」ということばのあと吸引で
出産しました。か細い声でしたが、産声も聞きました。
が、翌日昼前には夫から「助からない」とひと言。少し小さい(2100g)から保育器に
入っているといっていた説明から一転、私には何がなにやらわからないままにことは
進められ、一度もこの胸に抱くこともなく消えてしまいました。
退院までに「胎便で羊水が濁っていたから、赤ちゃんは相当苦しんだ」と看護師から聞かされたことを、その後何年経っても忘れることができませんでした。
半年後、早産を予防するために入院した私になぜ陣痛促進剤を用いたのか、どうしても納得できなかったため、担当医に確認したところ、
「破水していたからだ。感染を防ぐためにも破水後24時間以内に出産する必要があった」
「(子供が死ぬのは)よくあることですよ。いつまでもこんなことをぐずぐず言っていないで、若いんだから早く次の子を産めばいいでしょ」
ということばが返ってきました。破水はなかったのですから、医師の説明が嘘だと今でも確信しています。


rijin さんのコメント (No.17)

 新生児は痛みも苦しみも感じることはないとも言われています。

 キリスト教では、幼くして亡くなった子供達は天国に昇り、神の最も近くで光と温かさに包まれているのだと教えるそうです。

 25年前にこのコメントに触れたとしても、当時の私はこれほど心動かされたでしょうか。悲しみに対して静かに寄り添おうとしてくれる医療関係者の在ることを知り、人生は生きるに値するものだと、あらためてそう感じました。
 環境も異なれば、人それぞれ違った景色の中を歩いていきますから、私の体験がそのまま他の方に通じるとは考えていないのですが、悲しみは癒されることがないと思うようなときにでも、少しずつ形を変えていくのかもしれません。

 Hekichinさん、Level3さん、分かりやすいご説明、ありがとうございました。

初めから助からなかったいのちだったということを時間をかけて理解していこうと思います。
今はまだ、出産前日の定期健診のエコーで、「安心してください。赤ちゃんは元気ですよ。体格も良いし、胎盤も羊水も問題ないです。」と言われた事が頭から離れないため、現実を受け止めきれずにいます・・
出産後、病院を退院するときに、病院のスタッフ全員に見送ってもらいました。厨房の人、掃除の人、受付の人等、直接関係していない人たちまでが並んで頭を下げてくれました。
なんか、映画みたいだね・・・と、夫に車椅子を押してもらいながら泣いたのを思い出しました。
産婦人科の先生は、毎日のようにお産を取り扱っていて、妊婦一人の訴えなどにかまってられないと思うことがあるのかもしれませんが、私のように異常があっても朝の初診から分娩まで一度も診察してもらえないような、そんな状況を作らないようにしていただきたいと思います・・・そして、きちんと家族に説明していただきたいと思います。

 isaraさん、私も子供の死体の横で、医師から「次のお子さんもうちでどうぞ。」と言われ、言葉を失いました。初めて人を憎いと思いました。でも、これは、子供を失った母親にしか分からない感情なのですね。一度も生きている姿を見ていないのに、とても愛おしく思います。今でも思い出すだけで、ご飯が食べられなくなったり、寝られないで朝になることもあります。周りは何事もなかったように生活をしていて、自分だけが取り残されたような気持ちになることもあります。isaraさん、私もあなたのように前を向いて生きていけるようになるでしょうか・・・
rijinさんのコメント(NO.17)を読んだときに、今まで我慢していた涙がいっきにあふれでてきました。とてもありがたく思いました・・・
私事に、こんなに沢山の方にご意見いただき、ありがとうございました。感謝しています。

産科のことはわからないのでROMしていましたが、二言だけ。まずは知識的なことから。

カルテ書き換え:実はカルテはリアルタイムに書かなくてはなりません(法律で決まっています)。すべて医師がやらなければならない日本において現実にはそれは不可能ですからカルテは未記載か、間違って記載していることが多いので正しく書き換えます。従ってカルテ書き換えがあったからと言って捏造とは限りません。
但し、捏造も否定はできません。疑いの目で見ることもある程度は必要だと思いますが、疑いだけで見て医師不審になられても困るので難しいところです。おそらく法曹の方と意見は違うと思いますが、同じ改竄でもカルテ改善なら良いのですが(正直言ってこれくらいのことで法律違反だからと言ってとがめないで欲しい)、捏造や改悪は医師でも許せません。
一番良いのはしばらく時間をおいて感情的に落ち着いたところで(これ、夫婦げんかでも有効です)改めて落ち度がなかったのかどうか質問してみることも大事かもしれません。直後ですと感情のもつれから取り返しのつかない関係悪化になってしまうと思います。

バイタルサイン:バイタルサインとは心拍数、血圧、意識状態などのことを指します。これが異常であれば医学的には大問題なのですが、正常だからといって健康とは限りません。臓器というのは予備能と言って、ある程度ダメージを受けても検査値にでるような機能不全にしばらく至りません。しかし、予備能がダメージによってなくなった時点で目で見える異常(心電図異常、血液検査の異常など)となるのです。ある意味、検査結果が悪い時点ですでに臓器がやばい状態になっているとも言えます。
仕事柄胸痛や心電図異常を指摘された患者さんを多く診ていますが、心電図が正常だからといって心臓病が無いとは言えません。私も説明時には「今回は心電図では異常が見つからなかったです」か「胸痛の原因は不明です」と説明したりします。「順調です」ということはあっても決して「心臓は問題ありません」とは言いません。いつも心苦しく思うのですが、そう言わざるを得ないのです。
医師が死因がわからないなんてことは日常茶飯事です。何しろ医学のほとんどはまだ解明されていないのですから・・・。頼りない言葉で申し訳ありませんが、我々も一層原因究明に努力していかなければならないというのは患者さんが亡くなるたびに思うことです。

