エントリ

 「医療事故の捜査謙抑的な対応を」…保岡法相(2008年8月30日 読売新聞)

 「不控訴を発表(追記あり)」の続編です。

 保岡法相は29日、大野病院事件で検察当局が控訴を断念したことを受けて記者会見し、「医療事故の真相究明については、第三者機関が専門的な判断を下すようにし、刑事訴追は謙抑的に対応するべきだ。私のこの考えなどもあり、検察や警察では謙抑的な対応が事実上始まると思う」と述べた。

 個別の事件に絡み、法相が捜査の抑制に言及するのは異例。

 例によって、記者の要約の正確性が問題にはなりますが、一応このまんまということでコメントします。

 「刑事訴追は謙抑的に対応するべきだ。」という発言は、福島地検の起訴時点における過失判断を正当と認めたものではなく、明らかに、医療行為の実情や医療行為が本来的に有する危険性、不確実性を認めて過失犯としての処罰に慎重な姿勢を示した今回の福島地裁の判決を尊重したものと読めます。

 起訴時点の検察の主張を前提にして無罪判決の原因を考えれば、それは証拠不十分(考え方としては間違っていなかったが捜査が十分でなかった)ということになるわけですが、考え方が間違っていなかったという認識に立つならば、「刑事訴追は謙抑的に対応するべきだ。」という発言にはならないはずだからです。

 起訴時点の判断に間違いはないということは、処罰すべきものを起訴したということになるのであり、その判断が正しいと考える限り、検察の論理としては、どれだけ医療側が批判しようと、起訴すべきものは起訴すべきであって今後も同種事件が発生すれば、今度はもっと捜査を徹底して起訴するぞ、謙抑性なんてとんでもない、ということになるはずです。
 ただし、念を押しますが、この論理は、起訴時点での判断が正しいということを前提とする論理です。

 しかし、起訴時点の判断が正しくないという前提に立てば、検察は当然別の結論に至ることになります。
 すなわち、

 起訴時点における福島地検の過失判断は正しくなかった。今回の福島地裁の判決の考えたかのほうが適切だ。

 と、検察上層部が考えれば、

 今後は福島地裁の考え方を尊重することにしよう。
 医療行為に対する刑事訴追は謙抑的に対応するべきだ。
 
 ということになるわけです。

 保岡法相は、

 私のこの考えなどもあり、検察や警察では謙抑的な対応が事実上始まると思う。

 と述べたようですが、この記事が正確ならば、政治家としての発言が混じっています。
 「私のこの考えなどもあり、」というと、保岡法相の考え方が検察・警察の判断に影響した、つまり検察・検察は保岡法相の意向を尊重した、というふうに読めますが、医療事故に対する謙抑姿勢というのは、ずっと前から検察上層部で検討されています。
 大野病院事件が起訴されたの2006年3月ですが、同年6月に 医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か が出版されると、著者の小松秀樹氏に対して検察幹部から接触があったという情報もあります。
 なお、起訴当時の福島地検は、本件を起訴することを上級庁(仙台高検)に事前連絡をしていなかったという未確認情報もあり、検察上層部としては、起訴の後に報道等によって本件を知ったことが強く推認されます。
 最近の報道の中には、初めて本件の起訴を知った検察幹部のつぶやきもありました。
 舌打ちが聞こえてくるようなつぶやきだったと記憶しています。

 要するに、検察上層部としては、本件の起訴直後から福島地検の起訴に対して批判的な観点から検討していたと認められるわけです(※)。

 ちなみに、警察上層部としてもそのような検察上層部の考え方を、どの時点かはともかく、判決以前に把握していたことが想像されます。
 「警察庁長官のコメント(大野病院事件)」において、

 警察庁長官が、確定前の判決に踏み込んで言及するのは異例。

 このあたりも、深読みすると意味深だったりしまして。

 と書きましたが、これはそういう意味でした。
 判決確定前に警察庁長官が「医療行為への捜査については判決を踏まえ、慎重かつ適切に対応していく必要がある」などと言ったにもかかわらず、検察が控訴したりすれば、警察庁長官か検事総長のどちらかのメンツがつぶれる心配がありますが、警察庁長官としては、そんなこと(検察官控訴)にはならないだろうという確信があったことが想像されるわけです。

 つまり、保岡法相のコメントは、検察上層部がこれまで検討してきた結果のアナウンスと読むことが可能です。
 そんなまわりくどことしないで、検事総長が記者会見すればいいじゃないか、というご意見もあろうかと思いますが、検察は、準司法的機関という位置付けであり、個別事件に対する意見を超える発言をするべきでないという基本的な立場がありますし、個別事件についても裁判外で詳細な意見を述べることを控える傾向があります。
 私が、「不控訴を発表(追記あり)」で「ただし、反省してるとしてもあんまり踏み込んだコメントは期待できませんけどね。」と書いたのはそういう意味です。

 しかし、法務大臣が、特定の事件についての裁判所の判断を批判するような発言をすることは三権分立の観点から批判を受けると思いますが、特定事件における裁判所の判断を尊重して、今後の刑事政策の一分野としての医療事故に対する過失犯の適用のあり方について言及するのは、少なくとも検事総長の同様の発言をするよりははるかに許容範囲が広いと考えられます。
 
 つまり、保岡法相は、検事総長の代わりに広報担当の役割を果たしたようなものだと見ることができます。
 その意味では、「私のこの考えなどもあり、」という部分も保岡法相に花を持たせてあげるという意味で、ま、いいんじゃないかな、と思っています。

(※)なお、起訴直後から検察上層部が福島地検の起訴に批判的であったのなら、すぐに福島地検に公訴の取消とかをさせれたよかったんじゃないかというご意見もあると思いますが、一旦起訴した以上は、言うべきことを言って(例えそれが結果的に間違っているかも知れないとしても、そうならば膿は膿として出し切って)裁判所の判断を仰いで、裁判所の判決という権威をもって今後に対処したほうがいいという考え方もありますし、起訴が間違っていたなら判決で無罪と宣告してもらう(白は白と裁判所に明言してもらう)のが被告人(加藤医師の名誉)にとって最も有利になるというのが法律家の多数説だと思いますので、公訴取消などせずに検察として最大限の主張をした上で判決を受けたということは、検察上層部が本件起訴に批判的であったということとなんら矛盾しません。

 ところで、今回の判決に対する反応として、医療側から次のようなコメントが寄せられたことにはうれしい思いをしておりますので、ここで紹介します。
 元外科医 さんのコメント

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コメント(104)

もうリンク切れですが、tbsでは以下の記事が載っていました。

元外科医先生がかかれたように、我々の主戦場は、どのような第3者機関を作るかということになってきているように思います。


http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3935758.html

法相、医療事故捜査は抑制的対応を

 福島県立大野病院で帝王切開手術を受けた女性が死亡し、産婦人科の医師が業務上過失致死などの罪に問われた裁判について、検察当局の控訴断念を受け、保岡法務大臣は記者会見で、「刑事司法は医療事故について抑制的に対応すべきだ」との考えを示しました。

 保岡大臣は、大野病院の加藤克彦医師の無罪判決について福島地検が控訴を断念したことを受け、29日午後、臨時の記者会見を開き、「個別事件について所感を述べることは差し控える」とした上で、次のように述べました。

 「(医療事故については)国民を代表する方々で構成された第三者委員会が判断し、訴追については、その意見を尊重し謙抑的(抑制的)に判断する仕組みが必要と考えています」(保岡興治 法相)

 医療事故に関する調査機関設置については、厚生労働省が9月からの臨時国会への法案提出を検討しています。

 保岡大臣は、「医療の萎縮を防ぐために事故についての判断は第三者機関に委ね、刑事司法は抑制的に対応すべき」との考えを示したものです。(29日18:34)

 モトケンさん。わざわざ小生の意見をご紹介頂き恐縮です。今回、政府高官が重大犯罪でもない刑事事件に関して、2人もコメントを出すというのは異例のことと受け止めました。世の中の流れと、医療危機の世の中とをあれこれ考え、推理を巡らせて大臣のコメントの奥に込めた深い意味を考えてみただけです。
 政界はともかく、検察の内部事情には小生全く無知なものですから門外漢の勝手な推理ととられても全く構わないのですが、ある程度は当たっていたようですね。
(^^)
 今後は、国会という政治の舞台に移るので、公開の場所での議論もまた盛んになるでしょう。専門家以外の一般の方にも知恵を出して頂き、医療の質を担保する組織作りをやっていきたいものです。

 その意味では、「私のこの考えなどもあり、」という部分も保岡法相に花を持たせてあげるという意味で、ま、いいんじゃないかな、と思っています。

選挙も近いようですからね・・・なんて(笑)
まあソレはともかくとして、やはりこういうステートメントは官僚機構から出てくるよりも、政治家から出てくるほうが、私としては据わりがいいように感じます。「大臣」を純然と政治家に位置づけられるかといえば、それはまた多少微妙ではありますが。

>>No.3 惰眠 さん
>選挙も近いようですからね

同じ理由から私は逆に大臣のコメントよりも官僚機構の上部から出てくるステートメントのほうを重視してます。日本の大臣は企業で言うと従業員の実績や能力に関係ないところで社長が交代する同族会社の社長みたいなものかと(笑)。

救命が難しい症例に対してなされた正当な医療。
この医療を行った主治医の逮捕、起訴。
正当な医療を犯罪と思い込み、多くの専門医の意見や学会の声明に耳を貸さず、禁固を求刑した検察。
当然の無罪判決。

それでも逮捕起訴は間違っていなかったという地検検事。
医師として働き盛りの2年半を奪われた被告医師への謝罪の言葉もない。

彼らの言動をなんと表現すべきか。
不遜。無反省。恥知らず。
検察は、腐りきっていると思う。
自浄作用など期待は出来まい。

大臣が何を言おうが、法的拘束力は何もない。
検察は大臣コメントを聞いて抱腹しているのではないだろうか。
警察署が医師を逮捕したことで受けた表彰は取り消されていない。
白を黒といい続けた検察は懲戒処分も受けていない。

重症患者さんが亡くなったとき、主治医が逮捕される可能性は残されたままである。
今日もどこかで何の過失もない医師が不当逮捕されるかもしれない。


呼吸不全、心不全、ショック、意識障害、吐血、等々。
自然経過が数時間以内の死亡であるような患者さんの命を助けてきた。一方で何人もの患者さんを助けられずに看取らせていただいた。

医師として、今後とも患者さんがたの健康に奉仕し、命を助け続けるためには、不当逮捕、不当起訴から遠ざかることが大切だ。

どのような医療行為が検察に犯罪と思われるかわからない現時点では、看取る機会をなるべく少なくすることが肝要である。
そのためには、助けられない可能性が高い患者さんは、診療を断るべきなのだろう。
そうすることで看取る命は大幅に減る。逮捕の可能性を減らす効果がある。それでもゼロにはならないが。
一定期間内に助ける命も多少減るかもしれないが、逮捕されないことにより逮捕された場合に比べ働ける期間が年単位で長くなるので、トータルの救命数は格段に多くなる。


そういえば、警察か検察か忘れたが「一か八かでやってもらっては困る」という名言があった。
医師にとっては、警察検察が医療の現場をどう眺めているかを知る言葉として心に留めるべき一言である。


『大臣が何を言おうが、法的拘束力は何もない。』
逮捕されずに医師として患者さん達の健康と命に貢献し続けるため
この認識はゆるがせに出来ない。
『それでも逮捕起訴は間違っていなかった』という地検の言葉も忘れてはならない。

>内科の医者さん
同調する部分もありますが、誤解が多くありそうなので。

今回の地裁判決に至るまでの経過などに負の感情があっても、それを感情的にぶつけるだけでは問題は解決(の方向に向かいすら)しません。

ここ(モトケンさんのブログ)は内科の医者さんの持っている誤解についても今まで多く話し合われてきた場です。法律家の方や医療者の方が多く参加して、お互いの溝を埋めよう、近寄ろうとしてきました。
特に、法律家の観点ではこう感じる、などの医療者側からの違いは、大きいものがありますが、それを知ることが必要です。
法律用語の理解や、相手の立場ではこういうことになるのもおかしくない等、分かる部分も無数にあります。
医療に関する認識も、医療関係者以外の方と医療関係者では違いますし、医療者としてはそれを知る必要があると思います。

