エントリ

 国循センターの医師退職のニュースに対する関心が極めて高いことがわかりました。
 退職の背景事情として労働として見た場合、非人間的とも思える実情があるように思われます。

 そこで、医師の労働条件の実情にテーマを絞ったエントリを立てることにしました。

 医療側からの生々しい声をお聞きしたいと思います。

| コメント(81) | トラックバック(0) このエントリーを含むはてなブックマーク  (Top)

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.yabelab.net/mt4/mt-tb.cgi/2291

コメント(81)

わたくしの母校辺境医大の大学病院 における医局員(非常勤医:給与日払い)の待遇は違法な状態である.病院経営者が各科の医局員数に(過小な)定員を定め,それをオーバーする人数の場合 頭割りである.よって一ヶ月フル出勤しても日当は3週分とかひどいところは2週分とかである.誰も労働基準監督署に届け出るものはいない.本当に医局を離れてよかった.新聞で「違法なサービス残業」という言葉を見かけるとどこの国の話かと思う.サービス残業どころか日勤がサービスなのだ.真昼間に大学病院に行けばそこらじゅうに違法労働者を見ることができるはずである.

大学病院において 医師免許を取得したばかりの研修医は 指導医の元で研修を行う.重要な研修医の業務の一つが患者に対する静脈注射(薬剤投与及び静脈路確保)である.民間病院では駆け出しの看護師でも行う業務である.二ヶ月もすればほぼマスターできる.辺境医大以外の大学病院では静脈注射どころか毎朝の採血すら研修医業務とされているところも多いと聞く.(研修医の雑用は他にも多々ある)看護師(看護部長および組合)の発言力が強い.かつては「看護師法でに定められていない」という理由で静脈注射を拒否していた.2002年5月の厚生労働省通達で実態に合わせて正式に合法化された.
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2002dir/n2512dir/n2512_04.htm
が,大学病院で看護師の業務に追加されたという話は聞いたことがない.要するに法律は口実にすぎなかったのである.
2004年 臨床研修医制度が開始されると静脈注射や採血などの雑用が無い民間病院に人気が集まり,大学に研修医が来なくなった.当然である.しかし大学病院の雑用がなくなったわけでもなければ看護師が業務を増やすわけも無い.研修医以外の医師が雑用を行うしかない.雑用とはいえ大学病院の医療に必要な業務である.全国の大学は民間病院に派遣している医師を撤収して大学へ戻した.手術や高度医療をバリバリやっている中堅を呼び戻して点滴や採血をさせるのである. 地域の病院では医師不足で業務が滞り 大学ではいい年こいて雑用を強いられた医師らが労働意欲を喪失している.
 悪質な冗談のような話だが 日本中の全ての大学病院のほとんど全ての科で 今日も見られている現象である.民間病院の看護師がやっていることを大学病院の看護師が行えば 一日で解決する問題であり,そのことを知らない臨床医は一人もいない.マスコミの報道にこの問題が取上げられた事を一度も見たことがない.

訂正

全国の大学は民間病院に派遣している医師を撤収して大学へ戻した.
          ↓
全国の大学は関連病院に派遣している医師を撤収して大学へ戻した.

長時間勤務によって私が最も経験した中で問題になったことは誤投薬でした。当直開けの夕方頃が一番きつい。判断力も鈍り、半分眠っている。「合っているかどうかわからないけどもうどうでもいいや」的な気分になってしまうのです。幸いガスターとかの類でしたので実害は無かったのですが、今なら訴えられたらと思うとぞっとします。しかし、これだけは言いたい。長時間勤務は生理的に判断力が鈍る。これだけは科学的に事実です。
外科系の先生方よりもおそらく勤務時間は短かったかもしれませんが、それでもストレス性の消化器系の病気に6年目にしてなりました。それ以来、どんなに遅く残っていても勤務時間が終了すればPHS(ポケベルの代わりに採用されていました)をオフにし、なるべく残業は行わない、当直以外はしっかり休むということを実践し、何とか体調は戻りました。

労働基準法を守る守らないは別として患者が被害に遭わないためにも医師の勤務状況を改善するのは当たり前のことだと思います。患者のQOLを保つには医師自身のQOLがもっと大切なことは言うまでもありません。よく、自分は犠牲者になっても患者を守るというアホ医師がいますが、では自分が倒れたらどうなるのでしょう?まずは医師のQOLが何事にも優先します。どんな職種にも言えることですが、自分の体調管理ができないようではプロ失格です。今までの医師はこうした志を持っている人でさえ医師不足という波の中で犠牲にされざるを得ませんでした。ある意味行政の責任といえるでしょう。

医師の疲労度: 小児心臓外科 >> 成人心臓外科

1、成人の場合、静脈麻酔薬を使用することが多いが、小児の場合、導入から吸入麻酔を多用することが多い。気管チューブもカフ無しが多いため、手術室内の麻酔ガス汚染が発生しやすい。これを吸うと、体の疲労度が全く異なる。(お酒を良く飲まれる先生の場合、P450が誘導されている場合が多く、あまりひどい影響は少ない模様。)手術中は気もはっているので、影響は少ないが、そのまま術後当直(寝当直ではない)した場合、夜明け前に疲労は極限に達する。もちろん翌日も22時まで勤務は続く。

2、小児の身体予備能力は僅かである。ほったらかし管理が出来ないのが実情。

3、経験上、成人の手術の説明よりも、小児の手術の説明の方が、かなりの時間を要する。親からの突っ込みも激しい。

4、ピンポン玉くらいのちびっこ心臓手術、集中度が違います。

5、未熟児ベビーの場合体温調節が下手なので、体温を維持しやすいように手術室内はベビーの体温に近づける必要がある。しかしベビーはいいが、我々医師はサウナ地獄である。

外科系は決して第三次産業では無い。まさに肉体勝負の第二次産業である。
勤務時間だが、当直(寝当直との定義、しかし実際はほとんどベッドサイドを離れられない)を除外した時間外勤務が常に月100時間以上、しかし実際の時間外手当は20時間程度。バスの運転手の話題ではないのだが、この勤務形態でミスを起こすなという方が酷である。現場は誰もがおかしいと思っているが、それを認めないのが厚生労働省。逃げるしか、自己主張の方法は無いのか?

>No.5 心臓外科医 さんのコメント

勝手に補足

>小児の場合、導入から吸入麻酔を多用することが多い。

子供はおとなしく注射させてくれないから

>カフ

気管内チューブ先端に付いている風船
気管内への唾液などの流入を防ぐ
カフが無いと患者の肺に充満した麻酔ガスが
体外へ流出する現象もある

>P450

よく知らないけどたぶん 肝細胞にある分解酵素

月10から20例程度の分娩を行い、ごくまれに婦人科手術(間違っても癌は手がけません)という程度の一人医長産科医の場合、傍目にはとっても暇そうです。昼間からネットやってるし。その代わり24時間年中無休拘束状態。病院から30分以上要する距離にはいけません。リフレッシュする時間帯がなく、常時心のどこかが緊張状態というのは結構厳しいです。抗うつ剤が頼りです。
 一人で何もかも判断しなければならないのもつらいところ。特に分娩に関しては時間がないだけに、自分の判断が母子の生死に直結します。麻酔医いないから、帝王切開で麻酔をかけるのも自分だし、緊急帝王切開は最悪整形外科が助手の時あるし(整形は腹なんて切ったことがない)。
   婦人科手術を入れたときに限って帝王切開が後から後から入ってくるなんて事もあり、2週連続で4件帝王切開があったときは人目もはばからず病棟で泣きました。

10年前に研究のため米国留学した時の話です。あちらの研究仲間との雑談の中で、「自分は日本では脳外科医として働いている」という話をしたら、「リッチマンだな、うらやましい」と言われました。「自分はリッチではない。日本では勤務医の給料は内科医も外科医も皮膚科医もほとんど差がないから」と説明したら、「本当ならそりゃクレイジーだ。信じられない」とびっくりされました。あちらでは心臓外科や脳外科など高い技術を要する診療科、重症例に対して合併症の起こりやすい手術を行うため訴訟リスクが高い診療科の医師が厚遇されるのは当然のことであり、そうでなければ苦労してそのポジションを目指すやつがいなくなると言っていました。
今の日本では待遇はそのまま(もしくはより悪い条件)で、高い技術を求められ、訴訟リスクが増してきています。まさに米国の同僚の言葉どおり、苦労してそのポジションを目指すやつがいなくなってきている状態ですね。

 研修医が激務だというのは昔の話である。「ブラックジャックによろしく」で、研修医同士が睡眠時間の短さを自慢するシーンは、今やありえない。
 大学病院だろうが市中病院だろうが、研修医のみは週40時間労働が守られ、手術中ですら、勤務終了時間が来ると、指導医が「君はもう帰っていい」と言い出す。
 当面の仕事がなくなると、17時ないし18時の契約終了時間まで、図書室で時間をつぶしている研修医が多くみられる。たとえ仕事があっても、時間が来たら、ハイさよなら、という具合だ。
 時間外呼び出し、休日出勤もない。バイトは禁止されている。
 このしわ寄せは、すべて指導医がカブっている。指導医クラスの中堅医師が次々に中核病院(多くは研修指定病院)から逃げ出す背景には、研修医が働かない分の尻拭いで過労になっていることが理由の一つにあるだろう。
 医師に労働基準法が適用されるのは基本的には良いことだ。だが、現状は、研修医だけが40時間労働で、中堅医師は70~80時間労働をしている。今の研修医が指導医になるころには、大半の医師が、労働基準法を盾に、三六協定で決められた以上の残業はしなくなっているだろう。

下手すると奴隷自慢大会になってしまいそうな気も…

研修医時代は公立基幹病院でした。幸い当直はなく救急も来ない病院でしたので仕事を終えれば夜間は大体眠れましたね。平日の勤務は12時間〜17時間、土日は大体半日くらい。週あたり80時間くらいになるでしょうか。

