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医師確保できず「全科休診」 東京・北区の総合病院(asahi.com 2007年09月29日11時43分 ウェブ魚拓

 背景事情がよくわかりませんが、このような状況の存在をお伝えします。

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コメント(64)

10人やめてのこりは17人。
どういう構成だか分からないけど、全科休診にするような事態かなぁ。

 そしたら常勤医3人しかいないうちはどうしたら良いんだ?

 稼働病床を減らすとか対応策がありそうなもんだけど、コスト面で無理なのかな?

350床なのに入院患者61人。
すでに稼動病床減らしていたと思われ。
救急回んなくなると厳しいんじゃないですかねぇ。

救急だけなら分かるけど、全科休診って意味不明。
単に人が減ったんじゃなく経営が回らなくなってやめるのだと推測されますが。

経営者の心が折れ、"安倍しちゃおう" になったのでは、と想像。

突然の閉鎖に耐えられるほど、借金が少なくなければ出来ないことだと思いますが。

久しぶりのモトケンさん提供の医療記事ですね。

無事に撤退終了できるとよいですが、周囲の病院は戦々恐々としているでしょうね。
今時、よろこんで救急を引き受ける病院なんてないでしょうし、どどっと地域の崩壊が進むかもしれません

場所が東京だけにマスコミさんも取材しやすいことでしょう。
しっかり取材して、現状報告するよう願ってます

生まれて初めて投稿というものをさせていただきます。最近このブログを知り、勉強させていただいております。まだまだ自分の意見を言えるまでには時間がかかると思っておりましたが、医療に関する記事だけに一筆書かさせていただければと存じます。

さて、私は1年半前まで東京に勤務しておりました。その病院は4,5の大学から人員が派遣されておりましたが、科によっては引き揚げが実際ありました。経営サイドでは交代の人員確保に相当の苦労を要したようでした。中には交代人員が確保できず、診療取り止めになった診療科目もありました。

引き揚げに当たっては、各大学とも人員不足を理由としていたように思います。医局の人員不足のため、より待遇の良い病院や患者数の多い病院へと人員配置を変更しているものと推察されました。

研修医制度発足以来、労働条件が厳しいと考えられる診療科の人員確保は、各大学で苦労しているのではないかと思います。少なくともうちの科は新規入局者が少なく、人員配置に苦慮していると聞いています。そのために私も東京から引き揚げになった身ですから。

ということは、今回のような事態、記事は今後増えるかもしれないように思います。病院再編が始まったのかな、と思ったりしているところです。

医療現場で働くものとして人事ではないです。
将来、医療の現場に市場原理が導入されるのも非現実的な話とは言えなくなりつつあるようです。
「医者に診てほしけりゃ金を出せ」という時代が来てもおかしくない。

自分の健康は自分で保つ。
病気になったら自己責任で。

「医者に診てほしけりゃ金を出せ」という時代が来てもおかしくない。

いえいえそうではありません。
もうすでに金の問題ではないのです。
勤務医たちは収入のいい救急病院の常勤医を捨て、
収入や条件は悪いが安心して暮らせる場所に移動しているのです。
もうすでに時間外の救急車を受け入れる病院がどんどん減っているのにまだ気が付かないんですか?
金をいくら積んでも医者がいなかったら医療は受けられませんよ。

 この1年間で、全国の病院は8978施設から8878施設へと、ちょうど100施設減っています。…1年間で1%弱です。…因みに差し引き増減ですので、新規開設病院の数を考えれば、閉院した病院はさらに多いことになります。

 これに対して一般診療所は98429施設から99233施設へと804施設増えています。…こちらも差し引きです。

…この間、医者はおそらく年間3000人以上は増えていますが、どこに行ったものやら、はっきりしません。

医療施設動態調査(平成18年6月末概数)

医療施設動態調査(平成19年6月末概数)


 内訳を見ると、一般病院の閉院あるいは診療所への衣替えが多く、また、療養病床を閉鎖した病院も多かっただろうことがわかります。

 ただ、主として療養病床を持った病院が閉院したのか否かはクロス集計を見てみないとわかりません。以前からケアミックス型の病院の経営は厳しいと言われてきていますから、純然たる急性期病院よりは割合は多いだろうと思います。

 いわゆる楽な病院に医者が流れているとは、ちょっと思えないフシもあります。

No.8 僻地の勤務医 さんへ
>もうすでに時間外の救急車を受け入れる病院がどんどん減っているのにまだ気が付かないんですか?

とっくの昔に気づいています。なにしろ時間外に救急隊からの電話に応対しますから。
それなら、なぜあんなコメントをしたのかというと。

>金をいくら積んでも医者がいなかったら医療は受けられませんよ。

金を積もうとすらしていないからです。
どんなに金を積んでも医者がいなかったら別の方法を考えなければなりませんけど。
例えば、どう見ても時間外勤務なのにそれを当直といったりとか。

もっともこれ以上国や地方が金を積めないの現実。
ましてや保険料を上げるのも限界。
だったら金を積める人が積むしかないでしょうね。
つまり、金を持っている人が。


No.10 cancan さんへ
最近考えていることですが、年金でさえあんなふうに使われているんですから、健康保険料が本当に医療にだけ使われているのか??というのは考えすぎでしょうか?
まあそれは私の誤解として、どう考えても薬価と材料費(輸入)が高すぎるんじゃないかと思うんですが。
お役所はそっちは削らないんですね。
病院関係の人件費はめったぎりですけどね。

医師不足に関しては専門性が高まったからと思われてるかも知れませんが、むしろそうではなくて専門医以外が診療してはいけないと判例が出たからだと思います。
私もそうなる前は一生懸命風邪でも小児科でも出来る範囲で診てました。
今となってはそんな危険なことは出来ません。
いくら積まれても訴えられたり逮捕されるのはごめんです。

No.11 僻地の勤務医さん
薬屋として、一応反論。
10年前ならいざ知らず、現在の薬価が諸外国と比較して高すぎるということはありません。
2年に1回、5%前後強制的に価格を下げられているんですよ。
薬価が高いと主張されるブログ等のソースを確認して見てください。
最近のデータが例示されていることはありません。
平成一桁のデータあることが多いですね。

また、GDPに対する薬価の金額を調べて見てください。
諸外国と比較してそんなに変わらないはずです。
wikiではソースにならないかもしれませんが、ご参考まで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%AC%E4%BE%A1

さらによく医療費に占める薬剤費比率が高すぎると言われますが、分母である医療費が諸外国と比較して、あまりにも低すぎるのが原因です。
wikiに薬剤費比率の順位が書いてありますが、医療費が低すぎることを勘案すれば、どの程度の薬価であるか想像がつくと思います。

No.12 薬屋の企画屋 さん

失礼、決して薬価を下げるべきだとか、薬屋さんを責める気持ちはさらさらないです。MRさんからいろいろと伺ってますので、そうそう甘い世界ではないというのも存じてます。現状から医療に携わる職種は連携するべきだとは思っています。

そうではなく、薬屋の企画屋さんも書かれているように医療費だけが異常に低すぎるのがよくないと思っているんです。
一部心臓血管外科や脳神経外科で使われている材料費などは諸外国とくらべてあまりにも高すぎると思います。それに対して技術料や人件費は低すぎると思うのですが。材料費は諸外国と比して高く、薬剤費は高すぎない、それでいて医療費がきわめて低かったらどこが削られているんでしょうか?

