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ICU医師全員退職へ 国循センター 執刀との分業困難(ヤフーニュース 3月1日8時0分配信 産経新聞 キャッシュ) (情報提供 ちょい悪代官さん)

 国立循環器病センター(大阪府吹田市)で、外科系集中治療室(ICU)の専属医師5人全員が、3月末で同時退職することが28日、分かった。同センターは国内で実施された心臓移植の半数を手掛けるなど循環器病治療の国内最高峰で、ICUは心臓血管外科手術後の患者の術後管理・集中治療を受け持ち、診療成績を下支えしてきた。同センターはICU態勢の見直しを検討している。
 同センターによると、ICUには5人の専門医が所属。所属長の医長を含む2人のベテラン医師が辞職を表明したのをきっかけに、指導を仰げなくなる部下の3人の医師も辞職を決めたという。

 ベテラン医師2人は辞職の理由を「心身ともに疲れ切った」と説明しているという。

 同センターのICUが対象とするのは、先天性心疾患や冠動脈・弁疾患、心臓移植、大血管疾患などさまざまな心臓血管外科系の難病患者。成人だけでなく小児も対象とし、外科手術後の患者の最も危険な時期の全身管理や集中治療を24時間態勢で行ってきた。

 ICUの入院病床は20床で、年間1100症例を超える重篤な患者を受け入れ、常に患者の容体の急変に備え、緊張を強いられる環境にあった。

 同センターは、5人に残るよう慰留を続けているが、辞職の決意は固いという。

 5人が同時に辞める、というところに一つの明確な意思表示があるように思われます。

ベテラン医師2人は辞職の理由を「心身ともに疲れ切った」と説明しているという。

 この言葉の重みを考えるべきだと思います。

 病院も国も国民も

 私としては、退職される医師の本音をすべて聞いてみたいです。

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引用されているヤフーニュースの末尾のコメントに注目したいと思います。

>同センター運営局は「特にベテラン2人に代わる人材はおらず、
>これまでのように執刀チームとICUの分業ができなくなる。
>しかし、手術件数を減らしたりICUでの管理が不十分になるなど
>患者に影響を与えるようなことはない」と話している。

なわけない。

患者さんの混乱を防ぐためでのコメントなのでしょうか。しかし、現実とあまりに乖離した言説は信用を失うと思いますし、こういうお話をする施設には新たな医師の応募がなされにくくなるのではないかと懸念しますが。「この期に及んでも手術件数を減らしたりすることなく極限まで医師を酷使するつもりなのかな」と深読みされそうです。

もっと注意してコメントを出してほしいです。記者が言葉尻を捕らえて言語化しただけなのかもしれないので、あまり詳しく食いつくのも何かと我ながら思いはしますが。

 修業時代にどれだけ激務でも良いと思いますが、その先にバラ色の未来がなければ頑張りきれないでしょうね。今の勤務医の状況は、我慢している間はずっと激務なのですから、どこかで切れるでしょう。お人好しがいつまでもお人好しでいられるわけもなし、まして、お人好しが無尽蔵にいるわけではないことを、みんなが気がつく必要があるのでしょう。

 専門医を取るまでは必死に技術を習得し、必死で働く。
 専門医を取ったら、高給で就職し、そこで若手を鍛える。
 もちろん自分は指示をするだけ。

このような制度が必要なんじゃないでしょうか。

救急に携わる医療従事者からすると非常にショッキングなニュースです。日本の医療の本丸が崩壊しつつあるということが明らかになったわけですから。

奈良の大淀病院の件で、18病院を「たらい回し(マスコミによる表現)」にされたあげく、最終的に患者を収容したのが国立循環器病センターでした。このことは、奈良大淀病院と同様の重症の急変患者を収容できる能力のある医療施設が近畿地区においてはなくなったに等しいことを意味します。