レジデント時代は国立の基幹病院でしたが平日14〜16時間、土日はやはり半日程度。夜間の呼び出しは週2くらいで数時間の拘束。加えて月2〜3回の当直はほぼ徹夜です。週当たり100〜120時間くらいの労働。休日は(呼び出しがないとして)月に1〜2日。

常勤になると施設によりけりですがおおよそ週に70〜80時間くらいが多いでしょうか。研修病院であれば下の先生も協力してくれるので夜中に点滴が抜けたとかで呼ばれることがないのは助かります。専門がら比較的呼び出しは多いので施設にもよりますが2〜3日毎に拘束なのは仕方がないところですが。

自分の場合は行くつもりのない場所というのは医局に伝えていますし、逆に忙しかろうが奴隷だろうが自分にとって有益だと思えば行くつもりはあります。今やドロッポ先も確保していますから心理的に余裕があるということなのかも知れませんが、おかげさまで逃げ出すほどまで追いつめられたことはありません。

医局側も昨今随分と弱気になっているようで希望通りとまでは行かずとも「そこは嫌!」と言ってしまえば大概通ってしまうようです。一度医局と喧嘩別れというものをやってみたいと夢想しているので正直拍子抜けですが(笑)。

しかし青息吐息の世の勤務医たちが「嫌なら辞めろ」を実行しない理由というのは何なのでしょうか。キャリア?技術の習得?安定した雇用?逆に「これがあったら絶対辞める!」という理由とは何なのでしょうか?見ている限りで休めばいいのにと思う先生ほど案外頑張ってしまう傾向にあるのが気になっています。


大学院生(科によるが30−35歳ぐらい)は年間60万ほどの学費を納めながら、実験、家族を養うためのバイトの2足のわらじを履いている。

週1回の大学外来、手術介助などdutyと呼ばれる手伝いが慣習となっているが、無給での奉仕であり、皆おかしい、と感じている。

しかし、バイトによる年間の収入は、教授などのスタッフより多く、なかなか上には異を唱えにくいのが実情である。

以前のように、大学に人がたくさんいた時代ではないので、大学院生の負担も増え、大学に戻る人が減ってきている。スタッフは、雑用の増加などで疲弊しており、もはや魅力ある職場とは言い難い。近い将来、研究だけでなく、臨床にも影響が及びそうだ。

結局、人件費を削って大きな顔をしているのは、事務職。
看護婦は労働組合があって締めつけると反撃されるが、医師は文句は言うけど、団結力も時間も無く、既に疲れきっており、結局何も有効な行動を取ることができない、とたかをくくられているのでしょう。

すっかり奴隷自慢になってますね。

私の母校の大学病院では、新たに入院患者の担当になった研修医がまず最初にすることは、患者の病歴を聞くことでもなければ診察をすることでもなく、奥の倉庫からカルテ用の空のファイルを持ってきて、そこに患者の名前を書いた背表紙を貼ることでした。
患者が検査に行くとなれば、看護師から「先生、○○さん呼ばれましたから連れて行って下さい」と言われて、患者の寝ているベッドをゴロゴロ押しながら病棟と検査室の間を往復です。
まあ、そもそも給料が看護師、事務員>>>>研修医ですから、より安い労働力に雑用が集まるのは当然といえば当然ですが、この現状を変えない限り大学病院に研修医が戻ることはないでしょうねぇ。

なお、私は資本主義社会における労働管理は労働者の自己責任だと思っています。資本家は本質的に労働者から絞れるだけ絞りとろうとするものですから、それに対して労働者は自らの手で自らを守らなければなりません。もっとも、医療においては相当大きな施設でも、多くの場合医師が資本家でもあり労働者でもあるということが問題なのでしょうが・・・。

ここで奴隷自慢をしても、非医療者の方の目には「医者ってのは自分達の労働環境整備も出来ない愚かな奴らなんだ」と思われるだけでしょう。決して「お医者様たちは日々そんな大変な思いをして我々の健康を守ってくれているんだ」とは思ってくれないでしょうね。

あ、だんだん つぶやき になってしまいました、エントリを間違えたかな。

現在研修医。とりあえず宙ぶらりんの状態から解放される喜びで一杯です。

1〜3ヶ月に一度の職場変更。
ようやくスタッフとも馴染み、病棟のシステムにも慣れ、
ある程度のルーチンワークならこなせるようになり
勉強をこれから・・・という頃にハイさようなら。
「全く使えないやつ」に成り下がり、
また新しいスタッフ、新しい「お作法」に慣れなければならないストレス。
2年たっても一向に成長した気がしない、不安な毎日です。

研修医センターという名の9時−17時しかあいていない訳のわからぬところに
管理され、そこの事務員にアゴで使われる始末。
病棟では奴隷。
指導医には「一応、17時に仕事終わることになってるけど・・わかるよね?」と無言のプレッシャーをうけ
指導医が病棟業務以外の研究をしている間も帰してもらえない生活。
それでも理解のある指導医なら「君たちも振り回されて大変だね」の一言があり救われますが、
「おめーらは楽ばっかりしやがって」と邪険に扱ってくださる指導医も多く、
「あんたらが、外でバイトしている間、俺らはこき使われてるんだよ!!」の言葉を飲み込みながら働いております。
同級生は「どうせ頑張ったって給料が増えるわけでもなし、将来役立つ知識になるわけでもなし、そこそこでいいじゃないか」とトコトン休みをとっているなか
要領が悪くて、結局2年間でとった「完全な休日」は土日をあわせて6日間でした。

大して待遇が良くなったわけでもないのに「好待遇に守られやがって!」と攻撃対象にされ、
制度上どうしようもないところを「お前らのせいだ!」と言われれば誰も寄り付かないでしょう。
小さな「立ち去り型サボタージュ」が行われているのが大学と研修医の関係です。

そういえば、私の医師免許は事務員によって講堂のステージ上にばら撒かれて「自分でとっていってね」な扱いでした。
もはやその程度の価値しかないんだな医師免許は、と身にしみて感じた瞬間でした。

おいらは内科医だからか、そこまで厳しい環境にはいませんでしたね。
研修一年目は絶対病棟には泊まらない、毎日アパートに帰る!!をモットーにしてたし(それでも1日だけ病棟で朝を迎えました)。
2年目以降もできるだけ急いで帰ることにしています。
労働時間はおそらく週に80から100時間程度ですかね。

傍目で見てて大変なのは産科医と外科医だったかなぁ。
今でも本当に忙しい奴らはこういうところで発言もできないんですよ。

 実は大学病院では労働基準法を書類上順守することはさほど困難なことではないらしく、通達ひとつで達成されました(いつのまにか決まっていた)。私の知る(地方の)大学病院では、時間外勤務手当(1時間1000円)が自己申告制で支払われるようになったのですが、月30-40時間を超えると全てカットされるそうです。またその財源として当直料が半分に減り(1回2万円→1万円)、医員(1日11000円)の勤務日数も週4日に減少しました(現実は、医員は臨床の最前線にいるので毎日診療している)。「宿直週1回、日直月1回」も書類上は順守されているようです。割り振りを一旦決めた後に変更する分は問題がないらしく、人員の少ない診療科では、教授の名前も入れて当直表を作成し、当日医員や大学院生が交代して(あるいはサポートとして)当直しているところもあるようです。宿直の翌日は書類上は休みになっているそうですが、実際は働いています。皆、いずれは(数年我慢すれば)やめようと思っているのでなにも言わないのだと思います。
 常勤になっても、独立法人化によって常に売り上げのノルマが課せられるようになったため、患者数は増加して、在院日数は大幅に短縮し、雑務は増え、研究する時間を確保するのは困難なようです。したがって専門医を(必要な人は学位も)取得した後は大学に残る意味がなくなり、中堅の医師が次々と大学を離れています。内科では、以前は医師免許取得後10-15年目になっても助手の枠はあいていなかったのですが、現在は教授・助教授の下は10-15年目以下しか残っていないところも出てきました。

とうとうこの先生までも。
http://air.ap.teacup.com/awatenai/218.html

No.2 いのげさん
>手術や高度医療をバリバリやっている中堅を呼び戻して点滴や採血をさせるのである
旧帝大系の某病院では、ナースが採血はおろか点滴までやってくれるように
なったらしいですよ。
やっぱり勝ち組と負け組みはこうして差がついていくのでしょうか。
ちなみに私は、まだ採血も点滴も自分でやらされております。

海外勤務のときは、看護師さんが、各種ドレーン、スワンガンズ、挿管チューブ、全て抜いてくれてました。
日本に帰ったとき、看護師さんに、末梢の点滴を抜くのは医者の仕事だ と言われ、とても悲しくなりました。
決して、看護師さんが悪いわけじゃなく、こういう状態を自分たちで解決しようとせず、ここで書き込みをしているだけの自分が悪いのは重々承知しております。

>No.18 とおりがかりさん
それまでの仕事に加えて、新たに他の職種がやっていた仕事を負担してもらう、というのはとても大変なことです。下手にやれば仕事が増える側の人間を感情的に刺激し、激しくモチベーションを低下させたり、集団退職という事態にもなりかねません。
では、どうすれば医師の仕事を円滑に「院内アウトソーシング」することが出来るのでしょうか。
私は、最終的に人間に不利な状況を納得させるには「損得勘定」が一番だと思います。
医師がより収益性の高い医師にしか出来ない業務に特化する→業務の効率が上がり、病院の収益が増える→自分達の給料も上がる
ということを、コメディカルの方々にも納得していただけるような体制が築ければいいんですけどね。

>19.つくねさん

おっしゃるとおりです。
しかし、看護師さんの仕事を増やしたいとは思いません。
日本の看護師さんは、海外の看護師さんの少なくとも3倍は働いているようにみえます。
看護師という職種でなくてもできる仕事が多すぎるのです。
そのため、看護師だからこそできる仕事を行なう余裕がなくなっている。