薬屋の企画屋さんのほかの発言はいつも読ませていただいており、建設的なお考えには敬服いたしております。あなたの反論に対する反論ではなく、この状況に追い込んでも、あえて問題の根本に対しては手をつけようとしないお上に対して意見しているものと受け取ってください。

東十条駅前で立地がいいのに、保険診療の医療機関なんて
あまり利益もあげれないだろうから、
更地にして、マンション建てて売ったらいいのかも?
なんて、思ってしまいました。

全国一律の診療報酬だと、
賃料が高いところで保険診療続けていくのは、
大変なんじゃないかななんて思ってしまいました。

病院ってまとまった土地があるから、
都会の経営が傾きそうな病院を倒産させて、
土地を買い叩くような地上げ方法とか考え出されたりは
まさかしないとは思いますけどね。

昨夜のTV東京のテレビにて、現役医師と政治家、コメンテーターが議論を行っていました。

自民党の医療担当議員が、医療費は増やす、制度の見直しをすると言っていました。ここまで悪化するまで放置というか、追い討ちをかけておいて、今さらという思いもありますが、病院経営の問題・医師不足の問題・研修医制度の問題・医療訴訟の問題などなど、今の医療が抱える問題について議論されたことは、取りあえず良いことだと思いました。

No.13 僻地の勤務医 さんへ
>医療費だけが異常に低すぎるのがよくないと思っているんです。

そのとおりです。
医者や看護師をはじめ、医療関係者の給与が低く抑えられすぎていると思います。
いろいろ行政に問題があるのは確かですが、一番の問題は患者だと思います。
つまり、保険料をこれ以上、上げられないのは病気の人が多すぎるということです。
国民がもっと健康になれば保険料を医療関係者の人件費にもっと使えます。
戦後間もないころならいざ知らず、現在多くの医療費が生活習慣病関連に使われています。
確かに患者本人に責任のない病気もあります。
逆に病気になったのは自業自得だろうという人も。
健康にまったく留意しない人の医療費に健康に気をつけている人の保険料が使われるのは不公平ですね。
現在、保険料は年齢や収入、扶養家族の有無などで決められますが、生活習慣は関係ありません。
例えば、その他の条件が同じなら、喫煙者も非喫煙者も同じ保険料を払うということです。
まるで、自動車を運転しない人が自動車保険を払うようなものです。

国も国民をもっと健康にすることに力を注いでほしいものです。

私もその番組見てましたが、感想は「なんだ良く分かってるじゃないか」と思いた。でも肝心の医療財政については何も触れてない。まぁやっぱり政治家のリップサービスの範疇ですかね。
平沢先生は盛んに無駄をなくせ無駄をなくせとおっしゃっていたようですが、むだがまったくないなんてことはありえない。要は程度問題でありましょう。あ、ひとつありました。医療がなくなれば医療の無駄もなくなります。

>cancanさん
>国民がもっと健康になれば保険料を
>医療関係者の人件費にもっと使えます。

たしかに、医療を必要としている人が増えているが
医療費の総額を規制しているため、
個別の医療単価が下落し、様々な弊害が出ています。

もし、国民が健康になって医療の需要が減れば、
よいのではないかと考えてしまいたくなります。

一時的に健康になっても、人間はいつかは死ぬ。
死ぬときの原因は、病気が原因であることが多いということです。

一時的に健康になったとしても、それは先延ばし。
病気で死ぬ前には、多額の医療費を使ってしまうことになると思います。

必要なのは、国民一人あたりが生涯使用する医療費の総額の上昇に歯止めをかけることです。
高齢者は病気が多いから、少ない負担で医療を受けれるようにという考えは、医療費抑制、医療需要抑制にはふさわしくないのです。

それに対する考えが、後期高齢者医療制度で、
高齢者は病気で死ぬのが自然の摂理だから、
あまり医療費を使わないで自然にという方向に
強引にもっていこうと考えているのかもしれません。

平均寿命程度生きることができたのだから、
医療費を使わないで、病気になったら、自然に逆らわないでね。ってことじゃないのかな?

別のテレビ番組のご紹介

10月1日夜10時からNHK総合で放送されたNHKスペシャル「地域の医療はよみがえるか〜夕張からの報告〜」は皆様ご覧になりましたでしょうか?

破綻した夕張市民病院の経営を引継いだ村上智彦医師の「年寄りを医療機関に預けておけば楽という夕張市民の意識が40億円の累積負債で病院が破綻した真の原因だ」という認識て奮闘される姿を紹介していました。

見終わって「医療機関にお委せ」体質は夕張だけでなく、日本中の医療に共通する病根なのではないか、と考えさせられました。

再放送は10月3日の深夜、正確には4日の午前2時5分〜同55分まで、NHK総合で放送の予定だそうです。

No.14 じゅんさんへ

>病院ってまとまった土地があるから、
都会の経営が傾きそうな病院を倒産させて、
土地を買い叩くような地上げ方法とか考え出されたりは
まさかしないとは思いますけどね。

実は前に勤めていた東京の病院では、そういうことを考えてうちの病院を買い取る不動産屋等がいてもおかしくないな、という話を職員同士でしておりました。立地条件が良くても収益が上がっていない病院というのもあるもので、あながち非現実の話ではないと思います。今後、経営不振等の原因でつぶれる病院が増えるようなことがあれば、より現実的な話になるのではないでしょうか。

No.18 じゅんさんへ

>平均寿命程度生きることができたのだから、
医療費を使わないで、病気になったら、自然に逆らわないでね。ってことじゃないのかな?