できれば過去ログを読むことを推奨しますし、過去ログを読むのは難しい(時間が無い等でも)としても、感情の発露ではなく「今後の発展や問題解決のためにはこうしたら良い」等の意見を書いて頂ければと思います。

気持ち、よく分かります。言われてることにもほぼ同意ですが

『大臣が何を言おうが、法的拘束力は何もない。』
というのは、ちょっとどうでしょう。正確には法的には拘束されないというのはその通りですが、警察庁長官や法務大臣の公の言葉を無視して、官僚の中の官僚である警察、検察が、今後医療事故などの微妙な案件で刑事立件に出てくるとは考えにくいです。ことばの端々からは事故調(安全調)を早く作ってそっちでやってくれ、というようにも読めます。
 彼らは間違っていても、まず認めません。今までの冤罪事件だって真犯人が出て冤罪が証明されても、「当時の捜査、起訴は適正に行われた。」と普通はいいます。 基本的に検察の無謬性は守り通すのだと思います。ですからあの法務大臣の言葉は法務省としては「参った」というサインだと捉えて良いと思うのです。水に落ちた犬を叩くのはやめて、新しい戦場で論戦をした方が建設的でしょう。抱腹感情は、ご遺族だけでなく、医療界でも余り役にたたないんじゃないでしょうか。

×抱腹感情
○報復感情です

変な変換するから間違ったじゃないですか

>それを感情的にぶつけるだけでは問題は解決(の方向に向かいすら)しません。

このひとつの書き込みでこのブログが終わってしまうなら、感情をぶつけるだけに見えるかもしれませんが、ブログにはやり取りがあります。

無罪判決の後の、警察、検察の態度を医師がどう見たかという情報は、法曹関係者が多いこのブログの参加者に参考になるだろうと考えて書いたものです。

特に、法曹関係者には耳に痛い言葉が多いので反発があることは十分に予想していますが、本音をぶつけ合わないと見えない事実もあるとの思いからあえて警察検察の無反省ぶりに激しい非難をしました。

反省をしているんだぞとか正しいことをしてなんで反省の必要があるんだなどの意見が、詳細な理由とともに投稿されるのを楽しみにしています。


>法律家の方や医療者の方が多く参加して、お互いの溝を埋めよう、近寄ろうとしてきました。

とても良いことだと思います。
検察を非難する意見に対して、意見でなく発言者の人格を攻撃するような投稿が多いように見えるのが気になるのですが、先に述べたようにブログの成り立ちから当然のこと。
人格を攻撃せず、意見を戦わせて、医者の立場から司法を理解したいと思います。


>医療に関する認識も、医療関係者以外の方と医療関係者では違いますし、医療者としてはそれを知る必要があると思います。

その通りですね。
なぜ、加藤医師は逮捕起訴されたのか。また判決後も今回の逮捕、起訴、禁固刑の求刑を検察が何故正しいと主張するのか。検察の理論を知ることはわれわれが重症患者さんを診療しつつ、逮捕されない方法を知る上で重要だと思います。


>感情の発露ではなく「今後の発展や問題解決のためにはこうしたら良い」等の意見を書いて頂ければと思います。

解決策などなかなか言い出せません。
医療に関連した事象について医師個人を刑事民事を問わず裁判にかけないのがよいだろうとは思っています。
検事や判事は法廷での仕事に関して罪を問われないようですので、医療関係者についても実現可能だと思っていますが、それを実現するためには、平均的な医師の目から見ても責任を問うべきと思われる事象についてどう扱うかなど、クリアーしなければならない問題が多いとおもいます。
解決策どころかちょっとした書き込みにも見下したような口調のレスがつきますから不用意にこんなことを提案したらそれこそ袋叩きに遭うことでしょう。

そこでまず、この事件をどう眺め、医師として日常臨床をどう行っていこうと考えているかの意見表明をしました。

先にも述べたので、繰り返しになりますが、感情の発露をしているつもりはありません。もちろん、言葉には感情が乗りますが、検察の馬鹿ヤローッて言って終わりにしようなどとは思っておらず、医者の意見を不安や怒りといった感情も含めて知らせることに意義があると考えたのです。

覆水盆に返らず。

溝は埋まらないよ。

(さらみさん、アク禁にしてほしいの?)

 あなたはモトケン先生の次のコメント読みましたか? 私もあなたのコメントが「このブログでは不快だ」と思います。他人のブログで子供じみた不安や怒りの感情を爆発させるのは失礼だし、第一売り言葉に買い言葉を呼んで非生産的で議論する態度じゃないでしょう。どうしてもやりたいなら自分のブログでやってみてはいかがなかな。
http://www.yabelab.net/blog/medical/2008/08/28-103238.php#comment-180242

 繰り返しになりますが
 あなたは、私だけでなく医療側の意見も聞く気がないのですか?

>ブログにはやり取りがあります。

 そうブログにはやり取りがあります。
 このブログでも膨大なやり取りがあるのです。
 だから 桜井純一郎さんは「できれば過去ログを読むことを推奨します」と言っているのです。

>法曹関係者が多いこのブログの参加者に参考になるだろうと考えて書いたものです。

 はい、もう十二分に参考になっています。
 これまで何人もの医師の方から何度も何度も(以下、数十回略)拝聴しております。

>あえて警察検察の無反省ぶりに激しい非難をしました。
 
 やっぱりあなたは私のこのエントリを読んでいないか、読んでも理解できないかのどちらかですね。
 あなたの考える行動原理だけが全てではありません。
 ここでは、医療側と司法側の行動原理のぶつかり合いを延々としているのです。

>反省をしているんだぞとか正しいことをしてなんで反省の必要があるんだなどの意見が、詳細な理由とともに投稿されるのを楽しみにしています。

 すでにそんなレベルの話ではありません。

>検察を非難する意見に対して、意見でなく発言者の人格を攻撃するような投稿が多いように見えるのが気になるのですが、

 具体例を指摘してください。

>先に述べたようにブログの成り立ちから当然のこと。

 どこが当然なんですか?
 これは私に対する侮辱ですよ。

>なぜ、加藤医師は逮捕起訴されたのか。また判決後も今回の逮捕、起訴、禁固刑の求刑を検察が何故正しいと主張するのか。検察の理論を知ることはわれわれが重症患者さんを診療しつつ、逮捕されない方法を知る上で重要だと思います。

 検察の論理を知りたいと思ったら、まず私や他の司法側の意見に耳を傾ける必要があるでしょう。
 既に、かなり突っ込んだ議論がなされてます。

 まずあなたがすべきことは、自分が何周も周回遅れであるということを自覚することです。
 あなたは、自分のこれまでの、つまりこのブログを読むまでの警察・検察に対する固定観念を前提にして発言しているんじゃありませんか?
 このブログで検察や司法に対する見方を変えた医師の方が何人もおられるようです。

 私からもお願いしますが、まず過去ログを読んで欲しいです。
 そうすれば

>解決策どころかちょっとした書き込みにも見下したような口調のレスがつきますから不用意にこんなことを提案したらそれこそ袋叩きに遭うことでしょう。

 こんな心配は無用であることがわかるはずです。

 発言が(医療側からも)批判されるのは、警察や検察を批判するからではなく、建設的な議論をしないからです。

 さて、内科の医者さんについては、しばらく医療側のみなさんにお任せします。
 内科の医者さんは、かなり多くの医師の気持ちを代弁なさっているのだろうと思います。
 従って、このブログの医療側の常連の皆さんとしても、気持ち的に共感なさっているだろうことはわかっていますが、今回の判決とこのエントリを受けて、医療側の常連の皆さんとして、内科の医者さんに助言なり意見なりをしてあげたらいかがでしょう。
 私の言葉は伝わらないようですので。

 今までに、こういう状況は何度もありましたね。


 しかし、、、
 このエントリは、総括としてかなり力を入れて書いたんですけど、やっぱり分かりにくいですかね。。。

>気持ち、よく分かります。言われてることにもほぼ同意ですが

このブログで、たぶん初めての賛同を頂きました。ありがとうございます。

>『大臣が何を言おうが、法的拘束力は何もない。』
というのは、ちょっとどうでしょう。正確には法的には拘束されないというのはその通りですが、警察庁長官や法務大臣の公の言葉を無視して、官僚の中の官僚である警察、検察が、今後医療事故などの微妙な案件で刑事立件に出てくるとは考えにくいです。

今後の医療に関連する事象の捜査について、「慎重かつ適切に行う」というようなコメントが出ておりましたが、加藤医師の逮捕、起訴、求刑に関して、加藤医師に謝罪するとか、「慎重さを書いてしまった」とか「必ずしも適切でなかった点がある」などのコメントがあればまだしも、逮捕起訴に間違いはなかったと言い放っています。

つまりは、今回の逮捕、起訴も慎重かつ適切であったと聞き取れます。
現在の医療界の空気は、このような逮捕はもうなかろうという安堵もあるかもしれませんが、しばらくたって紙に残った記録だけを冷静に見れば、検察はこれからも医師の業過致死について逮捕起訴する可能性を捨てていないことがはっきりするでしょう。

今回の件で、もしかすると検察の中には医師に恥をかかされたと感じ、今度こそは有罪を勝ち取って見せると意気込んでいる人がいるかもしれないと思っています。

やはり法律によりはっきりしないと、今回のような不幸が繰り返される可能性が少なくないと考えます。


>彼らは間違っていても、まず認めません。

過誤もないのに、土下座させられた医師とは大違いです。


>ですからあの法務大臣の言葉は法務省としては「参った」というサインだと捉えて良いと思うのです。

そうだとありがたいです。関係者の左遷でもあればそういうサインだということがはっきりするのですが、今のところありませんね。
警察署の表彰も取り消されていませんし。
検察が大臣のサインを敏感に読み取ってくれることを期待します。


>水に落ちた犬を叩くのはやめて、新しい戦場で論戦をした方が建設的でしょう。

この辺でしょうかね。私が安心していないのは。今の検察が水に落ちた犬なのでしょうか?ゴングに救われたボクサーで、次のラウンドには猛然と殴りかかってくるんじゃないかと思います。(法廷に関して攻撃権は検事のみにありますのであまりうまい例えじゃありませんね。)

>新しい戦場で論戦をした方が建設的でしょう。

おっしゃるとおりだと思います。
私は私達が行う医療がどの範囲で逮捕起訴される可能性がないのか、誰がそれを判断するかなども含めてはっきりさせたいと思っています。


>報復感情は、ご遺族だけでなく、医療界でも余り役にたたないんじゃないでしょうか。

警察や検察に重大な過失や人権侵害などがあったとすれば、反省し被害者に償いをしてほしいとは思っていますが、これは報復感情というのとは違うと思います。

>やっぱりあなたは私のこのエントリを読んでいないか、読んでも理解できないかのどちらかですね。

読んで、理解して、賛成できないのです。

内科の医者さん

検察や警察に謝罪要求できるのは加藤医師だけですよ。

あなたは今回の判決要旨を読みましたよね。判決を実効性あるものにしていくために、今度は第三次機関設立の問題が待ってます。ともに要求すべきことを戦いとっていきましょう。
少なくとも敵(とりあえずの表現です)に勝つためには敵を十分に研究することが必要です。怒りをぶつけるのはその後でもよろしいんじゃないでしょうか。とりあえずあなたのやり方は、少なくともこの場ではあまり賢明でないと考えます。

>今回の件で、もしかすると検察の中には医師に恥をかかされたと感じ、今度こそは有罪を勝ち取って見せると意気込んでいる人がいるかもしれないと思っています。

 その根拠やソースありますか?
 根拠やソースもないなら、問診もしないで処方箋書くみたいですな。このブログは医師のみならず、ナス・コメも、法曹関係者も、患者も読んでいるのですわ。
 あなたの根拠レスな単なる主観じゃないですか? P科なら、無罪が出たから報復してやると息巻いている人なら考えそうな「投射」心理と診断できますけど。

控訴断念により、加藤先生の無罪が確定して本当に良かったと思います。

大野病院事件が起訴されたの2006年3月ですが、同年6月に 医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か が出版されると、著者の小松秀樹氏に対して検察幹部から接触があったという情報もあります。