「看護師という職種でなくてもできる仕事」を昔はたくさんいた奴隷研修医と看護師が分配していたように思いますが、今はそういうわけにいかず。
ボランティアを募集している病院もよく見かけますが、なぜ、それを職業とし、お金を払わないのでしょうか。

医師の仕事を円滑に「院内アウトソーシング」するには、まず、看護師の仕事を「院内アウトソーシング」することを考えなければと思います。
その地点で、やはり、損得勘定が必要となってきますね。

奴隷自慢ではないかという意見があるのはよくわかりますが、医療従事者以外の方もご覧のはずですので、実情を記すことに意味はなくはないのではないかと思います。

「自分たちで労働環境を改善せよ」というのはたやすいですが、労働環境を改善するためには今の仕事量に対する医師(と、看護師と、その両方の本来の仕事ではないことを担う事務員もしくは助手)の数が圧倒的に不足しているのです。しかし、その不足を評価し、医師等の配置を適正化するには、医師の配置数についての規定を改正すること、それとその状態で経営が成立するような診療報酬にすることが必要です。

で、それは医師の努力だけでどうなるものでもありません。病院の経営側(ダメな人が多いですが)の能力改善だけでもどうなるものでもありません。医師の数や診療報酬は行政が決定しているのです。

しかし、行政を変えるためには非医療従事者を含めた一般の方々の認識が必要です。国民の意思を反映するのが政治である筈ですので、世論が行政に「何とかしろ」という圧力をかけない限り、最終的には変化はおきません。

そういう意味で、「逃散」といわれる急性期短頭公的病院からの医師の退職は身を挺したalertでもあります。主な理由は「そうしないと死んでしまうから」だと思いますが、間接的にはそういう意思表示でもあります。

それを理解していただかないと、世論が行政への改善を要求するにいたるまで、世論がもっと気付くまで、もっと悲惨な状態へ進行していくでしょう。たとえば救急車に乗ってもどこも受け入れずに死ぬ方が続出したり、どの病院も外来が予約制になったり、手術が半年後でも受けられなかったり、そういう世界がほんとうにもうすぐそこにあります。世論が変わるまで、事態は容赦なく進行し続け医療は粉々に砕け散り続けることでしょう。

それは私の本来の希望ではありません。本当は患者さんとまともな関係を構築したいのです。しかし、そのために今までいろいろ我慢の限界をこえて努力してきたのですが「もうだめ」だと悟ったという経過だと考えていただきたいです。

現在の医療崩壊は、(訴訟での不適切な判断も車の両輪の片側としてはありますが)医療従事者の過酷過ぎる労働条件に原因があります。そしてそれは医師の自助努力では如何ともし難いことを一般の方々にも知って欲しいのです。小児科の先生が過労死したこと、各地で医師が集団辞職していること、それらは医療行政の失政の結果であるのです。

それを広く知っていただきたいです。「気付き」が必要というわけです。何度もいままでこのブログで言われてきたことですが、新たにご覧になる方もいるかと思いますので、記させていただきました。

日本はどれだけ必要な税負担であっても、増税すると言ってしまうと選挙に負けてしまうという不思議な国です。
これもマスコミが、なぜ税負担を上げなければならないのかという点をきちんと説明せず、官僚は無駄遣いしているし医者はいい加減な治療で左団扇だと報道しているから、果ては国民が、金が足りないのは負担が足りないせいじゃないと思いたがっているから、本当にお金が足りないんだなんて話は聞きたくないと思っているためなのですが。

両手と場合によっては両足も使って、
皿回しを20枚くらいやってる現場の医師に、劣悪な労働条件を提訴しなさいといっても、無理。手を下ろして提訴の準備をしている間に皿が全部割れてしまうから。

癸横魁〆属未気鵑琉娶よみました。

いいたとえだと思います。

働いている医師は患者さんを診ることで精一杯で、提訴する暇もないってのが一番の問題だと思います。

私のように労働時間が少ない医師は提訴する理由がないし。

提訴しなくていいんです。労働基準監督署に一報入れるだけでいい。すぐに調査が入って、管理者は厳しく責め立てられます。実名出して、自分の労働時間を言えば完璧ですけど、そこまでしなくても、匿名の密告だけでも労働基準監督署は動きます。役所まで足を運ぶ必要はありますが。

 私は公立病院勤務の外科系医師ですが,朝7時から夜10時くらいは当たり前です.
 ただ,日中の勤務時間はいくら長くてもあまり問題ないのですが,つらいのは夜間呼び出しや当直明けです.一般の人にもどうしても知ってもらいたいのですが,ほとんどの病院では当直明けであっても医師は通常勤務で夜まで働きます.つまり朝から通常勤務,そのまま当直,翌日も通常勤務,計32時間以上です.特に当直でほとんど眠れなかった翌日に通常の勤務をするのはかなりこたえます.昔の寝当直ならそれでもよかったのでしょうが,現在のコンビニ受診全盛時代ではなかなか寝られません.
 明らかな労働基準法違反ですが,事務の人と話していると病院側は休むなと命令を出しているわけではないとのこと.確かに命令された覚えもないのですが,たとえば当直明けあるいは夜間呼び出しのあった医師が翌日休んでもよいとするならば,現状の医療水準を維持するにはかなり大幅な増員が必要だと思います.増員は現状ではまず不可能ですので,そうなれば医療水準の低下は避けがたいのでしょう.
 実現不可能な命題を与えて,自分がいなければ,という現場の使命感にまかせてきたのがこれまでの日本の医療です.ありがとう,の一言があればまだいいのですが,患者の権利意識ばかりが優先される今日,自分たちももっとドライになった方がいいのではないかと思うこの頃です.私は自分の範囲内のことは一所懸命にやりますが,地域の医療水準の問題までは私たち個々の医師の考えることではなく,政治家や国民が考えるべきことなのではないでしょうか.
 医療崩壊について医師会はじめ医師サイドのの責任を問う声もありますが,ここ最近の医療改革はすべて医師の反対を押し切って行われております.前回の診療報酬引き下げの際にも,医師会長でしたか,現場の士気低下が心配だ,と言われていたと思います.その言葉が現実となった今,まさしくその言葉を一般の方々に思い出してもらって,もう一度かみしめてほしいものです.

>働いている医師は患者さんを診ることで精一杯で、提訴する暇もないってのが一番の問題だと思います
どこぞの自治体病院の医師は当直明けの勤務の違法性を主張したら干された、
なんていうのうわさも聞きますし。
私の知っているとある部長先生は病院側はわれわれを守ってくれないから自分たちの身は自分で守ろうということで当直明けの医師に強制的に有給休暇を取らせていましたよ。
もっともその科には10人以上の医師がいるという恵まれた体制でしたが。

今月で研修医終了となる者です。

今は平均すると7時30分出勤で24時帰宅、という感じです。土日を合わせると月に150時間くらいの超過勤務だと思いますが、医療リスク管理の観点からか、研修医に当直をさせない科が多くなってきているので、36時間や48時間の連続勤務の頻度は減り、これだけでもずいぶん楽です。

超過勤務については当初から事務方に「法定の月30時間までは研修医全員に無条件で付けます、それ以上は払いません」みたいな説明をされました。違法だなという認識はありましたが、そこで順法精神発揮するのは、研修という意味でも人間関係という意味でも一切自分の得にならないと判断する人の方が多かったです。この2年間、勤務実態把握のためにタイムカードなり超過勤務報告書なりといった仕組みはなく、ただ30時間の超過手当が淡々と付いています。だから書面上は労働基準法通り。

大学病院だろうが市中病院だろうが、研修医のみは週40時間労働が守られ、手術中ですら、勤務終了時間が来ると、指導医が「君はもう帰っていい」と言い出す。

これは事実ではないと思います。数年前に研修制度が始まった頃、一時的にそんなことを言うマイナー科が一部にありましたが、なしくずし的に今はそこも8時22時拘束に戻ってます。内科や外科にいて定時で働き土日にやってこない研修医は、うちの病院周辺では聞いたことないですし、さすがにそんな病院に人気も集まらないと思います。

今でも1日18時間労働当たり前の研修病院が凄い人気だったりしますし、研修医レベルだと「2年間」と区切られてその先が選べるので、士気の低下はあんまり実感しません。

ただし研修制度で色んな科を巡って体験できるようになり、「2年間」の後に楽な所を選ぶ人が増えてはいます。上記のような激しい研修病院も、医師3年目以降にもそこに希望して残る人は稀なようです。知り合い中だと、当初産婦人科志望だった同期2人のうち1人と、小児科志望だった同期2人のうち1人は、それぞれ志望を変えました。学生時代から脳外科しか考えておらず人生捧げる気満々だった某優秀な同期は、2年間研修しているうちにすっかり丸くなり外科系に行かないことに決めました。「研修制度の効果だね」「人間になれて良かったね」と祝ってあげました。

人間、期間が決まっていると思えばがんばれるものです。今はまだ自分も勉強しなくちゃいけないことが色々ありますし、同期で弁護士とか官僚とかコンサル会社勤務の人とかも大して変わらない勤務条件だし、特に文句はないです(収入は彼らに比べてかなり低いですが)。
ただ、自分の知識や技術が一定に達した後にまで同様な生活は続けたくないと考えてます。

 40時間労働制が日本の研修医の標準になったという話は、公衆衛生学の教授が実地調査を経て報告しています。むしろ、8時22時拘束の方が例外的なのですよ。忙しさに紛れて、半径10メートル以内が世界の全てだと思っていませんか?
 先日、平日19時ごろに、街中で盗撮をしていてつかまった千葉大学大学病院の研修医がいましたが、遅くとも18時には帰宅していなければできない行為です(笑)
 長時間労働すればその分だけ技術が身につくだなんて、そんなことは絶対にないですね。研修医レベルだと、紙の上で学ぶべき知識は多く、手先で憶えるようなことは相対的に少ないのではありませんか?どうせ長時間を費やすなら、仲間と基本文献の輪読会でもやった方がいい。