少なくとも私の領域(心臓血管外科)ではこれに反する状況が起きています。即ち、より高齢での手術症例が少しずつ増えています。90歳代でも心臓手術。当然若い人より医療費がかかります。平均寿命まで生きたからもう良いとおっしゃる患者さんもそれなりにいらっしゃいますが、まだまだ生きたいと願う患者さんも多い訳で、医療費抑制はやはり無理だと思っております次第です。

100近くまで生きた一休さんの今際の言葉は「死にとうない。」だったそうですからねW。

>辺境心外医さん
>10年前にドロッポしました。さん
不老不死は、始皇帝の時代から生きている人たちの
強い願望ですからね。
でも、長生きすることは贅沢品なのだと思います。
平均寿命より長く生きることは、贅沢なことだから、
いいかえれば、だれでもが長く生きることはできないので、
長く生きている人だけを優遇するのは不公平だから、
後期高齢者に対する公的な医療が制限されることは、
やむをえないと感じます。

現状では、保険料を多く負担している世代が、
医療費の3割負担が高額だから、なるべく検査をしないで、
入院しないで、となって、高齢者が優遇されているのは
なんだか変だと感じます。
具体的には、健康保険料を実質月3万円払っているような20代くらいの人が、医療機関を受診したときに、自己負担が7000円くらいというのは、高齢者と比べてどうなのってことです。
若い人だって、お金がそれほどなくても、社会保険料を負担しているのだから、高齢者もお金がなくても、自分たちが必要と考える社会保険料は負担しないと、いけないのでは?
高齢者の既得権が縮小するのはやむをえないと思います。

また、公的な医療費の抑制は無理だとしたら、
それを誰が負担するのかということになると思います。
もしも、公的な医療の拡充を望むのであれば、
世代に関係なく、自分は弱者だ優遇してくれというのではなく、幅広く公平に負担しなければならないのではないかと感じます。

>癸横押,犬紊鵑気

その考え方も一理あると思いますが、若い人の場合は1回行けば7000円かもしれませんが、それが年に何回病院に行くかということです。少なくとも、高齢者は定期的に通わなければならない率が高く、毎月毎月かかります。
それを負担しているのは高齢者自身の場合もあるのでしょうが、私のところなどは両親の医療費は私が負担していますし、同じような患者さんのご家族を多く見ています。

時代が違うとはいえ、今の日本を反映を築いたのは高齢者の方々です。その人達が納めた税金や年金を政治家やお役人が勝手に使ってきたから、財源も枯渇してきたのではないでしょうか。そのツケを高齢者に廻すというのはどうも・・・

所得のある方が応分の負担をするという考え方には反対はしませんが、支えている現役世代と同じに論ずるのは少し違うと思います。今は、私も支える世代ですが、あと20年もすると支えられる世代になります。その時に、「さんざん若い時に納めて支えてきたのに、死ぬまで払えってか」とはなりたくありません。

財源は重要な課題ではありますが、小泉総理時代に「経済財政諮問会議」では、とにかく財政主導の医療費削減政策を進め、それが現在の医療崩壊に繋がっています。更に公平な負担という正論で患者負担増を図ることには賛成できません。

>そのツケを高齢者に廻すというのはどうも・・・

資産もお金もない若い人に付けを回すのはもっとどうも・・・・

高齢化社会にあって、これから医療費が増加していくことは避けられないでしょう。
問題は誰がそれを負担するかです。

私は利用者負担の原則を導入すべきだと思います。
基本的には保険料を財源の主たる部分とします。
そして保険料を利用に応じて決めます。

つまり、病気にならない人は保険料が下がり、
頻繁に病院に行く人は保険料が上がる。
事故を起こした人の自動車保険料が上がるようなものです。
もちろん、収入や扶養家族などにより、保険料の上限を決める必要はあるでしょう。
しかし、こうすることで国民がもっと自分の健康に気を遣うようになると思います。

また、健康診断を受けると保険料が下がり、受けないと保険料が上がるというのはどうでしょうか。
病気というのは治療よりも予防のほうがはるかに安上がりです。

この方針を突き詰めると、病気の原因となるものには課税をし、それを医療費に回すという方法になります。
一番わかりやすい例はタバコに課税し、それをタバコ関連病の医療費に使うということです。
そうすれば社会がもっと公平に医療費を負担することになると思います。

さんざん、不健康なライフスタイルをしてきて、いざ病気になったら他の人の保険料を当てにするというのはいかがなものでしょうか。

>癸横押,犬紊鵑気

すでにNo.23 事務方の星 さんのコメントが付いていますので、カブらない範囲で社会保険労務士として追加を…

>高齢者の既得権が縮小するのはやむをえないと思います。

すでに既得権縮小を着々と進めております。
高齢者の自己負担については、老人保健法制定当時は70歳以上は全て受診1回400円(入院は300円)の定額負担でしたが、平成14年から定率1割負担、平成20年から70歳までは3割・75歳までは2割・75歳以上は1割(高所得者は3割負担)と、高負担化の方向で改正されてきています。
このままいくと将来は現役と同じ一律3割負担となることも有り得ると思います。

>健康保険料を実質月3万円払っているような20代くらいの人

健康保険料3万円の事例はサラリーマンで、給料から天引きされる健康保険料の自己負担額でしょうか?
3万円が全て健康保険料だとすると、この20歳台の方は月額75万円の給料を得ている超高額所得者でないとツジツマが合いません。もしかして厚生年金保険料を合わせた社会保険料の自己負担額が約3万円の間違いではありませんか?
月額給料(税引前かつ通勤手当等も含む総額)が26万円程度ですと、健康保険料が10,660円、厚生年金保険料が19,035円で、合計した社会保険料の総額が29,695円で約3万円となりますが…
今一度ご自分の給料明細書をよくご覧になって下さい。

No.13 僻地の勤務医さん
おっしゃる通り、医療費の絶対額が少なすぎるのが問題です。あの本田先生でも薬価が高すぎるとのプロパガンダに騙されていますので、この誤解は仕方がありません。
「分断して統治せよ」を行われているのではないかと勘ぐりたくなります。

建設的と言われこそばゆいですが、こと医療崩壊については一度崩壊すべき派です^^

↑は私です。
失礼しました。

>事務方の星さん
>高齢者は定期的に通わなければならない率が高く、
>毎月毎月かかります。
たしかに、高齢者の医療費の負担は、若い人と比べたら多いイかもしれません。
年齢別の教育費負担
http://www.dsbase.com/library/shiryo/ver2006/6057.gif
年齢別の持ち家比率
http://www.dsbase.com/library/shiryo/ver2003/071.gif
でも、若い人たちは、上記の資料によれば、
30代以下は、持ち家比率が低いので住宅の家賃負担が
大きいかもしれません。
40代では、教育関連費の支出が他の年代と比べて多いようです。
年代で、お金の使い方にはある程度の傾向があるので、
高齢者は、医療機関によく行くから、安くしろというのは
乱暴な気もします。

>法務業の末席さん
すみません。
でも、26万円で、自己負担の健康保険料が10,660円だとしても、会社が同額負担してくれているので、
結局、健康保険料を22000円は負担していると考えて、よいのではないでしょうか?