この一週間で、上記の本を読むことができました。
ちょっと難しかったのですが、このブログで意見を述べておられる医師の皆さんの考えを理解する上で非常に役立ちました。
私のような非医療者の方にも、ぜひ一読をお奨めしたいです。

そもそも本件は、どうして逮捕されなければいけなかったのか?という気持ちがあります。
この大臣発言などで、逮捕はしない、今後不起訴、もしくは起訴猶予が主流になると思いますが、
マスコミが大騒ぎした場合、今後も逮捕のケースがあるのではないか?
不起訴でも、検察審査会で起訴されるケースが出るのではないか?
そういった懸念が残ります。
いずれにしても、今後も医療の不確実性の理解が、国民に必須であると感じました。

>やっぱりあなたは私のこのエントリを読んでいないか、読んでも理解できないかのどちらかですね。

読んで、理解して、賛成できないのです。

弁護士の立場から2点ほど

1 人の社会がある以上、権力は不可欠です。しかし、同時に権力は猛獣です。今の日本の社会は、少数の例を除けば、正しい行為をしていたことを理由に逮捕・勾留・起訴されることはありませんが、正しい行為をしていても、逮捕・勾留・起訴されることはあります。むろん、いままでの歴史で、その危険性を減らそうとはされてきていますが、少なくとも現時点では、その危険性をなくすことはできません。これは、人の死が避けられないのと同様、人間の社会ではやむをえないのかもしれません。
なお、念のため、分類で言えば、権力としての司法は、裁判所のみで、検察・警察は行政です。

2 加藤先生の逮捕については、弁護士からすれば、不必要・不当と考える人が多いと思います。
 しかし、現時点での警察・検察の運用からすれば、加藤先生よりも遙かに逮捕の必要性が低い方についても、逮捕・勾留しているのが現状と思います。したがって、検察からすると反省という話にはならないのではないかと思います。
 この問題は、医師に特有の問題ではなく、逮捕・勾留の一般論の問題だと思います。この運用を変えるため、弁護士会は、昔から運動をしてきましたが、医師も含め、一般の方するとあまり関心が持たれないというのが実情ではなかったかと思います。


人質司法
http://search.nichibenren.or.jp/namazu.cgi?query=%90l%8E%BF%8Ei%96@&whence=0&max=20&result=normal&sort=score

憤懣やるかたないのは判りますが、まあ落ち着きましょうや。
私も新参者ですが、ここはそういうとこじゃなさそうですよ。
何かCPCに飛び込んできて「ふざけんなー 何が誤診だー すました顔して仲良く話あってるんじゃねえー 人が一人死んでんねんでー」と叫んでいる遺族みたいですよ。

遺族の言うことは正論ですがCPCの場も必要でしょ。


とはいうものの、
>加藤先生よりも遙かに逮捕の必要性が低い方についても、逮捕・勾留しているのが現状と思います。

と言われて「だからしょうがないじゃん(というご主旨じゃないのは重々承知してますが)」と言われたような気がしてムッキーとなるのも事実ですが。
はあぁぁ

 ああ、そうなんですよね。あの時期(奥さんが臨月近い)に警察が逮捕勾留したのは、それまでの任意捜査中に加藤医師が過失を認めなかったから、身柄を確保して捜査陣に有利な供述を引き出そうとした人質司法の手口そのものだと考えます。なぜならばそれまでの件の報告書や状況証拠では公判維持が困難だろうと警察でも思ったからではないのでしょうか。
 今後は医療事故の場合でも人質司法の手口を用いるのは困難になるでしょうけど。

皆様、はじめまして。
この医療問題は年単位でROMしておりました。
未来永劫、コメントをつけることはないであろうと思っておりましたが、最近のやりとりを拝見して、いくつかお話をさせていただければと思います。

>反省をしているんだぞとか正しいことをしてなんで反省の必要があるんだなどの意見が、詳細な理由とともに投稿されるのを楽しみにしています。(No.9 内科の医者様のコメントより)

私は充分に反省しているのではないかと推測します。
各方面、厳しい言い方になりますが、「当時の判断は適正だった」というのは、ある意味、無謬神話を堅持するための「決まり文句」だと考えられます。
事実としても、当時の逮捕状執行から起訴までのプロセスは「法的には適正」に行われたと認識できます。
この「決まり文句」さえスルーすれば、判決前後の動きとして、

1.警察庁長官公コメント
2.福島地裁無罪判決
3.福島地検控訴断念
4.法務大臣公コメント

というものが見えてきているので、少なくとも警察・検察はこの福島地裁の判決を受けて、医療事故の刑事立件、起訴については「方針を変えた」あるいは「方針を明確にした」と私は読み取ります。
また、こちらのブログで紹介されていた2006年の検事総長の訓示も、法務大臣のコメントが単なるおためごかしでないことを裏付けると思います。
この実際の動きを大野事件をきっかけとした「反省」と言わず、何と呼べばいいのでしょうか。
大企業のマスコミ対策でありがちな実のない薄っぺらい文言の「反省」より幾倍もの価値を私は感じますし、そんな文言の「反省」にも「法的拘束力」はありません。

確かに、まだ実際の「事故調」もありませんし、いわゆる医療事故対処の「標準化」は医療側・司法側ともに行われていません。
これを目標100%とするならば、せいぜい端緒についたばかり、10%ぐらいの変化なのかもしれません。
それをどう評価するかは各個人の問題ですが、司法側も変わろうとしていることを私は大きく評価したいと考えますし、この火を消すべきではないと考えます。

この「火」を消さない、あるいはもっと大きくするにはどうしていこうか、というのがここ最近のエントリの意味合いであり、医療側、司法側、私のような一般人、それぞれに課題があるのだろうと思います。

一介のROM人が出しゃばってと思いましたが、つらつらと思うことを書きました。
長文失礼致しました。

(モトケン様)
だいぶ前からこちらは拝見しておりました。
出身が青森ということもあり、検事時代の昔話などは本当に面白かったです。
地裁判決確定を受けて、この問題も次のステップへ移行していくと思います。
色々ご心労もおありとは思いますが、ある意味身近で興味深い話題ですので、ぜひ続けていっていただければと思います。
では、またROMに戻ります。

あなたの投稿のようなものを後ろ向きと言うんじゃないでしょうか。レスすると私のほうがブログ主さんにしかられそうですが、放置すると一人歩きしそうな非難なのでレスしておきます。


>その根拠やソースありますか?

8月21日産経新聞。
『公然と捜査を批判する医療界に対して、敵意をむき出しにする検察官も少なくない。』
『「文科系と理科系のエリートたちの互いへの不信感が全面対決したという構図だな」。今回の事件を俯瞰して、ある裁判所の幹部が漏らした。』
検察が医者に対して特別な目を向けていると考えるのに十分な根拠です。
また逆恨みをする人間がいるというのは、一般的な事実です。
さらに検察は今回の無罪判決を妥当な判決と考えていないという事実があります。
これらを考え合わせれば、私の意見は合理的な推察の結果であることがわかると思います。それとも、そのようなことは絶対にないという根拠をお持ちならお示しください。

>根拠やソースもないなら、問診もしないで処方箋書くみたいですな。

転ばぬ先の杖ですよ。起きるかもしれないことをいろいろ予想して準備することは医療にとっても大切ですよね。
第一、癒着胎盤の患者さんを救命できなかったことで医師が逮捕起訴されるなどだれも想像しなかったでしょう。それともあなたは予想していたのですか。加藤医師自身も予想していなかったはずです。現実には予想外のことが起きるのです。それとも今後、患者さんが亡くなっても医師が逮捕されることはないという根拠をお持ちですか。

私が瀕死の患者さんを診療し、治療の甲斐なく亡くなったとき、医者に殺されたと警察に駆け込んだ患者家族の訴えを信用し、私が逮捕される可能性はゼロでしょうか。

あなたは別のところで子供じみた不安とも書いていますが、
日常的に瀕死の患者さんの診療をしているからこそ感じる、具体的な不安です。

私の不安が杞憂だとする明確な根拠があればお示しください。
示していただけたら、心から感謝します。
明日から救急車を一台も断らずにすむかもしれません。
一人でも多くの命を死の淵から救い上げたい思っています。

正当な医療行為の末の患者死亡により逮捕される可能性があるという不安が、患者さんから医療を受けるチャンスを奪っているのです。

だから私は、患者さん達のためにも医師は医療行為に関して刑事、民事を問わず、被告にならない権利を有するべきだと考えているのです。

僕も医師ですが、先生の言っていることにある程度共感のしない医師は少ないと思いますが、そんなこと言ってもしょうがないんじゃない、という感想です。
過去ログ読んでと言っても、ちょっと無理だなとは思うんです。2年以上も医療問題について語り合っています。そういう感情的なお話はもう何回も出ては消えています。忙しくて1日読まないだけで議論は進みますしね。
その上でですが、先生のお話は、医者は金持ちだとか、医療界は白い巨塔だとかいうステレオタイプの議論を検察側にぶつけているだけのような気がします。感情論としてはわかりますが。
ハスカップさんへの変換ミスに対する怒りなんか、先入観ありすぎじゃないかと思えます。
感情論をぶつけてもしょうがないんじゃないでしょうか。

議論をふっかけても、司法が医療にどう動くかは結局時間が教えてくれるのを待つしかないとは僕も思っていますが。
多分しばらくは謙抑的になるだろうとは僕自身は思っています。
検察にとっても強烈な失敗体験でしょうから。

京都である医師がやはりおかしな理由で逮捕抑留されました。
その後、しばらくは謙抑的になったと聞いています。

>検察や警察に謝罪要求できるのは加藤医師だけですよ。

あなたは今回の判決要旨を読みましたよね。判決を実効性あるものにしていくために、今度は第三次機関設立の問題が待ってます。ともに要求すべきことを戦いとっていきましょう。

そうですね。安心して患者さんがたの健康と命に貢献出来る日が一日も早く実現することを願っています。

>少なくとも敵(とりあえずの表現です)に勝つためには敵を十分に研究することが必要です。怒りをぶつけるのはその後でもよろしいんじゃないでしょうか。とりあえずあなたのやり方は、少なくともこの場ではあまり賢明でないと考えます。

おっしゃるとおりだと思います。
振舞い方を考え直してみます。

 ソースや根拠があることは了解しました。その限りで前言を撤回します。
 ですが感情のぶつけあいは非生産的で、何も無責任なマスコミの煽りのような記事に感情的に反応することはないでしょう。売り言葉から買い言葉から何も生まれず、憎しみの大地に怨念という菌を繁殖させるだけかと思うけど。他の医師たちは、長官クラスの発言から真意を読み取る大人の分析を冷静にされているのを参考にされることを勧めます。

>だから私は、患者さん達のためにも医師は医療行為に関して刑事、民事を問わず、被告にならない権利を有するべきだと考えているのです。

 これも3周くらい周回遅れの議論なんで、ぜひこのブログの過去ログを読むように勧めます。刑事免責や民事免責の議論は多角的に重ねれています。民事刑事の「被告」から医師だけ免れる特権は、確か日本国憲法上、天皇だけ(皇族は含まないとする)の象徴特権で、それを医師に寄こせなんてしたら、医師全体が世論の猛反発を喰らう危険性を考えたことあるかな?
 刑事免責や民事免責をキーワードにして、このブログを検索することを是非お勧めする。

>具体例を指摘してください。

私の投稿に対するハスカップさんの一番初めの投稿をご覧下さい。
彼からはすでに謝罪を受けていますので、あなたからの質問がなければ蒸し返さないつもりだったのですが、残念です。

>繰り返しになりますが
 あなたは、私だけでなく医療側の意見も聞く気がないのですか?