> 私も子供の死体の横で、医師から「次のお子さんもうちでどうぞ。」と言われ、言葉を失いました。初めて人を憎いと思いました。
自分なら絶対そんなこと言いません。患者の心を傷つける可能性もあるからです。
しかし、その産科医も悪気があっていったわけでも無いと思いますし、もしかしたら「気を落とさず、次のお子さんは是非元気な姿で生んで欲しいです」という念を込めて言ったのかもしれません。特に若い医師は経験が無いからつい励ますつもりで心を傷つける一言を言ってしまう場合があります。ある意味、心ない一言を言わない方がスレているか、冷静なのかもしれません(でも下手するとこの間の大野病院事件のように「何もしてくれなかった」と勘違いされてしまうこともあります)。だからどうか良い方向に考えて頂いて、医師を憎まないで欲しいなと願っています。

前半で現実的で心ないと勘違いされてもおかしくないコメントばかりで申し訳なかったのですが、感情的には心痛めているのは私も含めて担当された医師もおそらく同じでしょう。
最後に無くされたお子様のご冥福をお祈りいたしますと同時に、我々も医学の解明、研究を通じて少しでも医療に対する不信が少なくなり、安心して医療を受けられるように努力したいと思います。

yamaさん、私の担当医師もあなたのような先生だったら、どんなに良かったか・・・

私を担当してくれていたのは、院長先生でした。子供が亡くなってからは、とても動揺しておられ、私の顔もまともに見て話できないようでした。私は娩出後の放置で大量出血をし、歩くこともできませんでした。そのため、入院中にどうしてこんなことになったのか、子供はなんで助からなかったのか説明して欲しいと申し出ました。その日の夜、先生と助産師から説明を受けましたが、前日に入院してもらって、帝王切開をしていれば助かったかもしれないと、言われました。私をほったらかしになってしまったのも、申し訳なかったとおっしゃってくれました。
しかし、退院した後には対応が変わりました。剖検の結果も出ていたのに、出ていないとうそをつかれました。胎児の心拍も180くらいまでは普通ですよと、平気で私に説明しました。私のお腹の回復も普通の人と変わりません。と、言いました。私は医師の言葉が信用できなくなり、他の病院を受診しました。やはり、回復には時間がかかるので、薬を飲まなくてはいけないと、言われました。
不信感を抱いた為、証拠保全をしました。そして、その日から、嫌がらせの電話を受けるようになりました。
助産録は、胎児娩出時間、分娩時出血量、Apgar Score、Bishop Score等が、元の字の上から書き直してありました。分娩台帳も時間、内容共に書き直してありました。
入院中の看護記録、医師記録は、全て一人の人の手により、書き直してありました。その中でも、大切な部分はカルテがありませんでした。
私は、「あなたは貧血だから。」と言われ、毎日造血剤と抗生物質を注射されていましたが、その記録もありませんでした。30分も放置されて、輸血もバイタルチェックもなくて、私はこのまま死ぬのかな・・と思いました。子供を亡くし、自分も生死をさまよったのに、カルテには何事も無かったように記入してありました。
そして、一番許せなかったのは、私の子供を死産扱いにしてあったのです。ちゃんと戸籍にも名前が載っているのに、ちゃんと心臓が動いていたのに・・・医師の前に人として、許されることではないと思っています。
私は、こんな病院を選んでしまった自分を情けなく思います。

 通常、死産届は戸籍に記載されません。亡くなったお子さんのお名前が戸籍に記載されているということは、出生前に認知届が為された等の特殊なケースを除けば、死産証書ではなく、通常の出生証明書と死亡診断書の両方が発行されたものと考えます。

 そうすると、遺族感情への配慮に欠ける点については大きな問題がありますが、他方、後日に記録を書き換え、死産扱いとすることにあまり意味はありません。

 また、医療記録の改竄及び紛失は、原因の究明と再発の防止を困難にするので、個人的には重罪に値すると思っています。しかし、医療機関が何を目的として書き換えを行ったのか、カルテの一部紛失を主張したのかは一概にはわかりません。証拠保全の結果、書き換えが明らかであれば、理由を医療機関側に問いただすことをお勧めします。

 紛争化・訴訟化した場合にしばしば、医療機関側に有利な形での記録となるような改竄があったと報道され、あるいは患者・遺族側、原告側から主張されることがあります。書き換え前の内容が真実であるのか、書き換えられた内容が真実であるのか否かの検討は、変更前と比べて変更後の記載内容が医療機関にとって極端に有利なものとなっているのかどうかから推測するしか方法がありません。

 予想外の急変では、現場が混乱することもあって、悪意なく、ただ正確性を期すために記録の修正がなされることがあります。(…その場合、間違った部分を二重線で抹消した上に上下あるいは欄外に追記し、捺印するように指導されています。)

 投薬内容等については、健康保険組合などからレセプトを取り寄せられれば、病院が保険請求した内容について確実な情報が入手できます。何らかの理由で記録の意図的改竄に辻褄を合わせて事実とは異なる保険請求が為されていれば別ですが、そうでない限り、実際に行われた医療行為に基づいた請求が為されていますから、やはりカルテを改竄等する理由がありません。

 証拠保全を扱ってくださった弁護士同道で、一度、医療機関に疑問点を問い質しに行かれては如何でしょうか。地方厚生局、都道府県庁、保健所、地域医師会等に複数の相談の窓口があります。同時にご活用されては如何でしょうか。

子供を亡くした母さん>

最初に、お子様のご冥福を、心よりお祈りいたします。

私も剖検の結果と解釈に矛盾は無いと思います。
つまり、「グリオーシス」や、「自己融解」は直ちに生じるものではないため、少なくとも数日前には脳内に異変が起こっていたのだと思われます。

赤ちゃんは、脳に異常が生じて呼吸ができなくても、お母さんのお腹の中では生きていられます。
しかし、外の世界で、自分で呼吸して生きていくことはできない状態だったのだと思います。


もう一つの問題は、医師との間に信頼関係が築けなかったことです。
しかし、今の医療現場は、医師個人の努力だけではどうしようもないような荒廃状況であることをご承知下さい(特に、産科、小児科、外科で顕著です)。