表現は悪いかもしれませんが、
税金を納めているのに、それ以外の健康保険料で、若い人が搾取されるのは、かわいそうだと強く思っています。
40歳以上だと、介護保険という謎な税金?で搾取される。

健康保険料と介護保険料が、世代リスクに応じた保険料なら、若くて働いて税金を納めて、子供の教育をしているような、現在国民としての義務を果たしている人の、生活は豊かになるのになって思うので。

久しぶりの医療費ネタに久しぶりに書き込みます。

疾病予防が医療費を低減するというのは幻想と考えます。
予防は治療に比べれば確かに安上がりですが、永久に治療をしなくてよいようにはなりません。No.18じゅんさんも書いておられるように、治療の先延ばしにすぎません。
多くの人は病気で死ぬわけで、死ぬ前に一番たくさん医療費を使います。

極端な例ですが、煙草を止めて長生きしてもやはり最後には心血管病や癌でなくなることには変わりなく、その人一人の生涯医療費は減りません。
私は非喫煙者なので、煙草を一箱1,000円にするのには賛成します(間接喫煙撲滅のため)が、むしろ早く肺癌になって亡くなる人の方が生涯医療費は少ない可能性まであるのです。

健康に気を配る人の保険料を下げることには賛成です。
ただし受益者負担の原則は、保険料を安く抑えて窓口負担を上げれば実現できるのではないでしょうか。
助け合いか自己責任かの二者択一を迫られているのかもしれません。

No.22 じゅん さんへ

>後期高齢者に対する公的な医療が制限されることは、
やむをえないと感じます。

私が医療現場で実際にこれをやれと言われたらかなり戸惑うと思います。自分が高齢になった時に、「あなたは高齢者だからこの治療は受けられません」と言われたらつらいだろうと思うからです。

同じような病状で手術が必要と説明した時に、ある人は手術を希望し、ある人は天命だからと拒否するという現実、あるいは同年齢でも元気さの度合いが個人個人でかなり異なるという現実を見てきた私としましては、例えば平均寿命を超えたからという理由の元に年齢で一律に線引きをされて治療を受けられるかどうかが決められるというのは、かなり不公平な気がします。90歳でも元気な人は元気だし、60歳でもあたかも90歳に見えるほど元気のない人はいます。手術をした際には、元気な90歳の方が元気に退院できるのが現実だったりします。

No.25 cancan さんへ

利用者負担の原則こそやはり公平と私も常々考えておりました。健康診断を受けると保険料が下がる、タバコに課税してそれをタバコ関連病の医療費に使う、という具体的なお考えには感服いたしますとともに、No.25のコメントに全面的に賛同いたします。ただ、もっと本当の事を言いますと、世の中にタバコがなければ良いのにと思っているので、課税より禁止してほしいくらいですが。

>No.29 じゅんさま

>健康保険料と介護保険料が、世代リスクに応じた保険料なら、若くて働いて税金を納めて、子供の教育をしているような、現在国民としての義務を果たしている人の、生活は豊かになるのになって思うので。(原文のママ)

う〜む、私から見ればあなたの意見は、20歳台の自分の世代を中心としてしか世の中を見られない、単なる自己中の意見です。

あなたは今20歳代後半でしょうか?
あなたのご両親はご健在でしょうか?
ご健在なら多分60歳前後くらいでしょうか?

ご両親は「過去」に国民としての義務を果たして来られたと思います。

あなたのご意見は「現在」国民としての義務を尽くしている世代の生活を良くしろ、とおっしゃっていますね。

ということは「現在」国民としての義務を若者ほどには果たせず、「過去」に若い頃に国民としての義務を果たしてこられたあなたのご両親を、日本の政府や社会が見捨てて良いのですね。

あなたのご意見は、自分のご両親を「姥捨て山に捨てて良い」と言っているのと同じです。良く考え直してみて下さい。

No.30 腎臓内科医 さん
>受益者負担の原則は、保険料を安く抑えて窓口負担を上げれば実現できるのではないでしょうか。

まったく同意します。
この間母を亡くました。78歳でした。とてもよくしていただいて、ドクター始め病院スタッフの皆さまには『感謝』のひとことです。
 私たちの地域医療の、この体制を長く維持していただきたいので、利用者負担の原則は強く支持します。ただ負担の原則を、ぜひ『応能』であって欲しいとも思います。私自身、経済能力の維持に保証はありません。
負担することに異論はありませんが、負担できなくなったときの不安を解消していただくのは、まさに政治の仕事ではないでしょうか。

No.32 法務業の末席 さん

横から口出し失礼。じゅんさんは「健康保険料と介護保険料が、世代リスクに応じた保険料なら・・」とおっしゃっているわけで、何も両親を姥捨てやまへとおっしゃるのは極論ですよ。それではお伺いしますが、何百兆円(千兆以上?)もの借金を作り、その果実をを最大限享受し、付けを一切後世の若い人に回したのはいったい誰ですか?政治家が勝手にやったとは言わないでくださいよ。そのおかげで現在の医療費削減の嵐が吹いているのですよ。

話は変わりますが、いつかこのブログのどこかでどなたかが禁煙してもトータルとしての福祉費用は帰って増加するというデータをお示しになっていたはずです。(どこだったか検索してませんけど)同じように予防医学で健康を保つといったとき、肉体的健康のことばかりが頭にあると落とし穴にはまります。結局、これは痴呆患者を増やし、介護費用の増大を招くだけではないかと・・。あくまで空想ですが。

No.32の自己コメントに追加

若くて健康なときに、病気や怪我で高額の医療費を負担するリスクを想定するのは難しいことだと私も思います。毎月の給料から所得税だ、社会保険料だ、住民税だと差っ引かれ、支給額の2割以上がどこかに消えてしまう、今の若い自分のリスクと費用負担が割に合わないのではないか、と思われるのも分らないではありません。

今年支払った自分の健康保険料が、全て今の自分の健康リスクに備えた費用負担と考えるのは正しいとは思いません。70歳や80歳まで生きる自分の一生の間に生ずる全ての健康リスクをカバーするに必要な保険料負担を、若くて稼げる20歳台〜50歳台の間に前倒しして負担しておく、と考え直されてはいかがですか?