 はじめて書き込みます。皆さまの奴隷ぶりに改めてお疲れ様です。 病棟に処置のため呼ばれて、今帰ってきたところです。もちろん朝から通常勤務です(笑)
 私は40代半ばの公立病院小児科医ですが、例によって新研修制度のあおりで常勤医が欠員となり、本来の人員の60%でやってます。業務はもちろん残った人間が分担し、表面上支障なく回っていますが、当直以外の待機も増え、本来専門外の業務を背負い込むストレスでそろそろ限界ですね。待機料なんてもちろんなし。呼ばれれば時間外は出ますが、時には病棟処置、外来へと頻繁に呼ばれ、当直以上にきつい待機になることも。
 ここの医師当直は形式上看護師の準夜勤務と同等の扱いとなり、翌日は「あけ」になります。「あけ」は基本的に休み扱いですが、休んでいいなんていわれませんから、当然そのまま仕事。でも翌日の仕事分は時間外扱いになりますから、以前よりは進歩です。しかし当直が準夜帯の間は「勤務」ですから時間外勤務はつきません。深夜帯は時間外勤務をつけられますが、時間外をつけると当直料本体が半額になるようになっているようです。
休日の待機時の時間外勤務はどうやら休日出勤で処理されているらしい。いろいろ細かくほじくれば問題ありそうだけど、まさか公立病院ですから法律は守ってますよね(笑)。
うちの初期研修医は楽ですよ。日当直をきちんとして、与えられた仕事をこなしていればOK。休日に患者を見に来なくてもOK。時間外の呼び出しなんてよほどのことがない限りありません。私たちは彼らに業務の強要はできないことになっていますから、逆に大事な仕事を任せることもしないようにしています。それでも権利だけはたくさん主張されますが(笑)。でもヤル気のあるやつは病棟や外来にへばりついて、面白い仕事がないか探していますから、そういう人にはおもしろそうな仕事を振ってみています。No.29のInoueさんのご指摘のように、どこの初期研修医もおおむね楽な勤務のはずです。逆にそういう研修を望まなければ、あえて2年間奴隷研修医に身をやつす道も開かれているということです。

 

自分がいるのは、どちらかと言うと研修制度の弊害で研修医が集中してくるとか言われる「首都圏の人気研修病院」にあたります。(しかも事情で1年目と2年目は別の病院で研修しています) 首都圏以外での研修医の実情も知りません。
ただ、とりあえず半径10mということはなくて半径30kmの山手線圏内の知識で述べれば、内科外科系で17時に帰っているところは聞いたことがなく、あれば教えてほしいです。

40時間が標準と言われると、書面上はうちも40時間ですが、そういう話じゃなくて実態が40時間ですか? 研修医に限らず山手線圏内は待遇だけで言えば首都圏郊外より悪いですけど、そこまで別世界?(笑)

>平日19時ごろに、街中で盗撮をしていてつかまった千葉大学大学病院の研修医がいましたが、遅くとも18時には帰宅していなければできない行為です(笑)

自分も精神科やら地域医療やらの時には平気で17時帰宅していましたよー。小児科等も、1ヶ月の義務研修だと何にも任せられないので、同様。
周囲の評価は概して「その間だけでも休めるからラッキー」という派と、「貴重な研修機会が無駄になる、勉強でもせねば」派に分かれていたように思います。自分は前者。

>長時間労働すればその分だけ技術が身につくだなんて、そんなことは絶対にないですね。研修医レベルだと、紙の上で学ぶべき知識は多く、手先で憶えるようなことは相対的に少ないのではありませんか?

全くその通りですね。だから激烈に忙しいだけの某人気研修病院には行かなくて良かったと思っています。同様に、17時に帰って座学しろと言われる病院にも行きたくありませんが。何事もバランスですけど、うーん、8時〜22時と時々当直、くらいなら、みんな許容範囲に感じてるみたいです。

>40時間労働制が日本の研修医の標準になったという話は、公衆衛生学の教授が実地調査を経て報告しています。

どこのなんという教授がどういった方法で調査したのか、
それがわからない限り、これは「便所の落書き」です。

私も書類の上では「週40時間勤務」です。
実質は3日に一度当直という名の夜勤をしていますけどね。
正直に書くと病院が処分されるから書くな、といわれております。

>先日、平日19時ごろに、街中で盗撮をしていてつかまった千葉大学大学病院の研修医がいましたが

n=1です。ごく稀なケースを出して全てを語るなんてなんと愚かなことか。
この法則でいくと、麻酔科医はみなフェンタ泥棒になりますね。

僕は今の研修医はかわいそうだと思っています。
仕事はずいぶん楽になったと思いますが、お客さん扱いですから。
新しい研修医制度の前より5−6年目の内科医の自信のなさに戸惑っていました。
専門医の勉強を始めるともう一度自分の無知を自覚しましたが、僕たちのころは5−6年目って自信のかたまり(内科の場合です)でした。良い教育制度によって医師が育つというのは幻想で自分で責任を持って診療方針を決定しない限り一人前にはなりません。そういう機会を奪われた今の研修医は本当にかわいそうです。研修医が忙しかろうが、忙しくなかろうが興味ありません。昔のような制度ではあまりにあぶない、でも今が一番だめ医者生産制度になっていると危惧しています。
ちなみに僕は一生懸命研修医に教えています。前の病院にはいっぱい研修医いましたが、5時に帰れるようにしてました。やる気がある人には当直も一緒にしました。積極派は3割ぐらいだったような。

一応奴隷自慢ならネタはありますよ。

 大学にいた頃、朝8時から夜10時の14時間勤務をベースに、手術があれば当直医であると無しとに関わらず、場合によっては朝3時頃まで手術に入り、翌日も8時から仕事です。手術のあるときは当直の方がありがたいと思いますね、行き帰りの手間がないですから。
 で、月7回大学内の当直で、重患がいれば当然全く寝れませんし、翌日は当然普通に仕事です。土日は関連病院の出張当直(これが平均月2回)で、この時は運が良ければ昼から寝てます。運が悪ければ全く寝れずに当直明けに100キロ以上の長距離を車で走って自宅へ。よく死ななかったものです。

 いのげ先生のところと同様、医員には定数があり、出身医局では週に5日朝9時に雇用され夕17時に解雇されるという雇用契約の元、週4日分だけ給料をもらってました。もちろん残り(朝8時〜9時、夕17時〜22時、週の残り24時間×3日)はただ働きです。

話がずれますが医師についてはこういう話ってあまり見ないですよね?この規模ですと医師の当直回数とかも凄いことになっていそうなんですが…

労基署が是正勧告 京北病院看護師の超過勤務
http://www.sankei.co.jp/chiho/kyoto/070306/kyt070306001.htm
 京都市右京区の市立京北病院(7科67床)が、救急外来に対応する看護師の宿直回数が多すぎるとして、園部労働基準監督署から文書による指導を受けていたことが、5日の市議会公営企業等予算特別委員会で明らかになった。

 同病院は、看護師の宿直勤務を7日に1回(月4回程度)として労基署に申請。しかし実際には、月6回程度の宿直をこなしている看護師もおり、労基署から先月20日、「許可基準を超えている」として改善指導を受けた。

 同病院の看護師は、嘱託10人を含めて計32人。宿直勤務がある救急外来の看護師は6人だが、宿直を引き受けられない看護師もいるため「基準を満たすには新たに2〜3人の看護師を確保しなければならない」(同病院)という。

 背景には深刻化する看護師不足があり、桝本頼兼市長は同特別委で「とにかく増員が不可欠で、あらゆる手だてをつくしたい」と話した。

(2007/03/06 10:07)

研修医時代は、上司より院内に部屋をあてがわれ、ほぼ軟禁状態でした。
医師数100名ほどの基幹病院でしたが、私(2年目脳外科)と4年目循環器内科が院内で暮らしておりました。
いつでも内線電話で呼ばれましたが、当然時間外はなし。

自分にとって必要な期間だったと思っていますが、自分より下の医師に強制はできません。やっぱり時間外で働いているのだから、せめてお金は出して欲しいと思いました。

自虐ネタでは。
私が研修医だった時に、夜中の12時前に帰ったのは、12月までゼロ。
2月に39度の熱だして、初めてその日のうちに帰りましたねー、病院から。
夏の間は、暗い内に家に帰った事がなかったので、平均帰宅時間は朝の5時か6時。
一年間通しても、夜中の3時は過ぎていたでしょうねー。

あ、もちろん当直はそれ以外に、週2,3回はやってますが。

はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいております。私は中国地方の片隅におり都会の研修医の実情は知りませんが、同じ病院の研修医の勤務状況を見たり後輩の話を聞く限りでは、やはりノンビリしているように思えます。勤務時間内は忙しいかもしれませんが待機がない。あと学会発表やデータ集めといった日常業務以外の仕事もありませんし。

奴隷自慢なら私も。研修医の頃365日待機をしており、1年間学会で発表する以外は市内から出れませんでした。市にひとつしかない救急病院だったので「4万人対1人」と笑い話にしていましたが(笑)

労基署が監査に来ても、医師の労働については何も言いません。
医師以外のことについては厳しいコメントがあります。
宿直医が夜勤をしなければ、日本の医療が成り立たないことくらい、彼らも判っているんでしょうね。

結局、医師に労働者としての権利を認めてしまえば日本の医療は成り立ちません。人道的見地から、犠牲的精神で、粉骨砕身してドレイ的に医師が業務をこなすことで日本の医療は成り立っています。

労働環境の改善のためには、いったん崩壊させるしかないでしょう。
特に、主治医制は止めるべきだと思う。

こんにちは。
私は医師ではないし(元看護師)、かなり昔の話なので横道にそれるかもしれませんが、主治医制度は廃止すべきとのご意見がありましたので、何かの参考になればと思い書かせていただきます。
 約20年前になりますが、首都圏の郊外の病院ですが、私が新卒で配属になった科は、医師はチーム制をとっていました。患者さんにもその旨説明し、特に問題はありませんでした。Drは曜日ごとに当直していて、それで一週間まわしていました。病棟係と外来係もローテーションでやっていました。どのように全患者の状態を把握する工夫をしていたのかは、私自身経験が浅く、そこまでは解らなかったのですが、外来の前にカンファレンスはしていたようです。ですから、夜間何かあったときにDrの家に電話したことはありません。医局制度が健在の頃の話ですから今とは比べることもできないでしょうが…。(また、あまり重症度も高くない科だったかと思います。)
 数年後、地元に帰ってきて、夜中でもいつでも主治医に連絡しているのを見て、「先生はいつ休むのだろう」と思ったものです。
 しかし、先生方も、自分の患者をほかの医師に診てもらうということを非常に嫌がっていましたので仕方のない面もあるのかな、と思いました。
 医師の皆さんは、主治医制がなくなるとして、他のDrに自分の患者(主治医制がなくなればそういう概念もなくなるのでしょうが)を診られることに抵抗はないのでしょうか?