我々も決してそれに甘んじたいと思っているわけではありませんが、「現在の医療体制は悪くなることはあっても、決して良くなることはない」というのが医師の間での共通認識です。
以下のブログは、死産を扱った医師の視点で書かれています。
http://ameblo.jp/sanfujinka/entry-10025994855.html
信頼関係を築くのに悪影響を及ぼしている原因の一つが挙げられています。

 rijinさん、いろいろとご心配いただき、ありがとうございます。

私も、本当は病院が何故ここまでしたのか不思議に思います。でも、残念ながらここに書き込みをしておられる先生方のような立派な医師ではなかったのでしょう・・・
いたずら電話をしてくるような人のすることです。もし、申し訳ないと思っているのなら、とっくに家族に対してきちんとした説明が行われているはずです。家族の意思確認もせず、延命治療を勝手に中止した人です。一生、許せる時が来るとは思いません。

証拠保全の中に、レセプトもありました。きっと、お金が欲しかったのでしょう。
私は、退院のときに「とてもお金はいただけません。お支払いいただかなくて結構です。」と、院長から言われたので、支払いをしていません。そのため、病院はレセプトでその分をもらったのでしょう。
レセプトには、弛緩性出血、子宮内感染、死産、子宮収縮不全、不眠症、うつ病、腰痛症、溶連菌感染症(もちろん、検査はしていません)、自費入院ありと記載されていました。本当に、怒りがこみ上げました。こんな人が新しい命に触れて欲しくないと思いました。
 脳外科医(留学中)さん、今はまだ無理ですが、子供の死は時間をかけて受け止めていこうと思います。
 ブログを拝見しました。私の場合は、異常死の届出の話はありませんでした。病理解剖をしたいと言われたので、そのままお願いしました。これで良かったのでしょうか?

いろんなことがありすぎて、担当医師を許す気持ちはありません。ただ、こんな人ばかりではない、立派な医師がたくさんいるということを、このブログで知ることができました。
初めて書き込みということをしましたが、いろいろな方に教えていただいたこと、温かい言葉をかけてくださったこと、本当に感謝しています。

>No.30 子供を亡くした母さん

かなりの誤解がおありになるようなので、気持ちを少し落ち着けて読んで頂けると助かります。

>証拠保全の中に、レセプトもありました。きっと、お金が欲しかったのでしょう。
私は、退院のときに「とてもお金はいただけません。お支払いいただかなくて結構です。」と、院長から言われたので、支払いをしていません。そのため、病院はレセプトでその分をもらったのでしょう。

レセプトは、保険診療をすれば通常の行為として、請求するものです。
”子供を亡くした母さん”がお支払いされるはずだった、自己負担分(通常3割)以外の部分の支払を受けているに過ぎません。
自費負担分まで、病院が保険組合に請求することはできません。


>レセプトには、弛緩性出血、子宮内感染、死産、子宮収縮不全、不眠症、うつ病、腰痛症、溶連菌感染症(もちろん、検査はしていません)、自費入院ありと記載されていました。本当に、怒りがこみ上げました。こんな人が新しい命に触れて欲しくないと思いました。

レセプトの仕組みをご存知ないと思われますので、説明します。
それぞれ使用された薬剤には適応症があり、その適応症に応じた”病名”を付けないと保険請求できないことになっています。
鎮静剤や、睡眠薬の投与があれば、それぞれ”うつ病”、”不眠症”の病名が付く事は、通常のことで、間違った申請の仕方ではありません。

病院で湿布ひとつでも、”腰痛症”と病名を付けなければ、病院の持ち出しになります。
湿布一つといっても、きちんと請求を行わないと、病院規模となれば非常に大きな赤字要因となります。

病院で、タダで実施できる医療行為は、殆どないと考えていただきたいのです。
(もちろんスマイル 0円!なんて言いたいですが、医療行為は人件費の塊です。看護師さん、技師さん、医師、それぞれ給料をもらって、業務として働いていることをお忘れなく)

抗生剤の投与をする場合ですが、疑い病名では保険請求できません。予防投与は保険請求上許されないのです。
したがって、”溶連菌感染”の予防のため抗生剤の投与が必要であると判断される場合には、懸念される病名である”溶連菌感染”と、あたかもその病気に罹ったかのごとく記載します。
これが、”保険病名”といわれるもので、架空請求や水増し請求とは別物です。
もちろん、これは患者さんである”子供を亡くした母さん”の健康を願っての投与です。

もし、本当に"溶連菌感染”になるまで抗生剤が投与できない医療を逆に想像してみてください。
重症になるまで、治療を行うことができない世界なんて、怖いと思いませんか?

病院レベルで組織的に水増し請求することは、保険指定病院の取消しに繋がる経営的にも危険な行為であり、そんな恐ろしいことをする病院はないでしょう。

大変なことだと思いますが、病院の仕組み、保険の仕組みについて、少し落ち着いて考えて頂ければと、切に願います。

> Med_Law さん
溶連菌感染を予防するための抗生剤投与と言うのは、よくある事なのでしょうか。

>No.32 しまさん

『産褥熱
分娩の際、子宮や産道についた傷から細菌が入り、感染を起こすのが産褥熱。38〜39度の高熱や悪寒が特徴だ。昔は産後に起こりやすい病気だったが、最近は感染防止のために、産後すぐに抗生物質を投与することが多いので、めったに起こらなくなった』
http://www.kenkou.ne.jp/maamtown/sangonoshojo.html

”手洗い”という行為が、消毒という重要な価値ある医療行為であるということは、出産後死亡する人が多かった時代に見つかった大発見です。
予防的抗生剤投与については、消毒技術の向上と合わせて議論されている部分ではありますが、否定・非難できる行為では全くありません。

ちなみに”溶連菌感染症”というのは保険病名であり、本当に”溶連菌感染”を予防するために投与しているというほどの必然性はありません。
適応症に”(感受性のある)溶連菌感染”とあるのを適当に合わせて書いただけというのが、処方した医師の本音でしょう。もちろん、必要性を考えて投与されていることには変わりありません。

(なかなかブログの方々の属性を把握できないので、失礼かもしれませんが)医師なら当然と思うことが、伝わらないどころか、誤解を招くことがあるというのは、藤山判事が咎めそうな説明義務違反を犯したことになるのでしょうか?(笑)