自分の一生涯の全ての費用負担を毎年均等に負担するのではなく、稼ぎの良い働ける「現役」の時代に多く負担し、リタイアした老齢の時代には負担を軽くしてもらう。

これが社会保険制度の基本の考え方です。今の自分の20歳台だけを見て損得を判断すると、自分の40年後の負担額はどうなるのかという、一生の損得でお考え下さい。

No.28 薬屋の企画屋さん

>「分断して統治せよ」を行われているのではないかと勘ぐりたくなります。

まさしくそのとおりです。分割統治せず、いっぺんに敵を作るとさきの参院選のようになります。
我々はその手に乗らないように連帯を強めるべきと考えます。

>建設的と言われこそばゆいですが、こと医療崩壊については一度崩壊すべき派です^^

基本的には同じ考えですが、おそらくすでに過去のフリーアクセスの医療そのものは崩壊したと考えていいでしょう。
すでに現場では新たな方向で動いていると思いますよ。
先を見ている医師、医療者であれば新たな方法を考えなければやっていけないことぐらいはわかりますから。
医療者も大いに傷つくでしょうけどそれによって安定が得られるでしょう。
医療の受給側も意識の変化を迫られるでしょう。

No.35 法務業の末席さん
>今の自分の20歳台だけを見て損得を判断すると、自分の40年後の負担額はどうなるのかという、一生の損得でお考え下さい。

人口の減少過程では、若い人ほど負担が増えていくのは自明の理です。

>辺境心外医さん
>高齢者だからこの治療は受けられません
このようにいわれたら、誰しも辛いでしょう。
また、いうほうも辛いと思います。
しかし、受けられないわけではなく、
受けるのに高額な費用がかかるだけならどうでしょうか?
たくさんお金さえ払えば、選択することは可能なのです。
公的な医療の範囲が制限されるだけで、
お金さえ払えば、どのような医療でも受けることはできると思います。

>法務業の末席さん
よく高齢者の医療を軽視すると、
「両親を、日本の政府や社会が見捨てて良いのですね。」
などといわれます。
けっして、そうではありません。
高齢者は、労働による所得を得ることをしにくいので、
その部分に対しては、公費負担も相当程度ある年金で
対応して、見捨ててはいないと思います。
手元にはいるお金がどの程度かはそれぞれ違うと思いますが、
それぞれの高齢者の考え方に応じて、
必要であれば医療にお金を使えばよいし、
必要であれば食費などに重点的に使えばよいと思います。

収入が問題なら年金で。
医療や介護は、贅沢品ですから、受益者負担で。
医療や介護を特に重視するなら税金で。
リスクに応じない保険料というのは、搾取です。

もうひとつ付け加えるとしたら、
誰しもが長く生きることはできないという事実です。
平均年齢はありますが、早く死んでしまう人もいます。
税金であればそれなり公平です。
年金も障害年金、遺族年金、加入期間などそれなりに公平です。
健康保険も介護保険も加入期間は関係ありません。
しかも、リスクに応じていない保険料です。
長く生きることができなかったら、結果として
受益できない負担を強いられていると思いませんか?

>No.34 うらぶれ内科さま

確かに多少厳しい表現であったと思い、No.35の追加コメントを投稿しましたが、うらぶれ内科さまの投稿とすれ違ったようです。No.35の追加コメントと合わせてお読み頂きたいと思います。

さて、お伺いされた何百兆円(千兆以上?)もの借金…の件ですが、これは借金(国債・地方債)の恩恵を被った全ての国民に責任があると考えてます。全ての国民ですから私も一国民ですし、医療関係者も同じく一国民として、等しく責任があると考えます。

この借金での財政悪化によるしわ寄せが、全て医療費削減に向けられているわけではなく、少子化対策の費用や地球温暖化対策に新たに割く財源の不足など、国民生活全般で影響があると考えております。

>No.37 うらぶれ内科さま

>人口の減少過程では、若い人ほど負担が増えていくのは自明の理です。

その将来に対する評価分析は私も重々承知しています。では負担が増えていく将来をどのように迎えるのか、分析ではなく提案が必要な時代になったのではないでしょうか?

>No.38 じゅんさま

>医療や介護は、贅沢品ですから…

うーむ、医療は贅沢品ですか?
私は医療は必需品ではないかと思うので、これだけ認識の基盤が違うと議論が進みませんね。

>医療や介護を特に重視するなら税金で

税金の最大の負担者は働く現役世代と、その現役世代の働きにより利益を上げる企業です。医療と介護を税金で賄うということは、結果的に働く現役世代の税負担が増すことになります。
社会的支出は最終的に社会のどこかが負担する必要があります。財源はどこかに求めなければなりません。保険料で負担するか税金で負担するかのバーターかと思いますが。

No.38 じゅん さんへ

レス遅くなり申し訳ございませんでした。以前のコメントを拝見していて、「公的な医療の範囲を制限」というお言葉の意味を勘違いしていたようです。高齢者は医療を受けないようにすべきという趣旨かと早合点してしまいました。誠に申し訳ございませんでした。

ただ、「高齢者だから高額な費用負担を」というのは現実的には「高齢者は医療を受けないようにすべき」ということとの差異があまりないように思われます。高齢になっても高額な費用負担が可能な人というのは稀なのではないでしょうか。

私は、「高齢者だから高額な負担を」というのも「高齢者だから負担を極力安く」というのも、どちらもどうかと思っています。「医療を受けるには、それなりの負担を」が良いかと。「それなり」の基準を具体的に示せないのが弱いところで申し訳ないのですが。

法務業の末席 さん
じゅん さん

医療を十把一絡げに贅沢品か必需品かとするのではなく、医療の中にも贅沢品の部分と必需品の部分があるとは考えられませんか?
私は定期的に眼科検診、歯科検診を受けていますがこれは必需品の部類に入ると思いますが、レーシックやインプラントは贅沢品だと思います。(保険適用外かどうかという枠組みではなく)

> 長く生きることができなかったら、結果として
> 受益できない負担を強いられていると思いませんか?

人間、死ぬ間際に一番医療費を使うと腎臓内科医さんも仰っていますよ。
また、早くして亡くなる方は結果的に保険料の負担総額が少なくなります。
そういう点において受益できない負担を強いられているとは思いません。

>じゅんさん

>No.29 高齢者は、医療機関によく行くから、安くしろというのは乱暴な気もします。

よく行くからではなくて、行かなければならない(行かざるを得ない)から、負担を軽くと考えています。

>No.38 健康保険も介護保険も加入期間は関係ありません。
しかも、リスクに応じていない保険料です。
長く生きることができなかったら、結果として
受益できない負担を強いられていると思いませんか?