同センターの運営局は「4月以降は、他部署からICUの専属要員を確保するものの、ICUでの患者の超急性期管理・集中治療は、執刀した外科チームが責任を持って行う態勢にすることを検討している」とか「手術件数を減らしたりICUでの管理が不十分になるなど患者に影響を与えるようなことはない」などとコメントしているようですが、本気だとすると誠に脳天気で認識不足も甚だしいですね。
ICU専門医が「心身共に疲れ切った」といっているくらい大変な仕事を、「手術件数を減らすことなく」「執刀した外科チーム」に超急性期管理・集中治療を行うことを義務づけるつもりなわけです。手術で疲労した外科医が片手間でできる程度の仕事なら、ICU専任の専門医が疲弊してやめることなど常識的に考えてありえないでしょう。今までと同じ量のICUの仕事を「兼務」の形で残った医師に押しつけるのであれば、人員を大幅に増員しない限り今度は外科医が大量退職するニュースをみることになりそうです。

>私としては、退職される医師の本音をすべて聞いてみたいです

上司が止めると、部下もやめる・・・結果、同時大量退職はあるのではないでしょうか。
国循のケースは、私が知る由もありませんが、もし、私も部下の立場だったら、辞めるだろうなと思います。

松村先生が、舞鶴市民病院を退職される際、多くの内科医が辞めた。その結果、舞鶴市民病が完全崩壊したという事例は、皆様も記憶に新しいかと思います。
部下が辞める心理はこれと似たようなものかもしれませんね。

かつての病院で、自分の直属の上司が、このケースとまったく同じ理由で退職しました。
「心身ともに疲れた」と言い残して・・・・・。平成15年ごろの出来事でした。
ある専門科の部長でした。歳は、40前半でした。
4,5回の当直。当直明けはもちろんなし。下手すれば、当直明けの日でさえ、夕方の外来診療を21時ごろまで業務する日もありました。当直日を除く(約25日)のうち、3分の1が自宅待機の日(待機料なし)でした。 部長に就任して、約3年くらいでバーンアウトされました。自分が受け持ちをしていた患者が院内で急死した事例があり、それが訴訟の一歩手前までいきました。その事例の心的負担も大きかったようです。私によくその話をしていましたから。

勤務医師の労働状況の異常さが、ようやく世間に取り上げられるようになってきたように思います。

天下の国循ですら・・・という感じる医師は多いのではないでしょうか?
同じ話題でm3.comでは盛り上がっているようです。

 手厳しいようですが、国循の上層部がブランドにあぐらをかいたぬるま湯ってことなんでしょう。2chじゃありませんが「いやならやめろ、代わりはいくらでもいる」と言うことなんでしょう。この医療情勢でわずか5人で365日24時間回していたこと自体が大問題だと思いますし。

 国循の激しさは循環器外科をやってる人間には有名で、バーンアウトの話は今回に限らず後を絶ちません。研修としてはそれもありだと思いますが、指導医がバーンアウトするレベルとなると、管理体制に問題がありすぎると思います。

民事裁判、刑事裁判が高度医療を崩壊させる。医師は非常に少ない。医師は増やしてもらえない。ICUに入る患者は全身管だらけ。患者が不動であればまだ良い。しかし患者が勝手に動き、管が外れたりして結果悪ければ責任を取らされる。これではやってられない。こうやって高度医療が内部から崩壊して行く。安い給料で頑張っている医師を足蹴にするから崩壊して行くのだ。崩壊したらアメリカで手術となるかもな。アメリカの医療費は桁が2つ違うよ。

国循といえば我が国が世界に誇るナショナルセンターですから、日本の循環器診療の最中枢です。ICUというのは24時間の集中管理が不可欠な高度循環器診療におけるの要ですので、そこが崩壊するというのは、センターそのものの機能が崩壊するということと同じです。
そこに勤務している医師は全国でもトップレベルの精鋭揃いであり、日本で循環器診療に従事する医師達の憧れです。技術的に優れている事はもちろん、それらの期待を一身に受けて、非常に高い志を持って日々の診療にあたっていた筈です。

そこでこのような事態がおこるというのは、場末の中小病院の崩壊とは全く意味が異なります。

法律の世界に置き換えれば、最高裁判所の裁判官が「心身ともに疲れ切った」といって、一斉に辞職するくらいの大事件でしょう。

この国の医療はこの先どうなるんでしょうか・・・

>そこでこのような事態がおこるというのは、場末の中小病院の崩壊とは
>全く意味が異なります。

実際のところ原因はおそらくみなさんが考えておられるのとはかなり次元の異なったところにあるようです.
漏れ聞こえて来る噂の話ですが...