私の意見に、このブログ内においてもいくつかの賛成が得られています。
聞く気がないなどは誤解です。
私は私への意見に丁寧にレスをつけているつもりです。
私の意見に反対する意見に対して賛成しないといけないわけじゃありませんよね。

>どこが当然なんですか?
 これは私に対する侮辱ですよ。

体験に基づく意見ですが、侮辱と感じたら誤ります。
このブログを運営する努力には尊敬の念を抱いています。

ただし、意見に賛成かどうかは別です。

保岡法相の発言は、医療界、医師会への人気取り的な発言で、それを機に問題山積の事故調の法案化を進展させようと言う自民党と厚労省の思惑があると思います。事故調を立法化することにより厚労省の利権拡大(天下り先の増大、社保庁の受け皿)そして次の選挙へ追い風にしようと言うものです。

大野病院訴訟が無罪でも、医療崩壊の阻止にはならず(無罪は当然で、実際には何も変わらない)、例えば、もし仮に医療行為に刑事免責が導入されたといても、それは医療崩壊を解決する決定打になりえないと思うのです。
医療と司法が噛み合っていないことはこれまで幾度も議論されてきたことですが、医療崩壊の原因の中で医療訴訟はその一部でしかないと思うのです。敢えて言えば、医療費抑制政策がその根源の最大のものでしょうが、そのことには触れないのです。(その後ろには財界や財務省がいるから。)最近の桝添大臣ですら、発言のトーンが微妙に変わってきているように思います。

このブログには感謝しています。マスコミの湾曲報道から知らされない事実や法律、法曹の考え方が分かるからです。
むしろ今、必要なのはこの流れに押されて問題山積の事故調を安易に通さない、しっかりと吟味することでしょう。

>ハスカップさんの一番初めの投稿

 特定できてません。
 コメントへのリンクをはるか(コメント年月日欄にURLがあります)、なになにエントリのコメントNo.○○と書いてもらえると特定できます。
 このブログは議論を重視してますので、そのための機能がブログとしては充実してます。

 「多い」とおっしゃってますが一例だけですか?
 一例では多いと言えません。
 そしてハスカップさんが謝罪し、それをあなたが受け入れたのであれば、すでに一例にも当たらないのではないですか。
 あなたが指摘したから質問したのです。
 ハスカップさんが謝罪したということが、ハスカップさんのコメントが当然に人格攻撃であることを意味しません。
 人格攻撃か否かは、人格攻撃の定義によります。
 そして、この定義はかなり人それぞれです。
 ところで、ハスカップさんが謝罪したことをどのように受け止めてますか?
 ハスカップさんが自分の非を全面的に認めたという見方が全てというわけではありませんよ。


>読んで、理解して、賛成できないのです。

 私のどのような主張または意見に対して賛成できないのですか?


>私の意見に、このブログ内においてもいくつかの賛成が得られています。

 それは主としてあなたの医師としての思いに対する医師としての共感です。
 問題は、その上でどうするかです。


>聞く気がないなどは誤解です。
>私は私への意見に丁寧にレスをつけているつもりです。

 ちょっと失礼な言い方になりますが、日本語として通じていません。
 聞く気がないというのは、何を言おうとしているのか理解しようという姿勢がないという意味です。
 レスの有無とかレスが丁寧かどうかという問題ではありません。


>体験に基づく意見ですが、侮辱と感じたら誤ります。

 私がなぜ侮辱と感じたか理解できておられないようです。
 過去ログを読みもしないで、どういう体験に基づいて、私のブログについて

検察を非難する意見に対して、意見でなく発言者の人格を攻撃するような投稿が多いように見えるのが気になるのですが、先に述べたようにブログの成り立ちから当然のこと。

と言えるのですか?
 あなたは、私が元検察官だから検察官寄りの意見を言っているに違いないと思ってませんか?

 揚げ足取りみたいですみませんが

>大野病院訴訟が無罪でも、医療崩壊の阻止にはならず(無罪は当然で、実際には何も変わらない)

 じゃあ、有罪になってもたいして変わらなかったんですかね。
 私は、医療側が思っているほどに、100%無罪の事件とは思ってないんですけど。
 だからこそ、無罪判決の重みがあるんです。
 無罪判決によって、振り子が大きく逆方向に振れたわけです。
 その勢いを利用しない手はないですよ。

>自民党と厚労省の思惑があると思います。
>問題山積の事故調を安易に通さない

 こういう消極的目的だけでこれからどうするんですか?
 何も作らなければ、それこそ「何も変わらない」でしょうね。

むしろ今、必要なのはこの流れに押されて問題山積の事故調を安易に通さない、しっかりと吟味することでしょう。

むしろ今、必要なのはこの流れからして、問題山積の事故調をしっかり議論し、早急に法案化し、医師も患者も安心できる
システムを構築すべきと思いますが。
明らかに時間の掛けすぎのような気がします。

事故調の法案化を進展させようと言う自民党と厚労省の思惑
 それは感じています。政府高官が一人で考えて誰にも相談せず記者会見などしませんから(笑) 厚生労働省の法案も問題山積です。第一運用や費用負担も実際の所予測不能で、本当にやるの?と言う感じは否定できません。  個人的には拙速は避けるべきだと思っていますが、福田政権のうちに法案を上げてしまおうとしているように感じます。確かに法案推進派にとり追い風ではありますから。  医師から見ると、このまま成立すると困ることも多いので、これから与党野党問わず、問題点をぶつけていく必要性があります。時間の掛けすぎと言う意見もあるし、第三者機関の必要性自体、我々も認めていますから、最悪の事態になるよりは大胆な妥協をしても落としどころを探るべきではないかと思っております。(このブログを見ている方ならご理解頂ける所ではないかと。)  

>>No.34 元外科医 さん
>時間の掛けすぎと言う意見
(長文失礼致します)
このたびの福島大野病院帝切術中死症例の執刀医逮捕起訴事件に関しては、ちょうど2年半まえ逮捕当初より多くの医師は声をそろえて不当逮捕不当起訴であると訴えてきました。
くい止める会のホームページにも検察は手術についてもっと勉強して欲しいと要望する声明が公判初期から掲載されました。
そんな医学界からの声に答えることなく裁判は2年半続き今月20日ようやく無罪判決が出され、検察が控訴を断念していまやっと無罪が確定したばかりという状況です。

検察はいまさら控訴断念するのであればなぜあの時起訴したのでしょう。
裁判ではずっと「あの日あの時手術中どんなことが起こったのか」についてもはや誰も変えることができない過去に起こった事実について審理されてきました。過去の事実は過去ゆえ不変なのに、検察があの時はなんらかの事実を有罪と判断して起訴したが、2年半経ったら同じ事実で控訴断念(つまり起訴しない)ということは、検察自身が同じ事実同じ証拠でこんどは無罪と判断したということでしょうか?
それはそれで問題があると思いますが、そもそも検察が起訴した理由を自ら表明した情報としては、起訴当時の新聞発表での発言(記事だから正確さが担保されない)と、公判傍聴記のうち超人的速記能力が筆記したとはいえ聞き書きでしかない論告求刑部分だけです。
これだけの材料では、2年半もの間ずっとなぜ逮捕起訴されたのか知りたくてこの裁判を見てきた医師たちにとって、起訴された(刑罰を受ける可能性がある)医療行為とはなんであって刑法のどこに触れる疑いがあったと検察が考えたのかが分析できないと思います。
しかしながら判決全文には起訴された内容について検討(審理)した心証形成過程を書きますから当然論告が正確に原文どおり引用されているはずです。
つまり判決全文に直接あたらないと検察がなにを起訴したのかの刑法解釈を正確に知ることは難しいと思います。
すなわち判決全文を直接検討することをしないまま、この事件の医師にとっての教訓は得られないでしょうし、教訓を得ないままただ無罪確定した事実だけを事故調査委員会の制度設計に役立てようとしても、議論に混乱を誘うだけのように思います。ひらたくいえば拙速ということですね(笑)。

ということで長くなりましたが私の結論としては、判決全文が公開されてからの事故調設置議論開始で充分間に合うのではないでしょうか、というものです。

モトケンさんの

「私は、医療側が思っているほどに、100%無罪の事件とは思ってないんですけど」

医療者とそうでない人の大多数と決して埋まらない溝ですけれど。それはそれでしょうがないと思って議論を出発するしかないと思っています。それでも、医療と医療訴訟の問題に対して共感を示してくださっているということの方がはるかに大事です。
医療側に共感を示している方への言葉を曲解してかみつくなんて愚の骨頂です。

どれくらい、続くかわかりませんけど、確かに「振り子が大きく逆方向に振れたわけです」。過去の事例も、実際にそうなっています。あんまり、特定したくないんですけど、京大関連の講師勾留後無罪、その後の医療事件の起訴見送りという事も実際にありました。
問題は振り子がいつまで逆に振られているか。


揚げ足取りという自覚があるなら、書き込まないことよ。
これは警告です。

↑さらみさん
大野病院訴訟が有罪なら、医療崩壊の決定打だったのに。

全く意味が解らずに茶化す行為には人格を疑う。
レッドカード確定ですよ。

 私はモトケン先生のエントリ本文の以下の部分に注目しました。素人の憶測では、検察庁を病院に置き換えたら、経験不足の若い医師が院長に相談も連絡も報告もしないで、医長だけの了解で特殊な手術を現場の独断で行った感じじゃないかと。

> 大野病院事件が起訴されたの2006年3月ですが、同年6月に 医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か が出版されると、著者の小松秀樹氏に対して検察幹部から接触があったという情報もあります。
> なお、起訴当時の福島地検は、本件を起訴することを上級庁(仙台高検)に事前連絡をしていなかったという未確認情報もあり、検察上層部としては、起訴の後に報道等によって本件を知ったことが強く推認されます。
> 最近の報道の中には、初めて本件の起訴を知った検察幹部のつぶやきもありました。
> 舌打ちが聞こえてくるようなつぶやきだったと記憶しています。

一番大事な質問かと思うので、答えておきます。

>私のどのような主張または意見に対して賛成できないのですか?


>なお、起訴直後から検察上層部が福島地検の起訴に批判的であったのなら、すぐに福島地検に公訴の取消とかをさせれたよかったんじゃないかというご意見もあると思いますが、一旦起訴した以上は、言うべきことを言って(例えそれが結果的に間違っているかも知れないとしても、そうならば膿は膿として出し切って)裁判所の判断を仰いで、裁判所の判決という権威をもって今後に対処したほうがいいという考え方もありますし、起訴が間違っていたなら判決で無罪と宣告してもらう(白は白と裁判所に明言してもらう)のが被告人(加藤医師の名誉)にとって最も有利になるというのが法律家の多数説だと思いますので、、、


の考え方に賛成できません。
すぐに福島地検に公訴の取消とかをさせれたよかったんじゃないかと考えます。

そもそも、逮捕起訴などすべきでなかった。
逮捕起訴が誤りであることがわかったところで、加藤医師に謝罪し、公訴を取り消すべきであった。
と考えます。

無実の人間の自由を何年も奪っておいて、加藤医師にもっとも有利なはずがない。

誰だって無実で逮捕された時には、容疑が晴れた時点で一秒でも早く自由になるのが一番いいに決まっています。

判決が確定するまで、彼は仲間との接触すら禁じられ、医師として仕事をすることすらできないのです。どの辺が有利なのでしょう。
検察では有利の定義も世間と違うのでしょうか。


8月21日産経新聞。
『公然と捜査を批判する医療界に対して、敵意をむき出しにする検察官も少なくない。』
『「文科系と理科系のエリートたちの互いへの不信感が全面対決したという構図だな」。今回の事件を俯瞰して、ある裁判所の幹部が漏らした。』
検察が医者に対して特別な目を向けていると考えるのに十分な根拠です。

医師に対して敵意をむき出しにする検察が加藤医師にもっとも有利なように事を運んだなどとは考えにくいのは当然です。

また、「紫色の顔の友達を助けたい」と言うタイトルの現在刑事裁判中の医師のブログに、取調室や裁判所における検察に関する多くの情報があります。
ブログ主は呼び捨てにされたそうです。とんでもない連中だと思いますよ。

検察官は、自分のことを容疑者に呼び捨てにさせるんでしょうね。なんて本当は思っていませんよ。
あなたはどうしてましたか。

いくら考えても検察が、被告の有利なように行動する機関とは思えません。


>膿は膿として出し切って

加藤医師を自由にした後で自分達がしでかした不当逮捕と人権侵害と言う膿を出し切ればいいと思う。
検察官たちは容疑者の一番近くにいながら、容疑者の苦痛を理解していないことを自覚すべきではないでしょうか。