そもそも、国民皆保険の根幹は「相互扶助」という考え方に基づいているからです。いざという時は自分も使える。平時は必要な人に使ってもらうという考え方です。
生命保険なども同じ考え方ですが、任意のため年齢やリスクに応じて保険料に差があります。健康保険の場合は、強制加入が原則なので、リスクでの料金格差は馴染まず、所得に応じての格差ということです。

例えは不適切だと思いますが、若くして亡くなった方は確かに医療費は使わないと思いますが、その方が生命保険に加入していたとしたら、その方の保険料は他の加入者の納めたお金と運用した利益から支払われます。また、仮に遺族年金を受け取るとして、それも過去の保険料納付者及び現役の納付者が納めたお金から支払われます。
だから、その時の損得だけではないと思っています。

また、年金というお話については、無年金者や年金を受給しているとしても僅かな基礎年金部分しか受給できない方も沢山おります。所得に応じた負担ということは確かに必要だと思いますが、こういった方々へのセーフティーネットが必要だと思います。

>No.42 bgさま

確かに贅沢品としての医療も存在しますね。ご指摘ありがとうございます。

社会保険労務士としては、保険対象の医療しか守備範囲としませんので、贅沢品として保険対象外となる医療はつい失念してしまいがちです。しかし、昨夜のじゅん様との遣り取りのように、健康保険料や窓口負担の金額についての議論となりますと、保険対象とならない医療は脇に置いておかざるを得ないのではないでしょうか。

ただ、世界には社会保険制度や公的扶助の制度が十分に整備されてない国家も存在します。そのような国では生命の危機を救うために最低限必要な医療ですら、医療費の負担が経済的に困難な人々にとっては贅沢品になってしまいます。私は、そのような最低限の医療ですら贅沢品である国には住みたくないですし、今住んでいる日本という国がそうなって欲しくはありません。

ところでインプラント義歯は知っていますが、レーシックって何でしょう? 教えてください。 

No.44 法務業の末席 さん

括弧書きで書いたのですが、保険適用治療=贅沢品とは考えていません。
また、保険診療でも「贅沢な使い方」はあるでしょう。
逆もまた然りだと思います。
いずれにしても保険診療と贅沢度が同じ軸には乗らないと思うので、保険の本来の意味を軸にした議論をしたほうがよろしいかと思う次第です。

> レーシックって何でしょう?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF

No.30 腎臓内科医 さんへ
>煙草を止めて長生きしてもやはり最後には心血管病や癌でなくなることには変わりなく、その人一人の生涯医療費は減りません。むしろ早く肺癌になって亡くなる人の方が生涯医療費は少ない可能性まであるのです。

可能性だけを見れば確かにそうでしょう。
しかし、このことは重要なのでしっかり統計をとって、
調査する必要があると思います。
私もすぐにソースを出すことはできませんが、
公衆衛生学を学んだときははっきりとした結果がでたように思います。
健康な人ほど生涯医療費は少ないと。

ただ、医療費だけでなく国民の幸福など総合的に考えることが必要ではないかと。
なにより、40代、50代で亡くなる人が減るのが一番の効果だと思います。

No.38 じゅん さん
>リスクに応じない保険料というのは、搾取です。

医療に関しては、”リスクに応じない保険料”であるのが、皆保険の最大のメリットだと思いますです。強制加入にしている理由もそこになるのでは? 経済学でいう”逆選択”ですかね? 保険会社はリスクを適正に見積もれないので、(サバを読んで)加入者全員の保険料が高くなると(間違っていたらスミマセン)。

ご主張を拝見すると、公的保険より私的保険(のようなもの)を望んでおられるように思えるのですが。月額2〜3万円程度という、”格安”の保険料は、皆保険ならではと思います。民間保険になると、月額10万円近くまでいくんじゃないですかね?

No.40 法務業の末席 さん
>では負担が増えていく将来をどのように迎えるのか、分析ではなく提案が必要な時代になったのではないでしょうか?

2つの方向があると思います。富裕層の負担を増やす(負担の累進化)か、負担は現在のままで給付を減らすか。現在は、後者の方向で進んでいますね。

日本の税負担というのは、過去の所得税減税・消費税増税でかなり”フラット”(所得に対し定率)になっていると思われます。社会保険料はもともと定率ですし。年収150万円と年収3000万円で”税率”(社会保険料込み)が同じという話も出ていましたね。

富裕層の立場からすれば、低負担・低給付の自由主義的財政が望ましいのは当然なのでしょうが。日本では、中・低所得層も、社会主義を嫌って、自由主義を嗜好するようなところがあり、これが今の政府の方向性を定めているのかもしれませんね。

 cancan さん、こんにちは。

> 健康な人ほど生涯医療費は少ないと。

 ご指摘の研究は日本のとある有名大学の著名な経済学者(のお弟子さん)が行ったものであろうと思いますが、デザインに問題があります。

 各年齢層に於いて、医療費を使った群と使わなかった群を比較していくという作業をしていますが、こういう比較をすること事態に全く意味がありません。

 不健康な人は医療費を使った人、健康な人は医療費を使わなかった人という定義になってしまっているからです。

…健康な人と不健康な人を、医療費以外から定義する必要があります。

 むしろ、所得階層別の比較によると、高所得層は健康度は高いのに医療サービスの購買は多く、低所得層は健康度は低いのに医療サービスの購買は少ない、という研究もあります。

>ronさん
公的保険は非常によいものだと考えます。
リスクに応じた保険料にすれば、保険に入れない人が医療すら受けることができませんから。
さくらんぼ摘みで利益を出すのは、営利企業にとってはよいことですが、さくらんぼじゃない人には不安だし、さくらんぼは安く買い叩かれる。

じゃあ、矛盾してるじゃないと言われると思います。
すみません。
説明不足でした。
世代間でリスクを融通しあわない公的保険制度が望まれるということです。
年をとれば、病気になり死ぬのは当たり前です。
若くして、病気になったり、死ぬのはまれなことです。
だから、同じ世代の中で、全員が参加して助け合えばよいと思います。
世代を超えて助け合うのは、これからは、厳しいのではないかなと感じています。
世代を超えて、助け合うのは税金で行うことで、保険料で行うことではないと思います。

だから、上記のような表現になっています。
例えば、現状の健康保険制度で
70-80代が高額の医療費をつかうから、20代の健康保険料が上昇するというのは、受け入れにくいと思います。