新聞等に書かれていることではとうてい実情は見えないでしょうから,真相が明らかとなるまでしばらくじっと見守っていて下さい.

>「(同センター運営局は)手術件数を減らしたりICUでの管理が不十分になるなど患者に影響を与えるようなことはない」と話している。

おいおい、運営局とやらの事務方は、自分の兵隊さんを安売りしているよ

国循なら国循レベルの診療が出来ないと、過失認定されそうなのに、誰が踏みとどまって頑張れるというのだろう?
過剰な期待と、過剰な懲罰(民事にせよ刑事にせよ)と、過剰な環境適応が破綻した原因であろう

3次救急の看板を下ろさないと、うまく対応されなかった患者が自分たちは被害者だと声を上げ、地獄に残った誠実な医師が被告側に堕ちることになる
大阪沈没どころか、それこそ近畿の救急診療沈没であろう

国循には、個人的に複雑な思いが交錯しているけれど、医師の貴重な労働資源を粗末に扱うような施設は潰れてしまえば良いと本気で思う

個人の倫理感に頼った運営は、運営責任者の怠慢に他ならない
事務方、特に労務管理に携わる者は、懲戒にしてもよいであろう

国が動くかどうか?
恐らく国会でも取り上げられ、瞬く間に日本全体に波及するであろう

誰のための救急医療?
国循の事務職のコメントで済ますなら、
「お〜〜い誰でもいいから」になってしまいます。
でも産科でも脳外科でも循環器外科も、
誰か一緒に何とかして:ではないでしょうか。
一方的な報道でなく「何が問題だったか?」
を知りたいものです。

>「(同センター運営局は)手術件数を減らしたりICUでの管理が不十分になるなど患者に影響を与えるようなことはない」と話している。

これは絶対にあり得ないと断言できます.
国循のICUは日本でも数少ないICU専門医の専従によって運営されていたICUです.このような状態で運営されているICUは国内に数えるほどしかないと思います.国内最高レベルの術後管理が行なえていたICUと言っても過言ではないでしょう.
外科医では決してICU専門医のレベルの管理は行なえません.4月以降の大幅なレベルダウンは否めません.

>ER医のはしくれさん

天下の国循ですら・・・という感じる医師は多いのではないでしょうか?

天下の国循ですら「竹槍でもB−29を落とせる。大事なのは精神力だ」と考えていると言うことがショックですね。私ですら名前を知っている病院ですので、制度的にも整備された運営が行われているのかなと思いましたが、実際には医師の超人的な努力で成り立っていたに過ぎないわけですか。深読みのしすぎかも知れませんが。


病院に必要なのは医師とか建物とか設備なのでしょうが、今求められているのはシステムとマネジメントなのかと思わなくもないです。


医師が辞めることについては「心身ともに疲れ切った」のであれば退職されるのも当然でしょうし、一度に辞めたことでマスコミも報道しました。国民も今回の報道で医療に関して考えるようになる、いいきっかけだとは思います。


問題は国循でしょうね。なんとなくですが、ICUの医師を周りがサポート出来る体制になっていなかったり、これは穿ちすぎですが「周囲からICUの医師が浮いていた存在になってた」なんて事があったりすると問題なのでしょうね。

>Level3 さん
素人目に見ても、今までICUの医師が行っていた激務を、外科医に転嫁させるだけだと思うのですね。そのツケは必ず外科医に回るでしょうし、ひいては患者に回ってくると思います。社会にツケが回るのはまあ、仕方ないと思いますが。