こんな論文もネットから無料で引用できます。

特に20 代から30 代の致死率が高い原因として,妊産婦における劇症型の臨床像が,特に激しい経過をとる傾向があり,致死率が非常に高いことがあげられる.これは,大江らが提唱した劇症型の病型分類案の中で「第3 型」妊婦型とし,その後宇田川らが,「分娩型」としている病態である11)12).今回の調査では,20 代から30代の女性患者21 例中10 例が妊婦であり,そのうち8 例が死亡していた.このことから,妊婦における本症の致死率は特に高いことが再確認された.
">http://www.kansensho.or.jp/journal/full/200401/078010010j.pdf>

極めて稀な発症ではあるでしょうが、抗生剤一発で予防できるとしたら、選択されてもおかしくありません。
ハインリッヒの法則に従えば、溶連菌感染で死まで至らなくても、重篤になった人、軽症だが注意を要した人は沢山いることでしょう。

抗生剤一つでも、医師は選択に悩み、考えるということを医療に直接携わらなくても想像して頂きたいものです

>Med_Lawさん

別に非難・否定したわけではありません。溶連菌感染に対して予防的に抗生剤を投与するとはどのような事なのか、質問しただけですが。誤解を招いたようで申し訳ありません。


医師なら当然と思うことが、伝わらないどころか、誤解を招くことがあるというのは

他分野の方と話す場合には、誤解を受けることは想定済みなのではないでしょうか。また、誤解したまま解釈してはいけないと思いまして、疑問に思ったことを質問しているだけです

はじめに、子供を亡くした母さん、
お子様のご冥福を、心よりお祈りいたします。

はじめて発言します。産科勤務の看護師です。

妊娠中いちどでもB群溶連菌が検出された場合、分娩前の抗生剤の注射・点滴による投与は当然するものであり(WHOからの勧告もされています)、GBS(B群溶連菌)が検出されていない産婦さんであっても、自然破水や人工破膜から時間が経過した場合などにも、常在菌であるGBS感染を予防するため、定期的に分娩終了まで抗生物質を投与するのが普通と存じます。

http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/eiken/infection_inf/gbs1.htm

>tomoさん
そのサイトは先ほど見つけまして、B群溶連菌予防のための抗生剤の必要性は理解出来ました。

>No.35 しまさん

語調が強くなっていたみたいで申し訳ありません。
特段、誰かを責めている訳でも何でもありません。
お気に障りましたら御容赦ください。
普段は非常に温厚な、笑顔を絶やさぬ、オチを求め、ボケとツッコミを駆使する臨床医です

>Med_Lawさん
お気になさらずに。文章の上での事ですので、神経をぴりぴりさせながら受け取ったり書き込んだりしてしまうのですね。書き込んだ後でどのように受け取られるかはらはらしながらレスを待つことはよくあります。

余談でした。それでは。

>No.30 子供を亡くした母さま
つくねと申します。医療者です。
お子様のご冥福を心よりお祈りさせていただきます。

抗生剤の投与をする場合ですが、疑い病名では保険請求できません。予防投与は保険請求上許されないのです。
したがって、”溶連菌感染”の予防のため抗生剤の投与が必要であると判断される場合には、懸念される病名である”溶連菌感染”と、あたかもその病気に罹ったかのごとく記載します。(No.31 Med_Law さま)

の記載をご理解されていれば、以下の私の説明は無用ですので無視してください。

まず、出産を終えた母体は子宮や産道に傷がついているために通常より細菌感染を起こしやすい状態にあります。また、このような形の感染は、稀ではありますが母体を死に至らしめることが報告されています。
そこでそのような感染を予防するため、もしくは起こしてしまっても重症化させないために、発熱など明らかな感染の症状がなくても、予め出産を終えた母体に抗生剤を使うことは有益だと考えられており、一般的に行なわれています。

ところが日本の医療制度では、抗生剤の投与に限らず、なんらかの「治療」を行なう場合は「病名」をつけないければいけないことになっています。
よって、このようなケースでは、実際には感染はおこっていないのですが、書類上は感染があったことにして「病名」をつけないと薬を使うことができないのです。

これは「現場」と「制度」が解離しているために生じている問題です。誰もが「おかしい」と思いながらも、これまでそれでほぼ問題なく回っているため、放置されてきました。
しかしながら、今後は子供を亡くした母さまのように患者さまがレセプトを直接見られる機会も増えるのですから、私個人としてはこのような誤解を生じ医療不信を増幅させてしまう可能性を含んだ制度は早急に改善が必要だと考えています。

レセプトに何故、死産で請求するのですか?私の子供は死産ではありません。カルテには正常分娩と記載されています。分娩時胎児仮死、弛緩性出血は異常分娩になるのではないのでしょうか?それでも、この医師が正しいとおっしゃるのですか?正常分娩、子宮復古良、産後経過良好にて退院として記載がカルテにありました。私はこの医師のしたことは正しいとは思いません。

>No.41 子供を亡くした母さん

>私はこの医師のしたことは正しいとは思いません。

私は、あなたの言う医師が正しいかどうかは分かりません。丸っきり情報不足です

レセプトは、ただ医療行為の保険請求をするためだけのものです。
それ以上でも、それ以下でもなく、そのためだけのもので、特殊な書法があります
いわば、使った薬品や治療行為、診断書、その他、諸々の単なる請求書です。
誰かが貴方のスーパーでの買物のレシートを見て、”あなたの献立は間違っている”と言われたらどうされますか?困惑するだけでしょう?