例えば、年代別で健康保険制度を作ったとします。
50代くらいであれば、医療費を使う人はそれほどいないですし、たとえ誰かが高額の医療費を使って、多少保険料が上昇しても納得できると思います。
70代だけで健康保険制度を作ったとします。
みんなが医療費を使って、どんどん保険料が上がります。
保険料が相当上昇するので、どうしたらよいか、どの範囲を保険で対応するか、考えると思います。
そういうことです。

>No.50 じゅん さん

お返事ありがとうございます。

>世代を超えて、助け合うのは税金で行うことで、保険料で行うことではないと思います。

自分で民間保険の例を出しておいて恐縮なのですが。個人的には、社会保険料を税金と区別する必要性をあまり感じていません。違いは、税金は一般会計、社会保険料は特別会計、という程度、と思っています。財源の安定性を考えれば、社会保険料を財源にするのがより望ましい、と。ついでに累進料率にして、高所得者層により多く負担してもらえると、なお良いですね(確かスウェーデンは累進料率化していたかと)。

もっとも、元来、保険というのは、加入者全員でリスクを共有・分散するのが目的のはずですので、”受益者負担”というのは、保険の趣旨と矛盾しているようには思います。社会保険創設時に政府が使った方便ではないかなあ、というのが私の感想でして。民間保険でも、貯蓄型が主流であったように、”掛け捨て”の保険(こちらが本物ですが)というのは、日本では、あまり理解が得られなかったようです(学生時代に受けた保険の講義の記憶によれば)。

>70代だけで健康保険制度を作ったとします。

後期高齢者医療制度とか。こちらは、75歳以上ですが。リスクの高い層だけで被保険者のプールを作るのはどうなんでしょうかね。保険というのは、保険を必要としない者が多数加入し、保険を必要とする者が少数でなければ成り立たないように思うのですが。

保険は規模の利益そのものである、と聞きます。世代別に加入者群を分断してしまうと、全体の効率は低下するのではないか、と思います。その結果、より多くの税金による補填が必要になってしまうような。例えば、アメリカでは低所得者向けと高齢者向けだけに公的保険がありますが、公的保険の効率は先進諸国中で最悪であるように思います(前提が全く異なるので単純に比較はできませんが)。

厚生労働省がいう、”健康保険の一元化”というのは、この意味で正道だとは思います(だから、政管健保の赤字を組合健保が補充しろ、というのはわけが分かりませんが)。現在は数千もの組合に加入者群が分断されてしまっており、非効率なのは否定できないでしょうから。

No.51 ron さん

横から失礼します。

>リスクの高い層だけで被保険者のプールを作るのはどうなんでしょうかね。
>保険というのは、保険を必要としない者が多数加入し、保険を必要とする者が
>少数でなければ成り立たないように思うのですが。
 
 
じゅんさんの言っておられる、

>同じ世代の中で、全員が参加して助け合えばよい( No.50 )

というのは、(寿命の違いはあっても)ひとは皆おなじように歳を取ってゆくのだから、保険を必要とする者が少数である年頃のうちに将来の自分たちのために保険料を積み上げておいて、保険を必要とする者が多くなったときには、それをどう使うか、同世代加入者間で考えることにしませんか? というご提案かな、とおもったのですが。
(理解のおかしいところがあれば、ご教示ください。)

若いうちは、現在並びに将来の自分たちのために払い、老いてからは老いた自分たちのために払う、ということです。

ただ、既に現行のような保険制度で運営されてしまっているので、今から制度を切り替えようと思うと、「現在70代の方が若い頃に積み上げた保険料は、もはや違うところで使われてしまっている」ということが、問題となるのだろうなぁ、と思いますが。

国が最初にどういう制度を導入するかの段階で、将来の人口の増減などにもっと配慮できていればよかったのかもしれないですね。

しかしながら、ron さんのご指摘のように、「世代別に加入者群を分断してしまうと、全体の効率は低下する」のであれば、この提案ではうまくゆかないのでしょうね。

  ron さま

>No.51
>厚生労働省がいう、”健康保険の一元化”というのは、この意味で正道だとは思います

同意です。

>No.47
>2つの方向があると思います。富裕層の負担を増やす(負担の累進化)か、負担は現在のままで給付を減らすか

私も負担増か給付減少かの二者択一、またはそのバランスの取り方でしか方策は無いと思います。

ただ給付の減らし方ですが、単純に窓口負担を3割(老健1割)から引き上げるのか、少額医療費の免責下限額を設けて安易な受診を減らすインセンティブを加えるのか、レセプト点数の引き下げで対応するのか、保険対象とする医療の範囲を制限して給付を減らすのか…、こうした手段は一つ一つ峻別して検討されなければならないと思います。

そもそも「国民皆保険」というのは、国民全員が医療保険の恩恵を受けて受診できることを目的としていると私は認識しています。国民全員が同じ費用負担で医療を受けることとか、水虫の軟膏を処方してもらうようなレベルの医療から臓器移植などの非常に高度なレベルの医療まで全ての医療を保険対象とすることは、本来の「国民皆保険」の制度目的ではないと考えています。

日々の生活に困窮している人達への直接拠出負担無しの社会的扶助が対応する最低限の部分(公助)、全国民を対象とした公的な国民皆保険が対象とする基本的な部分(共助)、公的保険システムの対象としない完全な自己負担で対応する高度な部分(自助)、こうした区分を峻別した是々非々の議論と、各々のバランスの取り方を論じることで医療保険の改革を考えるべきだと思います。

私が社会保険労務士の勉強をしていたとき、ある先生に投げかけられた次の言葉が強く印象に残っています。その言葉の大意は以下の通りです。

 「社会保障」と「社会保険」と「社会福祉」について、
 君は明確に区別して定義できるかね?
 この3つをゴチャゴチャに論じる人が多いのは困ったことだ。

少し、保険制度の議論にズレていってしまったようですね。

私は、病院や介護施設などの事務方として働いています。そのため、普通の人よりは健康保険や診療報酬については多少理解しているつもりです。

今回のテーマである「医師確保できず全科休診」に対しても、保険制度が多くの影響を与えていることは事実です。診療報酬の引き下げと患者負担の増加による受診抑制により、多くの医療機関は収益が下がっています。それに加え、新たな臨床研修医制度の実施や医療訴訟の増加により、医師不足は顕著化してきています。医大の定員増などの方策が出ていますが、この問題の特効薬はなく、医療崩壊は既にかなりのレベルで進行していると思っています。