国立循環器病センターに必要なのは、あらゆる手段を使ってICU専門医をかき集める事なのでしょうが、それをしないというのは不思議に思います。マスコミに取り上げられているわけですので、これを好機と思い、国民に訴えかけるべきなのではないかなと思うわけです。逆に、それを行わない辺りに妙なものを感じます。

>国立循環器病センターに必要なのは、あらゆる手段を使ってICU専門医
>をかき集める事なのでしょうが、それをしないというのは不思議に思います。

できないでしょうね.これまでにいくつかの大学の麻酔科が崩壊して麻酔科医が居なくなりましたが,ある意味では似たようなものでしょう.医師が逃散するような病院に好き好んで後からやってくる医師はいないと思います.
なぜICUスタッフが全員辞めたか同業者はどこからか事情を聞きつけるものです.
そもそもICU専従医はどこでも不足ですから,自分の施設を維持するだけで精一杯で他施設に応援のように人手を出すことは困難でしょう.

今日から集中治療学会が神戸で行われています。
きっと話題になっているんじゃないでしょうかね

>Level3さん
「できない」と「しない」とでは意味合いが違うと思うのです。


「ICUの医師をあらゆる手を使って募集する」と言う試みをするようなら、病院側がICUの重要性を認識していると思います。


しかし、マスコミの前で「手術件数を減らしたりICUでの管理が不十分になるなど患者に影響を与えるようなことはない」と言うような病院からは、ICUを軽視していると思うのです。もっと言えば、そんな発言をするような病院だからICU専門医が集団辞職するのだと外部に受け取られかねないと思います

ついに一般に目に見える形での医療崩壊が起こってきたな、という感じですね。
でも、気づかない人は「この病院だけの特殊な事情があったんだろう」としか思わないかもしれませんが。
私も、このブログや「新小児科医のつぶやき」を読んでいなければ、このニュースの意味に気づくことはできなかったでしょう。
多くの一般の人が知らないところで、医療崩壊が進んでいっているということが、とても怖いことだと感じます。
気が付いたら、救急車に乗っても運んでいってくれる先がない、ということが、もう、すぐにも起こるかもしれないわけですよね。なんせ、19の病院で受け入れを断られた救急患者を受け入れることができた拠点病院の、集中治療科が、危機に瀕しているわけですから。

> 19の病院で受け入れを断られた救急患者を受け入れることができた拠点病院

逆に考えると、大淀事件で受け入れを断られ続けてしまうような患者を引き受けてしまう運営体制だったがためにこのような結果になった…とは考えられないでしょうか。

ちょっとズレた意見でしょうか。

医療ミス防止のため、先頃厚生労働省が指針をまとめました。

「ICUに専任の常勤医を病床数と患者重症度に応じ1人以上、看護師は患者2人に対し1人以上置く。責任者の医師のもと、薬剤師や臨床工学技士などと連携したチーム医療を行うため、1日に最低1回は打ち合わせをする。ミスを防ぐため、引き継ぎの際は文書で情報伝達を行う。」

さて厚生労働省直轄の国立循環器病センターでICU専属医師が一斉に辞職となったわけですので、お役人の面子からもICU専属医師を早急に配属しないわけにはいかないでしょう。指針を表明したあとですから外科医に兼務でICU管理させて医療ミスでも起きたりしたら目も当てられませんからね。

野次馬の感想に過ぎませんが−−。

1)H大学麻酔科の人事が回らなくなってきた。
2) 1)と関連して〜〜。国循のICU科長(何と呼んでいるのか知りませんが)のポストがH大学麻酔医にとってもやは魅力的なものではなくなった。
3)心外スタッフの傲慢さ、経済格差にmotivationが維持できなくなった。
4)他の病院からいい条件で声がかかった。

