相手方の主張を自分の都合のよいようにしか考えない弁護士は依頼者の利益にならない。

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 それは単なる自己満足であり、裁判官に対する説得力を持ち得ないからです。
 そして、普段からそのような思考パターンに慣れ親しんでいると、準備書面でもそのような主張をする蓋然性が高くなると思われます。

 ところで、東京平河法律事務所に所属されている小倉秀夫弁護士の「創価大学法科大学院では「10数時間程度なら起訴後の取調べも無問題」と教えているのでしょうか。」についでです。

 まずタイトルについてですが、私は、検察は起訴後の取り調べをするはずがないと言っています。
 これは、起訴後の取り調べには問題があるという理解が前提です。
 小倉弁護士には、法律家同士の当然の前提が通じないようです。

 以下、本文についてですが

 「任意性に疑問が生じるような無理な取り調べを受け」なければ被疑者は虚偽自白に転ずることはない,との前提に立って空想を巡らされても,何だかなあという気がします。

 小倉弁護士は、任意性に疑問が生じるような無理な取り調べがないのに被疑者が虚偽自白をするという場面が想像できないようです。
 そんなものはいくらでもあります。
 それに、任意性に疑問が生じるような無理な取り調べがないのに被疑者が虚偽自白をした場合というのは、つまり被疑者が任意に虚偽自白をしたということですから、その責任を取調官に問われても何だかなあという気がします。

 ちなみに、私は、起訴後に被告人の要望によって取り調べをしたことがあります。
 その後の裁判で問題になったという話は聞いていません。

虚偽自白のメカニズムについては,浜田寿美男先生の「自白の研究」くらいは踏まえておいて欲しいものです。

 具体論に対して一般論以前の文献紹介で対応されても答えようがないですね。

矢部教授の目にはこの二つは同じに見えるようですが,法律的にはこの2つは同じではありません。

 はあ? 法律的に同じではない? たしかにそうですけど(^^;
 つまり、小倉秀夫弁護士は、マスコミに法律家並みの厳密性を求められるわけですね。
 私はそこまでは求めません。

まあ,同じ「元検事」といっても,東京地検特捜部でばりばりに働いていた郷原先生のような方と,「筋書き・自白ありきの強引な捜査、高圧的な取り調べ、証拠を積み重ねる緻密な捜査の欠如」とも評される山形マット死事件を担当された矢部教授との差かもしれません。 (ウェブ魚拓

 [要出典]という注記が二カ所もあるウィキペディアの事件の解説に基づく誹謗中傷ですか。

 この事件は、ウィキペディアの事件の概要に記載されているように、保護処分を受けた少年たちの抗告に対して仙台高裁は抗告を棄却しました。
 のみならず、この棄却決定において、仙台高裁は不処分につき抗告をしていなかった少年たちの関与も認める異例の内容になっています。
 そして、少年たちの最高裁への再抗告も棄却され、確定しています。
 民事訴訟も同様の経過をたどって7人の元生徒全員の責任が認められています。

 つまり、少年たちの自白の任意性と信用性が高裁、最高裁で認められています。
 小倉弁護士の論理では、一審無罪、控訴審及び上告審有罪の事件は冤罪だと言うのでしょうか?
 また、小倉弁護士は、一審有罪、控訴審及び上告審無罪の事件は有罪だと言い張るのでしょうか?
 小倉弁護士は、三審制を否定するのでしょうか?

