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終末期医療:患者や家族同意で延命治療中止も 指針案(毎日新聞 2007年2月19日 20時21分 (最終更新時間 2月20日 0時25分) キャッシュ

 指針案では、終末期を▽脳死と診断された場合▽他に治療方法がなく、数時間から数日間以内に死亡が予測される場合−−などと具体的に定義。いずれも、主治医を含む複数の医師が判断する必要があるとしている。

 終末期と診断された場合、まず主治医が回復の見込みがないことを家族に説明。家族が治療中止を望んだ場合のみ、複数の医師を含む医療チームが、リビング・ウイル(生前の意思表示)などの文書や家族による推測で患者本人の意思を確認し、治療を中止する。家族が判断できない場合などは、家族の納得を前提に医療チームが判断する。一連の過程は、治療中止の判断の透明化を図るため、診療録に詳細に記載することも義務付けている。

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消防、救急、救助ブログ - 救急ER24時 (2007年3月25日 18:43)

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コメント(12)

つい最近まで、末期患者の人工呼吸器をはずしたり、KOHを注射して死なせたりしたら、殺人罪で捕まっていました。

ところが、昨年あたりから捕まらなくなっていますし、マスコミもそのことを騒ぎませんね。(医療費削減に役に立つと政府が検察に圧力をかけているのかと勘ぐりたくなりますが。)

国内の現在の風潮から見て、機が熟したという事なのだろうと思います。

主治医を含む複数の医師が判断する必要がある

癌の末期、高齢者が食事を取らなくなってしまい次第に衰弱、最後は老衰死で数多く在宅や老人施設で看取りをしていますが、この手の指針では複数の医師の判断が絶対要件なんですよね。
僻地勤務で僕一人しかいない中、家族に相談して看取ると決めたら、遠くの親戚からクレームが来ても跳ね返す気概でやってきました。老衰死なんて傍から見れば、餓死させているようなものですから、変な親族がいれば確実にクレームをつけてきます。
医師の責任回避的発想から生まれる指針がでると、これまで通りのやり方が通用しない世の中になってしまいそうですね。特に「なんちゃって在宅支援診療所」なんて全滅ですよ、一例も自宅で看取れないでしょう。

> 医療費削減に役に立つと政府が検察に圧力をかけているのかと勘ぐりたくなりますが。
医療者として考えたくありませんが、あり得るだけに興ざめします・・・・。

いつも興味深く拝見しております
>>1先生御机下。失礼ながらKOH bolus injection では流石に痛くて安楽死にならないのでは…
ちゃちゃでした orz

No.1 元小児科、現内科医 様

>KOHを注射して

KOHではなく、KCLですよね・・・・・

私は、カリウム製剤を点滴のボトルに入れてと指示したところ、その指示をうけた看護師にボトルではなくそのまま静脈内投与されてしまったという医療事故の経験者です。

さいわい、大事には至らず、インシデントで終わりましたが、看護師が静脈内投与した瞬間、患者の「いてえ〜〜〜〜〜〜〜〜!」という悲鳴に近い大声で、私も含めた回りがその事故に気がついたしだいです。

これは、後日反省会をして、再発予防に関しては、指示ー復唱、可及的に口頭指示はさけるなどのありきたりの対策におわりましたが・・・。

医師がじんましん患者にCaCl2投与を指示して、誤ってKClを看護師に投与されてしまった事故では、医師に実刑判決が出ました。最初の投与指示自体が間違ってますし、確認しなかった責任もありますし、心停止の患者にCPRをできなかったのですから。看護師も当然刑事罰を受けています。
 けど、KClを静脈内投与しようだなんて恐ろしいことを、疲れて判断力が鈍っていたわけでもない看護師が平気でやってしまうのはどうしてなんでしょう。量の多寡なら間違う余地もありますが。

>Inoueさん
准看護師は「塩化カリウムを静脈内投与してはいけない」という発想自体が浮かばなかったのではないでしょうか。

被告Eは,G看護師に対し,塩化カルシウムが外来処置室北側の注射準 備室においてあるか尋ねたが,G看護師が薬局で聞くように答えたため,本件病院の薬局へ行き,F薬剤師に対し,「塩化カリウムって何ですか?」と尋ねた。

F薬剤師が被告Eに対し,「カリウムですか?カルシウムですか?」と聞き返 したところ,被告Eは,「塩化カリウムです。」と答えた。

そこで,F薬剤師は,「塩化カリウムであればコンクライト−Kですけども。」と教えた(なお,本件医療事故当時以前から本件病院には大塚塩カル注2%は常置されていなかった)。これを受けて,被告Eは,「あぁ,コンクライトか。」と納得して,外来処置室へ戻った。
平成14(ワ)1178

看護師が知らないってことは大いにありえます。私の親から聞いた話で、本当かどうかわかりませんが「塩酸リドカイン局注」といったら、「塩酸」だけ聞いて塩酸を注射した看護婦がいたとか。当然肉が真っ白に壊死して。。。あーこわ。

>けど、KClを静脈内投与しようだなんて恐ろしいことを、疲れて判断
>力が鈍っていたわけでもない看護師が平気でやってしまうのはどうし
>てなんでしょう。量の多寡なら間違う余地もありますが。

Inoueさん,
医師免許に必要な医療知識と看護師免許に必要な医療知識には非常に大きな差があることを認識しておく必要があるということです.
医師にとっては「常識」でも,看護師にとっては「常識」とは限らないのです.

No.9 Level3 さん

>医師免許に必要な医療知識と…

消化管出血の内視鏡的止血術中に「トロンビン用意して」といったら、研修医にトロンビンを側管注されそうになったことがあります。
バイアル製剤は採用中止としました。

>山口(産婦人科)様

 いや、いくら何でもそれは・・・。塩酸って普通の病院に常備してますか?(^ ^;。少なくともうちの病院には存在してませんが・・・。

>消化器内科医様

 今はトロンビンのバイアル製剤自体が存在してないですね。

日本救急医学会における
「救急医療における終末期医療に関する提言(ガイドライン)(案)作成」


ようやく、日本救急医学会HPにアップされました。

一部引用。

(2)終末期における治療中止基準の欠如による問題点
救急現場では病状が複雑かつ重篤で治療も極めて複雑であるために、生死の予測がそもそも難しい。また死を予測できたとしても、現状では誰もが納得する『延命措置の中止の基準』がないため、延命措置を中止するかどうかの判断はほとんどが主治医に委ねられ、その対応も医師個人の考え方によって大きく異なっている。従って、「救命不能であれば、治療を一切中止する」から「救命不能と判断しても治療は絶対に中止できない」まで、考え方には大きな幅がある。医師が意図をもって死期を早めることは、そもそも「医の倫理」に反し、「死は医師が決めるものではない」という意見や、治療が無意味と判断されても永遠に続くわけではないから、「現在の治療を維持する」という意見、尊厳をもって死を迎えるには『無意味な延命は中止すべき』との意見もある。いずれの意見にも根拠があり、何が適切かの判断は難しい。また状況によっては、たとえ良識的な治療の中止であっても、患者が事件や事故の被害者の場合には、加害者側から非難される恐れもある。中止の方針やタイミングが家族の希望と一致しなかった場合には、医療不信を招き、またそのような事例が明るみにでれば、医事紛争や医療ミスと誤解されたりして結果的に医師や病院が社会からの信頼を失う恐れもある。

HPでは、広く意見を募集しているようです。法曹家の方々、よろしくお願いいたします。

P R

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