上記のいずれかあるいはその複合。

スタッフの辞職とともに若い人も辞めるということはそれなりに立派な先生だったのだと思います。

センタ−が心外術後ICU管理が重要と考えるのであればそれなりの条件(経済的その他もろもろ)でスタッフを招聘すればいいだけの話。

私には何でこんなあたりまえのことで騒ぐのかまるでわからない。

世に言う医療崩壊(でしたか?)もこれと同じ。

市場原理を前提とする社会であれば当然すべきことをしないからということでしょう。


>修業時代にどれだけ激務でも良いと思いますが

 今や研修医は激務じゃありません。週40時間労働が原則で、労働基準法がきっちり守られてます。森大仁(もりひろひと)さんの尊い犠牲とご両親の裁判闘争のおかげです。
 もちろん、その上の後期研修医が単純労働やってたり、指導医の負担が増えたりしているわけですが。
 今の研修医が指導医になるころには、もはや激務をこなすような人はいなくなってるでしょう。

>No.16 しまさん
病院側のコメントですが、私には、現場を理解していない管理側(事務系もしくは部長クラス)からの意見であるように思われます。そういった方々はICUの術後管理を確かに軽視していることが見受けられます。現場のスタッフにしてみれば、特攻命令のように感じるでしょうね。

>No.18 bg さん
大淀の件で受け入れたことが何か問題があるのでしょうか?ベッドに空きがあり診療科が受け入れ可能であれば、どの病院でも受け入れたはずです。

>No.20 yanyan さん
ICUを専門とする医師は絶対数が少ないので、いくらいい条件でも招聘できるか疑問です。国立である以上、出せる条件にも限りがありますから。

別ソースですが発言者はこの御仁なようです。さすが国立の事務…

http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007030101000303.html
>佃龍庶務課長は「診療機能の低下はなく、患者への影響はない」と話している。

こういうことを言う事務がいる病院、あるいは事務にこういうことを言わせる病院で働きたいと思う医師がどれだけいるかということですが。

国立循環器病センターというとこの記事
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/crisis/news/20070124ddm002100022000c.html

原告は、01年3月にくも膜下出血で亡くなった国立循環器病センター(大阪府吹田市)の看護師

の判決が2月28日に出たようです。
http://www.pure.ne.jp/~umasuhe/index.html

最近の動き(2月28日更新 大阪高裁、不当判決。大阪地裁判決を追認。過労死と認めず。

> No.22 ICU医もどきさん
余力が乏しい、もしくは余力がないのにも係わらず受け入れたのかな、と思っただけです。
もっと具体的に言うと、ベッド(設備的な意味で)は空いているがマンパワーが足りない状態で患者を受け入れているのかなと。
国循のICU20床を医師5人で管理しきれるのかが分からないので何ともいえないのですが…

お気に障ったのならお詫びいたします。申し訳ありませんでした。

>国立がんセンター東病院の先日の医局会では、医療安全に金も人も出そうとしない厚労省に文句をつける医長に対して、院長が「そんなひどい病院はいやだと言うなら、やめて頂くしかない」とご返事なさってましたよ。

そんで、春から院長になる見込みの臨床開発センター長は、研究所支所が臨床開発センターとなって、病院と一体化して臨床開発に邁進するのだという演説をしたときに、素晴らしいことを言ったお方です。仕事が増えるのに人は増やしてもらえないのですか?と尋ねた医師に対して、「まずは一生懸命やって、破裂するまでやってもらったらいいんです」だそうです。

東の轟沈も近いな。

投稿者 わし : March 2, 2007 1:57 AM


以上は、SSDさんのコメント欄からです。

東の倒壊は、がんセンターからですか?

>ICU医もどきさん

私には、現場を理解していない管理側(事務系もしくは部長クラス)からの意見であるように思われます

それなら問題ないのです。私が危惧しているのは、外科医がICU医を見下したり、雑用係としか思っていなかったりと、周囲から違う目で見られているのではないかと言うことです。事務方との対立どころか、周りの医師のサポートも受けられなかったのではないかという事を心配していたのですが、それは考えすぎのようですね。失礼しました。

庶務課長が記者にコメントしているということは、組織としては、それほどの大事ではない、という考えのように思えますね。

国立循環器病センター 組織

トップが記者会見してもよさそうに思えますけど、そういうものなのでしょうか。

ICUの麻酔科Drは疲れ果てたのでしょうが、「帝王切開賠償訴訟、市に1億4300万円支払い命令」こんな判決が出たら、お産をするなら、産婦人科当直と麻酔科当直が必要になりますので、ますます、麻酔科Drは大変ですよね。産婦人科Drはすでに当直が多いのに麻痺していますが・・・。(私は10年過ぎても当直を月10回する産婦人科勤務医です)
また、助産院でのお産に対して、この裁判官はなんと言うのでしょうか?