いずれにしろ、無実の人間の自由を何年も奪っておいて、謝罪の言葉ひとつ発しない検察に嫌悪感を持っています。明確に謝罪すべきだと主張します。

それをしないで、大臣コメントなどでごまかすなど検察のすることは卑怯だと思います。
もし謝罪していれば私の誤解ですので、お示しください。
また謝罪のない反省はありえませんので、謝罪していないが反省しているという一部の意見には賛同できません。


これらを反省し、謝罪してから、さてこれからどうするかという話し合いのテーブルにつけるのではないでしょうか。

そうすれば、医師と検察が患者さんの最大の利益と言う共通の目標を持ち、我々医師が存分に力を発揮し、今まで以上に多くの命が救われると思います。

きょうは、朝からこのブログでいろいろと楽しませていただきました。ありがとうございます。

どなたかが、私の意見に賛成してくださらなかったとしても、わたしはその人を聞く耳を持たないなどと評価しません。
一人ひとり意見の相違があるのは当然です。

もし、エントリーに賛成できなければ投稿してはいけないというルールあるいは暗黙の了解があるなら教えてください。
もしそうでしたら、投稿は慎ませていただきます。

 当然でしょう。大野事件の判決全文の検証無くして第三者委員会を立ち上げて実行できませんよね。法的に謙抑性が担保されていない以上、刑事司法の無用な介入がなされないようにするには調査委員会のあり方から十分に検討する必要があります。既に多くのパブコメが発表されていますから、判決文が出ればもっと多くの意見が出るのは間違いありません。
 拙速というのは、この判決検討さえしないで、法制化をやれば当然に該当するのではないでしょうか。

 捻れ国会の中、民主党も自民党も医療に理解ある議員が少数なのが気がかりです。政争の種にされてしまい本質がおろそかになる虞も多分にあります。

(このコメントはNo.40 と同じですので削除しました。)

このブログが医療問題について取り上げた、一番最初の頃を思い出します。
医療側も、司法側も、世論も、一枚岩になるなんてありえない。どの陣地にもキング牧師がいればマルコムXもいる、ガンジーもいればチャンドラ・ボースもいる、といったところでしょうか。

今は随分変わったのだろうと思いますが、自分の過ちを認めない、専門性を逃げ口上に使う、組織の論理で責任をあいまいにする、といったことが医療界のお家芸だった時代もあったはずです。

ロッククライミングと同じで、手足の届く範囲に支点を確保しながら一歩一歩登っていかないと、頭から墜落してしまいますよ。

>じゃあ、有罪になってもたいして変わらなかったんですかね。私は、医療側が思っているほどに、100%無罪の事件とは思ってないんですけど。だからこそ、無罪判決の重みがあるんです。

いや有罪になっていれば、医療崩壊(特に産科)は決定的になっていたと思います。誰もリスクのある手術には今後手を付けなくなるでしょう。その一方で

>裁判はキッチリと最高裁までいってケリをつける、実際の医療もキッチリと崩壊して頂く、そうすることで新しい医療が始まるのを見たかった
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20080830(新小児科医のつぶやき)という考えもあると思います。

>こういう消極的目的だけでこれからどうするんですか?
 何も作らなければ、それこそ「何も変わらない」でしょうね。

医療崩壊の思い当たる原因、解決策を小生なりに考えると
^緡堵駘淦政策の撤回勤務医の労働条件の改善マスコミ報道の改善こ慍颪箘綮娉颪侶鯀寛宗兵唾藁彎恩きでない)せ故調、無過失補償制度などの法案化(刑事免責に代わる制度)Π絣惷軌蕁米辰飽綮佞砲覆辰討らの)システムの改善Ш合診療の一部導入など、これらを個々に解決する(答えは一つではない)という作業が必要です。

このまま事故調が通れば一部の学会幹部による派閥支配になるような気がします。
それは例えば、宇和島病院の万波医師の手術が世界的には認めても、日本の移植学会が排斥するように。
m3.comでのアンケート調査のように医師の多くが民主党案を支持しているのに、このまま法案を多く議論せずに通そうとするなど(日本医学界での議論:診療関連死の死因究明制度創設に係る公開討論会)自民党、厚労省の思惑が出ています。

付け加えて一言、小生の予測する医療崩壊の果ての最終型は映画「シッコ」のような民間保険会社があくどく稼ぐアメリカ型の医療です。そうなる前に引き返さなければならないと思います。絶対にこんな世界になって欲しくない(強調!!)。
しかし、例え、刑事訴訟が謙抑的になったとしても、今後、民事訴訟は、増加していくでしょう。それを解決するには、一部混合診療を解禁して、保険会社にトリアージしてもらうしかないかと思います。事故調や法案の一部改正だけで解決できるのかやっぱり疑問です。

横ですが

検察を非難する意見に対して、意見でなく発言者の人格を攻撃するような投稿が多いように見えるのが気になるのですが、先に述べたようにブログの成り立ちから当然のこと。

貴方の発言は「発言者の人格を攻撃するような投稿が多いと断言」です。

私の様な参加者から見てもそんな事はないから
内科の医者 さんはデマを基にした人格攻撃をやって居ることになる。

更に根拠として

8月21日産経新聞。
『公然と捜査を批判する医療界に対して、敵意をむき出しにする検察官も少なくない。』
『「文科系と理科系のエリートたちの互いへの不信感が全面対決したという構図だな」。今回の事件を俯瞰して、ある裁判所の幹部が漏らした。』

この程度の記事が根拠なら加藤医師は有罪だった。

マスコミ頻繁に「誰か?がこう言った」と主張の煽りや捏造をやる。
根拠と言うのは
「少なくない検察官とは何人か?」「有る裁判所の幹部とは、実在するか?」に答えが出せる事です。

貴方の「感情的でない議論」は、お題目に過ぎない。
皆が自ら引いてそこを責めないのは、人格を責めたくないからかと。

一応今後の焦点は事故調ということなので^^;

事故調の捜査機関へ通知する基準は福島地裁基準

臨床に携わっている医師に医療措置上の行為義務を負わせ、その義務に反したものは刑罰を科す基準となり得る医学的準則は、当該科目の臨床に携わる医師が、当該場面に直面した場合に、ほとんどの者がその基準に従った医療措置を講じているといえる程度の、一般性あるいは通有性を具備したものでなければならない
より後退させてはなりません。厚労省には21条における警察への届出基準を勝手に拡大解釈した前歴がありますから、注意しましょう。
残るは、単純ミス(勘違いに基づく事故)をどうするか、でしょうか。

>No.42 内科の医者さま

これらを反省し、謝罪してから、さてこれからどうするかという話し合いのテーブルにつけるのではないでしょうか。
マスコミさんの言葉かと思っちゃいました。

>どなたかが、私の意見に賛成してくださらなかったとしても、わたしはその人を聞く耳を持たないなどと評価しません。
>もし、エントリーに賛成できなければ投稿してはいけないというルールあるいは暗黙の了解があるなら教えてください。

 そんな失礼なことを書く前にこれに答えるのが礼儀じゃないかな?

============================================
No.31 モトケン さん から 内科の医者 さん への返信 | 2008年8月31日 19:27
>ハスカップさんの一番初めの投稿

 特定できてません。
 コメントへのリンクをはるか(コメント年月日欄にURLがあります)、なになにエントリのコメントNo.○○と書いてもらえると特定できます。
 このブログは議論を重視してますので、そのための機能がブログとしては充実してます。

 「多い」とおっしゃってますが一例だけですか?
 一例では多いと言えません。
============================================

>>だから私は、患者さん達のためにも医師は医療行為に関して刑事、民事を問わず、被告にならない権利を有するべきだと考えているのです。
>これも3周くらい周回遅れの議論なんで、ぜひこのブログの過去ログを読むように勧めます。刑事免責や民事免責の議論は多角的に重ねれています。

やっぱりそう思いますよね。わたしも唐突にこれだけを言えばこういわれるとわかっていました。

というのもこのエントリーで、

>感情の発露ではなく「今後の発展や問題解決のためにはこうしたら良い」等の意見を書いて頂ければと思います。

というお勧めを頂いたのですが

>>解決策などなかなか言い出せません。
>>医療に関連した事象について医師個人を刑事民事を問わず裁判にかけないのがよいだろうとは思っています。
>>検事や判事は法廷での仕事に関して罪を問われないようですので、医療関係者についても実現可能だと思っていますが、それを実現するためには、平均的な医師の目から見ても責任を問うべきと思われる事象についてどう扱うかなど、クリアーしなければならない問題が多いとおもいます。
>>解決策どころかちょっとした書き込みにも見下したような口調のレスがつきますから不用意にこんなことを提案したらそれこそ袋叩きに遭うことでしょう。

>>そこでまず、この事件をどう眺め、医師として日常臨床をどう行っていこうと考えているかの意見表明をしました。

と投稿した過去があります。(ということで、私の意見は煮詰まっていないわけです。)

それに関連して、
>>解決策どころかちょっとした書き込みにも見下したような口調のレスがつきますから不用意にこんなことを提案したらそれこそ袋叩きに遭うことでしょう。

と言う私の不安にたいしてブログ主さんから以下のような励ましがありました。

>こんな心配は無用であることがわかるはずです。

袋叩きとは言いませんが
>これも3周くらい周回遅れの議論なんで、

ぐらいは当然の反応ですよね。

でもあなたのことではありませんが、十分に検討されていない意見を恐る恐る提案した投稿に対してすぐにネガティブなコメントがつくことが常になると、建設的な意見がでにくくはありませんか。
新しい意見や反対する人が多いだろうと思われる意見を言うのは勇気がいるものです。

わたしは私の投稿(ここ以外のほとんどの場所で当たり前の意見、あるいはいい視点と評価されることが多いと実感しています。)に対するブログ主さんの反応を診て、このブログの常連さんのなかにはブログ主さんと激論を戦わせる人はいないのではないかと危惧しています。削除や、投稿禁止はブログ主の特権ではありますが、伝家の宝刀は抜かずにおくほど、価値が高いと思うのですが、ここは少し違うようですので。

このブログでは、今回のような不当逮捕をなくすための方法として、どのような意見が出ているのか教えていただければ幸いです。あまりに膨大な投稿があり、見つけることが困難です。
わがままなお願いですので、無視されても結構です。

世間では第三者機関を作ることが話題となっており、そこに被害者団体の人を入れるべきかとか、内容の一部またはすべてを警察に通知すべきか否かとか、医師に機関での発言義務を負わせるべきか(黙秘権なしで)、強盗殺人容疑者にさえ認められている基本的人権である黙秘権を認めない場所での発言を裁判の証拠に採用していいのかいなかとか、この機関ができた後は警察が独自に立件することを禁止するべきかどうかなどが検討課題ですね。

いずれの検討課題も大切ですが、わたしは私なりにそれぞれに関して意見を持っておりますが、ベストの構想を組み立てていませんので、今のところは書かずにおこうと思います。

何週も進んでいるというここでの議論を学ばせていただき、自分の考えを深めたいと思います。

 大野判決に準拠すれば手術の場合の臓器の摘出時期の判断とか、転送時期の遅れとか、デリケートな所はおそらく刑事立件されないでしょう。
 しかしながら、塩化カリウムを静脈注射したとか酸素を投与すべき所を二酸化炭素を投与した等という、明白な過失による事故であった場合は「医学的準則」から明らかに逸脱しているので、大野判決の判断からみても当然には刑事立件を否定されているわけではありません。単純で重大な事故が今後どのように取り扱われるのか、慎重に見極める必要があります。
 上記の場合でも、事故調がきちんと機能すればこれらもシステム事故として、事故調内で刑事立件不相当とされる可能性はあるとは思っていますし、小生は単純だが重大な事故は本来はそうあるべきと考えています。
 (何故そうなのかは、いままで多く語られてきたように、危険を伴う医療行為は、本来、一人の人間の注意力に頼らない、フールプルーフ、フェイルセーフのシステム作りが必要だからです。具体的にはカリウムは注射器に詰めて注射を出来ないような形態の瓶に詰める、酸素と二酸化炭素の接続管が相互に嵌らないようにする。)

(不謹慎なコメントにつき削除)