医療行為の正しさは、カルテ等で御確認ください
レセプトで全てが分かる訳ではありません

元々レセプトは、患者さんに公開することを目的として作られたものではありません。
レセプト公開を躊躇してきた医療側の事情としては、貴方のように余計な誤解を招きかねない恐れが大いにあったからだと思います

レセプトは…日本の保険制度の歪みが一番あらわれてるところの一つだからなぁ。
あれを真実正しく書かせたら日本の病院・診療所で成立するところなんか一つもないのは確実です。

正しくない病名でも書かないと検査の元すられないわけで。
正当な理由があった検査でも削られて収入0に、原価の損だけが残る。
〜の検査は〜の病名がないと(保険適応を)認めない、というような制度です。

レセプトに関して文句言うなら、(ある意味ですが)虚偽の記載をしないと全く医療ができないようなひどい保険制度をしいてる厚生省でしょう
日々進歩する医療に関して細かく保険適応を決めようという時点で歪んでますが。

 子供を亡くした母 さん、こんばんは。

> もし、申し訳ないと思っているのなら、とっくに家族に対してきちんとした説明が行われているはずです。家族の意思確認もせず、延命治療を勝手に中止した人です。一生、許せる時が来るとは思いません。

 お気持ちはごもっともと思います。人を許すためではなく、ご自分のお気持ちを相手に伝えるため、また、亡くなったお子さんのために、一度で構わないので、説明を受ける方向でどなたかにご相談されては如何でしょうか。

> 証拠保全の中に、レセプトもありました。きっと、お金が欲しかったのでしょう。
> 私は、退院のときに「とてもお金はいただけません。お支払いいただかなくて結構です。」と、院長から言われたので、支払いをしていません。そのため、病院はレセプトでその分をもらったのでしょう。

 こんなことを言うと変な奴だと嫌われるかも知れませんが、たとえ不幸な結果になっても、患者さんやそのご家族からのお支払いはきちんと受け取るべきだと自分は思っています。

 書き込まれたコメントの内容からして、途中から最終段階にかけて異常分娩となっていることは間違いなく、正常分娩でいただくべき自由診療分のお金の他に、数々の薬剤、消耗品が使用され、また、医師、看護師さんのプロフェッショナルとしてのサービスに従事しています分等が、保険請求されるべきコストとして発生しています。

 療養担当規則では、

第二条の三 保険医療機関は、その担当する療養の給付に関し、厚生労働大臣又は地方社会保険事務局長に対する申請、届出等に係る手続及び療養の給付に関する費用の請求に係る手続を適正に行わなければならない。

保険医療機関及び保険医療養担当規則
(昭和三十二年四月三十日厚生省令第十五号)

と定められています。やったことはきちんと請求しなさいと法令で強制されているのです。もちろん、患者さんの自己負担分も含めてです。

 ですから、お母さんとは逆の意味で、この院長先生のされたことは間違っていると思います。…「とてもお金はいただけません。お支払いいただかなくて結構です。」という心情も分からないわけではありませんが…。

> レセプトには、弛緩性出血、子宮内感染、死産、子宮収縮不全、不眠症、うつ病、腰痛症、溶連菌感染症(もちろん、検査はしていません)、自費入院ありと記載されていました。

 既に多くの方からコメントがありましたので追加は控えますが、遵守されるべき療担則自体に少なからぬ欠陥があり、臨床現場と社会保険事務局の運用によってこれが補われてきている部分があります。現実問題として一概に否定できない点のあることを御理解いただけませんでしょうか。

>子供を亡くした母さん様
レセプトについては他の先生方からの指摘通り、あくまでも使用した薬剤、
行った処置についての一覧表&点数とそれに適合する病名リストに過ぎません。プロ市民団体はレセプトを見れば医療の質が判るかのようなキャンペーンをしていますが、そのような事はレセプトからは全く判りません。

では翻って、今回の不幸な結果は胎児の時点でのイベントによるものと想定されますが、それならば産科医院がお金はいただけませんと言うのは本来おかしな話で、堂々と請求するべきであろうと思いますが、あなたのお考えはいかがでしょうか?
レセプトで請求しているじゃないか!と不満のようですが、健康保険の窓口自己負担分3割を請求しないのは本来規則違反ですので、そこを指摘すれば、医院からあなたに3割負担分を支払うよう話がでてくると思います。規則違反を犯しても、お気の毒な家族に請求しないで済ませようとしたのは産科医師なりの誠意と思います。

産科医師からいろいろいやがらせとありますが、そちらは当事者間の話になってしまいますので特に意見はありませんが、不幸な結果の責任を求めて医師憎しの感情が増幅していないでしょうか?
怒りマックスに達している様なので一度、考えをリセット、頭を冷やしてから今後のことを考えてくださると将来につながるかと思います。
(このまま突っ走ると**促進剤被害者の会のプロ市民の仲間入りですよ)

ご指摘、ありがとうございます。レセプトの内容については理解できました。

>医療行為の正しさは、カルテ等で御確認ください
>レセプトで全てが分かる訳ではありません

医療行為の正しさをカルテで確認できないから、これだけ困惑しているのです。本当のことが知りたいだけなのです。カルテは訂正されたものではなく、一枚新しく書いて差し替えたような状態です。何故ここまでするのか、何故本当に起きたことを無かったことのようにするのでしょうか。例えば、朝の内診で子宮口開大6センチだったのに、カルテには3センチと記入してあります。このことにどんな意味があるのでしょうか。私は30分間LDRで一人にされました。でも、その記載はありません。食事もほとんどとっておらず、歩くこともできず、それなのに経過良好としてあります。これで納得できるわけがありません。

>不幸な結果の責任を求めて医師憎しの感情が増幅していないでしょうか?
>怒りマックスに達している様なので一度、考えをリセット、頭を冷やしてから今後のことを>考えてくださると将来につながるかと思います。
>(このまま突っ走ると**促進剤被害者の会のプロ市民の仲間入りですよ)

もともとダメなものを医師の責任にして・・・そう、言いたいのですか?
最愛の家族を亡くしたことがありますか?自分が生死をさまよったことがありますか?
患者は、何故こうなったのか本当のことが知りたいのです。誠意ある説明が欲しいのです。ある程度のことが分からなければ、前を向いて歩いていくことが出来ません。
同じ思いをする人がいないよう、願うのです。
きちんと対応していただけないから、裁判にまでなってしまうのだと思います。
患者は、医師を信頼しています。命を預けています。だから、最後まで誠意が見られれば、裁判にまでなることはないと思っています。

 rijinさん、私は、退院の際に何度か精算してくださいと言いましたが、請求書はいただけませんでした。カルテにも、食事が取れず点滴を行ったことや抗生剤等の処置の記録もありません。何故なのか・・私も不思議に思います。入院中の看護記録の半分がありません。こんなことあるのですか?院長は改竄もしていないといい続けています。
普通なら記載してあっても何の問題もないと思われるようなことを記載しないのは、何か理由があると思うのですが・・・個人的に聞いても答えてくれないとき、弁護士を頼むと医療側は答えてくれるのでしょうか。個人的には、そこまでしなければダメなことなのか・・・と、考えてしまいます。

