続・医療過誤における「刑事免責」問題について小倉弁護士のご意見に賛成します。(後編)
OguraHideoOguraHideo 2008/08/07 01:35
神田橋先生には申し訳ないのですが、自分たち医師達から見て無実だと思われる事案について起訴がなされた例が1件あるだけで当該刑罰法規に関して医師を免責せよ、さもなくば逃散だ、そうなれば困るのはお前らであって、俺たち医師は何にも困らないという一種の脅しが公然と行われる昨今、この脅しに屈した場合に、医療行為の過程で医師が女性の胸等に触ったにせよ、医師達から見て通常の医療行為の一環であり無実だと思われる事案について起訴がなされた例が1件生じた場合に、当該刑罰法規に関して医師を免責せよ、さもなくば逃散だ、そうなれば困るのはお前らであって、俺たち医師は何にも困らないという一種の脅しが公然と行われることはあり得ないと言うことは、何をもって信じたらよいのでしょうか。
「俺たちの要求を丸呑みしなければ逃散だ。そうなれば困るのはお前らであって、俺たち医師は何にも困らない」という一種の脅しは、要求事項が倫理的に正しいことを必要としていないように思います。
OguraHideo 2008/08/07 09:14
「労働環境の改善」のための要求が「うっかりミスで患者を死に至らしめたくらいで文句を言うな」だと、そりゃ、批判を浴びるでしょうね。重労働で知られるトラック運転手や高速バスの運転手が組合を作って「我々は過酷な労働条件を強いられている。従って、我々が、居眠り運転をしたり、注意力が散漫になったりして事故を起こし、同乗者を含む第三者を死に至らしめたとしても、刑事責任を負わせるべきでないし、損害賠償に代わる無過失補償金を国が遺族に支払うことにせよ」と要求すれば、トラック運転手等に同情的だった人たちも、批判に回ると思いますが。
OguraHideo 2008/08/07 10:06
上記の通りですので、神田橋先生には申し訳ないのですが、「性犯罪に関しても免責せよという医者はいません」と言われても、「果たしていつまでそうかな?」といわざるを得ない状況下と思います。
まあ、矢部先生のブログの常連である一部の医師が、医師全体の評価を引き下げるような言動を繰り返しているだけであって、普通の医師はあんなふうではない、というご主旨であれば、概ねそうだろうとは思うのですが。
OguraHideo 2008/08/07 12:04
現在の長距離トラックによる物流体制を廃止し,貨物列車や航空機,船舶等による物流体制に切り替えるのは,それはそれで大変だと思いますが。
OguraHideo 2008/08/07 12:15
現行法上では刑罰が課されうる行為であるということ,医療現場において医師により犯されることがある行為であること,「正当な医療行為」との境界線が必ずしも明瞭ではないこと等において共通点があります。
OguraHideo 2008/08/08 02:29
一般的には、公道での自動車の運転って、医療行為と同様に、許された危険の法理が要求される例と理解されているので、共通点は多いのですけどね。それに
自動車を安全に運転するには、さまざまな偶然に対処しないといけないし、ちょっとしたミスが文字通り「命取り」に繋がるのですけどね。
OguraHideo 2008/08/08 08:37
自動車という機械自体は通常マニュアル通り動作しますが、それは医療機器も一緒です。
しかし、交通事故を起こす契機となるアクシデントは不意にやってきます。それは、運転手の咄嗟の判断無くしては回避できません。そういう意味で「通常のマニュアルどおり運転していれば死傷結果と遭遇しない」わけではありません。
OguraHideo 2008/08/08 08:43
「その医師、その看護士でなければ代替がきかない」というのはきわめて希有な例ですし、単に「医師の代替となる医師を捜すのが大変だ」という話でしたら、今後は医師会の「医師過剰論」など一切配慮せずに医学部の定員を増加させて医師の過剰供給を目指すことで至る所に医師が余っている状況を作り出すしかありません(それしかいないのだから、クイズダービーの篠沢教授並みの正解率でも責任を追及するなといわれても、首を縦に振るわけには行かないですし。)。
OguraHideo 2008/08/08 11:20
「少なくとも現状に於いて勤務医や看護師はトラック運転手よりも専門性が高く容易に代替が利く状況にはありません」というときの「勤務医」が,職業集団としての「勤務医」という意味でもなく,職業集団の一員である個々の「勤務医」という意味でもないとすると,あとはどういう意味に捉えましょうか。
業としてトラックを運転するには特殊な免許が必要であって誰がやっても良いという話ではないですし,医師免許を持っている人間が需要に比して少ないのは,医師の専門性が高いからというより,医師の数が過剰になり競争が激化して処遇が悪化することをおそれた医師たちが医師出身の国会議員を介して執拗に医学部の定員の削減を要求しこれが功を奏した結果に過ぎないわけですし。
OguraHideo 2008/08/08 13:23
医療行為におけるミスと,クイズダービーにおける誤答とを比較される方がおられたので,そんなことをいわれても肯定できないと申し上げただけのことです。
OguraHideo 2008/08/08 19:10
結局,医師不足が問題だといいつつ,医師を増やしてもらいたくはないのですか。
OguraHideo 2008/08/09 10:03
医師に応召義務があるままでも、医師が過剰供給となれば、そこに市場競争が生ずることは明らかだし、実際、供給過剰で厳しい競争に晒されているサービスにおいて恣意的なサービス拒否が禁止されている例は存在しています(cf.旅館業法5条)。また、市場で自由競争に参加できるような『使える医師』の数が増やすためには、削減された医学部の定員を元に戻し、さらに増やしていく必要があります。現在、授業料はそれほど高くないがとても偏差値が高い国立系と、それほど偏差値は高くないがとても授業料が高い私学系(と、偏差値も授業料も高い一部名門私立系)がありますが、通常の私学系医学部程度の偏差値でも医師として十分にやっていく能力があるのであれば、国立系医学部の定員を増加させることにより、医学教育に耐える学生をより多く集めることが可能ですね。
といいますか、医療不足による問題は医師の増員により解決するのが筋であって、医師の刑事免責による患者の安全に配慮した作業を省略することによる効率化を許容することにより解決するというのは、いわば邪道ですね。
OguraHideo 2008/08/09 14:48
刑事免責により医師不足が解消するには、刑事免責が医師の事務を軽減することに繋がらないといけません。刑事免責により軽減される医師の事務って、患者の安全性を高めるために行う事務ではないのですか?医療系の方々は、医師の絶対数が少ないと言っているのですか、都会の、楽で稼げる分野に偏在しているのが問題だと言っているのですか?
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