この時期にさらに10数時間同じような取り調べを繰り返されたら被疑者が受ける精神的なダメージは大きいことは想像に難くありません

 これは、小倉弁護士の想像ですね。
 大久保被告人の弁護団はすでに否定していますから。
 そこで、想像ということで検討しますが、「同じような取り調べを繰り返されたら」というのはどういう取り調べのことを言っているでしょうか?
 起訴前までは被疑者が否認していたというのが前提ですから、結局、二〇日以上かけても自白させられない程度の取り調べということになると思います。
 具体的にはいろいろな状況が考えられますが、いずれにしても最大級の弁護を受けて起訴日まで否認していた被告人が起訴の翌日の取り調べで自白する蓋然性は低いのではないかな、というのが私の想像です。
 つまり想像対想像の話です。

(だから,「起訴後の取り調べといっても,10数時間程度なら問題なし!」みたいな話は,おそらく創価大学の法科大学院以外では教わることはないでしょうし,創価大学の法科大学院でも,山下先生の授業をとるとそのように教わることはないでしょう。)。

 冒頭で触れましたが
 私は、起訴後の取り調べによる(虚偽)自白(必ずしも虚偽とは限らない)の蓋然性について述べてきたのであって、起訴後の取り調べに何の問題もないと言ったことはありません。問題があり得ることを前提にしています。
 小倉弁護士の論理能力では、事実問題としての自白の蓋然性と法律論としての取り調べの問題性の区別がつかないのでしょうか?

(自公連立政権は,取調べへの弁護人の立ち会いを認めるなどの,国策捜査を困難とする刑事訴訟法の改正には消極的なのです。)。

 最後はお約束の印象操作で締めくくりですね。


追記(はてブコメント)

OguraHideo 矢部弁護士は,準備書面等でもこのようなやり方をしているということなのでしょうか。

 このブログは、小倉弁護士の文章に対応した書き方をしています。
 他のブログでは、別の対応をしています。
 私の相手方代理人が、la_causette の小倉弁護士と同じような誤読と曲解と当て擦りと名誉毀損的な主張をする弁護士であれば、このブログのような対応をするかも知れませんが、たぶん法廷では自重した上で、求釈明をすることになるだろうと思います。

矢部弁護士の本業での実績って全然聞こえてこないので何とも言えないのですが。

 そうでしょうね。今の本業は教員ですから。
 小倉弁護士の刑事事件での実績というのも全然聞こえてきませんので、小倉弁護士が本当に教科書的な理解しかしていないのかどうか何とも言えませんが。

 補足しますと、私のこのブログでの物言いは小倉弁護士相手限定ですが、小倉弁護士の物言いは私相手だけじゃないですね。ネットで見る限り、誰に対しても同じパターンのようです。

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コメント(8)

 ここまでくると、小倉弁護士は、事実関係の裏付けなし(あるわけがないですw)でモトケン先生の名誉を不当な印象操作で毀損している、と評価できると思います。
 不当な印象操作でモトケン先生のブログ運営や教授職の業務を損ねる(危険性で足りるとするのが確定判例)点は、偽計業務妨害?かどうかの判断は留保しておきましょう(笑。

つまり、小倉秀夫弁護士は、マスコミに法律家並みの厳密性を求められるわけですね。

 求めるのは小倉弁護士の勝手ですが、現実のマスコミが彼の理想を体現していると思い込むのは一種の妄想です。
 理想は理想として、実際に記事を読む時はマスコミのいい加減さを意識して読むべきでしょう。

 そして、「法律家並みの厳密性」を持ったマスコミが「25日まで」と書いたのならそのとおりに受け取るべきです。
 勝手に「25日に」と読み替えてはいけません。(笑)

結局のところ、小倉弁護士は自分の都合のいいように記事を曲解しているだけということがわかりました。

>小倉弁護士の刑事事件での実績というのも全然聞こえてきませんので

 その変わりネットでの評判は、膨大で約9万件弱のサイトビューです。
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GGIH_jaJP218JP218&q=%e5%b0%8f%e5%80%89%e7%a7%80%e5%a4%ab
>他のキーワード: 小倉秀夫 弁護士 小倉秀夫 炎上 小倉秀夫 2ch 小倉秀夫 藁人形 小倉秀夫 JSF