神奈川県大和市立病院で1997年、帝王切開が遅れたため重い後遺症が残ったとして、東京都内の養護学校4年の男子児童(10)と両親が、市に介護費用や慰謝料など約1億9200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、横浜地裁であった。

 三木勇次裁判長は「(帝王切開は)遅きに失し、後遺症との因果関係が認められる」と述べ、市に約1億4300万円の支払いを命じた。

 判決によると、男児の母親(35)は97年2月24日、陣痛が起きて入院した。胎児に心拍数の低下などの異常があったことから、病院は帝王切開を決めたが、手術決定から出産まで約1時間20分かかり、男児は仮死状態で生まれて低酸素脳症となり、四肢がマヒする重度の障害が残った。

 三木裁判長は「心拍数が低下した時点で、病院は帝王切開の準備をする義務があったが、怠った。夜間、麻酔科医らが常駐しておらず、医師を呼び出すなど出産まで1時間以上かかった」と指摘した。

 大宮東生・院長は記者会見で、「可能な限り適切な処置を行っており、過失はない。後遺症との因果関係もない」と話し、市として控訴する方針を明らかにした。

(2007年2月28日23時1分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070228i416.htm?from=main4

> 外科医がICU医を見下したり、雑用係としか思っていなかったりと、、、

しまさん、おっしゃられる問題は麻酔科と心臓外科間で確かに存在するものだと思います。特に心臓外科手術の場合は、手術の良し悪しに術後成績が大きく関与するため、尚更です。そういった現場での『不満』をうまく両診療科の真ん中と上が吸収しながら、いい医療を提供するという一つの目的に向かっていくべきなのでしょうが、マンパワー的にも経済的にも時間的にも余裕が無くなってしまったのかと思われます。

皆さんご指摘の通り、あれだけのICUを7人で回していたことに驚きを隠せない人が多いと思いますが、それだけの人員しか雇わない管理層、雇えない保険点数、労働基準法を無視した勤務・給与形態にこそ問題があると思います。

日本全国のICUは、心臓外科若手によって運営されている施設がほとんどです。ここはやや例外的存在です。このICU管理医を麻酔科側が育成するのか、心臓外科側が育成するのか、その勤務を保証する見合う資本があるのか? 先日、ICU管理に関する厚生労働省の指針が検討されました。過去の訴訟をを含めて現在の流れは、ICUはICU専門医に管理してもらおうというように認識しておりますが、その流れに逆行する国立センターでのこの問題は、堀病院事件での法務省のコメントを借りれば、まさに『構造的問題』であると言えると思います。何らかの政府からのアクションが必要であるし、現場は求めているのではないでしょうか。

私は海外の従業員30,000人以上を有するビッグセンターにいますが、マンパワーの大切さは、常に感じております。日本を代表するハートセンターでのこの窮状を、嘆かざるを得ません。

今朝のニュースを斜め聞きしておりましたら、先日捕まったフェンタニル持ち出しの同院麻酔医も「重症患者のケアで疲れきっていた」という供述をしているようですね。噂に聞く以上の劣悪な環境にあったということなのでしょう。