モトケンさんの読み方は,的を射ているように思います。

警察庁長官も法務大臣も,官僚に言わされているのだろうとは思いますが,大野事件判決後に,厚生労働省を含めた省庁間の根回しが一気に決着したという感じですね。

事故調とやらがどうなるか分かりませんが,刑事免責は,さすがに理論上難しいとして(どのような過失を免責にし,あるいは免責にしないのかが確定しきれない),事故調からの告発を訴訟条件(≒捜査の着手条件)にするかどうかというところまで踏み込んで議論してもらいたいと思います。
一方で,医療側のかばい合いがない制度にしないといけませんが。

常連さんにとって私がどのように写っているか、感じがつかめました。KYってやつですね。

冷静にしているつもりではありますが、そう見えないのですね。少し頭を冷やしてみます。
意見自体は考え直しても変わらないと思いますが。

今後ともよろしく。面白いたとえ話でした。

>経験不足の若い医師が院長に相談も連絡も報告もしないで、医長だけの了解で特殊な手術を現場の独断で行った感じじゃないかと。

 というよりも、

 院長と副院長が勝手にこの患者は重病だと思い込んで、若い医師に必要もない手術を命じて、危うく患者の命を奪うところだった。

という感じです。
 
 患者の心身には深い傷だけが残りました。

>他の医師たちは、長官クラスの発言から真意を読み取る大人の分析を冷静にされているのを参考にされることを勧めます。

私も、多分同じものを汲み取っていますよ。
そのうえで、検察はそれを踏みにじり、反故にすると予想しています。

そのぐらいのことを考えた上で腹を決めて救急車を受け入れないことには、日々の臨床で死に瀕した患者さんを診ていられません。

 一発で完璧かつ理想的に解決しようと思っても無理ですよ。
 総合的判断により、今よりマシを目指すべきだと思いますが。

(消すのが面倒くさいのでしばらく書かないでね。問答無用で消しますよ。)

>>聞く気がないなどは誤解です。
>>私は私への意見に丁寧にレスをつけているつもりです。

> ちょっと失礼な言い方になりますが、日本語として通じていません。
 >聞く気がないというのは、何を言おうとしているのか理解しようという姿勢がないという意味です。
 >レスの有無とかレスが丁寧かどうかという問題ではありません。

私は多くの方の意見に賛成し、そのとおりですね、とかおっしゃるとおりですねと返答し、何を言おうとしているか理解しているというサインを出しています。
私のレスをご覧になっているのでしょうか。
わたしが誰の意見も認めておらず、反対し続けていると思っていませんか。

ご自信で感じている通り、失礼だと思います。

あまりおかしな揚げ足取りばかりしていると、ブログの価値が下がりますよ。私だけでなく、常連さんを含む多くの参加者が読んでいることをお忘れなく。


>>私の意見に、このブログ内においてもいくつかの賛成が得られています。

>それは主としてあなたの医師としての思いに対する医師としての共感です。

検察の言動に対する批判についての賛成ではないという根拠をお持ちでしょうか。
また、多くの医師に共感を頂いている私の医師としての思いとはどんなもので、あなたはそれをどう感じているのでしょうか。

>内科の医者さま

 副薬の関係で上手くまとまらないと思いますが、ご容赦をお願いします。

1.大野裁判の地裁判決前日まで、5:5の状態だったと思います。
 (1)県立大野病院の医療事故についての報告書。
 (2)裁判においで、助産師等の証言の内容。
 (3)遺族側(父親)の厳罰感情。
 を客観的に評価しても裁判所の胸三寸。

2.大野裁判の地裁判決当日
  無罪判決。
(1)判決要旨に書かれたように、因果関係については、検察側の主張を全面的に認めているのが現状。
(2)臨床に携わっている医師に医療措置上の行為義務を負わせ、その義務に反したものは刑罰を科す基準となり得る医学的準則は、当該科目の臨床に携わる医師が、当該場面に直面した場合に、ほとんどの者がその基準に従った医療措置を講じているといえる程度の、一般性あるいは通有性を具備したものでなければならない。というのが、ポイント。
 ここで、「回避義務」の部分ですね。

 ここで、医療者としての確かな基準がほしい。
 ということを安全調(事故調)でにつめる段階なんです。

 上記1.で表したように、5分5分の状態で、公訴取り消しは、ありません。
 判決要旨の前文部分は、検察側の因果関係を認めている以上、検察が非を認めることはなく、「裁判所に理解頂けなかったことは残念です。」になる訳です。
 
 逮捕は必要であったかは疑問として残りますが、起訴するに足りる証拠類が揃った以上、起訴はされます。

 逆に考えて、「不起訴」した場合、遺族は検察審査会に必ず不服申し立てをするでしょう。

>常連さんにとって私がどのように写っているか、感じがつかめました。KYってやつですね。

 ようやくという感じですが、
 ここは、ほとんどの人がご存知でない検察実務の実情(私が知る範囲ですが)や裁判の現実を踏まえて議論しています。

 内科の医者さんは、

>わたしは私の投稿(ここ以外のほとんどの場所で当たり前の意見、あるいはいい視点と評価されることが多いと実感しています。)

とおっしゃってますが、このブログのような場所で発言されたことがありますか?
 たぶん、ないと思います。

 つまり、前提が全然違うのです。
 冒頭で「ようやく」と言ったのは、やっとそのことに気づき始めていただいたかな、という意味です。

>少し頭を冷やしてみます。

 それがいいと思います。
 そして、頭を冷やしながら過去ログでも読んでみてください。

>意見自体は考え直しても変わらないと思いますが。

とのことですが、

>これらを反省し、謝罪してから、さてこれからどうするかという話し合いのテーブルにつけるのではないでしょうか。

 この意見が、検察が反省して謝罪しないと内科の医者さんが話し合いのテーブルにつかないという意味であれば、今後議論することができないかも知れません。
 なぜなら、内科の医者さんが「反省と謝罪」と思うような「反省と謝罪」を検察が今後行う可能性が低いからです。
 私としては、現次席のコメントや法務大臣の発言は「検察の反省」が前提にあると理解していますが(このエントリの本文はそういうことを書いているのです)、内科の医者さんがそうとは思えないのであれば仕方がありません。

 念のために確認しておきますが、「今後議論することができない」というのは、私が内科の医者さんをアク禁にするとかいうことではなく、内科の医者さんがここで議論する気にならないだろう、という意味です。

唐突ですが失礼致します。
何と言いますか、これまでにも繰り返し見てきたような光景にはゲンナリします。一部医療側のあまりに独善的な姿勢には辟易しますね。

まず、「法」というものについてよくお考え下さればと思います。そういう私もド素人なんですがね(笑)。

張り切って検察批判を行っている方々にお尋ねしたいと思いますが、検察の本件起訴は「違法行為」ですか?もし、違法であったのなら、その旨論証をお願い申し上げます。

医療者というのは、「違法ではない医療行為」を行ったことを取り上げられて、結果が想定と異なっていた場合に(本件裁判では検察にとっての無罪、のように)「何故検査後に判らなかったんだ、当該医療行為を止めなかったんだ」とか責められたらどうするのですか?医療の専門家でもない素人集団が「これは不適切な医療行為だ」とか署名でも集めたら、その医療行為は「違法」だの「過誤」になってしまうとでも?

要するに、検察を盛んに非難している医療者の言ってること、やってることというのは、「自分が非難しているのと全く同じこと」をやっているのだ、という自覚がないのです。それとも自覚していてやっているのなら、単なる報復としか思えませんね。刺されたら、犯人を刺し返すんですか?(笑)

法の素人でしかない医師集団が署名提出したら、それは違法ではなくなるのですか?そんなわけではないんですよ。医療行為も同じなのではありませんか?医療の素人がいくら束になって署名したところで、「医療行為の判断」なんて正しくできないのではありませんか?それと同じで、いくら学会等が違法でない、などと言って署名しようが要望を提出しようが、「法」が変わるわけではありません。今更何を言ってるのでしょう。

医療行為は専門家である医師が考え判断するものなのです。司法手続等の行為は、その専門家である法曹(今の議論の中心では検察ですか)が担うことになっているのです。その瑕疵については、違法ということは問うことはできても、そうでないなら責任を問えないでしょう?警察や検察は間違っていたんだ、だから謝罪しろとか言うのは、違法であればそれを言えるかもしれませんが、手続として違法でないのであれば、職務を遂行したに過ぎません。賠償責任が発生すれば国が負うことになっているというのが現在の法です。どうしても批判したいのであれば、最低限、法や制度に則って行うべきです。それ以外の感情的意見というのは、各種不祥事などの時に見られるような、違法ではなかったけれども責任を取れ、みたいな論調と一緒です。単なる吊るし上げと同じでは。

そんなことをやっていながら、検察批判だの大衆批判だのをやるということが、私には理解できません。

で、しつこく投稿している方は最終的に「何を目的」にして、どうしたいのか、ということがまるで見えてきません。検事総長に土下座でもさせて溜飲を下げたい、とかですか?(笑)
私は今よりも良い制度や仕組みとか、これまで解決が難しかったことをもっと改善できるかも、というような淡い希望のようなものがあります。しかし、ただ非難だけしている人たちを見ると、今よりも「良くしたい」というような感じには見えないのですね。相手に謝らせたい、ということがあるだけなのではないか、という印象を受けています。
例えば、起訴の要件を法で規定したいのであれば、そのような提案を出しなさい。どの法をどのように変え、どんな新規法律を制定すればよいのか、というようなことを出せば済む話ではないですか。何故それをしないのでしょう?(笑)

要するに、そういうことをやる気がないのです。いつまでも文句を述べ、繰言を書き、周囲を疲弊させる為に「自分の意見」だのと口実をつけているだけにしか思えませんね。画餅にしがみついているだけなら、どこか自分の領域にでも行って好き勝手にやっていればいいのに、と率直に思います。

感情的意見を書いてしまいましたので、不快に思われる場合には削除願います。すみません。

今回のような不当逮捕をなくすための方法として
過去ログ全部読だら最短でも2ヶ月くらい掛かるかも?なのでヒント

三者機関の創設よりも、立件前や捜査段階、極力早い段階での組織的弁護の重要性が出て居まが、私も現実的かつ有効と思って居ます。

標準定期良好居の策定などは、非現実的且つ基準を外れたら過失という逆方向の効果が大きいでしょうから。
基準の裁判への提示は検察にやって貰えば良い、と考えて居ます。

尚、他所のブログで褒められても、ここでの評価対象では有りません。
なのでここには、そんなくだらない自慢は避けようと考える人が多いと思います。

今後の検察の動向が気になります。
産科医の有罪立件は難しいでしょう。

 おやおや、頭を冷やすんじゃなかったんですか。
 このコメントを書く前に気づきましたが、

そのうえで、検察はそれを踏みにじり、反故にすると予想しています。

 こんなことも言ってるんですね。
 じゃあ、私も遠慮なく
 ブログ主の言葉なんか全然信用できないということのようですので、もうここで書く意味はないんじゃないですか。
 私も侮辱的なコメントを読みたくないですし。

 ここでは医療側の方をアク禁にした記憶がないので(魔人ドールさんもアク禁にはしてなかったはず)、あなたにもアク禁宣告はしませんけど、このブログの読者に医者に対する偏見が生じるのは見るに耐えないですよ。

あのね、ママンがね「お兄ちゃんに、福岡のマリア幼稚園に通った事はあるか?」って聞いてみてくれって言ったのよ。

それで、どうなの?

 ちょっと危ないけど、ナイスタイミングボケコメントですね(^^)
 突っ込み禁止ですが。

検察が起訴したことを責めるつもりはありませんが、
警察が逮捕したことは、どうにも納得できないです。
そこまでする必要があったのか?すごく疑問です。
というか、自白強要が目的としか思えず、逮捕はやりすぎだと思います。
表彰された警察署は、少なくとも表彰撤回は当然だと思いますが、表彰撤回要求はやりすぎでしょうか?