>患者は、何故こうなったのか本当のことが知りたいのです。誠意ある
>説明が欲しいのです。ある程度のことが分からなければ、前を向いて
>歩いていくことが出来ません。

子供を亡くした母さん,
先のコメントでお子さんが亡くなった概略に関しまして病理の情報を元に解説させて頂きました.結果として胎内ですでに脳にダメージがあったことは我々も推測できますが,「ではその原因は何か?」と問われてもおそらくこれに答えられる人間は一人も存在しないと思われます.
「何故こうなったのか本当のことが知りたい」と言われましても我々医師は神ではありませんので,医師でも「本当のことは解らない」のです.そこのところをご理解頂きたい.おそらく当事者の産科の先生も「本当のことが解らない」から困っているのであり,従って「本当のことを話しようがない」のだと思います.
医師であっても解ることは限られています.「解っていて隠しているのではなく,解らないから話しようがない」ことを理解して頂けないでしょうか?

>子供を亡くした母さん

真相を知りたいのであれば、引き続き、医療事故担当の弁護士さんに
有償ですが、相談してください。情報を持たないここの医師には、
アドバイスの限界があります。

それから、
救命に努力されたであろう産科医を、極悪人と判断されておりますが
もし、産科医に、責任がないことがわかった際は、その産科医に
謝罪してください。お願いします。

子どもを亡くした母様

一連のやり取りで少し気になったので出てきました。
み・みずと申します。

>もともとダメなものを医師の責任にして・・・そう、言いたいのですか?
>最愛の家族を亡くしたことがありますか?
>自分が生死をさまよったことがありますか?
>患者は、何故こうなったのか本当のことが知りたいのです。
>誠意ある説明が欲しいのです。
>ある程度のことが分からなければ、前を向いて歩いていくことが出来ません。
>同じ思いをする人がいないよう、願うのです。
>きちんと対応していただけないから、裁判にまでなってしまうのだと思います。

私には二人の子どもが居ます。
二人共にそれぞれ複数の障害があります。
かつて私も子どもに障害があると分かったときに、「何故」を求めたことがあります。
子どもを通じて知り合った多くの障害を持つ子どもの母親も一人の例外も無く「何故」を求めた経験がありました。
(総数で大まかにですが150人前後だと思います)
しかし、「何故」が分かった人はほとんどいませんでしたし、
分かった人も「分かったという事実」に救われた人は一人も居ません。
インフルエンザ脳症の後遺症や交通事故の結果という
はっきりとしたきっかけとなるアクシデントが特定できるケースも少数ですが知っています。
しかし、それでも「分かった」ことから救われた人を私は一人も知りません。
理由が分かったところでその結果(私たちの場合は子どもに障害があるという事実)を
納得して引き受けることとは関係が無いからです。
「何故それが我が子でなくてはならなかったのか」は人には分かりません。
強いて言えば神様の領域です。
「知る」ということに過大な期待を抱いていると、
知ってなお安堵できない事を承知できなくなります。
別に本当の事を知りたいということをやめる必要はありません。
私には医学の知識はありませんので何の判断も出来ません。
ただ、どれだけ「知って」も慰謝はされないことは先に頭においておいて頂きたいのです。
ご自身とご家族のために。

私個人は子どもに障害がある理由を今は探していません。
知ることをあきらめたのではなく、
自分が欲しかったものは「理由(と自分が思えるもの)」ではなく、納得だと思うからです。
凡人ですのでおそらく納得することは今後も無いでしょうが、それはそれで仕方が無いと思っています。

No.46 子供を亡くした母 さま
>最愛の家族を亡くしたことがありますか?自分が生死をさまよったことがありますか?
患者は、何故こうなったのか本当のことが知りたいのです。誠意ある説明が欲しいのです。ある程度のことが分からなければ、前を向いて歩いていくことが出来ません。
同じ思いをする人がいないよう、願うのです。

お気持ちお察しいたします。
私たち夫婦にも29週で破水してうまれ、低酸素脳症での重症心身障害者となった娘がおります。今年二十歳になりました。
前を向いて歩いていくために必要なのは、原因の追及や納得では決してありません。自分以外に分かる人がいないという思いこみや、周りは理不尽な人ばかりという思いは、なによりご自分を傷つけると思います。
たとえ同じではなくとも苦しみは共有できますし、ともに悲しむこともできます。あなたは一人ではありません。ここで議論されている方々の真摯な姿勢を、どうかふり返って見ていただきたいと思います。きっと大きな力になります。

>>もともとダメなものを医師の責任にして・・・そう、言いたいのですか?
>>患者は、何故こうなったのか本当のことが知りたいのです。誠意ある
>>説明が欲しいのです。
医師に責任があると思うのは不幸な結果が受け入れできない患者さん、家族によくあることで、あなたへの非難でないことは了承お願いします。

ただ、病理解剖をされ、胎児期に生じたと思われる病変まで分かっていていながら、本当のことが知りたいと言われても、
「解剖の結果、胎児期にこれこれのイベントがあったと考えられ、それが原因で出産後死亡に至ったのではないかと思う」
この説明では納得してもらえないのでしたら、我々は神様ではないのでお手上げです(神様でも応えられないと思いますが)

>>私は30分間LDRで一人にされました。でも、その記載はありません。

一人にされた状況がよく分かりませんが、「一人にされた行為」が分娩経過上、妊婦と胎児の容体に支障を来していないのなら、それは感情の対立でしかないかと思います。状況が不明なので断定はできませんが、記載がないのはごく普通のことで分娩経過なら内診所見、バイタルサイン、投薬、処置の記録、妊婦さんとの会話、様子(痛みは自制内とのこと等)
しか記載されないと思います。医院によってはチェックシートにチェックや数値を書き入れるだけのところもあります。医療行為、経過の全記録がカルテと思うのは間違いです。

>>カルテにも、食事が取れず点滴を行ったことや抗生剤等の処置の
>>記録もありません。

点滴や抗生剤の記録がなく、レセプトで記載があるのでしたら、これは
不正請求で主張は通るかと思います。
実際に投薬していてもカルテ記載がなければ、不正請求になりますので...