国立と言えばどこも労働環境はアレですが当県の医療センターも片っ端からベテランが辞職し崩壊の一途をたどっているようです。今や国循のブランド力をもってしても医師の逃散を押しとどめる力はないのでしょう。改善すべき現状を放置することは結局患者の不利益を招くことになります。組織としての自浄能力がない以上、非常手段もやむなしという気がします。

 ron さん、こんにちは。

> 庶務課長が記者にコメントしているということは、組織としては、それほどの大事ではない、という考えのように思えますね。

 記者会見にトップが出てくるとしたら、経営戦略上の大きな方針変更や「お詫び会見」ぐらいです。
 日常のオペレーション上の問題なので、職掌の適任者が誰かというところから、話者を決めるのが適当です。問題の捉え方としてどうかという問題は残りますが、広報戦略上は妥当な判断だと思います。

No.32 rijin さん

コメントありがとうございます。
まあ、そうですよね。
「患者に影響を与えるようなことはない」という判断なわけですから。

しかし、一部門まるごと消滅に近い事態で、「影響なし」は素人でもおかしいと思うわけですよ。生産部門が消滅して「影響なし」と言うメーカーみたいな感じですかね。経営者は株主・取引先の批判を浴びそうですけど。
例えが適切でないかもしれませんが。

うーん、それにしても、経営者はマンパワーをどう見積もってるんでしょうね。

支障ないという判断というより
自分の管理責任を逃れる為の
大本営発表ですな
官僚に事実を述べる能力が無い間は
この国の制度は腐り放題です

国立循環器病センターのホームページをみればわかりますが,ここには「麻酔科」はありません.またICUは「外科の中」に存在しています.
これが国立循環器病センター内での「麻酔科」「ICU」の立場を如実にあらわしているといえるでしょうね.

Evidence-Based Management が必要ですね。

噂、だそうです。

shiroi-kyotou.cocolog-nifty.com/blog/medical/2007/03/post_9c0c.html#comments

国循のICUは「心臓外科集中治療部」という形になっています。
これが、集中治療医にとってどういう意味を持つのか「集中治療医って何?」と思っている方には分かりづらいと思います。
麻酔でも救急でもなく、純粋に集中治療を専門としようとしている医師は日本ではまだ数少なく、その貴重な人材が、心臓外科支配下のICUというイビツな形の中で働いていたというのは忌々しき事態で、本来は、国循内でシステムを変える等で解決できていたらよかったのですが、こういう手段を最終的に取らざるを得なかったということでしょう。
国循にとって、これが吉とでるか凶とでるか、我々集中治療医にとって非常に興味のあるところです。(悪いけど、そこのICUで働きたいという人はいないと思います)

外科のことはよくわかりませんが、縁の下の力持ちのような方の顔だけは絶対につぶさないようにするのは基本だと思うけどなぁ。
エースは放っておいても周りが立ててくれるし、その座を狙っている人もいっぱいいるだろうけど、目立たないけど着実な仕事を要求されるポジションは代わりがいないこと多いし。

>No.22 ICUもどきさん
>ICUを専門とする医師は絶対数が少ないので、いくらいい条件でも招聘できるか疑問です。国立である以上、出せる条件にも限りがありますから。

現実に活動している臨床医として、一応そういう事は十分理解している上での“皮肉”と理解していただければと存じます。

私はみなさんがこのブログでしきりに言われているような“司法不信”と“医療崩壊”とは大した関係はないだろうと考えている人間です。

その一方、社会が病院勤務医に対して、“国立”であろうが、“日赤”であろうが、“済生会”であろうが、high riskに対してhigh returnでこたえない限り、現在の流れは今後も加速するであろうと理解しています。

元麻酔専門医、現在産科を専門にしているフライパンから火の中へ飛び込んでしまったような人間です。
大学病院でありとあらゆる麻酔をかけたけど、心臓血管外科医、脳神経外科医、消化器外科医らの一部は明らかに麻酔科を自分たちより下位の存在と見下してましたね。でもたいていそういった輩は腕がよろしくなかった。へたすると手術がうまくいかなかった責任を麻酔科に転嫁しようとする輩までいた。

心臓外科医も退職だそうです

国立循環器病センター(大阪府吹田市)の外科系集中治療科(ICU)の5人の専門医全員が3月末で一斉に退職する問題で、4月以降ICUをカバーすることになっていた心臓血管外科からも40代のベテラン外科医2人が3月末で退職することが9日、分かった。