私は主治医制維持派ですが、当直時間帯は基本的に主治医を呼ぶのはやめた方が良いという意見の持ち主です。
やはり患者を一体的に理解するのは主治医制が一番効率が良いと思います。ただ、医師も休むときは休むべきであり、そのために申し送りが必要になるでしょうし、休日に呼び出すべきではないと考えます。
一番のネックは患者の家族への説明でしょう。自分たちが休みの日に説明をするのはやはり問題があります。
まあ、主治医制が良いか交代性がよいかはそれぞれのメリット・デメリットがありますから体制に応じて変えていけば良いのではないでしょうか?ただ、主治医制でも医師が休暇を取ることは大事です。

 当院の場合ですが、外科は主治医も何も私一人しかいませんから、はなから私が主治医ですが、内科は3人でグループ制を取ってます。そうでなきゃやってられないって。だから回診も病棟や検査が当たって無い人がやり、週に1回全体回診があるというシステムです。
 ちなみに出身医局もこの制度ですし、幸か不幸か一人外科以外のところでもすべてグループ制でした。4〜5人の小グループ主治医制というのが効率の面でも責任を明確にする面でも、教育(教育病院ならば)の面でも良いんじゃないかなと思います。

あと、カンファが大事かな、と思っています。ちなみに私の言う主治医制は一人だろうが複数だろうが関係ありませんが、複数の方が良いに決まっています。

元ソースはまだあたっていないのですが、この厚相の発言は事実なのでしょうか?もはやネタとしか思えない領域なんですが…

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20070306

>共産党の小池晃が、全国の医師の勤務実態について報告して、「病院勤務のほとんどの医師が、当直明けの長時間勤務や休日勤務をしていて、すごく長い勤務時間を就労してる。このような厳しい勤務実態が、産科医の減少や医療事故などの原因の1つになってる」って主旨のことを言ったんだけど、それに対して、カメムシ大臣は、こともあろうに、「たしかに病院に着いてから帰るまでの時間は長いかも知れないけど、その中には待機してる時間や休憩時間、自分の研究をしてる時間も含まれてるんだから、本当の勤務時間である『患者を診察してる時間』だけを見たら、厚労省の調査では別にたいしたことはない」って主旨のことをノタマッたのだ!

>小池晃が、「日本中のすべての都道府県で医師の数が不足してる」って言ったのに対して、カメムシ大臣は、「足りない地域もあるが、余ってる地域もある」ってノタマッたのだ。それで、小池晃が、「日本の中で、住民の数に対して医師の数がもっとも多い徳島県でさえも、世界の平均と比べると少ない」ってことを言った上で、「いったい、どこの都道府県に医師の数が余ってるって言うのか?」って質問した。そしたら、何の調査もしてないクセに、テキトーに「余ってる地域もある」って言っちゃったカメムシ大臣は、シドロモドロになった挙句に、今、小池晃が「医師の数がもっとも多い徳島県」って言ったのをパクッちゃって、「ええと‥‥徳島県とか‥‥」って言い出す始末。それで、野党からヤジが飛んだら、「私は世界と比べてるんじゃなくて、日本の中の話をしてるんです!」とかって逆ギレしちゃってんの。

はじめてコメントさせていただきます。よろしくお願いいたします。

No.44 老人の医者さま 横から失礼します。

>カメムシ大臣は、こともあろうに、「たしかに病院に着いてから帰るまでの時間は長いかも知れないけど、その中には待機してる時間や休憩時間、自分の研究をしてる時間も含まれてるんだから、本当の勤務時間である『患者を診察してる時間』だけを見たら、厚労省の調査では別にたいしたことはない」って主旨のことをノタマッたのだ!


私は国会答弁を見ていないので、上記事実関係については、はっきりわかりませんが、
厚労省は平成18年7月に「医師の需給に関する検討会報告書」というものを作成しています。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/07/dl/s0728-9c.pdf

そしてこの報告書には、目を疑うような記述があります。


以下、同報告書P15〜P16より引用

(3)医師の需要の見通し
○ 今回の需要の見通しの検討においては、国民皆保険とフリーアクセスが確保されている中、現状で総量としては、基本的には国民が必要としている医療を提供しているものと仮定し、医師の勤務時間の現状と、勤務時間のあるべき姿とのギャップを現状の医師数に上乗せした人員を現在の医師必要数と置いた。必要医師数の算定に当たっては、医師の勤務時間を週48 時間とおいた。これによれば、平成16 年(2004 年)において、医療施設に従事する医師数が25.7 万人(病院勤務16.4 万人 診療所勤務9.3 万人)(医療施設以外の従事者を含む医師数 26.8 万人)であるのに対し、医療施設に従事する必要医師数は26.6 万人(医療施設以外の従事者を含む必要医師数 27.7 万人)と推計される。
○ なお、上記の推計は、医師が医療機関において過ごす時間のうち、診療、教育、他のスタッフ等への教育、その他会議等の時間を勤務時間と考え、これを週48 時間までに短縮するのに必要な医師数から求めたものである。また、仮に、休憩時間や自己研修、研究といった時間も含む医療施設に滞在する時間を全て勤務時間と考え、これを週48 時間までに短縮するには、医療施設に従事する必要医師数は31.8 万人と推計され、前述5.7万人との差は6.1 万人(病院勤務 5.5 万人、診療所勤務 0.6万人)となる。しかしながら、休憩時間や自己研修は、通常は勤務時間とは見なされない時間であり、これらを含んだ時間を全て勤務時間と考えることは適切ではない。
○ また、仮に、診療を行っている時間のみを勤務時間とすると、すべての年代でこれを週40 時間までにするには、医療施設に従事する必要医師数は26.9 万人と推計される。

──────────

引用が少し長くなりましたが、この最後の5行(報告書では16ページ)に着目すると、まさに大臣の発言(とされるもの)と瓜二つのことが書かれています。

「休憩時間や自己研修は、通常は勤務時間とは見なされない時間であり、これらを含んだ時間を全て勤務時間と考えることは適切ではない。」

「仮に、診療を行っている時間のみを勤務時間とすると、すべての年代でこれを週40 時間までにするには、医療施設に従事する必要医師数は26.9 万人と推計される。」


私は、厚労大臣が不適切な発言をしている可能性は高いと思います。

国会インターネット審議中継で確認しました。No.44 老人の医者さんのコメントに書いてある通りの質疑が行われていました。
次の質疑者小池晃の22分過ぎから42分頃までです。22分までは、国民健康保険の問題を取り上げていました。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/reference.php?page=1&cd=1808&tx_mode=consider&sel_kaigi_code=0&dt_singi_date_s=2007-01-25&dt_singi_date_e=2007-03-07&tx_speaker=&sel_speaker_join=AND&tx_anken=&sel_anken_join=AND&absdate=2007-03-06&sel_pageline=10&dt_calendarpoint=2007-02-07&abskaigi=no
10年前の医学部の定員10%引き下げの閣議決定を見直すべきではないかと小池委員が阿部総理に質問したのに対して、柳澤大臣が答えようとするから、小池委員が閣議決定のことで、何故あなたが指名されていないのに答えようとするのだと言ったりして面白いです。
柳澤大臣のみならず阿部総理も、同様な答弁をしています。

小池委員は正面から医療崩壊を取り上げたと私は感じました。

>「休憩時間や自己研修は、通常は勤務時間とは見なされない時間であり、これらを含んだ時間を全て勤務時間と考えることは適切ではない。」

この発言が、”労働”大臣から出ていることが大問題で、罷免要求に値するもの

ビル管理の従業員の休憩、仮眠時間さえも、労働時間の認定が下されている

『不活動仮眠時間であっても労働からの解放が保障されていない場合には労働基準法上の労働時間に当ると言うべきである』
(大星ビル管理事件、最高裁平成14年2月28日第一小法廷)

当直で快眠を保障されている医師がどれ程いるだろうか?