 逮捕・勾留の不当性については、過去に何度か書いてます。
 しかし、「不当」とは言えても「違法」とまでは言えないんですよ。

 しかし、最近、表彰を受けた事件で無罪になる場合が目に付きます。
 志布志の選挙違反事件もそうでしたが、ググッてみると、志布志事件では表彰を返納しているようです。

http://373news.com/_kikaku/shibushi/index.php?storyid=9528

えー・・・全てに対してお答えするのは困難なので私が言えることについてのみいくつかコメントさせていただきます。

十分に検討されていない意見を恐る恐る提案した投稿に対してすぐにネガティブなコメントがつくことが常になると、建設的な意見がでにくくはありませんか。
新しい意見や反対する人が多いだろうと思われる意見を言うのは勇気がいるものです。
それはそうなのですが「周回遅れ」とか「過去ログ嫁」と言う意見が出てくる原因は内科の医者さんがおっしゃっていることがこのブログでは古典的なものであろうかと思われるからであろうと思われます。
 「この質問に答えるのはもう○回目だよ」とうんざりしている方もいる、ということについてはご理解ください。長いことやっていると疲弊するものでして(苦笑)。とはいえ過去ログは膨大ですしなかなか探すのは大変だと思います。
 とりあえず、いくつかリンクを貼ってみます。
まず最初に
 このブログと医療問題について
古典的なものとして意見が鋭く対立しているもの
 医療事故と司法制度(刑事編)
 医療事故と司法制度(民事編)

以上を読めば

ブログ主さんと激論を戦わせる人はいないのではないかと危惧しています
というのは杞憂だと理解できるかと思います。むしろ長い論争を経てある程度の合意事項は出来てきた、と言えるかと思います。(続く)

 そうそう

ブログ主さんと激論を戦わせる人はいないのではないかと危惧しています

 これに対するコメントを忘れていました(^^;
 今まで何度ぶち切れそうになったことか(^^)
 

最近は以前ほど意見が大きく離れることは少なくなったようですがそれでもまだ色々と乖離している部分は多々あります。最近の流れとして
 救急医療事故は刑事免責へ向かうか?
 医療側は刑事免責の主張にこだわるべきか
 医療側からの刑事免責の主張をどう理解すべきか
 刑事免責主張に関する私なりのまとめ 続く(すまん)

href="http://www.yabelab.net/blog/medical/2008/08/09-180703.php">刑事免責主張に関する私なりのまとめ(その2)

ついでにおまけでめっけたもの(^^;
 検察庁の重罰化(重要な追記あり)

 全てを読むのは骨が折れますのでいくつかでも結構ですが、色々と学ぶ点は多いかと思います(少なくとも私はありました)。

不当逮捕をなくすための方法として、どのような意見が出ているのか
 人質司法の問題は何度か議論されているので「人質司法」でブログ内を検索すれば色々と出てきます。方法としては人質司法を解決するアプローチと、そもそも警察が出る必要がないようにする(民事的解決・行政処分の活用・第三者機関の活用等)アプローチに大別されるかと思います。

ここ以外のほとんどの場所で当たり前の意見、あるいはいい視点と評価されることが多いと実感しています。
 それはいわゆる医療系ブログに分類されるところではないでしょうか?医療系ブログは良いところ、悪いところがありますが、基本的に制度論・法律論を語る上で必要不可欠な法律家の視点が不十分なところが多いです。ここは(世間一般と比べると)医療に理解のある法律家が非常に多いので法律家(これは≒立法者でもあります)の考え方と言う者を理解するのには最適かと存じます。

 最後ですが、医師、法律家、その他被医療者は皆、相手方の専門分野についての解説については、ある程度は尊重することが(特にはっきりとは決まっていませんが)ここのルールだと私は思っています。もう少しマスコミ報道や官僚的な地検の発表よりも、元検察官の「検察の考え方の解説」を尊重していただけるとありがたいです。疑問を投げかけるのは結構なのですが

検察は、腐りきっていると思う。
自浄作用など期待は出来まい。
と言うような表現はそうしたものを超えているかと思いますので。

 今回は私の不用意な配慮を欠いた言葉遣いでご迷惑をかけました。常連の皆様を含めこのブログを楽しみにしている皆様にあらためて陳謝します。
[深々と]_| ̄|○ m(_ _)m ○| ̄|_[お詫び]

 ハスカップさんの話は終わってるんでお気になさらず。
 こう言うと失礼になるのかならないのかわかりませんが(^^;
 ハスカップ発言がなくても一緒でしょ。

 ありがとうございます。m(_ _)m
 あちらたてればこちらたたず…は、医療側と法学側と患者側(全部一時期兼任w)でわかっていたはずですが、医療側の本音保護と某部外弁護士の叩きネタ防止の両立は難しいです。orz
 しばらくROMで謹慎していようと思いましたが、医療と法の相互理解のためにコメント復活させていただきます。m(_ _)m

 坊弁護士のことは考えたって仕方がないですよ。
 何か言ってきたら別館で対応します。

 モトケン先生、了解しました。m(_ _)m
 某弁護士の明後日向いた謂れなき誹謗中傷罵倒厭味皮肉当て擦りから医療側の皆様を守りたい(&法曹や法学系の信頼喪失を防ぎたい)という一念が誤った方向に出たみたいです。反省…(つД`)グスン

内科の医者 さん へ
(どのコメントに対するという返信ではなく、全般的な感想です、長文失礼)

私は四半世紀以上、内科の現場に立っている者です。
一人一人の患者さんには誠に申し訳なく思いますが、年月が経つと記憶が曖
昧になり、正確な数は数えられなってしまっていますが、おそらく500人以
上、1000人近くの患者さんをみとってきました。その都度、いろんなことが
ありました。ついでに被告席にも座りました(幸い民事でしたが)。
頭にくること、背筋が寒くなる事、それこそ、やまの様に有りますよね。

ですから先生の怒りやイライラや恐れは良くわかるつもりです。
無罪判決確定後の今でも、明日は我が身の恐れは拭えませんよね。

もちろん最初から加藤先生の判断は適正だったと思っていますし、判決が
どっちにころぶか五分五分だったなんて言われると信じられない気持です。
加藤先生は本当にお気の毒だったと思っています。多くの医師がそう思うか
ら、起訴あるいは逮捕という行為に対して多くの反対声明が発っせられまし
たし、ささやかながら寄付活動にも参加してきたわけですよね。
加藤先生の名誉が回復されて、失われた時間を可能な限り取り戻される事を
心から望んでいます。そのために自分でできることがあるのなら、出来る限
りの協力をしたいと思っています。

ただ、ただ、ですね、ずっとこのブログをROMっているといろいろと気がつ
くことがあります(本日同様、相当の酩酊状態で数回は発言しましたが)。

四半世紀以上おなじ土俵で戦っていると、その土俵の常識が全ての世界での
常識だと勘違いしてしまうこともあります。医師も法曹の方々も、また医療
にも法曹に関わらない方々にもそれぞれ同様の感覚があるに違いありません。
それをお前らの感覚は狂ってるって言うだけでは残念ながら溝はうまりません。

医師の側にもその時点では的確だと信じていても、後から振り返ってみると
必ずしも適切でなかったかもしれない判断はやはりありますよね(少なくと
も私はあります)。また、同じ医師から見ても、これはちょっとあれだな、
って思う医療行為もありますよね(少なくとも私は感じる事があります)。
勝手な想像ですが、おそらく法曹の方々も同じだろうと思います(少なくと
もこのブログに参加してらっしゃる方々の中に直接加藤先生を起訴した、あ
るいは逮捕した法曹関係に方は含まれてないのじゃないかと思った上での発
言です)。

加藤先生にとって、あるいは我々医療者にとっての敵は確かに居る(居た)
と思います。それはモンスターペイシェントやモンスター法曹でもあり、時
によってはモンスター医療従事者(少なくとも私は残念ながら存在すると
思っています)でもあると思います。もちろん一部の政治家や官僚もですが。

私は、ここでの建設的な意見の交換は我々医療者にとってもプラスになるだ
ろうと期待しています。長い間ROMってた結果、「あんなとんでもない医療
行為をした医師が居るくらいだから医師という存在はすべからく、ろくでも
ないものに違いない、全ての医師は反省し謝罪せよ」という不毛の議論を、
医師と法曹の言葉を入れ替えて法曹の方々に投げ掛けてもせんないことだと
思うようになりました。

私は、必ずしも、モトケンさんはじめ、ここに参加していらっしゃる法曹の
方々、あるいは非医療、非法曹の方々のご意見に賛成するものではありませ
ん。
でも、加藤先生の名誉や失われた時間をすこしでも取り戻すためにも、また
第二の加藤先生を生みださないためにも、医師も少し頭を冷やした上で議論
することは意味のある事だと思っています。

客観的に見れば、きっとやはり危うい立場の現場に立っているに違いない医
師の立場からの意見です。願わくば、上記の様な観点で、やはりこのブログ
の過去の議論の記録をご覧頂くよう、老婆心ながら敢てお勧め致したいと思
います。

>(1)判決要旨に書かれたように、因果関係については、検察側の主張を全面的に認めているのが現状。

これについての疑問があります。
(福田 出(患者)さんのコメント自体に対するコメントではありませんのであしからず。)
この部分について述べている報道をいくつも見ました。私の印象だけで申し訳ないのですが、この因果関係について検察側主張が認められたのだから加藤先生にもどこか悪いところもあったんじゃないかという誤解が生じる(生じた)のではないかと思っています。

私の考えを述べます。

今回の場合は胎盤の剥離を続けると患者が死亡する可能性が予測できた。結果としてはその予測のとおりのことで死亡したという因果関係が認められたのだと思います。ほかの方法なら助かったかもしれないし助からなかったかもしれない。どんな医療行為であってもいくつもの結果が予測可能であるし、医療行為と結果とに因果関係があるのもあたりまえのことです。ですから今回の件で行った行為と患者さんの死との間に因果関係が認められたといってもそれは当然のことであって、医療の不確実性を含めて考えれば問題のない医療行為であったと医療者側は考えます。因果関係だけで起訴されるのであれば医療行為はなりたたなくなります。

今回の裁判官はこのあたりを良く理解なされた上で判決を出されたように思えましたが、それを伝えるマスコミの方々は理解できていない方が多いように思えました。結局、このような医療の本質がマスコミを通して広まったとは言い難く、今後の不安材料です。

モトケン先生のコメントに
>医療事故に対する謙抑姿勢というのは、ずっと前から検察上層部で検討されています。

とありますので、検察としては今回の法務大臣のコメントは実質的な影響はないのでしょうが、先の問題を理解していただいていない一般の方にとっては問題を政治的に無理やり解決しようとしているようにしか受け取らないかもしれないと危惧しています。

まとまりのない文章でもうしわけありませんでした。

小生も検察が腐りきってるとは思っていません。

大野事件であの判決に対し、無理矢理控訴してたらそう思う可能性はありますけど。(^^;)

官内部での手続きを踏んで、総括と今後の再発を防止したいという「官僚的表現」が警察庁長官と法務大臣のことばであると思っています。

なお県警本部長表彰は鹿児島とは違いますけど、無罪が確定した後に返上すべきと考えます。

 >モトケンさん

 どうも。こちらには久々に投稿します。

 警察行政トップの警察庁長官や法務行政トップの法相のコメントも出たし、検察も控訴断念し無罪判決確定へと向かっているようで安堵しました。

 たぶん判決確定してから刑事補償や国家賠償に動き出すと思いますが・・・ それについてモトケンさんに伺いたいのですが、仮に2つをやった場合に、補償額(賠償額)が決まるまでに要する期間は、普通ならどれくらいなのでしょうか?