>子供を亡くした母さま

最愛のお子様を失われた悲しみ、想像を絶するものであると思います。また、そのような状況の中で不信感を持たれるような対応をしてしまった産科医を非難する気持ちも十分理解できます。

しかしながら、私は子供を亡くした母さまに決して見失って欲しくないことがあります。それはお子様が受けられた「挿管、心臓マッサージ、人工呼吸」といった医療行為は、大切なお子様を救命する目的でなされたということ。そして、出産の場面においてそのような医療行為を行なえるのは「産科医」だけであるということです。

現在、日本各地で現役産科医の廃業が相次いでいます。また、医学生や研修医も産科を激しく敬遠します。その最大の原因が「高い訴訟リスク」です。(法曹の方のブログでこの様なことを発言すべきか迷ったのですが、あえて言わせていただきます。現在産科医の生涯被訴訟率は30%を超えています。子供を亡くした母さまは、同僚の3人に1人が裁判の被告になる職場に就職したいと思いますか?)

一方、医療訴訟を起こされる患者さまは皆「真実が知りたい。そして今後に生かして欲しい」と仰います。

悲しい思いを経験された方が「今後に生かして欲しい」と思って行なう行為自体が、医療者を現場から退かせ、患者から医療を受ける機会を奪い、更なる悲劇の繰り返しを助長してしまう。
この悪循環が現在司法と医療を取り巻く社会で起こっていることです。

私は、子供を亡くした母さまに「お子様の死は仕方なかったのだから、黙って納得すべきだ」というつもりは全くありません。
子供を亡くした母さまは司法と医療両方の専門家が多数参加するこのブログに参加されたのですから「同じ思いをする人がいないよう願う」のであれば、亡くなられたお子様の為にも、この「悪循環」を断つにはどうしたらよいかを考え、冷静に建設的な意見を述べていただきたいと願います。

前回の意見とはうってかわってちょっと厳しい意見です。

医師と患者の関係は「合う、合わない」で表現されると思います。すなわち前にも述べましたが、患者にどのように情報を伝えるかは千差万別であり、ある患者がある医師を名医と思ったところで別の患者からは悪医に見られることも決して珍しくありません。また、後医は名医というように、後から診察した医師ほど名医になるのは医学的には当然のことです(その理由は別スレで散々述べられているので割愛)。お恥ずかしながら私もいろいろな患者と言い合いになり別れていった患者もいますし、逆に嫌われることをいくら言っても「先生は正直に話してくれるから信頼できる」と言われ、いつまでもついてきてくれたこともあります。
主治医が悪意ももって言ったのか、あるいは励ます意味で言ったのかはわからないということは以前述べましたが、真相は我々当事者ではありませんのでわかりません。また、大抵患者の意見というのは感情論に偏っているので当事者の全員の意見を聞かない限り客観的に物事を見ることは決してできません。従って、ここでその医師が本当に悪者なのかどうかは意見は控えさせて頂きます。私自身、産科的知識も無いので過誤なのか、単なる事故なのか、合併症なのか皆目検討もつきません。

ただ言えることは、疑いの目で見ること自体は間違いではありませんが、それによって人間関係が悪くなったり、他の人に迷惑をかけることは良くないことです。
また、お子様を亡くされたこと自体は大変悲しく思いますし、ましてや遺族となるとそれが耐え難いものであることも想像できますが、その感情に引きずられて医師を憎むと言うことは良くありません。人を批判するときはあくまでも理論的に行うべきです。でないと杏林大学の割り箸事件のように多くの医師が紛糾する手助けをするだけとなります(実際にあの事件でもし医師が有罪となると全国の医師が犯罪者となってしまいます。それくらい医師にとってはインパクトがあります)。
すなわちその医師が悪いかどうかは客観的に判断することが必要であり、これができないと単に感情に引きずられて理不尽な評価を社会から突きつけられたり、将来の日本の医療に悪影響を及ぼします。

いろいろな方がおっしゃっていますが一番の近道は弁護士を頼むことです。お金はかかりますが、真実を見つけるにはそれしかないと思います。だからどうか主治医を憎むことだけはやめて欲しいし、それくらいの冷静さがあれば、逆にもし主治医が悪いことをやっていれば真実が見えてくるかもしれません。

書き込みいただいた皆さんのお言葉、とてもありがたいと思っています。

何も分からなかった私に、いろいろと情報をいただき感謝しております。
私は、今でも産婦人科の入り口に立つだけで動悸、眩暈、吐き気で歩くこともやっとなくらいです。分娩後一人にされ、呼んでも叫んでも誰も来てくれなかったことを思い出すと過呼吸になったりします。仕事も出来ないような状態です。もうすぐ一年になろうとしています・・
こんな状態を少しでも変えたい、何かわかることはないだろうかと思い、このブログにたどり着きました。
一度でいい、心臓の動いている音を聞きたかった、温かい体に触れたかった。隣の部屋にいて、何故、会わせてくれなかったのか。その思いが強すぎて周りが見えていなかったのかもしれません。
皆さんに教えていただいたことをもう一度、冷静に考えようと思います。
こんな立派な方々が参加されているブログに、私みたいな素人が参加し、それに快く答えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
今日で書き込みは終わりにしたいと思います。

 子供を亡くした母 さん、こんばんは。

> 医療行為の正しさをカルテで確認できないから、これだけ困惑しているのです。本当のことが知りたいだけなのです。

 どんな理由があるにしても、医療記録の改竄や隠滅を正当化することはできません。(…ただし、間違った記載の修正は必要です。)また、真実を知りたいというお気持ちは分かるつもりでおります。

 科学的方法論は意図的な改竄に対してはしばしば無力です。

 自分はたまたま社会医学という、人に依存した学問をしていますので、調査用紙への誤記や見栄による数字の改竄とお付き合いするのも仕事のうちで、そのノウハウも学んではいますが、改竄された医療記録の精査は、やはり学者の仕事ではありません。強いていえば、ワトソン博士とホームズ氏の共同作業であるべきです。