厚生大臣としての資質以上に、労働者の権利を守るはずの労働大臣としての資質が大いに欠損していると評価せざるを得ない

時間外賃金の算出法には別途議論があるようだけれど、今の勤務医の当直料では済まない重責であり、重労働であることには間違いない

国会質問でも、労働基準違反についてもっと声を上げてもらわなければ医師の労働環境は改善することはないだろう

 今回のは「失言」のレベルじゃないですよ。
 明らかに「失格」です。
 今回の発言こそマスコミは叩くべきだと思うのですが、たぶん期待は裏切られそうです。

全国の勤務医が行うべきは遵法闘争です
診療時間を週48時間以内とし
待機時間 研究時間は労働時間ではないのですから
束縛される事無く自由に病院外へ外出し
携帯もポケベルも自由時間ですから持たない
厚生労働大臣のご認識の通りに職務を遂行するべきです
労働時間以外には雇用者は労働者に一切の
職務を負わせることはできません

↑自分で書いてて笑えるなー

「本当の勤務時間である『患者を診察してる時間』だけを見たら、厚労省の調査では別にたいしたことはない」


衝撃です。
我々医療者は常にいつ発生するかわからないケガや病気に対し迅速に対応できるように待機するのが仕事です。
この大臣は、たまたま一軒も火事が起こらない日は、消防隊が火事に備えてすぐ出動できるように消防署内で待機していた時間は一切勤務時間として認めないのでしょうか。


以前北海道のある町長が、非常に先進的な地域医療を実践している町の診療所に3人の医師が勤務し24時間体制で救急を受け入れている現状に対し「診察室は2つなんだから医者は3人もいらん」と言ったのを思い出しました。(NHKで放送されたのでご存知の方も多いと思います)
なお、当然ながら放送された当時医師が集まるブログや掲示板等では散々に非難され、その診療所でリーダーシップをとっていた医師も町長との確執から辞職し、後任も見つからず、現在その診療所では入院も救急受け入れも廃止されたそうです。

当時はいち僻地の町長だったから半分笑い話で済みましたが、一国の医療行政を管轄する官庁の大臣がこれでは・・・、もはや日本全体がその町と同じ運命を辿っても何の不思議もありませんね。

この発言で特に面白いと思うのは、先日以来厚相の言葉尻を捉えてあれだけ大騒ぎしていたマスゴミ各社が、国会答弁という言わば厚相の業務中における公式発言にも関わらず一切不問にするつもりであるらしいということです。

「お客が来ていない時間は店員の業務時間には含まれない」
「事件が発生していなければ警察官の業務時間には含まれない」
「防衛出動が発令されていない以上自衛官の業務時間には含まれない」

ごく当たり前に考えて極めて異常な感覚と思える発言を、そうした問題についての国の最高責任者が、公の場での答弁として行っている。これを突っ込まずして何を突っ込むのかと思うのですが、やはりこの国では「医者相手なら何をやっても良い」という感覚が一般的ということなのでしょうか。

まあ、厚生省に踊らされているとも言えます(つまり、最初の答弁は仕方がない面がある)が、野党に言われて実態を認識すべきであり、間違いを正すべきであり、私はこうした意味で大臣は責任者として資格が無いと考えます。休憩時間はまだしも、連続勤務は休憩らしい休憩もそもそもできません。待機時間はそもそも自由が奪われています。待機時間が勤務時間としてカウントされないのはきわめておかしいと思います。責任者たる大臣の対応は厚生省のおかしな対策を改めることであり、過労死を生み出すことではありません。何度も言うようですが、患者のQOLを守るためにはまず医師のQOLが大切です。
それとも厚生労働省は過労死を生み出す機関なのでしょうか?

それにしても国は苦し紛れのいいわけをしますね。もう厚生労働省は信じられません。委員会のやりとりを見ましたが、所詮、与党の政治家にとって他人事なんでしょう。

休憩時間や自己研修は、通常は勤務時間とは見なされない時間であり、これらを含んだ時間を全て勤務時間と考えることは適切ではない。
『医師の需給に関する検討会報告書 (平成18年7月)』
「医師の需給に関する検討会」メンバー
池田康夫   慶應義塾大学医学部長
泉 陽子   茨城県保健福祉部医監兼次長
内田健夫  社団法人日本医師会常任理事(第13回〜)
江上節子  東日本旅客鉄道株式会社顧問
川崎明徳  学校法人川崎学園理事長、社団法人日本私立医科大学協会長
小山田恵  社団法人全国自治体病院協議会長
水田祥代  国立大学法人九州大学病院長
土屋 隆  社団法人日本医師会常任理事(第1〜12回)
長谷川敏彦 日本医科大学医療管理学教室主任教授
古橋美智子 社団法人日本看護協会副会長
本田麻由美 読売新聞東京本社編集局社会保障部記者
矢崎義雄 (座長) 独立行政法人国立病院機構理事長
山本修三  社団法人日本病院会会長
吉新通康  東京北社会保険病院管理者、社団法人地域医療振興協会理事長
吉村博邦  北里大学医学部教授、全国医学部長病院長会議顧問
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/07/dl/s0728-9c.pdf

柳沢暴言の下地にあるのは、検討会メンバーの中核をなす病院長の面々。

休憩や自己研修という名で、長時間の拘束や当直を労働時間に算入すると、多額の給与が発生し病院経営が成り立たないこと、労働基準法に従って休みを与えると、ただでさえ少ない勤務医が足りなくなり、病院運営が成り立たないことを熟知している厚生労働省が病院長にまとめさせて責任を擦り付けているのだろう

給与労働者にしかすぎない勤務医が、やはり本気で請願権を行使しないといけないということだろう

労働環境の実態調査を使用者だけにさせて、現実と政策を乖離させる狡知な厚生労働省に対しては、労働省としての責任放棄をしていると言いたい

自らの権利を守らないものには、法は保護を与えないということを再認しました

 柳沢大臣は小泉内閣の金融担当大臣のときも、当時の金融庁と一体になってダイエー処理および不良債権問題を先送りし、2002年9月の内閣改造のときに更迭された実績があり、今回も厚生労働省のスピーカーに徹しているようですので(「機械」と言っているわけではないですよ)、No.45 さかしたさんのコメントの引用を参考にして厚生労働省の認識について考えたいと思います。
 まず「診療時間」については、「診療」の範囲がよく分かりません。医療現場では、患者さんへの直接の医療行為(診察、治療、指示、診療録の記載、診療行為の説明)だけでなく、診療に伴う書類の記載(診療情報提供書、退院時サマリー、レセプトに関する書類、特定疾患申請(毎年更新)や障害者認定申請のための書類、介護のための主治医意見書など)、専門領域の検査の判読、診療計画の作成およびそのための情報収集、患者さんの診療方針について検討するためのカンファレンス、などの業務も診療として行っています。診療に加えて、病院運営や安全対策などの委員会の会議、学生や他のスタッフへの教育などは、「勤務時間」に含まれるようですが、診療に伴う書類の種類、会議の数(種類)、教育の負担(主に大学病院の場合)は近年激増しています。いったいどこに休憩時間があるのだろうかと思うのですが、大臣の答弁からは待機時間・休憩時間が多いかのようなニュアンスを受けるので、厚生労働省の認識では上記のうち患者さんへの直接の医療行為のみを「診療」と考えているのではないかと疑います。
 「自己研修」の定義もよく分からないのですが、医師が自らの知識・技術を向上させる目的は、担当する患者さんや地域に提供する医療を向上させるためです。それを全く考慮しないのであれば疑問が生じます。なお、メディアは一方で医療の地域格差問題をとりあげておきながら、もしこの大臣の発言を不問にするのであれば、実際はその格差問題を真剣に考えていないということになると思います。
 「研究」については、主に大学の場合になりますが、個人の業績評価に研究成果が求められる割合が多い点や、近年は研究のために必要な申請書や報告書などの書類が激増し、その書類作成にかなりの時間をとられている点を考慮すると、勤務時間に全く含めないというのは疑問が生じます。

医学研究も仕事のうちなのではないでしょうか?医学とは医療と学問を総合した体系であるし、どちらが欠けてもいけないものです。そしてその研究成果というのは即、職場の自分の立場に関係してきます。研究に費やす時間を勤務時間外とするのは暴論だと思います。もちろん医療のためという前提ですからこちらをおろそかにしてはいけないのは事実です。また、大学では雑用もあります。これも勤務時間に含まれないのはきわめておかしいと思います。だいたい普通の病院ではしなくても良いようなこともやらされているわけで・・・。
まあ、ただ半分研究を趣味にしている人が多くいるということは否定しませんが・・・。自分もその一人です。

厚生労働省の直轄である 国立病院においては カンファレンスや 学会予行や指導の教育の時間は たとえ常勤医には業務であっても 「患者診療」や「患者処置」には含まれていない のです。
そのため 夕方以降に いかにこれに時間が割かれようとも 超過勤務にはならないのです。超過勤務は 患者診療と患者処置のみが該当します。
決して 休憩や 待機でも 研究でも ありませんが、
ひょっとしたら 院内にいる時間 から 診療・処置を除いた時間を 休憩、待機、研究としているのかねえ。


私は辺境の大学病院で臨床大学院生をしています。主に研究をするために教授医局長命令で大学に戻ってきましたが実情は違いました。研究に当てられる時間は夜間の診療が終了してから。1年だけ臨床から離れることを許されましたが、それ以外の3年間は無休無給で働きました。しかも、患者様は研修医が担当できない重症患者様やVIP患者様、毎日は23時まで働いて3時頃まで研究し、仮眠をしに家に帰り、7時30分には出勤。給料は大学院生なので年間約60万円の学費を払うばかりでマイナス。労災補償もなければ健康保険もありません。以前、HTLV-1感染患者から針刺しをし医療事故報告書を書いたところ事務から大学院生は臨床実習の扱いなので報告書は書く必要がないと目の前で破り捨てられました。研究予定がない、たまの土日の休みは当直のアルバイトで生計を立てます。研修医の待遇は良くなり20時頃には帰宅していますが、過酷な研修医生活を死にものぐるいで修了したのに、研修医生活を3年間延長されたようなもの。それでも専門医を取得し、研究もどうにか終わらせ今春大学院を修了し僻地ですが勤務医に出ることを許されました。勤務医も過酷ですが大学に戻された大学院生も過酷です。でも、これは一昔前なら当然のこと、誰もが通ってきた道です。しかし、現在は診療をしていても患者様の要求が高く報われない気持ちになることが多々あります。それに輪をかけ先日の担当行政トップのあの言葉・・・。悲しくなる一方です。

 大学院生が医療業務に従事させられることの問題点は、単に無給であることだけでなく、スタッフと同じ業務をしているのに、労災が全く適応されない点だと思います。過労死は当然ながら認定されませんが、医療業務に伴う傷害や感染症についても何の補償もありません。大学院生は個人で保険に加入することを勧められます。近年導入された医療系大学院生総合補償制度では針刺し事故などによる感染症についてもカバーされるようになりましたが(1回数百万円まで)、掛金も年間で1.2〜2.2万円に上昇しました。