ただ、今回の病院の全科閉鎖は、他の方がいうように何か別の理由があるように思います。

いずれにせよ、昨年の病院の倒産が30件程度だったのが、今年は9月までの37病院と大きく増え、自治体病院の3/4は赤字だということです。
財政が厳しいことは十分理解できますが、閉鎖する病院が増えて、国民の健康は守れるのでしょうか。国は日本の医療をどうしたいのかが見えてきません。(社会保障費を抑制するということだけははっきり見えていますが・・)

>No.54 事務方の星さま

このエントリが保険制度にズレてきた責任の大部は私にあります。その点はお詫びします。

東十条病院の全科休診は、単純に医師の派遣が内入られた云々という単純な動機ではなく、もっと別に隠された理由もあるに違いないと私も思います。そうした関心を持ちつつこのエントリをROMしていたところ、健康保険料に関する投稿に反射的に飛びついて流れの向きを変えてしまったことは責任を感じています。

上記No.53のコメントは、このエントリでの健康保険問題を自分なりに総括するつもりで投稿しておりますので、これを区切りとして皆様どうか元の東十条病院の話題に戻ってください。

>No.55 法務業の末席 さん

いえいえ、保険制度にズレることは本質的にテーマとズレていると思ってなく、それはそれで有意義な話題だと思っていました。ですから、お詫び頂く必要はありません。

ただ、私も入り込みすぎてしまうところがあるので、この辺で止めておいたほうがいいかなと思った次第です。

一時期の医療崩壊のテーマの全盛から、今は光母子事件、弁護士の責務、世間とはなどのテーマが多くなったので、個人的には久々に医療のテーマで多くの方々の意見が聞ければなと思います。

>No.56 事務方の星さま

了解です。
私も仕事でこれから外出しますので、しばらくこのエントリから離れようと思います。

医療に関心のあるもっと大勢の方々が参加してくれることを、私も期待します。

これまでの流れとは、少し異なる質問を、お許し下さい。

医療従事者の方にお尋ねするのがよいのか、法律実務家の方にお尋ねするのがよいのかよくわからないのですが、こうした病院閉鎖や病院倒産の場合に、カルテの行方はどうなるのですか?

医師法24条2項において、カルテの保存義務が定められていますが、病院閉鎖や病院倒産の場合には、保存義務主体が消滅してしまうのですよね?
(閉鎖の場合は、保存義務は残るのかもしれませんが。)

病院閉鎖や病院倒産を知ったら直ちにカルテの返還請求(開示請求?)をしておかないと、証拠の散逸について患者の自己責任が問われる、なんて事態になるのかと思うと、言葉もないです。

青空さんへの答えになっているかわかりませんが。。。

廃墟探検の本なんかでは、廃業した病院の廃屋の中でカルテが
腐るままに放置されていると書いてあるものもありますね。

都内の某大学病院が閉鎖されたときは、カルテは倉庫に保管され
ているが、探し出すのは難しいと言われ、コピーを拒否され
た経験があります。周囲の大学病院で迷惑した所は多いと思い
ます。

その後改善されたかもしれませんが、保管義務は果たしても、
そこから情報を取り出せるレベルまではとても期待できない
というのが現実だと思います。

No.59 けむし さん

ご返答、ありがとうございます。

>探し出すのは難しいと言われ、
>コピーを拒否された経験があります。

そんなことになるのですね。。。

医療崩壊というのは、患者にとって、治療を受けられなくなってしまうリスクだけではなくて、もっと悲惨なものなのかもしれないですね。

ここのサイトで、医療従事者の方や法律実務家の方が憂いておられることの深刻さを、現患者はともかくも、患者予備軍の方々がどれほど実感を持って受け止めておられるのだろうか、と、わたしはいつも不安に思っています。

実状をお教え下さって、ありがとうございました。

保険制度はエントリからずれているのでしょうか。
医師不足といわれますが、裏を返せば患者過多。
世の中には防ぎようのない病気もありますが、
日本の現状には多くの防ぐことができた疾病があります。
なにしろ、あまりにも健康に無頓着な人が多いもので。

だから、医師を増やすだけでなく、患者を減らす。
つまり、国民を健康にすることも大切ということ。
そのためには動機付けが必要なので、
どうしても保険の話は必要ですね。

トピずれだと思うのですが、もう少しだけ続けてみます。
(ごめんなさい)

--- 以下、引用 ---
 さて困ったことに、命を助けるというエートス、患者にとって最善のことをするという倫理観 − 医者がほかの人より特に気高いなんてことはないんだけど、それでもね − は、人によってぜんぜんちがう水準の医療を提供すると宣言するようなシステムとはなかなか相容れないんだ。

 もちろん、大金持ちがぼくたちには手の届かない治療法を金で買えるのは事実なんだけれど、でもそれは、2000ドルの保険に入っている人は有無をいわさず見殺しにするけど、5000ドル払った人はそのまま、なんてシステムを考えるのとは話が別。金で命が買えるってことをはっきり見せつけるようなシステムなんて、ぼくたちとしては口にするのもちょっとためらっちゃう感じだよね。

 でもこの臆病さのおかげで、健康保険はみんな同じ方向におしやられることになる。で、この方向ってのはつまり、どんな高い医療技術でも、何かいいことあるかもしれないから、とりあえずやってみようってこと。弁護士どもの強欲さと、医者の倫理の板挟みになって、医療市場は自分のコストをおさえられなくなっちゃってるんだ。

ポール・クルーグマン 著, 山形浩生 訳, 「クルーグマン教授の経済入門」, 日経ビジネス人文庫
--- 引用おわり ---

引用はアメリカ医療の話ですので、悪しからず。

まあ、誰かを”見殺し”にすることを決定できるとすれば、それは政府しかないでしょう。しかし、”見殺し”にする場合、矢面に立つのは、医療関係者となります。政府が、”見殺し”を公言するとは思えませんから、結局、医療関係者の責任ということになり。。。

昨日か一昨日にテレビで放送されてました。

この病院11月で終わったみたいですね。
従業員も解雇で「次の職はまだ決まってません」みたいな
インタビュー受けてました。

○○大学(大学名忘れてしまった)から派遣されていて、
その病院の理事長(院長?)が今まで、○○大学出身の人
だったのが、現在は○○大学出身の人じゃなくなったから、
医師が派遣されなくなった。

って感じのことアナウンサーは言ってました。
本当かどうかわかりませんけど。

今回の件に関して、やや詳しい内容が雑誌に載っておりました。100%信用できるわけではありませんが、ご参考にどうぞ。
週刊 東洋経済2007/11/3号(東洋経済新報社)
P.50−52
にあります。
既出でしたらすみません。

P R

ブログタイムズ