 しかし、裁判制度や現在の警察官の大半に、医療行為の正しさを確認するだけの能力は(少なくとも今のところ)欠けているように見えますし、ご指摘のように、然るべき調査分析を担うべき第三者機関はあまりにも少数で、しかも、実績によって諸人の信頼を勝ち得るに至っているわけでもありません。

> 普通なら記載してあっても何の問題もないと思われるようなことを記載しないのは、何か理由があると思うのですが・・・個人的に聞いても答えてくれないとき、弁護士を頼むと医療側は答えてくれるのでしょうか。個人的には、そこまでしなければダメなことなのか・・・と、考えてしまいます。

 自分は産科は専門外であり、入院時の子宮口開大の程度が変わったからといって、何か得になるとも思えません。

 一般論としても、首尾一貫した一連のウソを組み上げることは結構大変です。辻褄の合わないところが一箇所でもあれば、全体の構図が壊れてしまいます。…だからといって、そのまま真実が見えるわけでもないのが難しいところです。

 本当に意図的な改竄と隠滅が行われていると仮定したとして、弁護士を頼んでも納得できる説明がえられる可能性は極めて低いだろうと思います。たとえ真実が語られたとしても、それを納得していただくことは別問題であり、難しいであろうとも思っています。

 ただ、それよりも大切なこととして、弁護士連れで来るとなれば、病院は会わないわけにも行きません。ご自分のお気持ちを病院に伝えるチャンスが生じます。…弁護士にはその旨につき念を押した上で同道してもらう必要があり、それがなかなか難しくもありますが、…。

 何よりもそれが大切なことだと思います。

>No.55 rijin さん
>ただ、それよりも大切なこととして、弁護士連れで来るとなれば、病院は会わないわけにも行きません。ご自分のお気持ちを病院に伝えるチャンスが生じます。…弁護士にはその旨につき念を押した上で同道してもらう必要があり、それがなかなか難しくもありますが、…。

前にも書きましたが、私の経験上(また、他の弁護士の方もほぼ同一のようですが)、こういうケースでは、まず、病院側はあってくれません。

  L.A.LAW さん、こんにちは。

> 前にも書きましたが、私の経験上(また、他の弁護士の方もほぼ同一のようですが)、こういうケースでは、まず、病院側はあってくれません。

 そういうことのないよう、働きかけを進めて参ります。

>前にも書きましたが、私の経験上(また、他の弁護士の方もほぼ同一のようですが)、こういうケースでは、まず、病院側はあってくれません。

公立病院なら、議員を使うという手もありそうですが。

 思えば、永い年月、病院を含めて医療界は、内外のコンフリクトの存在そのものを否定し、それを防止し、あるいは時に隠すことに努力を傾注してきました。…日本というコミュニティの、ウチとソトを厳しく分ける気質が、そういうものを生み出してきているようにも思います。

 近年漸く、コンフリクトは否定すべきものでなく、マネジメントの対象にしなければならない問題なのだということが広く認識されるように至りました。

 しかし、その対応は些か的外れで、病院は感情の問題に対して、感情をケアすることなく単なる情報提供で対応し、患者は生じた損失の経済的な帰属先を明らかにするための民事訴訟を真実追究に利用しようとし、そうかと思えば専門性による情報の非対称性を意識しないマスコミ、警察や検察の多くが不勉強のまま、見当違いな責任追及で被害者は納得できると勘違いしています。

 もちろん、病院の中には患者アドヴォカシーやメディエーターの配置をはじめたところもあり、病院との直接対話を求めて苦悩する患者さんとその遺族もあり、医学・医療をよく勉強した上で医療事故・医療過誤の特性を理解して、「被害者」の感情の問題に対応しようとしているマスコミ関係者もいます。

 第三者究明機関とADRは政治の日程に上りつつあります。検討され始めた無過失補償制度のよって不正な方法による「被害者」救済は無用且つ不可能となります。

 次は感情への対応です。

 今後、病院としては、メディエーターの養成・配置等を積極的に進め、医療事故・医療過誤の犠牲となった患者さんとその遺族の感情問題に真摯に取り組んでいく必要があると考えます。

 犠牲者の感情と向き合った上でなければ、どんな説明も受け入れられることはありません。時には医師や看護師自身の感情を犠牲者側に訴えることも必要です。立場の違いを鮮明にした上で、お互いに何ができるかを考えていく時代に入ったと言うべきです。

 病院は畏れてはいけません。逃げ隠れていてもいいことは何もないのです。犠牲者と直面することによって、あらためて癒し手としての立場を回復していくことができ、また、それが必要とされてもいると考えます。

No59のrijin先生の意見には賛成ですな。あまり付け加えることもなく。

しいて付け加えるとすれば、「インフォームド・コンセント」のときと同じように、メディエーター、メディエーターと騒ぐマスコミや患者・家族が出てきそうな。

>  どんな理由があるにしても、医療記録の改竄や隠滅を正当化することはできません。(…ただし、間違った記載の修正は必要です。)また、真実を知りたいというお気持ちは分かるつもりでおります
おっしゃる通りだと思います。ただ、やはりカルテを書き換えなくてもちゃんと正当に評価してくれ、正しい判断を下してくれる国民、法曹がいなくてはその前提は成り立ちません。やはり日本という国を変えていかなければならないんだと思います。

「子供を亡くした母」さんのコメントと、それに対する医師のコメントは、医療関係紛争をめぐる当事者心理を示す事例として好個のものです。これは決して「子供を亡くした母」さんを責めるつもりではなく、一般論としてですが、悪しき結果が生じると犯人探しが始まり、その標的を医師に向けたが最後、医師の対応全てを悪意に捉えてしまう。しかし、だからといって医師は無愛想な対応をすることはなく、できる限り誠実に対応する。しかも仲間の肩を持つわけではなく、科学者として是々非々の対応をしています。この心意気は、まさに医師としての誇りと直結していますから、かばい合いだ何だと知ったかぶりで事実に反した悪質な宣伝をする連中は許せないです。

あと、患者さんや御遺族が感情的になるのは、ある程度は仕方ないことですよ。しかし、それに便乗して「医師に過失があるから賠償金を取ろう」と焚きつける連中は許せないです。しかも、その賠償金はほとんど自分の懐におさめるわけですからよけいです。

P R

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