コメントに若い先生方が増えましたね。(私が年取っただけか(笑))
10年ほど前、39歳時、大学病院医員を勤め本俸220万円/年、を頂いていた私からのコメントです。若い皆さんにやってもらいたいことがあります。
http://www.poor-papa.com/incomeindex.htm 
このサイトで自分の年収偏差値を出してみてください。どうですか?恐らく、愕然とするだろうと思います。本来、社会というものは魅力のあるところに、人材が集まり、資金も集まり、正当に評価され、その産業が発展していくはずです。ところがその魅力というものが、医療技術者の場合、少々異なってるようです。我々が治療技術や診断技術を磨くことに日々精進している間、商売人は、目の前のものに固執せず、それを単なる刺激として受け止め、客観的に事業規模、投資効果、派生効果といったものを検討し、選択をしています。医療従事者にもそうした才覚を持ち、現状から離れるもの、さらに起業しているものも居ます。このようなことは弁護士さんでも同じでしょう。正義感や社会的使命に燃え、社会問題に取り組む弁護士がいる一方で、より経済的に魅力ある訴訟ビジネスや事業規模の大きい顧問事業などに専念する弁護士もいます。そしてそれらが正当だという意見を退けるつもりは毛頭ありません。
さて、先輩達の経験が通じない時代を迎えています。30歳台の先生達が、何を魅力として捉え、どんな魅力に向かっているのか、その軸をしっかりと持ち、決意と覚悟を持って欲しいと思います。勿論、私も同様なのです。 若い皆さんが年収偏差値や、学歴偏差値などに惑わされない思想をもっているのなら、私のアドバイスは無視してください。

No.59 座位さん

リンク先に飛びませんでした。チェックをお願いします。

”医療崩壊”の中での、議論でしたか、医師と弁護士とどちらが収入が低くて、3Kかという話しがあったと記憶します。最近、思ってきたことに医師って医師以外の仕事に就くことが非常に困難。従い、労働マーケットが狭い。医療は国家の政策で提供する面が大きい。その意味からすれば、国が理想的な医療施設(設備のみならず医療従事者の数や待遇や全てを含め)をつくり、良貨が悪貨を駆逐するようになればと思いますが、国立循環器病センターの医師の辞職なんてニュースに接していると全く逆の方向に進んでいる。適切な規制緩和は必要だと思いますが、同時に政府が模範的な医療を提供したり、最低限の保証を行わないと無茶苦茶になると思います。

http://www.pref.saga.jp/kensei_goiken/entry.html?eid=407
県政へのご意見

佐賀県立病院好生館職員の勤務状態について
 研修医ではないのに、研修医扱いとして好生館に派遣されている医師の家族です。

 休みは一日たりともありません。これは職業柄仕方ないとは思えるのですが。一週間のうち家に帰ってこれるのが半分もあればいいほうです。毎晩泊り込んで、寝る暇もなく働きづめです。帰って来た日でも、病院からの電話が殺到し、夜もろくに眠れません。
 やつれた顔を見るたびにいたたまれない気持ちになります。
当直として働いている日以外は手当ても出ません。超過勤務手当ては皆無です。日々雇用職員としての扱いになっているからとは思いますが、ボーナスもなし、扶養手当もなし、住居手当すらありません。
 給料の収入は一ヶ月で手取り29から30万円くらいですが、実際に働いている時間を考えると、時給に直せば200円足らずです。
 事務員に、月から金曜日までの週5日間、8:30〜17:15の間のみ働いた形として、印鑑を打たされるそうです。
 実際はその何倍も働いているのに・・夜中の0時に呼び出され、朝方10時過ぎまで寝ずに働いても、ただ働きです。土日も終日(ひどいときは24時間)働いても、一円たりとももらえ
ないのです。
 この現状を県はご存知でしょうか?これだけ身を粉にして働いても、生活は苦しいもので共働きでも大変です。市県民税は高価、払っていくためにどれだけ家族が犠牲になっていると思い
ますか・・・
 こんな状況で「すべての人が輝き、活躍できる県」といえますか?給料のことは仕方ないとしても、好生館に勤める勤務医の雇用状態についてもっと考えてもらえないでしょうか?このままでは、過労死してしまいます。
 どうか、お願いいたします。

【関係課の回答】
 県政提案メールをいただきました。ありがとうございます。

 また、日頃から好生館の医療業務のためにご尽力をいただき、
まことにありがとうございます。

 好生館の職員の勤務については、やむを得ず長時間、深夜に及ぶことがあり、ご家族の皆様にも厚く感謝を申し上げます。

 給与の面や勤務時間の面について、できる限りの改善を図りたいと考えているところですが、公的な病院としての制約などがあり、必ずしも思うに任せない点があることも事実でございます。

 ご提案は改めて、県の関係部署にも伝えさせていただきます。

 一朝一夕に解決できる課題ではございませんが、優秀な医師の育成確保、そしてそのための勤務条件の改善は、最も重要な経営課題の1つと考えているところです。
 好生館を設置する県の方でも、現在経営の自由度を増す方策の
検討が進められているところですので、今後ともご理解とご協力をお願い申し上げます。

【関係課】
県立病院好生館
TEL:0952-28-1152
E-mail:kenritsubyouin@pref.saga.lg.jp

> No.60 ある経営コンサルタント さん
失礼しました。スペース文字がはいっており、それが他の文字
%A1%A1に変換されていました。今度は大丈夫でしょう。

年収偏差値
http://www.poor-papa.com/incomeindex.htm

>No.62 座位さん

No.62のリンク大丈夫です。見てみました。偏差値を計算してみました。

No.61で、 いのげさんが紹介いただいたサイトは、本当の数字が色々と出ているから生々しいです。良い方向に向かっているのだと感じることが出来れば、希望と使命感でやっていけなくはないかも知れないが、犠牲の上に成り立っている現状は良くないと思います。

東京地方裁判所で故中原利郎医師の労災が認定されたようです。

↓支援の会ホームページで、国が控訴しないよう働きかける要請行動協力の呼びかけがなされています。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/

関連記事を拾ってきました。

自殺した小児科医の労災認める判決(JNN)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070314/20070314-00000063-jnn-soci.html

小児科医中原利郎医師の過労自殺認定裁判勝訴(道標 Guideboard)
http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2007/03/post_5221.html


小児科医中原利郎医師の過労死認定裁判勝訴(赤松クリニック ココログ版)
http://sword.txt-nifty.com/akamatsu_clinic/2007/03/post_aaf0.html

勝訴!(おでかけ)
http://noriro.blogzine.jp/odekake/2007/03/post_cf69.html
「#本日21時よりNHKでも報道があるようです。」

小児科医、過労死労災認定訴訟、勝訴!(天にいたる波)
http://blog.goo.ne.jp/miyoko-shiji/e/132d52996cb2b1aa097313c04b554d74

【速報&お願い】故小児科中原利郎先生 行政訴訟に勝訴 厚労大臣へ手紙を書こう!
(勤務医 開業つれづれ日記)
http://ameblo.jp/med/entry-10027963461.html

>院生のはしくれさん
私も似たような環境で、大学院を中退しました。
学費払って、実験も出来ない
詐欺に遭ったようなものです

実験をしていると
病棟に来ない などと言われ
外来看護師からも時間外の診療で呼ばれ 
実験中で手が放せないと断ると
医局長へ看護部から文句が行く、医局長は事なかれ主義で看護部の味方

ボランティアはやめる 実験出来ないなら金をもらう
と宣言し中退
医員になりました


ところで

私の大学では
"当直後の勤務は労働基準法に違反するので、給料は払えない、働くのは勝手だが事故が起こっても病院は責任は取らない"
という通達がありました

>conta さんへ

状況はどの大学も変わらないのですね。
当方の大学でも独立法人化以降、労働基準監督署が入って、いろいろ監査をしていましたが、職員でない大学院生の待遇は見て見ぬふりをしています。しかし実際は院生が働かなくては大学病院は機能しなくなってきています。以前は医員が臨床において診療および研修医の指導をし、院生は研究をし業績を出していました。しかし、研修医制度改革以降、医員は研修医上がりの3年目の医師に当てられるようになりました。今までお客様として扱われ専門では研修医とさほど変わらない3年目の医師では研修医の指導はままならず、結局これまでの医員の業務(オーベン)をそのまま院生が無給で引き継ぐことになってしまっています。また、当方の地方大学は多くの僻地を抱えております。医師が撤退し診療が成り立たなくなった僻地の公立病院に数ヶ月毎で院生は出向しなければならなくなり、ますます研究もできなくなってしまいました。このような状況で我々の中では業績が出ずに大学院を修了できない院生も増えています。

>conta さんへ

状況はどの大学も変わらないのですね。
当方の大学でも独立法人化以降、労働基準監督署が入って、いろいろ監査をしていましたが、職員でない大学院生の待遇は見て見ぬふりをしています。しかし実際は院生が働かなくては大学病院は機能しなくなってきています。以前は医員が臨床において診療および研修医の指導をし、院生は研究をし業績を出していました。しかし、研修医制度改革以降、医員は研修医上がりの3年目の医師に当てられるようになりました。今までお客様として扱われ専門では研修医とさほど変わらない3年目の医師では研修医の指導はままならず、結局これまでの医員の業務(オーベン)をそのまま院生が無給で引き継ぐことになってしまっています。また、当方の地方大学は多くの僻地を抱えております。医師が撤退し診療が成り立たなくなった僻地の公立病院に数ヶ月毎で院生は出向しなければならなくなり、ますます研究もできなくなってしまいました。このような状況で我々の中では業績が出ずに大学院を修了できない院生も増えています。

大学病院の悪しき体制、特に地方国立のそれが、医師をして自ら奴隷に追い込んできた構造がありますね。

やはり一部の大学病院が徹底的に崩壊してしまう必要もあると思います。とりあえず三重大学なんかが完全崩壊にリーチがかかりつつあると思いますし、、「入局するなんてありえない」コンセンサスをより一層広げて、すでに在職してるひとたちには集団脱局をすすめていくつかの大学病院を完全崩壊に積極的に追い込むのはどうでしょうか?