 小倉先生を評した著名なサイトは次のものがありました。

倫理研第7回:目次 - ised議事録 - ised@glocom
ttp://ised-glocom.g.hatena.ne.jp/ised/20051210
音極道茶室: ised@GLOCOM倫理研第7回を刮目して見よ!
ttp://www.virtual-pop.com/tearoom/archives/000119.html
音極道茶室: ised倫理研第7回議事録を読み解く(前編)
ttp://www.virtual-pop.com/tearoom/archives/000146.html
音極道茶室: 小倉弁護士提唱の共通ID論争はなぜ混迷するのか
ttp://www.virtual-pop.com/tearoom/archives/000147.html
Beyond VS. 小倉秀夫氏 まとめ
http://pmakino.jp/tdiary/20070820.html#p01
Matimulog:「墨香オンライン」エントリーコメント欄の議論を徹底解説する
http://www.virtual-pop.com/tearoom/archives/000107.html
墨香オンラインについての二人の弁護士の見方
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2005/10/post_a821.html
小倉弁護士、切込隊長に喧嘩を売って火達磨になる
http://blackshadow.seesaa.net/article/1884000.html
小倉弁護士vs更紗氏 激動の34時間を検証する
http://www.virtual-pop.com/tearoom/archives/000067.html
“IT弁護士”小倉秀夫氏のダブルスタンダード
http://plaza.rakuten.co.jp/obiekt/diary/200502260000/
のまねこ問題で町村教授の指摘「小倉秀夫弁護士、ひろゆき氏を名誉毀損」
http://obiekt.seesaa.net/article/8390662.html
「悪魔の証明」を求める弁護士
http://www.virtual-pop.com/tearoom/archives/000027.html
スルー力が無さすぎます。
http://zakmustang.blog26.fc2.com/blog-entry-2294.html
小倉さん、論理の飛躍は計画的に
http://blog.goo.ne.jp/matsuoka_miki/e/47820c13866a6382dbb4ea4fc8f58bf6
気になったネタのメモ、自分版「事の顛末」
http://www.yk.rim.or.jp/~shikap/dmaker/dviewer.cgi?200506181704
ある「IT弁護士」の顛末 週刊オブイェクト
http://obiekt.seesaa.net/article/4227680.html
小倉先生ヲチまとめ
http://planet-d.hp.infoseek.co.jp/matome/2005/ogura.html
小倉秀夫弁護士の詐欺的な論理 - 池田信夫 blogのはてブ
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/427d62ac93adbe7dcb2e04deca3884c0

一応、モトケンブログの読者には、所属と氏名と連絡先をモトケン先生に明らかにしている現役の刑事もいるんですが…と、こっそりアピールしておいた方がいいのかしら。

 それは痛し痒しかも知れません。
 捜査機関が紛れ込んだブログ、などと誤読曲解をなさる方が現れないとも限りません。名も無き一介の「自称公務員」に過ぎない私の身元をすっぱ抜こうとした方(実は大外れw)が、場外乱闘板で現れたこともあることですし(苦笑。
 それに、言論の自由の自由市場と自然選択が、いずれは歴史の審判を下すと思いますので。その意味でネットでも、上記URLリストのとおり、多数の消費者の名も無き良心の声は賢いですから。

確かに先輩のおっしゃるとおりですね。
これは出過ぎた真似をしてしまいました。
というわけで、モトケン先生大変失礼しました。
もし宜しければ、私の上記の投稿については削除していただければ幸いです。

しかし、自分が信奉するものを守りたいがために、都合の悪い発言をする人物を印象論で誹謗中傷するなんて、少なくとも法曹の肩書を持つ者のやることではありませんね。
まあ自ら汚名を被ってまで、某党首を守る殉教者になりたいと言われるのであればご自由にどうぞということではありますが。

 こういう「属人性議論で誹謗中傷する卑怯者」が(実名と匿名とを問わず)未だにいるから、ネットでは個人情報をさらさない方がいいと、文科省も警察庁も大方のIT技術者も公知するわけですよ。

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