 補償額にしろ、額が確定するまでの期間にしろ、行政がどういう姿勢なのかを見る目安になりますので、参考までに伺いたいと思い投稿しました。よろしくお願いします。ぺこ

 横レス失礼します。m(_ _)m
 私の悪友の友達の友達…の実例によれば、刑事補償は弁護士さんに頼んで、刑事補償請求書を裁判所に出してから、1〜3か月くらいらしいです。
 裁判所が、検察庁に意見を求めて、それが帰ってきてから1日当たりの金額を決めて身柄拘束期間をかけた金額が決まるみたいです。刑事補償は、検察庁でなくて裁判所が金額を決めるようです。無罪だと法定額の満額が多いみたいです。全部伝聞で申し訳ないですが。
 国家賠償だと、警察(県)検察(国)の「過失」を原告が立証しなくてはいけないので、そして県も国も過失を否定するのが普通なので、裁判となることが多く、通常の民事裁判と同じくらい長期になることあると思います。

>No.78 ロス(小児科)さま
 レスありがとうございます。遅くなりすみません。
 報道機関の第1報は、ことさら判決要旨の前文部分を強調し、検察側よりの報道であったことは明らかです。
 そして、判決要旨を全文記載された新聞、WEB新聞を見るにつけ「回避可能性」「回避義務」ということが見えてくる。

 地裁判決は、臨床経験の豊富な周産期専門医師の証言を重視しての判決理由であることが判ったのです。

 しかし、一般の方はそこまで注意深く読まないでしょう。

 そこで、医療者の皆さんが、地裁の判決で示された内容を吟味して、安全調(事故調)にいかしていただきたいのです。
 なお、まだ判決全文がアップされていませんので、それを待ってからの方が良いですね。

 (注:福島県が行った医療事故調査報告書H17.3.22のようなものではあきません)

 では、お仕事頑張ってください。

内科の医者さま

過去ログ嫁と言われましても、とっても大変でしょうから、談話室に「医師のためのモトケンブログ入門」を作りました(作っていただきました)。
http://www.yabelab.net/salon/
メアドを登録し、ログインする必要がありますが、yahoo mail等の即席アドレスでも登録可能とのことです。このスレで裁判所、検察の問題点を指摘してもトピズレですので、よろしくお願いします。
私はあまりお役に立てないと思いますが、ブログ常連医師達がきっと丁寧に返答してくださると思います。なしにろ、思いは共感できますから。

>>No.76 ハスカップ さん
>誤った方向に出たみたいです。反省…

そんなに背負い込まないでください。
また反省なさるご必要もぜんぜんないと思います。事故調組織設計論ハスカップ案はこれからの議論の俎上に必ず出されるべきですし、医療行政にも司法行政にもご造詣の深い方が考案されたがゆえに折衷案として高いご見識をしめされた重要提案のひとつになったと思っております。
いろいろな立場から出される諸案とさらに切磋琢磨してよりよい合意案ができあがればなによりかと。
その議論のためにもいまは、早く判決全文が読めるようになればと思っているところであります。

>上記1.で表したように、5分5分の状態で、公訴取り消しは、ありません。
 判決要旨の前文部分は、検察側の因果関係を認めている以上、検察が非を認めることはなく、「裁判所に理解頂けなかったことは残念です。」になる訳です。

レス、ありがとうございます。
医学的には過失なしは確信に近いものがありますが、
裁判所が正しく判定してくれるかどうかに不安があり、
私も5分5分とおもっていました。

検察の言い分も理解はできます。

>おやおや、頭を冷やすんじゃなかったんですか。
 このコメントを書く前に気づきましたが、

>>そのうえで、検察はそれを踏みにじり、反故にすると予想しています。
 
>こんなことも言ってるんですね。


これからも、過失のない診療での患者死亡で医師が業務上過失致死容疑で逮捕されるかもしれないというのは、多くの医師が持っている現実的な不安です。

起訴されて無罪になる確率が医療過誤訴訟では突出して多いと聞いています。過失がないのに起訴されている証拠だと思っています。

このブログの常連の医師たちも、過失さえなければ逮捕される可能性はないなどと楽観はしていないと思います。

あなたに対する不信でもないし、ましてや侮辱じゃありません。

ご指摘ありがとうございます。

選んでくださった、過去ログを読み始めたところです。
法理はまったく学んだことがないので、疑問を超えて反発すら感じるところもありますが、まずはじめは講義を聞くような気持ちで読んでみたいと思います。

新参者なのでまだ事情は良く飲み込めないのですが、ハスカップさんを誤解していたことは気付きました。
おかしなタイミングであなたの名前を出したことは後悔しています。

よろしければ、時々お相手してください。

酸いも甘いも知り尽くした末の境地を教えていただきましたこと、ありがたく存じます。

 こちらこそ、「内科の医者」先生を昔からの常連さまと勘違いしたご無礼をお許しください。m(_ _)m

モトケンさんへ

昨日は、やりすぎました。お詫びいたします。


検察を信頼することは今の時点では難しいですが検察や裁判所の考え方、基にある法律や法理を知ることで、過度に萎縮することなく医療の場に立てるだろうと考えています。

私は医療を通じてできるだけ多くの方に尽くしたいと思ってます。検察がそれの邪魔をしているように感じているものですから、検察批判を繰り返しているわけですが、検察は法に従って仕事をしているので、法や法の運用を適切にすることで検察は無実の医師を逮捕する可能性が最小になるでしょうし、結果として診療拒否やたらいまわしがなくなることが期待できると思っています。

私は毎日救急車で運ばれる患者さんを診察します。
ほとんど受け入れますが、最近は断ることがあります。以前なら引き受けていたであろう人を断ることがあります。理由は散々聞いていると思います。
若いころのように断らなければならない患者さんだけを断っていると確信できる日が来ることを待ち望んでいます。

医療が萎縮せず、なされるべき医療がなされ、あってはならない医療ミスが最小になり、患者さんが今よりも安心して医療を受けられるように、
また過失のない医療者が業過容疑で逮捕起訴されたりしないための法や法運用の整備に関して、加えて警察検察が医療現場を理解できるように、
医療側として適切な意見を表明できるように準備したいと考えています。

そのためにはあなたのこのブログで、法曹側の意見を聞いたり、意見を交換することが有益であると考えて数日前に参加させていただきました。

昨日はいろいろありましたが、つまらぬいさかいを避けつつ、意見交換ができるようになれば幸いと考えています。


拍手!
ヨカッタ

>医療が萎縮せず、なされるべき医療がなされ、あってはならない医療ミスが最小になり、患者さんが今よりも安心して医療を受けられるように

 歓迎いたします。\(^▽^)/
 医療の大切さは、医療従事者の皆様の懸命な御努力で、2度も地獄の淵から生還させてもらった私が身に染みて知っています。
 統計上の致死率(手術成功率の逆)が66%超過の疾病(当時)だったので、統計上(w、私はこの世に存在していないはずだからです(オィ 
 生きてるってことは素晴らしい(゚Д゚)マヂデス

首相が辞職した。
法相も変わってしまったら発言はどうなるのでしょう。
って要らぬ心配ですか。

今テレビ中継の記者会見を見ています。

「先を見通すと、私では………」

一体全体何を言っているのですか!
このまま年末〜来年春には避けられない総選挙を戦うと、敗軍の将になるのが目に見えるから、という理由で逃げ出す一国の宰相がどこにいますかッ!
無責任極まるッ!

安倍といい、福田といい、二世はひ弱だなぁ〜
おっとォ、麻生も二世だったか。

>内科の医者さん
これからもよろしくお願いしますヾ(´▽`)

>元外科医 さん
>首相が辞職した。
ははは・・・またまたご冗だ・・・
( ゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシ
 
(;゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシゴシ

Σ(||゚Д゚)

医療行政や司法行政より、もっと上位の部分がグダグダなこの国は一体どうなる事やら、、、、

次期政権にも余り期待できないようですね。法務大臣、厚生労働大臣も自分のクビの方が気になってるでしょうし。

>法相も変わってしまったら発言はどうなるのでしょう。

 この手の発言は、公務員が公式非公式の他省庁間合議(あいぎ)を踏まえた上で、事務方が起案作成し、後任大臣を事実上拘束します。法的安定性と答弁の連続性・整合性(論理的整合性・政策整合性・方針連続性)が役人の命だからです。
 機関車がデゴイチからトーマスに替わっても
♪♪線路は続く〜よ〜 ど〜こまでも〜♪♪
■■ちょっと待て、答弁は急に変わらない■■

インスパイア元:某自治体「<私家版>クビ長答弁作成の手引き」より

 法相はスポークスマンですから。

>次期政権にも余り期待できないようですね。法務大臣、厚生労働大臣も自分のクビの方が気になってるでしょうし。

どうせ、総選挙まで日がないし、臨時国会も控えているので、ほとんど陣容は触らないんじゃないですかね。時間もないので引き継ぎだのやってる間はないし、政局は置いておいても、当面急ぐ法案や来年の予算を暫定的にもやらなきゃならないし。

せいぜい、麻生色というか、ニュースバリューのある人事を二、三程度じゃないでしょうか。

保岡大臣は、就任間なしで特にエラーもないですし、特段今法相を触る必要もないので、代わらないんじゃないかな。インパクトのあるニューフェイスを入れても、元々業務が地味ですからね法相って。

>検察を信頼することは今の時点では難しいですが検察や裁判所の考え方、基にある法律や法理を知ることで、過度に萎縮することなく医療の場に立てるだろうと考えています。

 検察を信頼することまではできなくても、検察や裁判所の考え方、基にある法律や法理を知ってもらうことで、過度に萎縮することなく医療の場で持てる能力を発揮してもらいたい、というのが、このブログにおける司法側の投稿者の共通する気持ちであろうと思います。

 一番大事なところをご理解いただいてうれしく思います。

No.101 モトケンさん

検察や裁判所の考え方、基にある法律や法理を知ってもらうことで、過度に萎縮することなく医療の場で持てる能力を発揮してもらいたい

ここで混乱するんですが,No.32では

私は、医療側が思っているほどに、100%無罪の事件とは思ってないんですけど。

ということだったんですけど,大野事件の公判の記録(いわゆる傍聴記など)を見ると,素人目には100%無罪としか考えられませんでした。有罪の理由が作れないと思いました。今にして考えると,法律や法理を知るということは,大野事件では無罪だろうという推定を立てられることなのだろうと思ったんですが,

法律家が見て,大野事件が100%無罪だとは思わなかったその理由は,私がよく吠えているような,「素人から見ると,法的判断がおかしいと考えられる判決」(以下の拙ホームページで,不当判決度Aとしているような判決。民事ですけど)が,ままあるからということなのでしょうか。
http://www.orcaland.gr.jp/kaleido/iryosaiban/
もしこれらがままあるし,しかもそれは法的にも失当とは言えないということであれば,大野事件が100%無罪だとは思わない,というのも頷けます。

しかしそうなると,素人からみれば不当判決度Aの判決などは,法律や法理に叶った判決だとは考えられないのですから,最初に引用させてもらった「検察や裁判所の考え方、基にある法律や法理を知ってもらうことで、過度に萎縮することなく医療の場で持てる能力を発揮してもらいたい」という文言が,全く心に響かなくなります。

むしろ医療の不確実性と同様に否定できない「司法の不確実性」を受け入れろ,ということだけのように感じます。もし「司法の不確実性」を公然と主張するのであれば,同様に公然の事実である「医療の不確実性」についても,よくよく理解して受け入れてもらう必要があると思います。

となると,事故調をいま拙速に成立させてそこに丸投げしてしまうよりも,引き続き現状維持(紛争は訴訟で対処)をして,法律家の医療に対する判断を変化させていくことが望ましいと思いました。

 ご指摘のように医療に不確実性があるのと同様に、司法にも不確実性があるのです。
 その一つに、裁判官による判断のぶれというのがあります。
 それを織り込むと、判決前の時点で100%というのは口にできません。

 しかし、判決が出た後は状況が一変します。
 民事の場合は、原告代理人の感覚はかなりばらつきがあると思いますが、刑事の原告は、常に検察官です。
 つまり検察上層部の考えによって、末端の検察官の感覚はかなり統一されます。
 つまり、判決が一つ出ることにより、そしてその判決を検察が尊重することにより、その判決がカバーする限度で、司法の不確実性は確実に減少します。
 私としては、そのようなことを説明することによって、医療が過度に萎縮することを防ぎたいと思っているのです。
 舌足らずだなと思いますが、とりあえずのレスです。

 独り言ですが、裁判官の判断のブレで思い出したことがあります・・・・。
 弁護士先生たちに評判の悪い裁判官、検事さんら(検察庁)に評判の悪い裁判官、行政の法務担当に極めて評判の悪い裁判官……は必ずしも一致しません(当然かも)。
 しかし、皆が一致して評判の悪い裁判官は、ブレが大杉鴨しれません。一説によると、そういう大杉鴨裁判官は高裁裁判官にも評判の悪い地裁・簡裁の裁判官だとの情報もあります。
 おそらく、そういう全方位ボロカス裁判官は、再任拒否されて辞職するんだろうな〜。あくまで独り言で、特定の裁判官を指して言ってません。「ハスカップのしゃべり過ぎ」と笑ってくださいませ。m(_ _)m

P R

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