564 :卵の名無しさん:2007/03/22(木) 13:15:37 ID:J7YmdEUI0
私が御三家と言われる都内有名産院で勤務していた頃の話です。ほかに希望者がいないということで仕方なく派遣されました。
その病院は分娩1500件以上で周産期センターにもかかわらず、検査当直および薬剤当直もいない病院でした。
救急で患者が来院したら、診察をし、自分で薬を詰めに行き患者にわたしていました。母体搬送が来たら、看護婦に採血をしてもらい、自分で検査室を開け、CBCを測定。違う階に行き、遠心分離機を回してCRPを測定していました。
その傍らでBELやらVBAC、数多い外人の無痛分娩を手がけてました。もちろん全て一人でです。
一応もうひとりバイトの研修医が来てましたが、会陰縫合もできない医師でした。翌日も通常勤務でした。2−4年目ぐらいの助産婦が40歳の初産婦の分娩で、会陰切開なしでいけますと言って無理矢理お産をして、しょっちゅう3度裂傷を作っていました。
もちろん縫うのは私です。この病院では助産婦の立場が医師よりも数段上なのです。実力は数段下ですが・・・。給料は病院が黒字にもかかわらず、国全体が赤字というこ とで減給されました。そもそも、もともとの給料も医師としてのプライドを損なうものでした。
このような体制に疑問を持ち、せめて夜間の薬詰めを看護婦に、CBC・CRPを測定できる機械を分娩・救急外来診療を行う階に導入してもらいたいと訴えたらお前の根性が足りないといわんばかりに却下されました。
これが日本の産科のトップと言われる病院の実態です。トップにいる偉い先生達は自分達が苦しかった頃のことを全く忘れています。
願わくば、この投稿に目を通して後輩達のために待遇をよくしてください。理解しているふりはもうたくさんです、真摯に反省して下さい。日本の産科医療を崩壊させたのはあなた方です。

http://society6.2ch.net/test/read.cgi/hosp/1168999004/l50
↓2ch医者板播磨スレから 播磨は死屍累々のインパール状態


北播は閉鎖された科の医師を相互に派遣し合って補ってるが、報酬は0円。公立
病院なので兼業禁止の法をくぐり抜ける苦肉の策。0円ならバイトでないと。しかし、
給料に加算される手当ても0円、交通費持ち出し。国立病院機構どうしの医師の応
援すら、ほんの少しは給料出るのに。

829 :卵の名無しさん :2007/03/21(水) 09:12:58 ID:y0KTUgXs0
>>828
>国立病院機構どうしの医師の応援すら、ほんの少しは給料出るのに。

1日手当て1マソですが。
ところで姫循の外科がなくなったので
外科2次輪番の回数が増えたぞ
輪番回数がふえたら病院はもらえる金増えるんかもしれんが
下っ端は当直宅直回数が増えるだけでなーんもいいことない
時間外なんてまともに出ないし手間ヒマふえるだけ。
ま、逃散は既定ラインなのでもう少しの心房心房

こうしてドミノは進行していくのです。


830 :卵の名無しさん :2007/03/21(水) 15:37:25 ID:vWTGqO2O0
>>829
姫順の外科がなくなったって、マジ? 麻酔科はどうなってんの、場合によっちゃ
循環器が扱えない循環器センター(藁)になっちゃうんじゃない?

播磨崩壊も近いな。某企業病院はどの科に聞いても引き上げ候補No1だしさ。
日赤はいろんな問題かかえてるし。国立姫路はあらゆる科の撤退の噂が絶えん。
マリアは医師の疲労の激しすぎ。北播崩壊で、患者がみんなマリアに行ってるか
らね。電話で依頼しても、はあ、何とかしますが・・・少々お待ちを、だからね。

今まで北播が駄目でも姫路に行きゃ何とかなるという患者が多かったけど、
姫路も壊滅、加古川・高砂・西神も壊滅じゃ、但馬・播磨全域から一気に明石・
神戸に乱入だな。

煮死倭奇の魔衰の変態川、本人です。
>>814 >>815 >>827
別に、モッちゃん(デメッた年寄り)と喧嘩したわけではない。
日常、3列並列麻酔をしている状態で、「救急隊の挿管実習をやれ」といわれて、「できない」と言ったら「やって見もしないのにできないとは何事か」と罵倒された。
やってみたら患者の歯を折られた。「教え方が悪い」と「できたじゃないか、お前はやる気に欠ける」の2点で、また罵倒された。
スーパーローテが来た。脳外の部屋で一生懸命説明していたら、他の婦人科の部屋で迷走神経反射でHerzが停りかけた。硫アトと心マで戻った。
「ヒヤリハットが増えてきたので麻酔科常勤二人にしてくれ」といったら、「自分で探して来い。そうすればボク(モッちゃん)が連れて来てやる」といわれた。
「探して来る」と「連れて来る」の違いについて考えた。
1.オイラが探して来てもモッちゃんが「連れて来た」と手柄にされてしまう。
2.探してきた奴と不仲になって逃げられたら、「折角連れてきてやったのに、変態川が追い出した」と言われる。
で、2人目ではなく自分の就職口を探した。
モッちゃんに「辞める」と言ったら、「お前は性格が悪いので、他の病院では勤まらない。煮死倭奇だからこそ使ってやっている」と30分間説教された。
ク・ソ・ク・ラ・エ…

かなり、状況は切迫しています。
医療従事者以外は、まだ、真剣に事態を捉えてません。

冷静に考えると、『医療崩壊』は、医療変容であって
奴隷医療崩壊=医療労働者の解放の契機だと思っています。

しかし、現場では、4月からかなりの犠牲が指数関数的に増えてくるでしょう。
初めは、勇士である僻地医、ハイリスク医の犠牲として
そして、次に来る犠牲の波は、病死者です。

不安を煽っていると誤解されますから、この種の発言は以後控えます。
皆様、ご自愛下さい。

医療崩壊に肯定的な面を探すとすれば、崩壊によって一度医療に対するとどまるところを知らない要求閾値の上昇がリセットされればいいのかなという気がしています。水と安全と医療はいつでも好きなだけというのは世界的に見て極めて例外的な話なんだよと。

折りしも薬害肝炎訴訟の判決が出たようです。被害者救済の重要性は誰しも認めるところだろうと思いますが、それと責任論というのは混同して語られるべきものではないはずです。「結果が悪ければ誰かが悪いことをしたのだ」という思考の蔓延も崩壊の大きな要因になっているのではないでしょうか。

気にしていたことですが、幸いなことに故小児科中原利郎先生の勝訴が確定したそうです。正常な判断だとおもいます。ただ現時点でも全国で同じ労働条件が蔓延しています。今後医療現場が壊滅状態になった後、それが再生される段にはぜひこの判決も考慮した人員配置が可能となる社会になることを望んでおります。



 

上記についてのニュース記事を貼っておきます。

http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY200703270524.html

皆様の興味を引かないのかも知れませんが。

佼成病院を相手に起こした民事訴訟の東京地裁の判決が出ました。敗訴です。
あと2日で4月になりますが、壊滅ってこういうことをいうのだな、と思います。
ただ、それだけです。

>No.77 元内科医さん
どうして労働基準法・労災の普通の適用すらもされないんだろう…
一瞬、判決報道を見て呆然としました。

多分なにか報道に誤りがあるんだよね?
でないと他の判例とあまりに落差がありすぎます…
もし報道に述べられただけの理由での判決だとしたら…
司法は何らかの形で自浄能力を発揮すべきだと思います。

No.77 元内科医さん、コレ↓ですね。
http://www.asahi.com/national/update/0330/TKY200703290337.html

憲法が定める制度上、同じ証拠関係でも裁判官により判断が割れることは仕方ないのですが、今回の件では、労災事件の方は被告が国、民事事件の方は被告が病院なので、原告の主張を潰すための証拠類は、国より病院の方が豊富に持っていたのかなと。
判決等を見ていないので、単なる印象に過ぎませんが。

裁判所が労災の決定を取り消したのは所詮労災保険からはらえばよいだけ、
病院への損害賠償を認めなかったのは、これを認めたら全国の小児科を有する病院が全滅するから
という政策判断が働いたのでは。医師の人権なぞどうでもいいのですよ。

それならば帝王切開を30分でやれなどということを言わなければよいのにな。裁判所は実態を許容するのかしないのか、double standardですな。

麻酔科医の過労死を認めた判決です。

麻酔医の過労死認める 「残業を過少申告」と大阪地裁

大阪府立病院(大阪市、現府立急性期・総合医療センター)に勤務していた麻酔科医奥野恭嗣さん=当時(33)=が死亡したのは過労が原因として、母親泰子さんが府に約1億5000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は30日、約1億円の支払いを命じた。 奥野さんの公務災害認定は棄却され、現在府に不服申し立て中。原告側によると、認定前に訴訟で過労死が認められるのは珍しいという。
 古谷恭一郎裁判長は、勤務時間を裏付ける唯一の証拠だった超過勤務の報告書は「医師が実際より過少申告する傾向にあり、実態を正確に反映していない」と信用性を否定。タイムカードもなかったが、上司や同僚の証言から「業務の量的、質的な負荷は極めて大きかった」と指摘した。
 判決によると、奥野さんは1994年から府立病院麻酔科で勤務。死亡前の半年間は最高で月9回の宿直勤務があり、毎月90時間弱の残業を続け、96年3月に急性心不全で死亡した。

P R

ブログタイムズ

このエントリのコメント