 同センターの心臓血管外科は、虚血性心疾患や弁膜症、不整脈疾患の外科治療のほか、慢性心不全患者に対する補助人工心臓の装着や心臓移植などを担当する。循環器病治療の国内最高峰である同センターは、国内で実施された41例の心臓移植のうち半数の21例を手がけている。

 退職する2人の医師は執刀を含め、そうした治療の中心的役割を果たしていた。

 ICU専門医の一斉退職にともない、同センターは外科とICUの分業態勢の見直しを検討。4月以降は、術後患者の管理・集中治療も執刀した外科チームが継続して行うとし、心臓血管外科にはこれまで以上の治療内容と責任を担わせる計画だった。

 同センターは「2人に代わる新しい医師を採用するため努力している。4月には補完し、患者に迷惑がかからないようにしたい」としている。

(2007/03/10 08:06)

国内で実施された41例の心臓移植のうち半数の21例を手がけているような医師2名を補完なんてできないでしょうね。NCVC(=国立循環器病センター)は、今後どうなるのでしょうか? 

欠員を補充するだけと言う事は
病院のシステムの欠陥を是正する気はないということです
この病院にしてもう完全崩壊
4月になると量的にはもっと色々出てきて
参院選前に大問題になると予測しております
自民党が勝ったら医師はさらに基幹病院を去るでせう

ICU医師の集団辞職と、心臓外科医の辞職は因果関係があるのでしょうか。因果関係があるのでしたら、当然のことだとは思うのですが。因果関係がなかった場合の方が恐ろしいですね。

>いのげさん
民主党が勝ったとしても、医師が基幹病院を去るのは変わらないように思います

>4月以降は、術後患者の管理・集中治療も執刀した外科チームが継続して行うとし、
>心臓血管外科にはこれまで以上の治療内容と責任を担わせる計画だった。

そりゃ逃げ出すでしょうね
国循で行うレベルのオペの術後管理まで外科が出来るはずがありません
しかもこのお二方のレベルの医師に術後管理までさせるつもりだったんでしょうか
これでカテもできなくなるでしょうし、国循の崩壊が目に見えてきましたね

まさか日本最高峰の一角がこうも早く崩れ落ちるとは・・・

「欠員を補充するだけと言う事は」
公務員の定数を増やすということは できない 相談 という意味でしょう。
常勤医は 国家公務員です。
ナショナルセンターはまだ独立行政法人化していませんので、制約が厳しいのです。
たとえ独法化しても そうは簡単ではないけれども。

公務員を減らす というのが 前政権の方針でしたし、一度決まった方針は変えることは甚だ困難です。

>勤務医です。 さん

公務員を減らす というのが 前政権の方針でしたし

公務員を減らすというのは、確かに政権の方針でもあるでしょうが、国民の選択でもあると思います。官僚叩き、官僚の弱体化、規制緩和、という方針に反対を主張する国民はさほどいなかったのではないでしょうか。

いや、官僚の弱体化という事は、それはそれで問題ないと思うのですが、反面、日本人はお上意識、お上頼みの意識が強いと思います。官僚の弱体化と言うことは、今まで官が担っていた仕事を民が行う事になるわけですが、その事を理解していない方々が多いように思います。

公務員を減らすのが目的で 仕事の効率の悪い しょうがない事務職員が減るのなら良いのですが、医師や看護師とか技師や薬剤肢が減らされる ないし 本来もっと定員を増やすべきなのに 増やせない というのが、国立の病院での問題です。
箱物のみに予算がつくので たとえ医療機器が入っても 人員は付かないので 動かせず もったいない状態です。たとえ使用しないでも機器はメンテナンスしなければ 壊れてしまい、さらに予算が必要になる、という不思議な状態になります。民間ならあり得ないでしょう。矛盾だらけです。そんな中でもやっていくしかないのですが。

> No.47 しまさん
同意です。日本は決して公務員が多いと言うことは無いはずです。ただ、効率的では無いだけだと思います。

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